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ケーブルガイ The Cable Guy (1996)

ケーブル・テレビを申込んだ青年が設置工のケーブルガイに付きまとわれる騒動を描く、監督、出演ベン・スティラー、主演ジム・キャリーマシュー・ブロデリックレスリー・マンジャック・ブラックオーウェン・ウィルソンジョージ・シーガル他共演の爆笑コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ベン・スティラー

製作総指揮
ブラッド・グレイ

バーリン・ブリスタイン
マーク・ガーヴィッツ
製作
アンドリュー・リクト
ジェフリー・ミュラー
ジャド・アパトー

脚本:ルー・ホルツJr.
撮影:ロバート・ブリンクマン

編集:スティーヴン・ワイズバーグ
音楽:ジョン・オットマン

出演
ケーブルガイ/アーニー”チップ”ダグラス/ラリー・テイト/リッキー・リカルド:ジム・キャリー

スティーヴン・M・コヴァック:マシュー・ブロデリック
ロビン・ハリス:レスリー・マン
リック・レガトス:ジャック・ブラック
コヴァック:ジョージ・シーガル
コヴァック夫人:ダイアン・ベイカー
サム/スタン・スウィート:ベン・スティラー
本人:エリック・ロバーツ
スティーヴンの上司:ハリー・オライリー
スティーヴンの秘書:エイミー・スティラー
ロビンのデート相手:オーウェン・ウィルソン
レストランのショーのホスト:アンディ・ディック
レストランのウェイトレス/メリンダ:ジャニーン・ガラファロー
警官:チャールズ・ネイピア

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1996年製作 96分
公開
北米:1996年6月14日
日本:1996年10月13日
製作費 $47,000,000
北米興行収入 $60,240,300
世界 $102,825,800


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
不動産会社勤務のスティーヴン・コヴァックス(マシュー・ブロデリック)は、同棲していた恋人ロビン・ハリス(レスリー・マン)と喧嘩をして独り暮らしを始める。

早速ケーブル・テレビに加入したスティーヴンだったが、ケーブルガイは現れず、テレビ局のカメラマンで親友のリック・レガトス(ジャック・ブラック)に電話をして愚痴をこぼす。

4時間待って痺れを切らしたスティーヴンは、シャワーを浴びようとするが、そんな時にケーブルガイ、アーニー”チップ”ダグラス(ジム・キャリー)が現れる。

風変わりなチップは仕事を始め、テレビは映すようになり、彼はスティーヴンのサインをもらって帰ろうとする。
...全てを見る(結末あり)

スティーヴンは、リックから入れ知恵された、50ドルのチップで映画チャンネルを見られるかをチップに問う。

それが違法だと言って脅すものの、スティーヴンをからかっただけだったチップは、彼を気に入り自分の電話番号を教えて再会を約束する。

翌日、気乗りしないまま、チップに誘われてテレビ電波の送信アンテナを見に連れて行かれたスティーヴンは、意味不明な言動の彼に戸惑いながら付き合う。

しかし、チップからロビンと仲直りする方法なども伝授されたスティーヴンは、一応それに成功する。

数日後、スティーヴンはリックらとバスケットボールを楽しんでいたが、そこにチップが現れてゲームに加わる。

やりたい放題のチップに、スティーヴンやリックらは不満を伝えてその場を去る。

その後スティーヴンは、チップが留守電に何度もメッセージを残していることを知るが、それを無視する。

現れたロビンと映画を観ようとしたスティーヴンだったが、画像が映らずにチップに連絡をしようとする。

そこにチップが現れ、スティーヴンは電話にでないことなどで責められ、毎日付き合うことを強要される。

スティーブンは、それに従うことを伝えてテレビ映像を復旧してもらう。

翌日チップは、スティーヴンをレストラン”中世時代”に連れて行き、ウエイトレスのメリンダ(ジャニーン・ガラファロー)が二人に対応する。

司会者(アンディ・ディック)の進行でショーが始り、二人は食事をしながらそれを楽しむ。

その後、二人はショーに参加して決闘をすることになり、チップは本気でスティーヴンに襲いかかり、彼もそれに対抗して、客席は大いに盛り上がる。

チップを伴い帰宅したスティーヴンは、彼から友情の証に、高価な映像システムなどを贈られる。

その受け取りを拒むスティーヴンだったが、その前に、チップの顧客を呼んでパーティーを開くことになる。

ロビンが誰かとデートすることを知り、それを気にしながら仕方なくチップに付き合ったスティーヴンは、その場に現れた女性を口説くよう促される。

招待されていたリックは、怪しい存在のチップを警戒する。

翌朝、スティーヴンは、口説いた女性が娼婦だったことを知り憤慨し、泊まっていたチップを追い出してしまう。

その後チップは、ロビンとデートしていた相手(オーウェン・ウィルソン)を、トイレ係に扮して痛めつける。

ロビンのアパートに向かったチップは、ケーブル・テレビが見られるサービスを、スティーヴンからプレゼントされたと言って彼女を信用させて部屋に入る。

スティーヴンの話をしたチップは、彼を大切にするようロビンに伝える。

ロビンはスティーヴンが愛しくなり、彼に電話をかけてテレビのことを感謝し、二人は再び一緒に暮らすかを検討することになる。

スティーヴンは、リックとコンサートに行く約束をキャンセルしたために彼は気分を害する。

アパートの前で、チップに会ったスティーヴンは、ロビンを失いたくないために、彼との関係を解消する。

ショックを受けたチップは、復讐を誓って行動を開始し、スティーブンは、贈られた映像システムなどが盗品だったことで逮捕されてしまう。

スティーヴンは、チップが偽のケーブルガイだったことなどを知らされ、面会に来た父親(ジョージ・シーガル)は息子の不祥事を嘆く。

刑務所に入れられたスティーヴンは、弁護士に扮したチップが”ラリー・テイト”と名乗り面会来たために驚き、ロビンの面倒を見るなどと言われて脅される。

その後、保釈されたスティーヴンは、リックに助けを求めに行くが、彼は、”ラリー・テイト”や””チップ”ダグラス”がどこかで聞いた名前だと思う。

ロビンと両親の家に向かったスティーヴンは、そこに、彼女と親しくなっていたチップがいることに驚く。

スティーヴンはチップの罠にはまり、娼婦との証拠写真を見せられて脅され苛立ち、ロビンにまで侮辱されてチップを殴ってしまう。

スティーブンはロビンや家族に軽蔑され、チップは同情される。

社内では、上司(ハリー・オライリー)の悪口を言った盗み撮り映像をパソコンに流され、スティーヴンはクビになってしまう。

リックからの連絡で、ケーブルテレビ会社を解雇され、テレビ番組の登場人物の名前を名乗っているチップの正体をスティーヴンは知る。

チップに襲われる悪夢を見たスティーヴンは、彼からの電話で、ロビンに危険が迫っていることに気づき、二人が向かった場所が、テレビ電波送信アンテナだと知り急行する。

スティーヴンは、アンテナ上で拘束されていたロビンを見つけるが、チップに襲われて叩きのめされる。

アンテナの上部に向かったスティーヴンは、テレビが母親代わりだったチップが、その寂しさで番組や映画の物語などにのめり込んでしまい、奇行を繰り返す大人になってしまったことを知る。

スティーブンはロビンの安全を確保し、警察が現れたことで観念したチップは、その場から飛び降りる。

チップの腕をスティーヴンが掴むが、彼は落下してしまい、その影響で各家庭のテレビ映像が遮断される。

一命を取り留めたチップは救出され、スティーヴンとロビンに本名を聞かれる。

チップは、ふざけながら”リッキー・リカルド”と答えて、ヘリコプターで病院に搬送される。

救急員に助かると声をかけられたチップは、彼が友達になってくれることを確認して笑みを浮かべる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
転居先でケーブル・テレビを申し込んだ青年スティーヴン・コヴァックは、現れた風変わりなケーブルガイのアーニー”チップ”ダグラスに誘われる。
スティーヴンは、同棲していたロビンと喧嘩をしたために転居したのだが、彼を友達にするためにチップは付きまとい始める。
人の好いスティーヴンは、仕方なくチップに付き合うのだが、彼の行動は次第にエスカレートしていく。
ロビンにも接近したチップは、彼女が他の相手とデートするのを妨害し、スティーヴンと寄りを戻させる。
しかし、そのために友達関係をスティーヴンに解消されたチップはショックを受け、彼に嫌がらせを始めるのだが・・・。
__________

本編でも双子の犯罪者としてテレビ映像だけで登場する、人気スターになる以前でもあるベン・スティラーの監督作品であり、飛ぶ鳥も落とす勢いのジム・キャリーが主演ということで、大いに話題になった。

ジム・キャリー主演ということで期待は大きかったのだが、観客にはそれほど受けずに、軒並み大ヒットを続けていた彼の作品にしては、興行的にやや寂しい結果に終わった。
とは言え、北米で約6000万ドル、全世界では1億ドルを超す結果を残し、これが並以下と判断されるところが彼の凄さでもある。

評判は良くなかったものの、ジム・キャリーは彼らしい個性を十分に発揮して熱演し大いに笑わせてくれる。

彼に翻弄される気のいい青年マシュー・ブロデリック、その恋人で、翌年、本作の製作者ジャド・アパトーと結婚するレスリー・マン、スティーヴン(M・ブロデリック)の友人ジャック・ブラック、スティーヴンの両親役のジョージ・シーガルダイアン・ベイカー、双子の犯罪者ベン・スティラー、それをモデルにした映画の主演予定のスターでエリック・ロバーツ本人、スティーヴンの上司ハリー・オライリー、秘書でB・スティラーの実の姉エイミー・スティラー、ロビン(L・マン)のデート相手でデビュー間もないオーウェン・ウィルソン、レストランのショーの進行役アンディ・ディック、ウエイトレス役のジャニーン・ガラファロー、警官のチャールズ・ネイピアなどが共演している。


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