NBCの”サタデー・ナイト・ライブ”で人気を得たコーナーのキャストとバンドを使い映画化した、社会風刺、コメディ、ミュージカル、アクションなどを盛り込んだ作品。 監督、脚本ジョン・ランディス、主演ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイド、キャリー・フィッシャー、キャブ・キャロウェイ、レイ・チャールズ、アレサ・フランクリン、ジェームス・ブラウン、ジョン・キャンディ、スティーブン・スピルバーグ他共演。 |
・コメディ
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ランディス
製作:ロバート・K・ワイス
脚本
ダン・エイクロイド
ジョン・ランディス
撮影:スティーヴン・M・カーツ
編集:ジョージ・フォルシーJr.
音楽
エルマー・バーンスタイン
アイラ・ニューボーン
出演
ジョン・ベルーシ:ジェイク・ブルース
ダン・エイクロイド:エルウッド・ブルース
スティーヴ・クロッパー:スティーヴ”ザ・コーネル”クロッパー
ドナルド”ダック”ダン:ドナルド”ダック”ダン
マーフィー・ダン:マーフィー”マーフ”ダン
ウィーリー・ホール:ウィーリー”トゥー・ビッグ”ホール
トム・マローン:トム”ボーンズ”マローン
ルー・マリーニ:”ブルー・ルー”マリーニ
マット・マーフィー:マット”ギター”マーフィー
アラン・ルービン:アラン”ファビュラス”ルービン
キャリー・フィッシャー:謎の女
キャブ・キャロウェイ:カーティス
ヘンリー・ギブソン:ネオ・ナチリーダー
スティーブ・ウィリアムズ:パトロール警官マウント
チャールズ・ネイピア:タッカー・マッケロイ
ジェフ・モリス:ボブ
レイ・チャールズ:レイ
アレサ・フランクリン:マーフィー夫人
ジェームス・ブラウン:クリオフォス・ジェームズ牧師
ジョン・キャンディ:バートン・マーサー
ツイギー:洒落たレディー
キャスリーン・フリーマン:シスター・メアリー・スティグマ(ペンギン)
ジョン・リー・フッカー:ストリート・ミュージシャン
ポール・ルーベンス:ウェイター
チャカ・カーン:聖歌隊独唱者
フランク・オズ:看守
ジョー・ウォルシュ:囚人
スティーヴン・スピルバーグ:納税課受付係
スティーヴ・ローレンス:モーリー・スライン
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1980年製作 133分(ディレクターズ・カット147分)
公開
北米:1980年6月20日
日本:1981年3月28日
製作費 $27,000,000
北米興行収入 $57,229,900
世界 $115,229,900
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
イリノイ州、ジョリエット刑務所。
弟エルウッド(ダン・エイクロイド)に迎えられ、出所したジェイク・ブルース(ジョン・ベルーシ)は、同じ黒ずくめのスタイルで喜びを噛みしめる。
シカゴ。
払い下げのパトカーに乗った2人は、自分達が育った孤児院に急行して、世話になった、母親代わりのシスター・メアリー・スティグマ(キャスリーン・フリーマン)に面会する。
2人は、シスターが、孤児院の固定資産税5000ドルが払えず困っている話を聞く。
しかし、2人はシスターに口汚い言葉で注意され、”身を清めてくるように”と言われ追い出されてしまう。
その後、2人は管理人のカーティス(キャブ・キャロウェイ)からも、同じように助言されてしまう。 2人は、カーティスに言われた通り、クリオフォス・ジェームズ牧師(ジェームス・ブラウン)の説教を聞きに行く。 嫌々ながら教会に向かったジェイクだったが、彼は完全に牧師に感化されてしまい、かつて活動していたバンドの再結成することを考える。 その後、信号を無視したために、エルウッドはパトロール中の警官に車を止められる。 エルウッドは免停中なのがばれてしまい、その場から逃走し、”ディクシー・スクエア・モール”内を暴走してパトカーを振り切り、2人はその後も警官マウント(スティーブ・ウィリアムズ)らに追われることになってしまう。 さらに、2人は謎の女(キャリー・フィッシャー)にバズーカ砲で狙われながら、エルウッドの住居である簡易宿泊所に向かう。 翌日、刑事のバートン・マーサー(ジョン・キャンディ)が、マウントらをエルウッドの住居に案内するが、謎の女は建物を爆破してしまう。 瓦礫の中から這い出したジェイクとエルウッドは、バンドを組んでいたスティーヴ”ザ・コーネル”クロッパー(スティーヴ・クロッパー)、ドナルド”ダック”ダン(ドナルド”ダック”ダン)、マーフィー”マーフ”ダン(マーフィー・ダン)、ウィーリー”トゥー・ビッグ”ホール(ウィーリー・ホール)、トム”ボーンズ”マローン(トム・マローン)を捜しだし、再結成する”ブルース・ブラザース”に誘う。 トランペッターの、高級レストランアランで働く”ファビュラス”ルービン(アラン・ルービン)の元に向かった2人は、彼に嫌がらせをして強引にバンドに引き入れる。 その後、2人はネオ・ナチの集会を妨害したため、リーダーの(ヘンリー・ギブソン)に命を狙われることになる。 ダイナーの主人になっていたマット”ギター”マーフィー(マット・マーフィー)の店に向かった2人は、彼の妻(アレサ・フランクリン)の反対を振り切り、店員”ブルー・ルー”マリーニ(ルー・マリーニ)と共にバンドに参加する。 そして、楽器専門の質屋のレイ(レイ・チャールズ)の店で、メンバーは楽器を調達する。 ジェイクとエルウッドは、電話ボックスにいる時に、謎の女の火炎放射攻撃を受け、隣にあったガスタンクの爆発で吹き飛ばされてしまう。 通りがかったカントリー・ハウスで、ジェイクとエルウッドは契約バンドに扮し、店主のボブ(ジェフ・モリス)と話をつけて演奏することになる。 リズム・アンド・ブルースの曲を演奏し始めたバンドは全く受けず、仕方なく演奏した”ローハイド”のテーマや、田舎臭い曲が大受けする。 ジェイクとエルウッドは、ギャラを上回るビール代をボブに請求されてしまう。 その後、タッカー・マッケロイ(チャールズ・ネイピア)の率いるカントリー・バンドも到着してしまい、ジェイクとエルウッドは、他のメンバーを追い逃亡する。 2人は、追ってきたマッケロイとボブに銃撃されるのだが、パトロール警官のマウントが、ジェイクとエルウッドの車を確認して追跡しようとする。 しかし、マウントのパトカーはボブの運転する車と衝突してしまう。 プロモーターのモーリー・スライン(スティーヴ・ローレンス)の協力で、ブルース・ブラザースはパレス・ホテルでコンサートを開くことになる。 カーティスの、子供達を使った大宣伝などで、会場を満杯にする手はずを整えたジェイクとエルウッドだったが、車のガス欠で2人の到着が遅れる。 スタンドでエルウッドは、洒落たレディー(ツイギー)に声をかける。 マッケロイとボブらも復讐のために会場に向かい、溢れんばかりの観客は開演を待ちきれないでいた。 仕方なくカーティスが、”ミニー・ザ・ムーチャ”で場を持たせる。 警察も警戒する中、メーサーとマウントも会場で2人を待つ。 そして、2人が到着したことに気づいたカーティスの進行で、ショーは始まる。 異常な盛り上がりを見せたコンサートは成功して、ジェイクとエルウッドは、いきなり、1万ドルの録音料をレコード会社から受け取る。 その後、マーサーやマウント、さらにマッケロイとボブらに見つからないように、2人はステージから姿を消してしまう。 2人は、再び謎の女に狙われてしまうが、彼女は結婚を約束しながらジェイクに逃げられた婚約者だった。 何とか彼女から逃れた2人はシカゴに向かい、マッケロイとボブらは、車のアクセルに細工し振り切るものの、パトカーの大軍に追われてしまう。 マーサーとマウントのパトカーは、トレーラーのコンテナに突っ込んでしまい、ジェイクとエルウッドは非常線を突破する。 市内に入り大暴走を続ける2人は、パトカーを振り切るものの、ネオ・ナチに追われ、工事中の道路でそれをかわし、なんとかシカゴ市庁舎に到着する。 市庁舎前は、警官や消防、さらに軍隊までもが包囲して大混乱となる。 2人は納税課に向かい、係官(スティーヴン・スピルバーグ)に養護施設の固定資産税5000ドルを納めた直後、逮捕されてしまう。 その後、刑務所内で、ブルース・ブラザースの演奏は、囚人達に大受けするのだった。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
出所したジェイク・ブルースは弟のエルウッドに迎えられ、その足で2人が育った孤児院に向かう。
世話になったシスターから、施設の固定資産税5000ドルが払えないことを聞いた2人は、身を清めるようにとも言われ、管理人カーティスに勧められて、ジェームズ牧師の元に向かう。
そこでジェイクは、牧師の言葉に感化され、神のお告げを受けて、バンドを再結成しようと考える。
早速、バンド仲間達を捜し始めた2人は、警官や謎の女、そしてネオ・ナチなどに追われながらメンバーを集める。
あるカントリー・ハウスでも、揉め事を起こした2人は、そこの主人とバンドにも追われることになってしまう。
そして、バンドは、いよいよ大舞台となるコンサートを開催することになるのだが・・・。
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1998年に続編「ブルース・ブラザース2000」が公開されるのだが、他界していたジョン・ベルーシ、キャブ・キャロウェイ、ジョン・キャンディ以外は、本作とほぼ同じキャストで製作された。
多彩な俳優陣の他、大物ミュージシャン総出演の超豪華キャストに加え、シカゴ市街や大掛かりなセットでのハチャメチャなアクションも見ものだ。
監督ジョン・ランディスの、ゴスペル、R&B、ソウルミュージックなどへの思いが込められた作品でもある。
特に、シカゴ市庁舎も全面協力するロケは圧巻だ。
当時としてはまずまずの、北米興行収入は約5700万ドル、全世界では約1億1500万ドルのヒットとなった。
その特異な才能が期待されていたものの、2年後に33歳の若さで惜しまれながら亡くなるジョン・ベルーシの代表作でもあり、人を食ったようなギャグと、容姿に似合わない、軽快な身のこなしや歌を存分に楽しめる。
初めての大役となるダン・エイクロイドの、冷めたキャラクターも実にいい。
ブルース・ブラザース、バンドメンバー
スティーヴ・クロッパー、ドナルド”ダック”ダン、マーフィー・ダン、ウィーリー・ホール トム・マローン、ルー・マリーニ、マット・マーフィー、アラン・ルービン
ジャイクに復讐する過激な謎の女、実は裏切られた婚約者キャリー・フィッシャー、養護施設の管理人キャブ・キャロウェイ、ネオ・ナチのリーダー、ヘンリー・ギブソン、パトロール警官スティーブ・ウィリアムズ、カントリー・バンドのリーダー、チャールズ・ネイピア、その雇い主のジェフ・モリス、楽器店店主レイ・チャールズ、レストランの女主人アレサ・フランクリン、カリスマ牧師ジェームス・ブラウン、主人公2人を追う刑事ジョン・キャンディ、エルウッド(D・エイクロイド)に誘われる美しいレディーのツイギー、怖~いシスターのキャスリーン・フリーマン、ストリート・ミュージシャンのジョン・リー・フッカー、聖歌隊の一員のチャカ・カーン、看守フランク・オズ、プロモーターのスティーヴ・ローレンス、そして、納税課職員スティーヴン・スピルバーグ、ウェイターのポール・ルーベンス、囚人のジョー・ウォルシュなど、多数の出演者にストーリー同様混乱してしまう・・・。