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ダージリン急行 The Darjeeling Limited (2007)

父の死をきっかけに疎遠だった3兄弟が家族の絆を取り戻す旅を描く、製作、監督、脚本ウェス・アンダーソン、主演オーウェン・ウィルソンエイドリアン・ブロディジェイソン・シュワルツマンアンジェリカ・ヒューストンナタリー・ポートマンビル・マーレイ他共演のロードムービー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督:ウェス・アンダーソン
製作
ウェス・アンダーソン
ロマン・コッポラ
リディア・ディーン・ピルチャー

スコット・ルーディン
脚本
ウェス・アンダーソン
ロマン・コッポラ
ジェイソン・シュワルツマン
撮影:ロバート・D・イェーマン
編集:アンドリュー・ワイスブラム

音楽:ジム・ダンバー

出演
オーウェン・ウィルソン:フランシス・ホイットマン
エイドリアン・ブロディ:ピーター・ホイットマン
ジェイソン・シュワルツマン:ジャック・ホイットマン
アンジェリカ・ヒューストン:パトリシア・ホイットマン
アマラ・カラン:リタ
ワリス・アルワリア:主任客室乗務員
ウォレス・ウォロダースキー:ブレンダン
カミーラ・ラザフォード:アリス
イルファン・カーン:少年の父親
バーベット・シュローダー:メカニック
ナタリー・ポートマン:ジャックの元恋人
ビル・マーレイ:ビジネスマン

アメリカ 映画
配給 フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
2007年製作 91分
公開
北米:2007年9月29日
日本:2008年3月8日
製作費 $17,500,000
北米興行収入 $11,902,715
世界 $35,076,923


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
インド
アメリカ人のビジネスマン(ビル・マーレイ)は、”ダージリン急行”に乗り遅れる。

ホイットマン3兄弟の次男ピーター(エイドリアン・ブロディ)は、ホームを走り列車に飛び乗る。

用意されていた個室に入ったピーターは、眠っていた三男ジャック(ジェイソン・シュワルツマン)に声をかける。

そこに、顔に包帯を巻いた長男フランシス(オーウェン・ウィルソン)が現れる。

1年前の父親の死をきっかけに絶縁状態だった3人は、フランシスの提案で旅をして、再び兄弟の結束を取り戻そうとする。

フランシスはバイク事故で重傷を負い、まだ傷が癒えない状態で、遺産を独り占めしたと思われているピーターは、妊娠7ヵ月半の妻アリス(カミーラ・ラザフォード)と仲が悪く、ジャックは家族を題材に小説を書き、恋人(ナタリー・ポートマン)とは別れていた。
...全てを見る(結末あり)

3人は互いを警戒しながら、フランシスのアシスタント、ブレンダン(ウォレス・ウォロダースキー)の組んだ予定表に従い旅をすることになる。

客室乗務員のリタ(アマラ・カラン)に目を付けたジャックは、彼女をトイレに誘い愛し合ってしまう。

翌日の予定表を見せたフランシスは、世界で最も霊的な寺”千牛寺”に向かうことをピーターとジャックに伝える。

千牛寺でお参りした3人は、買い物などをして列車に戻る。

ジャックは、お茶を持ってきたリタが下車することを知る。

その後、ピーターが町で買ってきた毒蛇が逃げ出してしまい騒動になる。

主任客室乗務員(ワリス・アルワリア)が蛇を捕らえ、3人は次の駅で降りるよう指示されて個室から出ないようにと指示される。

その後、列車は迷子になってしまい立ち往生する。

ブレンダンから、自分達が行方不明になったと言われたフランシスは、ピーターとジャックと共に丘の上で瞑想する。

その場でフランシスは、探偵の調査により、母親パトリシア(アンジェリカ・ヒューストン)がヒマラヤで尼僧になったことを弟達に知らせ、6日後に修道院を訪ねることを伝える。

父親の遺品を一人で使っていることをフランシスに非難されたピーターは、彼に襲いかかり2人は喧嘩になる。

ジャックが二人にペッパー・スプレーをかけたたために騒ぎになり、3人は列車から降ろされてしまう。

ブレンダンを侮辱して傷つけてしまったフランシスは、彼に見捨てられる。

ジャックは、なぜ妙な行動をするのかと聞きながら涙するリタに別れを告げる。

3人は、自分達を軽蔑する主任客室乗務員と走り去る列車に石を投げつける。

ホームに取り残されたフランシスは、ブレンダンから渡されたパトリシアからの手紙を読む。

会うことが出来ないという内容だったのだが、3人はそれが信じられない。

ピーターから謝罪されたフランシスは、帰国しようと考えながら野営する。

翌日、荷物を運びながら徒歩で移動する3人は、渡し筏から落ちた少年達助けようとするが、一人が命を落とす。

村に向かった3人は、亡くなった少年の父親(イルファン・カーン)に息子を渡す。

村人に親切にされた3人は、その後、バスに乗り旅立とうとする。

助けられた少年がバスに現れ、3人は亡くなった少年の葬儀に招待される。

3人は、父親の葬儀の日、車を預けていたメカニック(バーベット・シュローダー)の元を訪れ、遺品のバッグを見つけたことなどを思い出しながら、火葬される少年に祈りを捧げる。

翌日3人は、少年の父親や人々に感謝されながら村を去り、空港へと向かう。

しかし3人は、飛行機に搭乗する寸前に引き返し、ヒマラヤのパトリシアの元に向かう。

3兄弟はパトリシアとの再会を喜び、ピーターは息子が生まれることを話す。

3人は、父親の葬儀に出席しなかった理由をパトリシアに問う。

死は自然の摂理だとしか答えないパトリシアは、言葉を使わない、自由な表現をすることを息子達に提案してそれを試す。

翌朝、パトリシアが姿を消したことを知った3人は、岩山に登り瞑想する。

修道院を離れ駅に着いた3人は、出発した列車を追う。

3人は荷物を捨てて列車に飛び乗り、フランシスからパスポートを渡されたピーターとジャックは、預けておくと伝える。

そして、心が通じ合った3人は旅を続ける。


解説 評価 感想
1年前の父親の死をきっかけに絶縁状態だったホイットマン3兄弟、長男フランシス、次男ピーター、三男ジャックらは、インドの”ダージリン急行”で旅をして、兄弟の絆を取り戻そうとする。
フランシスは、バイクの事故の傷から回復したばかりで、遺産を独り占めしたと思われているピーターは、妊娠中の妻アリスと仲が悪く、そしてジャックは、家族を題材に小説を書いていた。
3人は、お互いを警戒しながら旅を続けるのだが、列車内などで騒動を起こしてしまう・・・。
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一風変わった趣向を凝らすウェス・アンダーソン独特の作風に、親友である彼の作品の常連オーウェン・ウィルソンら、大物スターが顔を揃える奇想天外なコメディ。

注目のウェス・アンダーソン作品であり豪華キャストにも拘らず、なぜか全米拡大公開はされなかったために(最高で上映285館)、興行的には振るわなかった作品。

本作には、プロローグとなる「ホテル・シュヴァリエ」という13分の短編映画があり、ジェイソン・シュワルツマンナタリー・ポートマンが出演している。
本作で二人は、別れた恋人同士という設定で、同じ場面には登場しない。

ウェス・アンダーソンの親友でもある作品の常連で、3兄弟の長男を愉快に演ずるオーウェン・ウィルソン、皮肉屋で陰気、暗いイメージの次男エイドリアン・ブロディ、表情に豊かさがないところが可笑しいまた可笑しい三男のジェイソン・シュワルツマン、3人の母親で尼僧のアンジェリカ・ヒューストン、客室乗務員のアマラ・カランと主任のワリス・アルワリア、フランシス(ウィルソン)の助手役のウォレス・ウォロダースキー、ピーター(ブロディ)の妻役カミーラ・ラザフォード、川で亡くなった少年の父親で、翌年「スラムドッグ$ミリオネア」(2008)に出演するイルファン・カーン、父親の車の修理を依頼したメカニックで映画監督でもあるバーベット・シュローダー、ジャック(シュワルツマン)の恋人で、一瞬顔を出すナタリー・ポートマンと、意味不明なビジネスマン、ビル・マーレイなどが共演している。


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