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軍法会議 The Court-Martial of Billy Mitchell (1955)

アメリカ空軍設立に大きな役割を果たした陸軍航空隊指揮官ウィリアム・ミッチェルの苦悩の日々を描く、監督オットー・プレミンジャー、主演ゲイリー・クーパー、チャールズ・ビックフォード、ラルフ・ベラミー、ロッド・スタイガー、エリザベス・モンゴメリー他共演のドラマ。

■ アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


・ドラマ


■ スタッフ キャスト ■
監督:オットー・プレミンジャー
製作:ミルトン・スパーリング
脚本
ミルトン・スパーリング
エメット・レイヴリー
ダルトン・トランボ(クレジットなし)
マイケル・ウィルソン(クレジットなし)
ベン・ヘクト(クレジットなし)
撮影:サム・リーヴィット
編集:フォルマー・ブラングステッド
音楽:ディミトリ・ティオムキン

出演
ビリー・ミッチェル大佐:ゲイリー・クーパー(空軍設立を提言する陸軍士官)
ジミー・ガスリー少将:チャールズ・ビックフォード(ミッチェルの上官)
フランク・R・リード下院議員:ラルフ・ベラミー(ミッチェルの友人である弁護人)
アレン・W・ガリオン少佐:ロッド・スタイガー(軍法会議の検察側の補佐)
マーガレット・ランズダウン:エリザベス・モンゴメリー(軍法会議で証言するザカリーの妻)
シャーマン・モーランド大佐:フレッド・クラーク(軍法会議の検察官)
ハーバート・ホワイト中佐:ジェームズ・デイリー(ミッチェルの弁護人補佐)
ザカリー・ランズダウン中佐:ジャック・ロード(ミッチェルの友人である海軍士官)
ボブ・エリオット大尉:ピーター・グレイブス(ミッチェルの部下である航空部隊員)
ラス・ピーターズ大尉:ダーレン・マクギャヴィン(ミッチェルの部下である航空部隊員)
ゲイジ提督:ロバート・サイモン(戦艦撃沈実験を視察する提督)
上院議員:チャールズ・ディングル(戦艦撃沈実験を視察する議員)
ダグラス・マッカーサー将軍:デイトン・ラミス(軍法会議の陪審員)
エディ・リッケンバッカー大尉:トム・マッキー(ミッチェル側の商人)
カール・スパーツ少佐:スティーヴン・ロバーツ(ミッチェル側の商人)
ジョン・J・パーシング将軍:ハーバート・ヘイズ(陸軍参謀総長)
ヘンリー・H・アーノルド少佐:ロバート・ブルーベイカー(ミッチェル側の商人)
フィオレロ・ラガーディア:フィル・アーノルド(ミッチェル側の商人)
カルヴィン・クーリッジ大統領:イアン・ウルフ
ウィリアム・S・シムズ提督:ウィル・ライト(ミッチェル側の商人)

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1955年製作 100分
公開
北米:1955年12月31日
日本:1956年6月1日
北米興行収入 $3,000,000


■ アカデミー賞 ■
第28回アカデミー賞
・ノミネート
脚本賞


■ ストーリー ■
1921年、バージニア州沿岸。
陸軍と海軍の司令官が集まり、ある実験が行われる予定だった。
陸軍航空隊のウィリアム“ビリー”ミッチェル准将(ゲイリー・クーパー)が、海軍への説明のために、実験が行われる海上に向かう。
上官であるジミー・ガスリー陸軍少将(チャールズ・ビックフォード)、海軍のウィリアム・S・シムズ提督(ウィル・ライト)、ゲイジ提督(ロバート・サイモン)に迎えられたミッチェルは、知人であるザカリー・ランズダウン少佐(ジャック・ロード)が、実験の間、飛行船で巡回することを知る。
ゲイジは、航空隊の戦力を軽視し、実験の標的として使われる、不沈戦艦と言われた、第一次世界大戦時のドイツの戦艦”オストフリースラント”を撃沈することは不可能だと考える。
それが可能なことを証明しようとするミッチェルは、ガスリーと共に一旦、基地に戻り、爆撃訓練を行う。
航空隊員ボブ・エリオット大尉(ピーター・グレイブス)の機体が故障して不時着し、整備不良を指摘したミッチェルは、部隊のための予算が必要であることをガスリーに訴える。
将来、空の攻撃が主力になると断言するミッチェルは、戦艦を撃沈する実験に向かう。
ミッチェルは、高度5000フィートから1000ポンド以下の爆弾に限定するというガスリーの命令に従ったが、オストフリースラントを撃沈することはできなかった。
基地に戻ったミッチェルは、2000ポンド爆弾の搭載許可をガスリーに求めるものの却下される。
航空隊に将来はないと判断したラス・ピーターズ大尉(ダーレン・マクギャヴィン)やエリオットらは、退役を考えていることをミッチェルに伝える。
ザカリーを訪ねたミッチェルは、彼と妻マーガレット(エリザベス・モンゴメリー)に迎えられ、意見を聞き、ある計画を思いつき部下の元に戻る。
基地に着いたミッチェルは、命令に変更があり、2000ポンド爆弾を搭載することになったと部下らに伝えて、それを疑うピーターズに準備を始めさせる。
翌日、ミッチェルらの飛行部隊は、命令を無視して低空飛行で目標に向かい、オストフリースラントを撃沈する。
陸軍参謀総長のジョン・J・パーシング将軍(ハーバート・ヘイズ)に呼び出されたミッチェルは、その行動を厳しく非難される。
航空隊の指揮官解任と共に大佐に降格されたミッチェルは、テキサスの地上部隊に配属される。
航空機は最強の武器になると信じるミッチェルは、失意の中、陸軍基地”フォート・サム・ヒューストン”に向かうのだが・・・。


■ 解説 評価 感想 ■
“When a public official who is given a job to do sees that the job is not being done, and that the lives of his men are being sacrificed by the criminal negligence of his superiors, it is his duty to speak out, no matter what the cost.”
(使命を与えられた公職者が、その職務が果たされず、上官の犯罪的な怠慢によって部下の命が犠牲にされていると知ったとき、いかなる代償を払おうとも声を上げることこそが彼の義務である。 )

「ローラ殺人事件」(1944)、「疑惑の渦巻」(1949)、「カルメン」(1954)などのオットー・プレミンジャーが監督し、主演はゲイリー・クーパー、チャールズ・ビックフォード、ラルフ・ベラミー、ロッド・スタイガー、エリザベス・モンゴメリー他共演。

アメリカ空軍設立に大きな役割を果たした陸軍航空隊指揮官ウィリアム・ミッチェルが、軍上層部を批判したために行われた、1925年の軍法会議を描くドラマ。

ウィリアム・ミッチェルの考えや予言が現実となっていく中で、後に勃発する第二次大戦でも航空部門は陸軍航空軍
として戦い、実際に空軍が設立されたのは1947年であることを考えると、本作の軍上層部の航空戦力の軽視やミッチェルの苦悩やがよく理解できる。

第28回アカデミー賞では脚本賞にノミネートされた。

主演のゲイリー・クーパーは、航空戦力の重要性を訴え信念を曲げないウィリアム・ミッチェルを熱演している。

主人公の上官であり、軍法会議の裁判官を演ずるチャールズ・ビックフォード、主人公の友人で弁護人を務めるフランク・R・リード下院議員のラルフ・ベラミー、主人公を追及する検察側の補佐アレン・W・ガリオン役ロッド・スタイガー、主人公の友人である海軍士官ザカリー・ランズダウン中佐のジャック・ロード、その妻エリザベス・モンゴメリーなどが共演している。


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