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平凡な女性と休暇中の兵士の恋を描く、製作アーサー・フリード、監督ヴィンセント・ミネリ、主演ジュディ・ガーランド、ロバート・ウォーカー他共演のロマンス。 |
・ジュディ・ガーランド / Judy Garland / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督：ヴィンセント・ミネリ
製作：アーサー・フリード
原案：ポール・ギャリコ
脚本
ロバート・ネイサン
ジョセフ・シュランク
撮影：ジョージ・フォルシー
編集：ジョージ・ホワイト
音楽：ジョージ・バスマン
出演
アリス・メイベリー：ジュディ・ガーランド
ジョー・アレン伍長：ロバート・ウォーカー
アル・ヘンリー：ジェームズ・グリーソン
酔っぱらい：キーナン・ウィン
ヘンリー夫人：ルシール・グリーソン
ビル：マーシャル・トンプソン
ヘレン：ルース・ブレイディ
血液検査官：ロバート・ホーマンズ（クレジットなし）
地下鉄職員：ジャック・モワー（クレジットなし）
バスの乗客：ラリー・スティアーズ（クレジットなし）
アメリカ 映画
配給 MGM
1945年製作 90分
公開
北米：1945年5月25日
日本：未公開
製作費 $1,324,000
■ ストーリー ■
ニューヨーク、ペンシルベニア駅。
田舎町出身の兵士ジョー・アレン伍長（ロバート・ウォーカー）は、48時間の休暇中だった。
ジョーは、見たこともない広さと近代的な駅に驚き、ようやく外に出るが、その街並みに圧倒される。
駅に戻ったジョーは、エスカレーターに乗ろうとしたアリス・メイベリー（ジュディ・ガーランド）が、自分の足につまずいて靴のかかとを折ってしまったことに気づく。
ジョーは、アリスを連れて靴の修理店に向かい、日曜日にもかかわらず店主に店を開けてもらい、彼女の靴を修理してもらう。
アリスと駅を出たジョーは、ニューヨークは初めてなので、しばらく付き合って欲しいと言って彼女を誘う。
それを承諾したアリスは、ジョーと共に二階建てバスに乗り、初めて街に来た彼に、自分は3年前からルームメイトと暮らしていることなどを話す。
2人は、セントラル・パーク動物園やメトロポリタン美術館などに向かい、ジョーは、故郷のことや将来について話し、アリスと閉館まで楽しい時間を過ごす。
2人は別れることになり、ジョーは夜の予定をアリスに尋ねるが、予定が入っていると言ってバスに乗った彼女を見送る。
アリスは、バスを追ってきた走るジョーに気づき、夜の予定はキャンセルできるかと訊かれる。
できると答えたアリスは、ジョーと、アスター・ホテルの時計の前で7時に会う約束をするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
黄金コンビである製作アーサー・フリード、監督ヴィンセント・ミネリによる、ミュージカルではないドラマ。
主演ジュディ・ガーランド、ロバート・ウォーカーが共演した作品。
公開直後にヴィンセント・ミネリと結婚するジュディ・ガーランドにとっては、主演としては、歌唱力を披露しない初めての作品。
平凡な女性と休暇中の兵士の恋を描くロマンス。
主人公が、結婚したばかりの部隊に戻る夫を見送る、希望と切なさが入り混じるラストが、終戦目前の時期に公開された作品であるためにより印象的だ。
多くを語らず、表情だけで愛情などを表現する演出が印象的だ。
主演のジュディ・ガーランドは、休暇中の兵士と出会い恋に落ちる女性を魅力的に、ロバート・ウォーカーは、初めて訪れたニューヨークで主人公と出会い、彼女と惹かれ合うようになる休暇中の兵士を好演している。
主人公の2人と知り合う気のいい牛乳配達人ジェームズ・グリーソン、その妻ルシール・グリーソン（2人は実生活での夫婦）、主人公らに絡む酔っぱらいのキーナン・ウィン、主人公のルームメイトである職場の同僚ルース・ブレイディ、その恋人マーシャル・トンプソン、血液検査官のロバート・ホーマンズ、地下鉄職員のジャック・モワー、バスの乗客ラリー・スティアーズなどが共演している。