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バレエ・カンパニー The Company (2003)

名門バレエ団で厳しいレッスンに耐えながら夢を追うダンサー達の努力と苦悩を描く、 製作、監督ロバート・アルトマン、製作、原案、主演ネーヴ・キャンベルマルコム・マクダウェルジェームズ・フランコ他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ロバート・アルトマン
製作
ロバート・アルトマン
ジョシュア・アストラカン
ネーヴ・キャンベル
パメラ・コフラー
デヴィッド・レヴィ
製作総指揮
ジェーン・バークレイ
シャロン・ハレル
シュテファン・ヨナス
ハンナ・リーダー
ジョナス・マッコード
ディーター・メイヤー
ローラント・ペレグリーノ
クリスティーン・ヴェイコン
ジョン・ウェルズ
原案
ネーヴ・キャンベル
バーバラ・ターナー
脚本:バーバラ・ターナー
撮影:アンドリュー・ダン
編集:ジェラルディン・ペローニ
音楽:ヴァン・ダイク・パークス

出演
ロレッタ”ライ”ライアン:ネーヴ・キャンベル
アルベルト・アントネッリ:マルコム・マクダウェル
ジョシュ・ウィリアムズ:ジェームズ・フランコ
ハリエット:バーバラ・ロバートソン
スージー:スージー・キューザック
エドアルド:ウィリアム・ディック
マリリン・ライアン:マリリン・ドッズ・フランク
ライアン:ジョン・ローダン
ライの義母:マリアン・メイベリー
ライの義父:ロデリック・ピープルズ
ジャスティンの指導教授:ヤセン・ペヤンコフ

アメリカ 映画
配給 ソニー・ピクチャーズ・クラシックス
2003年製作 112分
公開
北米:2003年12月25日
日本:2004年7月24日
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $2,283,910
世界 $6,401,700


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
シカゴ
ジョフリー・バレエ”の一員としてキャリアを重ねるロレッタ”ライ”ライアン(ネーヴ・キャンベル)は、バレエのパートナーでもある恋人のフランキーが浮気をしたため、相容れない関係になり、その件を芸術監督アルベルト・アントネッリ(マルコム・マクダウェル)に話す。

世界的な振付師ラー・ルボヴィッチの新作のため、ダンサー達はレッスンを始めライは主役を争う。

主役の怪我でチャンスを得たライは、全てを懸けてレッスンにうち込む。

しかし、お行儀良すぎる雰囲気のダンスがアントネッリは気に入らず、厳しく、また励ましながらレッスンを続ける。
...全てを見る(結末あり)

野外劇場での公演当日、”ジョフリー”の素晴らしいステージに酔いしれる観客は、ライとドミンゴのダンスに注目するものの、雨が降ってきてしまう。

アントネッリは、ステージに雨が溜まった場合は中止させるよう指示を出す。

悪条件の中、見事なダンスを披露したライとドミンゴは喝采を受ける。

公演後、両親(マリリン・ドッズ・フランク/ジョン・ローダン)に会ったライは、アントネッリから、雨の効果により劇的な演出となったと絶賛される。

アントネッリは、ライの実父母と義父母(ロデリック・ピープルズ/マリアン・メイベリー)に挨拶する。

その後パーティーが開かれ、フランキーから声をかけられたライは、軽い会話を交わしただけだった。

数日後、振付師ロベールの企画を聞いたアントネッリは、スタッフのハリエット(バーバラ・ロバートソン)に後を任せる。

レストランのシェフ、ジョシュ・ウィリアムズ(ジェームズ・フランコ)は、友人達と食事に来たライが気になる。

次の公演に向けたレッスンが始まり、アントネッリは、作品が訴える、反戦運動に揺れ動く1960年代の雰囲気を出せないダンサー達に、技術ではなく内面を大切にしなければ動けないと伝える。

次の公演も成功させた”ジョフリー”は、一層、評価を高める。

ライは、自分のために作品を作る約束を果たすよう、アントネッリに訴えるべきだと母マリリンから言われる。

一人でバーにいたライは、その場にいたジョシュに話しかけられ、彼と一夜を共にする。

翌朝ライは、ジョシュに朝食を作ってもらう。

ロベールの企画は採用され、ライは、アレグロの稽古に励むようアントネッリから指示される。

厳しいレッスンが続く中、ライはジョシュを心の拠り所にして日々を過ごす。

そんな時、結婚したばかりのスザンヌは、レッスン中にアキレス腱を切ってしまう。

ジョフリー”のクリスマス・パーティーが開かれ、ライは、ジョシュや両親と義父母らと楽しく過ごす。

年が明けて、仕事を終えたジョシュはクラブに向かい、その場にいたライを誘い帰ろうとする。

ライが帰ろうとしないため一人でアパートに向かったジョシュは、彼女を待つ。

アパートに戻ったライは、ソファーに寝ているジョシュに話しかけるものの、彼が起きないために寄り添う。

本番まで1週間となり、ロベールは、踊りこなせないジャスティンを外す。

解雇されたと思い気落ちするジャスティンに、交代させれれただけだと言って励ますハリエットだったが、彼の指導教授(ヤセン・ペヤンコフ)は憤慨し、組合に訴える考えを伝える。

公演当日、”ジョフリー”の見事なダンスに観客は酔いしれる。

しかし、ソロを任されたライは転倒してしまう。

代役に指名されたマイヤは、衣裳を着てステージに上がる。

花を持って駆け付けたジョシュは、腕を痛めてステージの反対側の脇にいるライに気づき手を振る。

幕は下り、ダンサー達はカーテンコールに応える。

ステージを横切ってきたジョシュに思わず笑ってしまったライは、彼がブイヤベースで手を火傷したことを知る。

転んで腕を打っただけなので大丈夫だと、ライはジョシュに伝える。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
シカゴ
名門バレエ団”ジョフリー・バレエ”の一員としてキャリアを重ねるロレッタ”ライ”ライアンは、バレエのパートナーでもある恋人のフランキーが浮気をしたために別れる。
芸術監督アントネッリの指導の下、世界的な振付師ラー・ルボヴィッチの新作のため、ダンサー達はレッスンを始める。
主役の怪我で代役を務めたライは、公演で見事なダンスを披露して喝采を浴びる。
その後もシーズンが続く中、ライは、シェフであるジェスと知り合い、彼を心の拠り所にして、厳しいレッスンに耐える日々を過ごす・・・。
__________

名匠ロバート・アルトマンが、製作を兼ねて監督した晩年の作品で、シカゴの名門バレエ団”ジョフリー・バレエ”を舞台に、過酷で厳しいその世界の内幕を描いた作品。

名門バレエ団”ジョフリー・バレエ”のシーズンを通した内幕を淡々と描く、所属ダンサーも多く出演するドキュメンタリー・タッチで進行する内容で、その芸術性を捉えるロバート・アルトマンの演出手腕が見どころの作品。

かつてバレリーナを目指して”Canada’s National Ballet School”に所属しながら、怪我によりそれを断念して俳優に転向した経緯があるネーヴ・キャンベルが、自らの原案で製作し主演も兼ねた意欲作。

バレエの世界から遠ざかっていたにも拘らず、自らの規格であるため、レッスンを積み見事なパフォーマンスを見せる彼女の熱演は注目だ。

素人目にはプロのダンサーとしか思えない主人公のネーヴ・キャンベル、芸術監督を雰囲気ある演技で貫禄で演ずるマルコム・マクダウェル、主人公と付き合うシェフのジェームズ・フランコ、バレエ団のスタッフ、バーバラ・ロバートソン、スージー・キューザック、ウィリアム・ディック、主人公の両親マリリン・ドッズ・フランクとジョン・ローダン、主人公の義父母マリアン・メイベリーロデリック・ピープルズ、指導教授のヤセン・ペヤンコフなどが共演している。


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