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ダーケストアワー The Darkest Hour (2011)

姿の見えない侵略者から逃れようとする青年グループの生存のための戦いを描く、出演エミール・ハーシュオリヴィア・サールビーマックス・ミンゲラ他共演、監督クリス・ゴラックによるSFスリラー・アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


SF


スタッフ キャスト ■
監督:クリス・ゴラック

製作総指揮:モニー・ウィルズ
製作
ティムール・ベクマンベトフ

トム・ジェイコブソン
原案
レスリー・ボーム

M・T・アーン
ジョン・スペイツ
脚本:ジョン・スペイツ
撮影:スコット・キーヴァン
編集
フェルナンド・ヴィレナ

プリシラ・ネッド・フレンドリー
音楽:タイラー・ベイツ

出演
ショーン:エミール・ハーシュ

ナタリー:オリヴィア・サールビー
ベン:マックス・ミンゲラ
アン:レイチェル・テイラー
スカイラー:ヨエル・キナマン
マトヴェイ:ゴーシャ・クツェンコ
ヴィカ:ヴェロニカ・ヴェルナドスカヤ
セルゲイ:デイト・バクタゼ

アメリカ/ロシア 映画
配給
サミット・エンターテインメント(北米)
20世紀フォックス(世界)
2011年製作 89分
公開
北米:2011年12月25日
日本:2012年12月1日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $21,426,810
世界 $64,626,790


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
アメリカ人のショーン(エミール・ハーシュ)とベン(マックス・ミンゲラ)は、SNSを使ったソフトウェアを売り込むためにモスクワに向かう。

機内の停電で怖い思いをした二人は、無事に現地に到着する。

プレゼンに向かった二人だったが、ビジネス・パートナーのスウェーデン人スカイラーが、彼らのアイデアを既に売り込んでいた。

二人はその場から追い出されてしまい、仕方なく祝勝会を開く予定だったナイトクラブに向かう。

スカイラーがその場にいることを知ったショーンは、彼に嫌味を言う。

アメリカ人のナタリー(オリヴィア・サールビー)と、友人でオーストラリア人のアン(レイチェル・テイラー)に声をかけた二人は、ネット上でお互いの情報を見ていたため意気投合する。
...全てを見る(結末あり)

ところが、店が停電した直後に各は外に出され、ショーンらは、上空のオーロラのようなものを見て驚く。

その後、光る浮遊物が地上に降下し、その場にいた警官を襲い消滅させる。

人々はパニックに陥りその場を逃れるが、次々と襲われて消滅する。

ショーンらはクラブに戻り、何んとかある部屋に避難して一人を救出する。

しかし、その男性は死亡し、恋人を見捨ててしまったスカイラーも現れ、5人は待機するしかなかった。

その場で三日間過ごした5人は、外が静かになっていることを確認して脱出する。

水や食料を確保した5人は、人影のない街に出てアメリカ大使館に向かう。

途中、赤の広場でパトカーを見つけたショーンとベンは、トランクを開けて地図などを手に入れる。

しかし、現れた吠えている犬が消滅し、見えない相手が襲ってくることに気づき、二人はパトカーの下に隠れて難を逃れる。

モールに旅客機が墜落していたため、行く手を阻まれた5人は、ショーンが、相手が通った時にパトカーの赤色灯が光ったことを思い出す。

昼間の方が危険だと気づいた5人は、電球を手に入れて警告灯として使い、夜に移動しようと考える。

身を潜めて出発の準備をしていたショーンとナタリーは、照明が点灯したため物体が近づくことに気づく。

ショーンはナタリーを助けようとして、物体が生体電磁波を感知することを知る。

二人は、ガラスが電磁波を吸収したために見つからずに助かる。

大使館に着いた5人は、銃を手に入れたスカイラーを階下に残して、壊滅状態の内部を調べる。

ショーンらは、モスクワだけでなく、世界各都市も侵略者の襲撃を受けたことを交信記録で知る。

会場から市内を見回したショーンらは、侵略者が地下に向かっていることを知り、スカイラーが外に出ていることにも気づく。

ロシア語が話せるスカイラーを救うために、ショーンとベンは彼の元に向かう。

スカイラーの近くに侵略者がいることに気づいたナタリーは、それを知らせようとしてアンと共に建物を離れようとする。

スカイラーはショーンとベンを逃がして、侵略者に抵抗するが、襲われて消滅する。

離れた建物の明かりを見つけた4人は、大使館にあった無線機を持ってその場に向かう。

4人は、その場にいた、両親を亡くしたヴィカ(ヴェロニカ・ヴェルナドスカヤ)に迎えられ、セルゲイ(デイト・バクタゼ)を紹介される。

部屋に招かれた4人は、その場が”ファラデー・ケージ”だと説明されて、それが電磁波を遮断するということだった。

ショーンは、ヴィカにメッセージを聴かせ、ロシア海軍の”原子力潜水艦K-152ネルパ”がモスクワ川にいて、明朝6時に出航することが分かる。

セルゲイは、原潜が海中の”ファラデー・ケージ”であることを指摘し、各国の潜水艦も到着していることを知る。

ナタリーとアンは、ヴィカと共に出発の準備を始めるが、侵略者が近づいたことに気づく。

ヴィカはケージに戻らずなかったが、アンがショーンらの元に向かってしまう。

ナタリーはそれを追い部屋に戻り、セルゲイが襲ってきた敵に電磁波砲で対抗するものの消滅させられる。

アンも逃げ遅れて消滅し、ナタリーはショックを受けながらショーンに助けられて外に出る。

ヴィカと合流した三人は、抵抗するマトヴェイ(ゴーシャ・クツェンコ)らが侵略者を倒すのを目撃する。

ショーンは、侵略者だ透明シールドを破られ、破壊された殻の破片を拾う。

抵抗組織のアジトに向かったショーンは、潜水艦の場所に行き、合流して反撃を考えることが自分の使命だと言って出発する。

マトヴェイは、仕方なくショーンらに付き添い地下鉄に向かう。

しかし、侵略者が現れ、ヴィカを救おうとしたベンが捕えられて消滅させられる。

夜が明けて川に向かった一行は、船に乗り込み移動を始め、ナタリーは、ショックを受けるヴィカとショーンを慰める。

船は座礁してしまい、外に出たショーンらは、侵略者の目的が、銅やニッケルなど電気を通す金属だと知る。

川淵のビルが崩壊した勢いで、水中に投げ出されたショーンは、ナタリーを見つけられないまま潜水艦に向かう。

照明弾を確認したショーンは、出航を待ってもらい、電磁波砲を調整してナタリーの救出に向かう。

照明弾とナタリーの荷物を見つけたショーンは、電磁波砲の不調に気づくが敵が迫る。

間一髪、電磁波砲で敵を倒したショーンは、路面バスの中にナタリーがいることに気づく。

敵が多過ぎると判断したショーンらだったが、給水車の水を使い連鎖で一度に倒す方法を考える。

水の前で侵略者は止まってしまうが、現れたヴィカが火炎瓶を投げて援護して敵を倒す。

ナタリーを見つけたショーンだったが、侵略者に襲われ、電磁波砲も最初の銃撃でバッテリーがなくなる。

ショーンは、咄嗟の判断で、侵略者の殻を投げて敵を倒す。

潜水艦に戻ったショーンは、敵の撃退方法を知り祖国を守るというマトヴェイに別れを告げる。

携帯電話が通じたナタリーは、母親が無事だということをメールで知り喜ぶ。

ショーンとナタリーは、困難を乗り越え生き延びたことなどを考えながら、お互いが惹かれ合っていることに気づく。

その後ショーンとナタリーは、人類が抵抗して侵略者を倒していることを知る。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
モスクワ
SNSを利用したソフトウェアの売り込みのため、現地入りしたアメリカ人ショーンとベンだったが、ビジネス・パートナーのスカイラーにそのアイデアを奪われてしまう。
その夜、気落ちしてナイトクラブに向かったショーンとベンは、その場にスカイラーがいることを知る。
アメリカ人のナタリーと友人でオーストラリア人のアンと意気投合したショーンとベンだったが、突然の停電で店の外に出る。
その後出現した、夜空から降下する浮遊物体は、人々を襲い始めて消滅させる。
目に見えない物体は攻撃を続け、建物に戻ったショーンらは、ある部屋に数日間身を潜める。
そした、外部が静かになったことを確認したショーンらは、アメリカ大使館に向かうことを考えるのだが・・・。
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よくありがちな、侵略者(エイリアン)の襲撃から逃れようとする、若者達の戦いを描いた単純な作品。

それほどの恐怖、緊迫感もなく淡々と進む展開、人類は戦いに勝利し始めた・・・と締めくくられる呆気ない結末、どう見ても”B級”程度の内容だ。

しかし、赤の広場など、モスクワ市全面協力のロケは実に新鮮で、場所的には見慣れてはいるものの、無人で撮影された現地の映像など努力は窺える。

評価はかなり低く、3000万ドルの製作費を北米では回収できず、興行収入は全世界で約6400万に終わった。
北米興行収入 $21,426,810

若手期待の実力派として、深い演技ができるエミール・ハーシュには、役を選んでもらいたいと言いたくなるが熱演はしている。

主人公の友人マックス・ミンゲラ、主人公と共に生き残る女性オリヴィア・サールビー、その友人レイチェル・テイラー、主人公のビジネス・パートナーヨエル・キナマン侵略者に抵抗する組織のリーダー役のゴーシャ・クツェンコ、生存者の少女ヴェロニカ・ヴェルナドスカヤ、電磁波砲を発明するデイト・バクタゼなどが共演している。


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