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チェンジ・アップ The Change-Up (2011)

堅物で家族思いの弁護士と女好きの自堕落な親友が人格だけが入れ替わり巻き起こす騒動を描く、製作、監督デヴィッド・ドブキン、主演ライアン・レイノルズジェイソン・ベイトマンレスリー・マンオリヴィア・ワイルドアラン・アーキン他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・ドブキン

製作総指揮
ジョセフ・M・カラッシオロJr.

オリ・マーマー
ジェフ・クリーマン
ジョナサン・コマック=マーティン
製作
ニール・H・モリッツ

デヴィッド・ドブキン
脚本
スコット・ムーア

ジョン・ルーカス
撮影:エリック・アラン・エドワーズ
編集
リー・ハクシャル

グレッグ・ヘイデン
音楽:ジョン・デブニー

出演
ミッチ・プランコ:ライアン・レイノルズ

デイヴ・ロックウッド:ジェイソン・ベイトマン
ジェイミー・ロックウッド:レスリー・マン
サブリナ・マクアードル:オリヴィア・ワイルド
ミッチ・プランコSr.:アラン・アーキン
スティール:グレゴリー・イッツェン
ヴァルタン:クレイグ・ビアーコ
カーラ・ロックウッド:シドニー・ロウヴィエラ
サラ・ロックウッド:ローレン・ベイン
ピーター・ロックウッド:ルーク・ベイン
タティアナ:ミルチア・モンロー
カトー:TJ・ハッサン
映画のセット・スタッフ:フレッド・ストーラー

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ

2011年製作 112分
公開
北米:2011年8月5日
日本:未公開
製作費 $52,000,000
北米興行収入 $37,081,480
世界 $75,450,440


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
アトランタ
生真面目で家族思いの弁護士デイヴ・ロックウッド(ジェイソン・ベイトマン)は、ボスのスティール(グレゴリー・イッツェン)に、共同経営者も近いことを伝えられて満足する。

同僚のサブリナ・マクアードル(オリヴィア・ワイルド)も気になるデイヴは、親友であるが、自堕落な毎日を送る売れない俳優のミッチ・プランコ(ライアン・レイノルズ)から、野球観戦の確認の電話を受ける。

その直後に、不仲の父親ミッチSr.(アラン・アーキン)の訪問を受けたミッチは、再婚するために結婚式に出席してほしいと言われるがそれを断る。

妻のジェイミー(レスリー・マン)に、ミッチとの約束を伝えたデイヴは、長女カーラ(シドニー・ロウヴィエラ)の相手もそこそこに、双子のサラ(ローレン・ベイン)とピーター(ルーク・ベイン)の入浴を済ませて家を出る。
...全てを見る(結末あり)

スポーツ・バーで野球観戦をしたミッチとデイヴは、意中の女性のことで盛り上がり、公園の噴水で用を足す。

その時、区域の電気が消えてしまい、直ぐに復旧したため、二人は何事もなかったかのように帰宅する。

翌朝、デイヴのベッドで目覚めたミッチは、自分達が中身だけ入れ替わってしまったことに驚く。

自分のアパートに戻ったデイヴ(ミッチ)はミッチ(デイヴ)を起こし、驚く彼に自分達が入れ替わってしまったことを伝える。

噴水で用を足したことが原因だと気づいた二人は、公園に向かうものの、その場は修復工事中だった。

市役所に向かった二人は、移設した噴水の記録が見つからないと言われ、困り果ててしまう。

仕方なくデイヴ(ミッチ)は、弁護士に成りすますことにして、ミッチ(デイヴ)からサブリナのことなどを聞き、事務所に向かう。

女に目のないデイヴ(ミッチ)は、サブリナに色目を使ってしまい、そのまま会議に出席する。

その場の話し合いをぶち壊しにしてしまったデイヴ(ミッチ)は、スティールから責められるが、気にせずに自分を信じるようにと言って納得させてしまう。

一方ミッチ(デイヴ)は、新作の撮影現場に向かうが、それは三流のポルノ映画で、監督ヴァルタン(クレイグ・ビアーコ)に、過激な演技を強要される。

その後、カーラを迎えに行ったデイヴ(ミッチ)は、いじめられた彼女に、暴力で対抗するよう教え込む。

バーで待ち合わせた二人だったが、ミッチ(デイヴ)は会議のことを聞き頭を抱えてしまい、仕方なくジェイミーに真実を打ち明ける。

しかし、ミッチ(デイヴ)はそれに失敗して、逆にジェイミーの怒りを買ってしまう。

仕方なくアパートに戻ったミッチ(デイヴ)は、現れたナンパした女性タティアナ(ミルチア・モンロー)に迫られる。

彼女が妊婦だと知ったミッチ(デイヴ)は驚いてしまい、憤慨したタティアナは、その場を立ち去る。

ジェイミーとのお楽しみも諦めたデイヴ(ミッチ)は、午前3時に起こされて、双子の世話をさせられ、ミッチ(デイヴ)に電話してミルクの飲ませ方を聞き騒動になる。

翌日、役所に出向き、噴水の件で揉めたミッチ(デイヴ)はデイヴの元に向かう。

しかし、ジェイミーがデイヴ(ミッチ)の異変に気づき、自分に関心のないことを苦にして、ミッチ(デイヴ)の前で涙する。

デイヴ(ミッチ)は、噴水を捜すのに時間がかかることを知りアパートに戻ろうとする。

しかし、ミッチ(デイヴ)が、家族のためにと彼を説得して、デイヴ(ミッチ)に自分の生活パターンや女生との接し方などを教え始める。

ミッチ(デイヴ)は事務所まで同行するが、現れたサブリナとデートするようデイヴ(ミッチ)に促される。

その後、ミッチSr.からの電話を受けたデイヴ(ミッチ)は、息子ミッチのことで彼に呼び出される。

ただ一人の身内であるミッチ(デイヴ)に、結婚式に出席してもらいたいミッチSr.だったが、デイヴ(ミッチ)は、自分(ミッチ)のことを負け犬呼ばわりされて気分を害し席を立つ。

その言葉で奮起したデイヴ(ミッチ)は、子供の世話や仕事などをこなして意地を見せる。

カーラがバレエの発表会で、いじめっ子を撃退したことを喜び、娘との絆を深めたデイヴ(ミッチ)は、家族の素晴らしさを実感する。

一方、堅物で仕事人間だったミッチ(デイヴ)は、好き勝手ができる自由な日々を楽しむ。

緊張しながら、サブリナと食事をしたミッチ(デイヴ)は、彼女が自分(デイヴ)に好意を寄せていたことを知り気分をよくし二人は意気投合する。

二人はタトゥー・ショップに向かった後、そのまま別れるが、デートではなかったと言いながら、サブリナはミッチ(デイヴ)が気に入ってしまう。

その後、ミッチ(デイヴ)は、噴水が見つかったという連絡を受ける。

しかし、ミッチ(デイヴ)は、サブリナから野球観戦に誘われてしまい、元の自分に戻ることを躊躇し、手がけた仕事を遣り遂げようとしたデイヴ(ミッチ)も、その考えは一緒だった。

二人は現状維持することで意見が一致するが、仕事のために、デイヴ(ミッチ)は、ジェイミーとの結婚記念日のディナーも無視してしまう。

翌日、サブリナと”アトランタ・ブレーブス”の試合を観戦したミッチ(デイヴ)は、彼女が野球ファンだと知り、大いに楽しむ。

自分の将来を左右する、企業合併の会議に出席したデイヴ(ミッチ)は、強引なアドバイスで予想以上の成果をあげる。

そしてデイヴ(ミッチ)は、幸せを実感できないジェイミーと共に、スティールと共同パートナーとなるパーティーに出席するが、自分のことでないために気分が乗らない。

ミッチ(デイヴ)も、アパートでサブリナといい雰囲気になるものの、自分に戻いりたくなり、パーティー会場に向かう。

スティールから賞賛されたデイヴ(ミッチ)だったが、自分の人生でないと言って席を離れようとする。

そこに現れたミッチ(デイヴ)は、迷わずジェイミーにキスして、何となくそれを理解した彼女と、驚く会場の人々を尻目に、デイヴ(ミッチ)と共に噴水に向かう。

その場はショッピング・モールで、人々が集まる噴水の前で、仕方なく二人は用を足し、”元に戻りたい”と言って願いを唱え、停電になり姿を消す。

夜中に、自分のベッドで目覚めたデイヴは、ジェイミーに愛を告げて子供達の世話をする。

翌朝、ミッチも自分に戻ったことを喜び、バッグを忘れて現れたサブリナを改めて誘い、父親の結婚式に出席する。

1か月後。
デイヴとジェイミーの、結婚記念日のパーティーが盛大に開かれ、ミッチが親友のために挨拶し、会場は大いに盛り上がる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
アトランタ
生真面目で家族思いの弁護士デイヴ・ロックウッドは、妻ジェイミーと三人の子供達とで平穏な毎日を送っていた。
女好きで自堕落な三流の俳優ミッチ・プランコは、親友のデイヴと共にスポーツ・バーに行った帰りに、公園の噴水で用を足して帰宅する。
翌朝、外見はそのままで中身だけが入れ替わったことに気づいた二人は焦り、噴水が原因だと気づく。
噴水は改修工事のために移設されてしまい、行方が分からないまま、二人は、仕方なくそれぞれの生活をしようとする。
ミッチ(デイヴ)は俳優ということで弁護士に成りすますが、会議をぶち壊しにしてしまい、デイヴ(ミッチ)は、撮影現場に向かうものの、それがポルノ映画だと知り驚いてしまう。
二人は、自分に合わない生活に苦労しながらも、何とか日々を過ごすのだが・・・。
__________

人気スターのライアン・レイノルズジェイソン・ベイトマンの競演が話題となり、しかも、性格が真反対の二人の人格が入れ替わってしまうという奇抜なアイデアが注目の作品。

しかし、大いに期待した内容は単調で、新鮮味もなく、今一物足りない上にやや下品で、デヴィッド・ドブキンの演出も平凡だ。

北米興行収入も、製作費の5200万ドルを回収できずに3700万ドルに留まり、全世界でも約7500万ドルに終わった。

主演の二人は悪くはないが、二つの人格を無難に演じているという感じで、個人的には、地位ある人物風であり結婚までする、70代半ば過ぎのアラン・アーキンの出演が嬉しかった。

デイヴ(ジェイソン・ベイトマン)の妻レスリー・マン、法律事務所の同僚オリヴィア・ワイルド、ボスのグレゴリー・イッツェン、ポルノ映画監督クレイグ・ビアーコ、デイヴの子供達シドニー・ロウヴィエラ、ローレン・ベイン、ルーク・ベイン、ミッチ(ライアン・レイノルズ)のナンパ相手ミルチア・モンローなどが共演している。


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