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ジェニファー・ロペス 戦慄の誘惑 The Boy Next Door (2015)

関係してしまった隣人の青年に恨まれた教師に襲い掛かる恐怖を描く、監督ロブ・コーエン、製作、主演ジェニファー・ロペスライアン・グスマンジョン・コーベットイアン・ネルソンクリスティン・チェノウェス他共演のスリラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:ロブ・コーエン

製作
ジェイソン・ブラム
ジョン・ジェイコブス
エレイン・ゴールドスミス=トーマス
ベニー・メディナ
ジェニファー・ロペス
製作総指揮
クーパー・サミュエルソン
ジャネット・ヴォルトゥルノ=ブリル
ザック・アンターマン
脚本:バーバラ・カリー
撮影:デヴィッド・マクファーランド
編集:ミシェル・オーラー
音楽
ランディ・エデルマン
ネイサン・バー

出演
クレア・ピーターソン:ジェニファー・ロペス
ノア・サンドボーン:ライアン・グスマン
ギャレット・ピーターソン:ジョン・コーベット
ケヴィン・ピーターソン:イアン・ネルソン
ヴィッキー・ランシング:クリスティン・チェノウェス
アリー・キャラハン:レクシー・アトキンズ
エドワード・ウォーレン校長:ヒル・ハーパー
サンドボーン:ジャック・ウォレス
ジェイソン・ジマー:アダム・ヒックス
ジョニー・チャウ刑事:フランソワ・チャウ
ベニー:ベイリー・チェイス
アヴェニード:ケント・アベニード
イーサン:トラヴィス・シュルツ
クーパー:ブライアン・マホーニー
バーバラ:ラクエル・ガードナー

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2015年製作 90分
公開
北米:2015年1月23日
日本:未公開
製作費 $4,000,000
北米興行収入 $35,385,560
世界 $52,425,860


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
高校の古典文学の教師クレア・ピーターソン(ジェニファー・ロペス)は、夫ギャレット(ジョン・コーベット)と別居して息子のケヴィン(イアン・ネルソン)と暮らしていた。

別居して9か月も経つことを友人である教頭のヴィッキー・ランシング(クリスティン・チェノウェス)に指摘されたクレアは、離婚するべきだと言われる。

ケヴィンの誕生日にギャレットを招き食事をすると言うクレアに呆れるヴィッキーは、浮気した男など忘れるべきだと助言する。

これ以上、傷を深くしたくないクレアは、この件はもう話したくないとヴィッキーに伝える。

ケヴィンの誕生日にクレアと共に食事をしたギャレットは、ケヴィンに高性能のパソコンをプレゼントする。
...全てを見る(結末あり)

ギャレットからキャンプに誘われたクレアは、彼が未だに浮気していることを疑い、新学期の準備があるためそれを断り、男同士で行くようにとケヴィンに伝える。

翌朝、アレルギーがあるケヴィンの診察のために病院に行こうとしたクレアは、ガレージの扉が開かないことに気づく。

扉を開けるのを手伝ってくれた、隣人のサンドボーン(ジャック・ウォレス)の甥ノア(ライアン・グスマン)に、クレアは感謝する。

サンドボーンが骨髄移植を受けるため、その間に彼がノアに世話になることをクレアは知る。

扉を修理すると言うノアは、病院には間に合わなくなったケヴィンと共に部品を買いに行く。

クレアは、去年両親が亡くなったノアの家族は自分だけだと、サンドボーンから知らされる。

金物店に向かったケヴィンは、ノアの年齢や自分の高校に編入することなどを知り、母クレアが教師をしていることを伝える。

父親の店を手伝っている校内一の美少女アリー・キャラハン(レクシー・アトキンズ)がレジにいたため、ケヴィンは焦る。

緊張して話せないことをノアに伝えたケヴィンだったが、彼に促されてアリーと話す。

そこに問題児のジェイソン・ジマー(アダム・ヒックス)らが現れ、アレルギーの発作時に失禁してしまったことをケヴィンはからかわれる。

アリーがジェイソンらを追い払い、ケヴィンは動揺し、ノアはその様子を見ていた。

ガレージを直したノアは、クレアにケヴィンがいじめられたことを話し、からかわれるようになった理由を聞く。

その夜、ノアがサンドボーンの世話をする様子を窓から見たクレアは、彼に好感を持つ。

ノアがケヴィンと共にトラックを直す姿や古典に興味があることを知ったクレアは、一緒に食事をしたヴィッキーから変わった子だと言われるものの、気になる存在になる。

その後、ケヴィンはギャレットと共にキャンプに出掛け、クレアは、訪ねて来たノアからホメロスの”イーリアス”の初版本をプレゼントされる。

夜になり、窓越しにノアの裸体を見てしまい気づかれたクレアは動揺する。

ヴィッキーに誘われてダブルデートをしたクレアは、相手のベニー(ベイリー・チェイス)から、古典が金儲けには役に立たないと言われて気分を害し席を立つ。

帰宅したクレアは、ノアからの電話で電子レンジの使い方を訊かれ、教えに行くことになる。

食事をして話をしたクレアは、ノアに迫られて愛し合ってしまう。

その場で一夜を過ごしてしまったクレアは焦り、寂しかったので間違いを犯したとノアに伝える。

納得いかないノアは、態度を変えてクレアを追い払う。

ギャレットとケヴィンが戻り、三人で食事をしたクレアは、ノアが訪ねてきたために動揺する。

ノアはギャレットに挨拶し、クレアを牽制しただけで帰る。

今後のことをギャレットと話し合ったクレアは、たった1回の過ちで見捨てないでほしいと彼から言われる。

新学期が始まり、授業を始めたクレアは、教室に現れたエドワード・ウォーレン校長(ヒル・ハーパー)から、ノアの編入届を承認したと言われる。

驚くクレアは、自分のアドレスからの編入届のメールのコピーを、ウォーレンから見せられる。

それを不審に思ったクレアは、ノアと親しくし過ぎるケヴィンに注意する。

ケヴィンに拳銃の撃ち方を教えたノアは、ギャレットが暫く滞在することを知り、男が浮気に走る理由などを話す。

その夜、昼間のノアの話が気になったケヴィンは、自分達を見捨てようとしたギャレットを批判する。

ボクシングを始めていたケヴィンは、ギャレットが家族を裏切るとノアに言われて動揺し、発作を起こしてしまう。

焦ったノアはロッカーに向い、緊急時の注射をケヴィンに打ち、落ち着いた彼を抱きしめる。

ギャレットから届いた花をヴィッキーから渡されたクレアは、それが彼ではなくノアから贈られたものだと気づく。

その件をノアと話したクレアは、メールやケヴィンへの入れ知恵のことを追及する。

ケヴィンの命を救ったことは感謝したクレアは、元の状況に戻ることでノアと話をまとめる。

アリーの店に買い物に行ったケヴィンは、彼女を映画に誘うものの忙しいと言われて断られる。

しかし、現れたノアの表情を見たアリーは、ケヴィンをダンスパーティーに誘う。

ギャレットと映画を観に行ったクレアは、帰宅して彼から求められるものの、まだ受け入れられないことを伝える。

その様子を見ていたノアは苛立ち、翌朝、クレアに言い寄り警告する。

ノアとは距離を置くようにとクレアに言われたケヴィンは、それに反発する。

学校でケヴィンをからかうジェイソンを徹底的に叩きのめしたノアは、ヴィッキーに呼ばれる。

前の学校で素行不良のため退学になっていたノアを追及するヴィッキーは、侮辱されたために彼を退学処分にする。

ケヴィンと共にダンスパーティーに向かったクレアは、アリーから、男子トイレの水漏れを知らされる。

それを確かめたクレアは、その場にいたノアに脅されるものの、彼の股間を蹴って、二度と自分とケヴィンに近づくなと言って出て行く。

その夜、クレアは、ノアとアリーが愛し合う姿を目撃してしまう。

翌日、教室に向かったクレアは、自分とノアが愛し合っている写真が大量に貼られていることに気づく。

写真は大量にプリントされ、それを片付けるクレアは、ウォーレンにドアを開けるようにと言われる。

生徒が待っているためにウォーレンは鍵を開けて中に入り、クレアは何んとか写真を見られずに済む。

最近の行動についてウォーレンから意見されたクレアは、注意するようにと言われる。

迎えに来たギャレットの車を運転したケヴィンは、クレアに対する父の態度を批判して暴走する。

速度を落とすようにとギャレットに言われたケヴィンだったが、ブレーキとハンドルが利かなくなり、緩衝水タンクに激突して停車する。

帰宅したクレアは車の傷に気づき、ギャレットからたいしたことはないと言われるが、その場にノアがいたために驚く。

キッチンで、ノアに写真のことを問い詰めたクレアは、ビデオに撮ってあると言われて脅され、夜中に家に来ることを強要される。

その夜、ノアに会ったクレアは、自分達に関わるなと言っても彼が聞きいれようとしないため、その場を去る。

翌日、写真をヴィッキーに見せて全てを話したクレアは、ノアの行動を必ず阻止し、ビデオを処分すると彼女から言われる。

自分の車でヴィッキーがおとりになっている間にノアの家に侵入したクレアは、気づかれたことを電話で知らされる。

隠しカメラを見つけて地下の部屋を確認したクレアは、パソコン内の自分の写真などを削除し、ノアが車のブレーキの構造を知れべていたことを知る。

サンドボーンに見つかり驚いたクレアはその場を去り、家に向い戸締りをする。

ヴィッキーと電話で話したクレアは、写真は消去したが、ノアが恐ろしいことを考えていると伝える。

警察の知人に通報するとヴィッキーから言われたクレアは、入口に誰かが現れたためにナイフを手にして警戒するが、それはケヴィンだった。

その頃、ヴィッキーの家に忍び込んだノアは、彼女を殴り倒す。

ノアが住んでいたサンバーナーディーノに向かったクレアは、彼の父親が車の事故で死んだことを、地元の刑事ジョニー・チャウ(フランソワ・チャウ)から知らされる。

ノアの父親が飲酒運転の常習者だったことを知ったクレアは、ブレーキに細工された可能性をチャウに訊くが、その判断は難しいと言われ、大破した車を見せられる。

クレアは、ノアのパソコンにあった構造図とそのミニバンが一致することを確認する。

ノアからの連絡を受けたケヴィンは、ヴィッキーの車を修理するためにギャレットと来てほしいと言われ、父に聞いてみると伝える。

ヴィッキーを拘束していたノアは、彼女の電話にかかってきたクレアの話で、彼女が父親やギャレットの車に細工したことに気づいたことを知る。

ノアは、ヴィッキーのメッセージを流してクレアを誘い出す。

ヴィッキーの家で、殺された彼女を発見したクレアは驚き、警察に通報しようとするものの、ノアに襲われる。

愛する母親は自殺し、父親と愛人を殺したことを伝えたノアは、クレアを納屋に連れて行く。

ギャレットは痛めつけられ、ケヴィンが拘束されていることを知ったクレアは、発作を起こしそうなケヴィンを落ち着かせる。

クレアにバールで殴られたノアだったが、立ち上がって彼女に襲い掛かり、ガソリンを撒いて火を放とうとする。

クレアと揉み合ったノアはライターを落し、火がガソリンに引火してしまう。

拘束を逃れクレアとケヴィンを逃がそうとしたギャレットは、ノアに撃たれてしまう。

クレアは、近づいてきたノアの額にケヴィンの注射器を突き刺し、指で目を潰す。

襲い掛かって来たケヴィンを叩きのめしたノアだったが、クレアが頭上のエンジンを落下させる。

ノアはエンジンの下敷きになり、クレアとケヴィンはギャレットを連れて避難する。

クレアは、到着した救急車に乗せられたギャレットにケヴィンと共に付き添う。

そしてクレアは、回復したら家に戻り家族で暮らすことをギャレットに伝える。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
高校の古典文学の教師クレア・ピーターソンは、浮気した夫ギャレットと別居し、息子のケヴィンと暮らしていた。
隣人のサンドボーンの世話をするため滞在中の甥ノアに、ガレージの故障を直してもらったクレアは、両親を亡くした彼の優しさに惹かれてしまう。
ギャレットとケヴィンはキャンプに向い、ノアに誘われたクレアは、寂しさから彼と愛し合ってしまう。
動揺するクレアから、一時の気の迷いだと言われたノアは納得できず、彼女や家族に付きまとい始める・・・。
__________

古典文学が専門の高校教師が、寂しさからとはいえ、安易な気持ちで隣人の青年と関係してしまうとは、何んとも出来過ぎた話なのだが、ジェニファー・ロペスが主人公を演ずるということで納得して鑑賞できる。

そのため、エロティック・スリラーという設定であり、無理に教師に見せようとしている、良くも悪くもジェニファー・ロペスらしい、彼女のセクシーさを強調させる描写が多い。(尚更、教師には見えない・・・)

隣人青年のストーカー行為や考えは短絡的なのだが、終盤に異常者のように描かれているので、何をしてもOKという展開に仕向けている脚本だというところだろうか。

夫に裏切られた寂しさから、隣人青年との関係してしまい、結果的に死の恐怖体験をすることになる高校教師のジェニファー・ロペス、彼女や家族に対し執拗に付きまとう隣人の青年ライアン・グスマン、主人公の別居中の夫ジョン・コーベット、その息子イアン・ネルソン、主人公の友人である高校の教頭クリスティン・チェノウェス、主人公の息子を罠にかける、ノア(ライアン・グスマン)と関係する女子高生レクシー・アトキンズ、校長のヒル・ハーパー、隣人のジャック・ウォレス、高校の問題児アダム・ヒックス、刑事のフランソワ・チャウ、主人公のデート相手ベイリー・チェイス、ヴィッキー(クリスティン・チェノウェス)の恋人トラヴィス・シュルツなどが共演している。


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