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キャビン The Cabin in the Woods (2012)

山中の山小屋で夏休みを過ごそうとした大学生達がある技術施設に監視される恐怖体験を描く、監督、脚本ドリュー・ゴダード、主演クリステン・コノリークリス・ヘムズワースリチャード・ジェンキンスシガニー・ウィーバー他共演のサスペンス・ホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:ドリュー・ゴダード

製作:ジョス・ウィードン
製作総指揮:ジェイソン・クラーク
脚本
ドリュー・ゴダード

ジョス・ウィードン
撮影:ピーター・デミング
編集:リサ・ラセック
音楽:デヴィッド・ジュリアン

出演
デイナ・ポーク:クリステン・コノリー

カート・ヴォーン:クリス・ヘムズワース
ジュールス・ローデン:アンナ・ハッチソン
マーティ・ミカルスキ:フラン・クランツ
ホールデン・マクレア:ジェシー・ウィリアムズ
ゲイリー・シッターソン:リチャード・ジェンキンス
スティーヴ・ハドリー:ブラッドリー・ウィットフォード
ダニエル・トルーマン:ブライアン・J・ホワイト
ウェンディ・リン:エイミー・アッカー
モーデカイ:ティム・デザーン
ロナルド:トム・レンク
マシュー・バックナー:ダン・ペイン
ペイシェンス・バックナー:ジョデル・フェルランド
ファーザー・バックナー:ダン・シェア
マザー・バックナー:マヤ・マッサー
ジュダ・バックナー:マット・ドレイク
館長:シガニー・ウィーバー

アメリカ 映画
配給 Lionsgate

2012年製作 95分
公開
北米:2012年4月13日
日本:2013年3月9日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $42,043,630
世界 $66,486,100


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
地下施設で働く技術者ゲイリー・シッターソン(リチャード・ジェンキンス)と同僚のスティーヴ・ハドリー(ブラッドリー・ウィットフォード)はある実験をしていた。

二人は、それがスウェーデンでは失敗したことを研究員のウェンディ・リン(エイミー・アッカー)から知らされる。

夏休みになり山に行くことを計画した大学生のデイナ・ポーク(クリステン・コノリー)、カート・ヴォーン(クリス・ヘムズワース)、ジュールス・ローデン(アンナ・ハッチソン)、マーティ・ミカルスキ(フラン・クランツ)、ホールデン・マクレア(ジェシー・ウィリアムズ)は、キャンピング・カーで目的地に向かうが、ある男が彼女らを監視する。

廃墟に近いガソリン・スタンドに寄った5人は、その場にいた無愛想なモーデカイ(ティム・デザーン)に道を聞き先を急ぐ。

古びた小屋に着いた5人は内部を調べ、ホールデンが、不気味な絵に隠されていたマジック・ミラーを見つける。
...全てを見る(結末あり)

シッターソンとハドリーは、その小屋の内部と地域一帯を無数のカメラで監視しする。

ホールデンとデイナが部屋を換え、ジュールスの血液中の薬物反応は正常であることをリンはシッターソンに報告し、彼女の性欲刺激剤を増やすべきだと指摘する。

モーデカイから連絡を受けたハドリーは、5人が待ち受ける恐怖を知らないことを知らされる。

その後、シッターソンとハドリーは、5人の行動について同僚達と賭けを始める。

研究員ダニエル・トルーマン(ブライアン・J・ホワイト)は、二人の行動に疑問を感じ賭けには参加しなかった。

そんなことも知らない5人はパーティーを始め、マーティに促されたジュールスは、狼の剥製と戯れる。

その後、5人は地下室の扉を見つけて内部を調べ、デイナが古い日記を見つける。

デイナがそれを読み始め、ラテン語の言葉を口にすると、森の地中から、殺されたバックナー家の者達が甦り這い出す。

賭けの結果がでたために、監視室は大いに盛り上がり、その後の様子をシッターソンとハドリーは見守る。

ジュールスの性欲刺激剤が効き始め、カートは彼女を誘い森に向かい、シッターソンは二人が愛し合うようにその場を演出する。

ムードは高まるのだが、バックナー家の男達が二人を襲い、カートは傷つけられ、目の前でジュールスは殺される。

シッターソンとハドリーは祈りを捧げ、ある装置を作動させる。

マーティは不気味な声を聞き小屋の外に向かい、現れたカートと小屋に戻る。

カートはジュールスが殺されたことを伝え、バックナー家の者が姿を現す。

男はジュールスの首をデイナに投げ渡し、彼女は驚き叫び声を上げる。

カートとマーティは男を追い出し、彼女が日記の家族だと気づく。

ところが、マーティは不自然な配線を見つけて、自分達がリアリティー番組に出演していると考える。

シッターソンは、ジュダ・バックナー(マット・ドレイク)を使ってマーティを襲い殺害しようとする。

ホールデンはデイナと地下に向かい、襲われながらカートと共にその場を離れ車に逃げ込む。

シッターソンは、三人が山中から逃げようとするのを阻止し、カートらは逃げ道を失う。

カートは、搭載されていたバイクで崖を飛び越え、助けを呼びに行こうとするものの、見えない壁に衝突して落下死する。

その場を離れた二人だったが、運転していたホールデンが襲われて、車は湖に転落する。

それを見ていたシッターソンとハドリー、そしてリンは、現れた同僚達と祝杯を挙げる。

何とか水から上がったデイナだったが、ジュダに襲われる。

そこに、無事だったマーティが現れてデイナを助け、二人は森の中の地下にある部屋に身を潜める。

マーティは、一帯に様々な仕掛けがあることやエレベーターを見つけたことなどをデイナに知らせる。

エレベーターで階下に降りた二人は、おぞましい姿の怪物達が、個別のケースに入れられているのを知る。

デイナは、自分達をどう殺すかを怪物達に選ばせたことに気づく。

二人を連れだそうとした者は、内部にいた怪物の一部に襲われる。

その隙に逃れた二人は制御室に向かい、現れた武装部隊は、デイナがケースの扉を開けたために怪物達に殺される。

施設内の怪物は技術者や研究員を次々と襲い、監視室を守ろうとしたハドリーも殺される。

リンも怪物に飲み込まれ、シッターソンは現れたデイナに腹部を刺されてしまう。

シッターソンは、”彼を殺せ”と言い残して息絶え、デイナとマーティはある空間にたどり着く。

デイナは、壁に描かれている5人が自分達で、儀式の生贄になったことを知る。

そこに館長(シガニー・ウィーバー)が現れ、最後に残った”処女”のデイナを生贄にする考えだったことを伝える。

生贄を捧げれば、魔物が地下で眠り続けるのだが、二人が夜明けまで生き延びれば、世界が終ることも知らせる。

それが運命だと言うマーティだったが、人類のために死を選ぶかを迫られる。

仕方なくマーティに銃を向けたデイナだったが、怪物に襲われる。

銃を奪ったマーティは怪物を銃撃するが、館長に叩きのめされる。

館長は、現れたバックナー家の片腕の少女ペイシェンス(ジョデル・フェルランド)に殺され、マーティは少女を地下に蹴落とす。

デイナとマーティは覚悟を決め、その場は崩壊し、巨大な怪物が、小屋を破壊して地上に出現する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
デイナ・ポーク、カート、ジュールス、マーティ、ホールデンら大学生の男女は、夏休みを山中の山小屋で過ごそうとする。
ある施設の技術者シッターソンとハドリーらは、5人と、彼らが向かう小屋の一帯を監視する。
地下室の古い日記を見つけたデイナが、それに書かれたラテン語の言葉を口にすると、地中から、殺されたバックナー一家が甦る。
小屋を離れ愛し合おうとしたカートとジュールスだったが、バックナーの家族に襲われ、彼女は殺される。
マーティも殺され、その場から逃れたデイナら三人だったが、それを知ったシッターソンは、彼女らの逃亡を阻止する・・・。

__________

若者達が山中の小屋で甦った魔物に襲われる設定は、サム・ライミの「死霊のはらわた」(1981)と同じ設定で、魔物の女性が左腕を失っていることなどもシリーズ中にも登場するため、他のホラー作品を彷彿されるシーンを含めオマージュ的な作品とも言える。

アベンジャーズ」(2012)他、数々の話題作の監督、脚本を手掛けるジョス・ウィードンが、製作と脚本を担当しているところが注目で、地下実験施設の陰謀をスプラッター・ホラーに絡めている内容が実に興味深い。

また、ユーモアを交えた展開と、若手加えベテランの実力派スターの競演でドラマは引き締まっている。

何も知らずに、ある儀式の生贄にされる若者クリステン・コノリークリス・ヘムズワースアンナ・ハッチソンフラン・クランツジェシー・ウィリアムズ、実験施設の秘術者リチャード・ジェンキンスブラッドリー・ウィットフォード、同僚ブライアン・J・ホワイトエイミー・アッカー、ガソリン・スタンドの男ティム・デザーン、施設の研修生トム・レンク、バックナー家のダン・ペインジョデル・フェルランドマヤ・マッサー、マット・ドレイク、ダン・シェア、そして、クライマックスで登場する施設館長役シガニー・ウィーバーなどが共演している。


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