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ビッグ・バウンス The Big Bounce (2004)

1969年に発表された、エルモア・レナードの小説”The Big Bounce”を基に製作された作品。
ハワイを舞台にした犯罪者の騙し合いを描く、監督ジョージ・アーミテイジ、主演オーウェン・ウィルソンモーガン・フリーマンチャーリー・シーンゲイリー・シニーズサラ・フォスター他共演の犯罪コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

モーガン・フリーマン / Morgan Freeman 作品一覧
モーガン・フリーマン / Morgan Freeman / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ジョージ・アーミテイジ

製作
ジョージ・アーミテイジ

スティーヴ・ビング
ジョーグ・サラレグイ
製作総指揮
ブレント・アーミテイジ

ゼイン・ワイナー
原作:エルモア・レナードThe Big Bounce
脚本:セバスチャン・グティエレス

撮影:ジェフリー・L・キンボール
編集:バリーマルキン
音楽:ジョージ・S・クリントン

出演
ジャック・ライアン:オーウェン・ウィルソン

ウォルター・クルーズ:モーガン・フリーマン
ボブ・ロジャースJr.:チャーリー・シーン
レイ・リッチー:ゲイリー・シニーズ
ナンシー・ヘイズ:サラ・フォスター
ルー・ハリス:ヴィニー・ジョーンズ
ジョー:ウィリー・ネルソン
アリソン・リッチー:ビビ・ニューワース
ボブ・ロジャースSr.:ハリー・ディーン・スタントン
ネッド・コールマン:アンドリュー・ウィルソン
フランク・ピザーロ:グレゴリー・スポーレダー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

2004年製作 88分
公開
北米:2004年1月30日
日本:2004年11月06日
製作費 $50,000,000
北米興行収入 $6,489,480
世界 $6,808,550


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ハワイ
サーファーで強盗のジャック・ライアン(オーウェン・ウィルソン)は、地元住民の抗議運動を無視して開発を進めている不動産業者のレイ・リッチー(ゲイリー・シニーズ)に雇われていた。

ちょっとしたことで現場監督のルー・ハリス(ヴィニー・ジョーンズ)と喧嘩になったジャックは、相手をバットで殴り逮捕される。

前科もあるジャックだったが、地方検事のウォルター・クルーズ(モーガン・フリーマン)は、結果的に開発を遅らせている彼を頼もしく思い釈放させる。

警察署を出たジャックは、リッチーの部下ボブ・ロジャースJr.(チャーリー・シーン)に本土に戻るよう忠告されて、それに従おうとする。

荷物をまとめたジャックは、仕事仲間のフランク・ピザーロ(グレゴリー・スポーレダー)に誘われ、ある家に忍び込んで金品を奪う。
...全てを見る(結末あり)

その後、バーでウォルターに話しかけられたジャックは、リッチーの行動が気に入らないことや、その場でボブと同席していたリッチーの秘書兼愛人のナンシー・ヘイズ(サラ・フォスター)が、意外な曲者だということを知らされる。

近づいて来たボブを牽制したジャックとウォルターは、彼を追い払う。

ナンシーに惹かれたジャックは、ウォルターのバンガローハウスで働くことになる。

リッチーの家に忍び込んだジャックは、その場にいたナンシーが犯罪に興味があることを知る。

二人はリッチーの車を盗んでビーチに向い、沖に停泊中の彼の船に泳いで向かう。

ナンシーは強盗だというジャックに、リッチーがロッジに隠してある20万ドルを盗む提案をする。

その後ジャックは、借金で困っているフランクを仲間に引き入れる。

ある家に忍び込んだジャックとナンシーは、そこが警官のネッド・コールマン(アンドリュー・ウィルソン)の家だと分かる。

ジャックは、自分を逮捕したネッドがゲイだと知り驚いてしまう。

ナンシーは、現れたフランクから、盗んだ財布を無理やり買わされることになる。

ナンシーとロッジを下見に行ったジャックは、現れたボブと格闘になり彼を叩きのめす。

ボブは引き上げて、これで金が盗まれれば自分が疑われると言うジャックだったが、ナンシーは、裏金なので警察には通報しないと話す。

ナンシーがフランクから財布を買わされたこと知ったジャックは、彼と付き合うのは危険だと忠告される。

この件から下りようとしたジャックだったが、ナンシーに誘惑される。

翌日ナンシーは、関係を持っていたボブが現れたため、彼とジャックに知られないようにその場をやり過ごす。

妻アリソンと戻ったリッチーは、ジャックがナンシーと行動していると知り、ルーに始末させるようボブに指示する。

ジャックは、町で会ったルーと牽制し合い、彼に借金したと言うフランクに計画は流れたことを伝える。

ウォルターと過ごしていたジャックは、ナンシーからの電話を受け、現金はリッチーの家にあることを知らされる。

ボブを引き留める間に現金を奪うよう指示されたジャックは気が進まないが、ウォルターのバンガローハウスをリッチーが潰すはずだとナンシーに言われる。

ウォルターは、ナンシーに夢中のジャックに、深入りし過ぎると痛い目に遭うと忠告する。

実は仲間だったアル中のアリソンに、ナンシーは計画を確認する。

ジャックとウォルターはルーに襲われるものの、彼を叩きのめす。

ウォルターは、ジャックとボブの父親(ハリー・ディーン・スタントン)、友人ジョー(ウィリー・ネルソン)と共にゲームをしながら、ルーを叩きのめしたことを話す。

ボブが妻に関係を白状したため、彼を引き留めれなかったナンシーは、リッチーの家に向かう。

ジャックは、ウォルターのパイプを盗み、それを取りに行くと言ってその場を抜け出す。

アリソンは、リッチーに薬を飲ませて階段から突き落とし、窓の外にいた男を撃ってしまい、そこにウォルターが現れる。

ナンシーは金庫を開けるものの、中は空だった。

その場にいたジャックに気づいたナンシーだったが、現金を手にしている彼は、自分をハメたと言って撃たれたのはフランクだと知らせる。

アリソンは、撃ったのがジャックでないことをウォルターから知らされて驚く。

ジャックは、共犯者から罪を被せられることをナンシーに伝え、この場から逃げるように助言する。

ウォルターは、ジャックに罪を負わせようとした計画が台無しだとアリソンに話し、金はナンシーの口止め料だったことを伝える。

リッチーは死んでいたが、起き上がったフランクはその場から逃げ出す。

ウォルターは新しいカモを探すことを考え、それをナンシーにすることでアリソンと意見が一致する。

その様子を見ていたジャックは、計画の真相を知る。

ウォルターとアリソンは船で旅立ち、リムジンに乗ったジャックは、ヒッチハイクするナンシーに気づき車を止める。

計画のことを聞いたジャックは、ウォルターとアリソンの関係を知ったため思いついたとナンシーに言われる。

ジャックは、金ではなくナンシーのために行動したと言いそうになるが、彼女を置いて走り去る。

ウォルターの助言を信じたジャックは、バンガローの客の女性をゲットしていた。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ハワイ
サーファーで強盗のジャック・ライアンは、不動産業者のリッチーに雇われていたが、現場監督のルーを殴り逮捕される。
地方検事のウォルターは、住民が反対するリッチーの開発を遅らせることになったためジャックを釈放する。
ジャックは、リッチーの部下ボブに本土に帰るよう言われるが、ウォルターのバンガローハウスで雇われることになる。
そんなジャックは、リッチーの秘書兼愛人のナンシーに惹かれる。
ジャックは、リッチーが隠してある20万ドルの裏金を奪う計画を、ナンシーから聞かされて誘われるのだが・・・。
__________

エルモア・レナードの原作と、豪華スター競演が魅力の作品で、開放感のあるハワイ・ロケも見所の作品。

お色気もあるコメディ・タッチの内容はまずまずなのだが、ジョージ・アーミテイジの演出に今一”勢い”が感じられないため、引き込まれるようなところがない。

魅力的なキャスティング、製作費に5000万ドルをかけた作品だが、評価も低く、興行収入は全世界でも約680万ドルに終わった。

期待の若手オーウェン・ウィルソンの、雰囲気がある小悪党ぶりは非常に楽しい。

誰もが期待したモーガン・フリーマンが、脇役に徹し控え目な演技のためやや物足りないところと、終盤の騙し合いの結末もインパクトに欠ける展開なのが残念。

不動産業者ゲイリー・シニーズの部下チャーリー・シーンデヴィッド・フォスターの娘で、小悪魔的な犯罪好きの美女、リッチー(ゲイリー・シニーズ)の愛人サラ・フォスター、現場監督ヴィニー・ジョーンズ、ウォルター(モーガン・フリーマン)の友人ウィリー・ネルソン、リッチーの妻ビビ・ニューワース、ボブ(チャーリー・シーン)の父親ハリー・ディーン・スタントン、警官アンドリュー・ウィルソン、主人公の仕事仲間グレゴリー・スポーレダーなどが共演する。


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