元恋人であるライバルに会社を奪われた大物実業家が新規事業を起ち上げて成功し人間性を取り戻すまでを描く、製作ウィル・フェレル、アダム・マッケイ、製作、監督、脚本、出演ベン・ファルコーン、製作、脚本、主演メリッサ・マッカーシー、クリステン・ベル、タイラー・ラビーン、ピーター・ディンクレイジ他共演のコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ベン・ファルコーン
製作
メリッサ・マッカーシー
ベン・ファルコーン
ウィル・フェレル
アダム・マッケイ
クリス・ヘンチー
製作総指揮
ロブ・コーワン
ケヴィン・メシック
脚本
メリッサ・マッカーシー
ベン・ファルコーン
スティーヴ・マロリー
撮影:ジュリオ・マカット
編集:クレイグ・アルパート
音楽:クリストファー・レナーツ
出演
ミシェル・ダーネル:メリッサ・マッカーシー
クレア・ローリングス:クリステン・ベル
アイダ・マルケッタ:キャシー・ベイツ
マイク・ビールス:タイラー・ラビーン
ロナルド/ルノー:ピーター・ディンクレイジ
レイチェル・ローリングス:エラ・アンダーソン
ステファン・ドウズ:ティモシー・シモンズ
ヘレン・クリーガン:アニー・マモロー
サンディ・ヘイム:クリステン・シャール
ダナ・ダンドリッジ:セシリー・ストロング
ティト:セドリック・ヤーブロー
マーティ・スラック:ベン・ファルコーン
シスター・アグネス:マーゴ・マーティンデイル
ブライス・クリーン:マイケル・マクドナルド
本人:T-ペイン
本人:ガイル・キング
カイル・マルケッタ:ダックス・シェパード(出演シーンカット)
チャド:デイヴ・バウティスタ
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2016年製作 99分
公開
北米:2016年4月8日
日本:未公開
製作費 $29,000,000
北米興行収入 $63,285,890
世界 $78,844,580
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1975年、ブレスド・シスターズ孤児院。
里親に気に入られずに戻ってきたミシェル・ダーネルは、シスター・アグネス(マーゴ・マーティンデイル)に迎えられる。
その後も、新しい里親から見放されたミシェルは成長し、自分の力で成功してみせることをシスター・アグネスに伝える。
シカゴ。
それを実現して世界的大企業3社のCEOとなったミシェルは、カリスマ経営者として世間から注目されていた。
ミシェルは、アシスタントのクレア・ローリングス(クリステン・ベル)とティト(セドリック・ヤーブロー)を従えて、金の亡者と言われてもお構いなしに突き進む。 クレアから、昇給する約束を守らなければ辞めると言われたミシェルは、6万2000ドルで手に入れたイヤリングを渡す。 かつて愛し合っていたが今ではライバルのロナルド/ルノー(ピーター・ディンクレイジ)からの電話を受けたミシェルは、インサイダー取引を指摘されるものの、彼を相手にしない。 ガイル・キングのテレビ・ショーに出演したミシェルは、師であるアイダ・マルケッタ(キャシー・ベイツ)の取材映像を見せられ、彼女から徹底的に批判される。 ガイルから、孤児院で育ち里親の元を転々としたと言われたミシェルは、それを否定する。 一流の寄宿学校に通っていたと言うミシェルだったが、シスター・アグネスと写っている写真を見せられる。 気分を害して番組途中でスタジオを後にしたミシェルは、インサイダー取引の容疑で逮捕されてしまう。 ミシェルは懲役5か月となり、ルノーは、その報道を見ながら彼女と愛し合い、そして裏切られて、”ロナルドの名前を捨てた1990年代を想いだす。 服役中のミシェルは、弁護士のマーティ・スラック(ベン・ファルコーン)から、口座は凍結され株主は株を手放したため、会社はルノーに買収されるだろうと言われる。 マーティをを解雇したミシェルは、新しい仕事を見つけたと言うクレアからも別れを告げられる。 4か月後。 クレアの娘レイチェル(エラ・アンダーソン)から、犯罪者だと言われて相手にされないミシェルは、部屋に入れてもらえない。 3分遅刻したことで上司のダナ・ダンドリッジ(セシリー・ストロング)に嫌味を言いわれたクレアは、同僚のマイク・ビールス(タイラー・ラビーン)に助けてもらう。 マイクからデートに誘われたクレアだったが、シングルマザーの身であり、子育てで手が一杯だと伝えて断る。 帰宅したクレアは、入り口にミシェルがいたために驚き、オフィスに入れてもらえなかったために、自分の荷物を取りに来たと言われる。 クレアから一箱分の荷物しかないと言われたミシェルは、名画など高価なものは全て差し押さえられたことを知る。 レイチェルは、流石にショックを受けるミシェルを気の毒に思い、クレアは、彼女が生活を立て直すまで同居することを許す。 翌日、一方的に”友人”だと思っている実業家のブライス・クリーン(マイケル・マクドナルド)らに会ったミシェルは相手にされず、彼らを罵倒してその場を去る。 ミシェルの惨めな姿を見ていたアシスタントのステファン・ドウズ(ティモシー・シモンズ)から、ルノーは報告を受ける。 その後3週間もアパートに閉じこもっていたミシェルは、クレアのブラウニーが美味しいことに驚く。 クレアから、レイチェルを”ダンデライオン”の集会に連れて行ってほしいと言われたミシェルは、その場に向かう。 世界中でクッキーを売るダンデライオンについて説明するサンディ・ヘイム(クリステン・シャール)の話を聞いたミシェルは、参加者の母親ヘレン・クリーガン(アニー・マモロー)から声をかけられる。 ヘレンから、犯罪者が子供の集会に来るのは問題だと言われたミシェルは、それを気にしない。 サンディに勤務体系などを質問したミシェルは、ボランティアだと言われたために驚く。 尚も意見するヘレンを牽制しながら脅したミシェルは、クッキーの販売価格などを確認してその場を去る。 その夜、夜通し何かをしているミシェルに気づいたクレアは、彼女から新規事業を起ち上げる計画を聞かされる。 ”ダーネルズ・ダーリングス”という社名でクレアの作ったブラウニーを売り出す構想を話すミシェルは、自分が気に入ったものなら必ず売れるという自信があることを伝える。 ミシェルから対等なパートナーになることを提案されたクレアは、会社を辞めるわけにはいかないと言うものの、仕事を続けながら協力することで話はまとまる。 レイチェルを学校に送ったミシェルは、早速、販売員のスカウトを始めて、長身のクリスタルに目を付ける。 放課後、クレアとレイチェル、そしてスカウトしたクリスタルらを伴いダンデライオンの集会に向かったミシェルは、その場にいた子供達にブラウニーを味見させる。 それを売れば10%払うと伝えたミシェルは、現れたヘレンに話しを遮られる。 クレアは、ブラウニーを売れば10%の奨学金が得られると皆に話し、ヘレンを威嚇したミシェルはその場を去る。 ミシェルを非難するヘレンだったが、食べてみたブラウニーの美味しさに驚く。 ブラウニーを売り始めたミシェルは、販売員を増やして事業を拡大していく。 ヘレンのダンデライオンとの対立も激化し、路上で乱闘になったミシェルらは相手を叩きのめす。 ミシェルが会社に現れたために驚くクレアは、マイクを紹介する。 そこに、自分を尊敬するダナが現れるものの、相手にしていられないミシェルは、クレアを事業に専念させようとして説得をする。 心を決めたクレアは会社を辞めることを皆に伝え、マイクとのデートを約束する。 レイチェルをミシェルに預けてマイクと食事をしたクレアは、楽しい時を過ごす。 翌日、アイダの屋敷に向かったミシェルは、ダーネルズ・ダーリングスへの投資を提案し、渡した契約書にはサインすることを約束してもらえる。 その夜ミシェルは、投資家が見つかったお祝いにクレアとレイチェルを食事に誘う。 レイチェルから手作りの額に入った三人の写真を受け取り、家族のようだと言われミシェルは動揺する。 抱きつくレイチェルに、家族には興味がないと伝えたミシェルは、約束を思い出したと言って席を立つ。 翌日、ミシェルはアパートを出てしまい、レイチェルは写真のせいだと言って気にするが、クレアは時期がきただけだと伝える。 その後、クレアはミシェルと連絡がとれなくなる。 ステファンが手に入れたブラウニーを食べてみたルノーは、売れることを確信する。 ミシェルがダーネルズ・ダーリングスの工房を借りたことを知ったクレアは驚く。 クレアに接触したルノーは、ミシェルが築いたものは全て奪うと言って、ダーネルズ・ダーリングスを買いたいことを伝える。 クレアとルノーが話している姿を目撃したミシェルは、それを気にする。 何も相談なく工房を借りたことでミシェルを責めるクレアは、ルノーと話していたことを問い詰められる。 口論になったミシェルはクレアを見限り、自分は一人でやると言ってその場を去る。 ルノーの元に向かったミシェルは、ダーネルズ・ダーリングスを売ることを伝える。 翌日、工房に現れたステファンから、ルノーがダーネルズ・ダーリングスの所有者だと言われたクレアは、ミシェルが会社を売ったことを知る。 生き方を変えたくないミシェルは、会社の売却は正しかったと自分に言い聞かせる。 ミシェルが自分の気持ちを理解してくれないことで悲しい思いをするレイチェルは、心を痛める。 オフィスの巨大な絵画を外したミシェルは、レイチェルから渡された写真を飾り悩む。 翌朝、クローゼットに隠れていたミシェルに気づき驚くレイチェルとクレアは、謝罪するために夜の間に忍び込んだと言われる。 会社を売ったことを後悔するミシェルだったが、クレアは彼女を追い払おうとする。 ミシェルから、ルノーと組んで裏切ろうとしたことは許すと言われたクレアは、自分達には関わらないでほしいと彼に警告しただけだと伝える。 自分は裏切らないと言うクレアに、家族や両親がいないので人を信じることができないと伝えたミシェルは、自分の思いを話す。 初めての家族のようなものに戸惑ったと言うミシェルは、クレアとレイチェルに心から謝罪する。 やり直す方法があると言うミシェルは、その場にいたマイクも話に加える。 会社の売買契約をしたのが金曜日の夜なので、オフィスが無人であるはずの日曜日の今日中に契約書を奪えば、会社を取り戻せるとミシェルはクレアとマイクに伝える。 マイクから、契約書のコピーがあれば無駄だと言われたミシェルは、ハッキングを恐れるルノーは、デジタル機器を一切使わないことを知らせる。 一人で片つける気だったミシェルは、協力すると言うクレアとマイクと共にルノーの本社ビルに向かう。 ビルの警備員に話しかけたマイクは、パーティーに参加すると言って、マイクはダーネルズ・ダーリングスのマスコットの姿で彼の気を引き、その間にミシェルとクレアがルノーのオフィスに向かう。 警備員からセキュリティ・カードを盗んだマイクも二人に追いつき、クレアが契約書を見つけるものの、そこにルノーとステファンが現れる。 日本刀を手にしたルノーは、ミシェルに襲い掛かる。 隙を見てクレアとマイクと共に屋上のヘリポートに逃れたミシェルは、追ってきたルノーに再び襲われて、その場から落下してしまう。 ルノーもクレアに突き落とされ、ミシェルは、許してほしいと言う彼を受け入れてしまう。 クレアに制止されたミシェルだったが、ルノーの唇には罪がないことを伝えて抱き合う。 8か月後。 自分も家族に加えてくれて嬉しいと二人に伝えたミシェルは、前のアパートで痛い目に遭ったソファーベッドは、ある人物にあげたとことを知らせる。 ミシェルから届いたソファーベッドに満足するヘレンだったが、それが跳ねたために、窓を破って外に放り出される。
...全てを見る(結末あり)
出所したミシェルは街に戻るものの、屋敷も売りに出され行き場所がなく、仕方なくクレアのアパートに向かう。
ダーネルズ・ダーリングスは大成功し、新居を手に入れたクレアとレイチェルは、ミシェルから誇りに思うと言われる。
*(簡略ストー リー)
シカゴ。
孤児として育つものの、夢を実現して世界的大企業3社のCEOとなったミシェルは、カリスマ経営者として世間から注目されていた。
ところが、元恋人で今はライバルのルノーの策略によりインサイダー取引で逮捕されたミシェルは、有罪となり服役する。
出所したものの、全てを奪われたミシェルは、アシスタントだったクレアと娘のレイチェルが住むアパートに居候することになる。
そんなミシェルは、クレアが作るブラウニーの美味しさに驚き、子供達を販売員にして、それを売る新規事業を起ち上げ再起を図るのだが・・・。
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メリッサ・マッカーシーと夫のベン・ファルコーンが、製作、脚本を担当し、ウィル・フェレルやアダム・マッケイも製作に参加した出演したコメディ。
多くの子供達が登場するにも拘らず、お構いなしに過激な下ネタが連発し、大人には笑える内容なのだが、子供には鑑賞させる気にはならない。
北米で約6300万ドルの興行収入に留まり、内容(脚本)が下品なだけに日本などは未公開だった。
製作費が2900万ドルなので成功したとも言えるが、ヒットしそうな雰囲気は感じられるため期待外れに終わったとも言える。
*世界 $78,844,580
製作と脚本を兼ね、カリスマ経営者を迫力で演ずるメリッサ・マッカーシーの、彼女らしいパワフルな演技が見所の作品。
主人公に協力する元アシスタントのクリステン・ベル、その娘エラ・アンダーソン、主人公のビジネスの師である実業家キャシー・ベイツ、クレア(クリステン・ベル)に惹かれる同僚タイラー・ラビーン、主人公の元恋人であるライバルのピーター・ディンクレイジ、そのアシスタントのティモシー・シモンズ、主人公と対立する主婦アニー・マモロー、ボランティア団体のリーダー、クリステン・シャール、クレアの上司セシリー・ストロング、主人公のアシスタント、セドリック・ヤーブロー、主人公の弁護士ベン・ファルコーン、主人公を育てた孤児院のシスター、マーゴ・マーティンデイル、主人公を相手にしない実業家マイケル・マクドナルド、本人役でT-ペインとガイル・キング、実生活でのクリステン・ベルのパートナーで、出演シーンがカットされたダックス・シェパード、別バージョンのエンディングに登場するデイヴ・バウティスタなどが共演している。