| 1982年に発表された、アリス・ウォーカーの小説”カラーパープル”を基にスティーヴン・スピルバーグが監督した「カラーパープル」(1985)に続く2度目の映画化であり、マーシャ・ノーマンらによる2005年のミュージカル”カラーパープル”の映画化。 離れ離れになった妹に会うことだけを望む黒人女性が力強く生き抜く姿を描く、監督ブリッツ・バザウーレ、主演ファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.、ハリー・ベイリー他共演のミュージカル。 |
・スティーヴン・スピルバーグ / Steven Spielberg 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ブリッツ・バザウーレ
製作
オプラ・ウィンフリー
スティーヴン・スピルバーグ
スコット・サンダーズ
クインシー・ジョーンズ
製作総指揮
アリス・ウォーカー
レベッカ・ウォーカー
クリスティ・マコスコ・クリーガー
カーラ・ガーディニ
マーラ・ジェイコブス
アダム・フェル
コートニー・ヴァレンティ
シーラ・ウォルコット
マイケル・ボイグ
原作
アリス・ウォーカー”カラーパープル”(小説)
マーシャ・ノーマン”カラーパープル”(ミュージカル)
脚本:マーカス・ガードリー
撮影:ダン・ローストセン
編集:ジョン・ポール
音楽:クリス・バワーズ
出演
セリー・ハリス=ジョンソン:ファンテイジア・バリーノ(妹との再会を願う幸薄い女性)
セリー・ハリス=ジョンソン(少女期):フィリシア・パール・ムパシ
ジュグ・エイヴリー:タラジ・P・ヘンソン(セリーと親しくなるブルースシンガーでミスターの愛人)
ソフィア:ダニエル・ブルックス(気が強いハーポの妻)
アルバート“ミスター”ジョンソン:コールマン・ドミンゴ(セリーの夫)
ハーポ・ジョンソン:コーリー・ホーキンズ(ミスターの息子)
メアリー“スクィーク”:H.E.R.(ハーポの恋人)
ネティ・ハリス:ハリー・ベイリー(セリーの妹)
ネティ・ハリス(老年期):シアラ
オールド・ミスター・ジョンソン:ルイス・ゴセットJr.(ミスターの父親)
グレイディ:ジョン・バティステ(ジュグの夫)
ハリス夫人:アーンジャニュー・エリス=テイラー(セリーとネティの母親)
サミュエル・エイヴリー牧師:デヴィッド・アラン・グリア(ジュグの父親)
アルフォンソ・ハリス:デオン・コール(セリーとネティの父親)
ファーストレディ:タメラ・マン
ミリー:エリザベス・マーヴェル(市長夫人)
ヘンリー“バスター”ブロードナックス:スティーブン・ヒル(ソフィアの恋人)
助産師:ウーピー・ゴールドバーグ(カメオ出演)
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2023年製作 141分
公開
北米:2023年12月25日
日本:2024年2月9日
製作費 $100,000,000
北米興行収入 $60,619,190
世界 $68,919,190
■ アカデミー賞 ■
第96回アカデミー賞
・ノミネート
助演女優賞(ダニエル・ブルックス)
■ ストーリー ■
1909年、ジョージア州沿岸。
10代の少女セリー・ハリス(フィリシア・パール・ムパシ)は、妹のネティ(ハリー・ベイリー)と、虐待的な父親アルフォンソ(デオン・コール)と暮らしていた。
姉妹の母親が亡くなった後、アルフォンソはセリーを性的に虐待し、彼女は二度妊娠してしまう。
アルフォンソは、生まれたばかりの赤ん坊オリヴィアとアダムをセリーから引き離し連れ去る。
ある日アルフォンソは、地元の農夫で、3人の子供を持つアルバート“ミスター”ジョンソン(コールマン・ドミンゴ)がネティを気に入っていることを知るが、セリーを彼と結婚させる。
アルフォンソの家に向かったセリーは、荒れ果てた部屋の掃除を始めて、子供たちの世話をする。
アルフォンソから性的暴行を受けそうになったネティは、セリーと一緒にいるために、ミスターの家に引っ越す。
それを許可したミスターの性的要求を拒否したネティは、追い出されてしまう。
去る際にネティは、毎日、手紙を書くことをセリーに約束する。
1917年。
セリー(ファンテイジア・バリーノ)はミスターとの結婚生活を続けていたが、ネッティからの手紙は届かず、郵便受けに触ることは許されなかった。
ミスターの息子ハーポ(コーリー・ホーキンズ)は、気性が荒く反抗的なソフィア(ダニエル・ブルックス)と結婚ししようとするが、ミスターに反対される。
しかしハーポは、祖父(ルイス・ゴセットJr.)にもらった沼地に、ソフィアのための家を建てる。
セリーは、家が建ち子供が生まれ、ハーポとようやく結婚できたソフィアと親しくなる。
ソフィアを愛しているが、その性格に悩むハーポは、セリーから、自分に従わせるために彼女を殴るようにと助言される。
それを知り憤慨したソフィアは、子供を連れて去り、ハーポは、家を音楽酒場に改造する。
1922年。
人気ジャズシンガーのジュグ・エイヴリー(タラジ・P・ヘンソン)は、ミスターの長年の恋人であり、故郷の町を訪れた彼女はミスターの家に滞在する。
ジュグに憧れるセリーは、彼女の世話をするうちに気に入られ、2人は親しくなるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“Spanning several decades in the American South, The Color Purple (2023) follows Celie, an African American woman who endures unimaginable hardship and separation from her sister, ultimately discovering her unique voice, self-worth, and ultimate liberation through the unwavering love and solidarity of extraordinary women.”
(アメリカ南部を舞台に数十年間にわたって描かれる『カラーパープル』(2023年)は、想像を絶する苦難と妹との引き裂かれた絆に耐え続けた黒人女性シーリーが、強い絆で結ばれた女性たちの愛と連帯を通じて、自らの声と自己価値を見出し、真の解放を勝ち取っていく姿を追う物語である。)
1982年に発表された、アリス・ウォーカーの小説”カラーパープル”を基にスティーヴン・スピルバーグが監督した「カラーパープル」(1985)に続く2度目の映画化であり、マーシャ・ノーマンらによる2005年のミュージカル”カラーパープル”の映画化。
ガーナ出身で、作家、ビジュアルアーティスト、ラッパー、シンガーソングライター、レコードプロデューサーとして活躍するブリッツ・バザウーレが監督し、主演はファンテイジア・バリーノ、タラジ・P・ヘンソン、ダニエル・ブルックス、コールマン・ドミンゴ、コーリー・ホーキンズ、H.E.R.、ハリー・ベイリー他共演のミュージカル。
黒人社会の家長主義と人種差別の犠牲になった幸薄い女性の人生と共に、信仰が心を支えることを訴える感動のドラマ。
スティーヴン・スピルバーグが監督した「カラーパープル」(1985)と大筋は同じだが、クライマックスのドラマチックな盛り上がりなどは、ミュージカルであるためにやや抑え気味な演出になっている。
ブロードウェイの舞台でもセリー役を演じたファンテイジア・バリーノの、圧倒的な歌唱力は素晴らしい。
第96回アカデミー賞では、ミスターの息子の気が強い妻を熱演するダニエル・ブルックスが、助演女優賞にノミネートされた。
主人公と親しくなる人気ブルースシンガーのタラジ・P・ヘンソン、主人公を虐待的に扱う夫コールマン・ドミンゴ、その息子コーリー・ホーキンズ、その恋人H.E.R.、主人公の妹ハリー・ベイリーなどが共演している。
