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トム・ソーヤの冒険 The Adventures of Tom Sawyer (1938)

1876年に発表された、マーク・トウェインの小説”トム・ソーヤーの冒険”を基に製作された作品。
イタズラっ子トム・ソーヤーの様々な体験と冒険を描く、製作デヴィッド・O・セルズニック、監督ノーマン・タウログ、主演トミー・ケリージャッキー・モランアン・ギリスメイ・ロブソンウォルター・ブレナン他共演の冒険ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:ノーマン・タウログ
製作:デヴィッド・O・セルズニック
原作:マーク・トウェイントム・ソーヤーの冒険
脚本:ジョン・ウィーヴァー
撮影:ジェームズ・ウォン・ハウ
編集:マーガレット・クランシー
音楽:フランツ・ワックスマン

出演
トム・ソーヤ:トミー・ケリー
ハックルベリー・フィン:ジャッキー・モラン
ベッキー・サッチャー:アン・ギリス
ポリー:メイ・ロブソン
マフ・ポッター:ウォルター・ブレナン
インジュン・ジョー:ヴィクター・ジョリー
シド・ソーヤ:デヴィッド・ホルト
保安官:ヴィクター・キリアン
サッチャー夫人:ナナ・ブライアント
ドビンズ:オリン・ハウランド
ウォルターズ:ドナルド・ミーク
サッチャー判事:チャールズ・リッチマン
ハーパー夫人:マーガレット・ハミルトン
メアリー・ソーヤ:マーシャ・メイ・ジョーンズ
ジョー・ハーパー:ミッキー・レンシュラー
エイミー・ローレンス:コーラ・スー・コリンズ
リトル・ジム:フィリップ・ハーリック
牧師:フランク・マクグリンSr.(クレジットなし)
ロビンソン医師:ローランド・ドリュー(クレジットなし)
ダグラス夫人:スプリング・バイイントン(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1938年製作 91分
公開
北米:1938年2月11日
日本:1952年5月3日


アカデミー賞
第11回アカデミー賞
・ノミネート
美術賞


ストーリー
ミシシッピ州。
少年トム・ソーヤ(トミー・ケリー)は、おばポリー(メイ・ロブソン)と弟のシド(デヴィッド・ホルト)、姉のメアリー(マーシャ・メイ・ジョーンズ)と共に暮らしていた。
手が付けられないイタズラっ子のトムは、親友のハックルベリー・フィン(ジャッキー・モラン)と共に遊んでばかりいて、ポリーを困らせていた。
ある日トムは、近所に引っ越してきたサッチャー判事(チャールズ・リッチマン)の娘ベッキー(アン・ギリス)に惹かれてしまう。
日曜学校で、サッチャー判事と家族が子供たちに紹介される。
トムは、聖書を2000節読んだように見せかけて、サッチャーから賞を受け取り、ベッキーの気を惹こうとする。
しかし、それが嘘だったことがバレてしまい、トムは恥をかく。
学校で、ベッキーが教師ドビンズ(オリン・ハウランド)の似顔絵を描く。
トムは、自分が描いたと言ってベッキーを守り、ドビンズに折檻される。
辛い目に遭ったトムだったが、感謝するベッキーと仲良くなる。
ある夜、トムとハックルベリーは墓地に向かい、ロビンソン医師(ローランド・ドリュー)が、酔ったマフ・ポッター(ウォルター・ブレナン)とインジュン・ジョー(ヴィクター・ジョリー)と共に、墓を掘り起こして死体を盗んでいるのを目撃する。
マフは、ロビンソンに報酬を要求して争いになり、殴り倒される。
それを制止しようとしたインジュン・ジョーも殴られるが、抵抗してロビンソンを刺殺してしまう。
それを見ていたトムとハックルベリーは、その場を離れる。
インジュン・ジョーは、気を失っているマフにナイフを握らせて起こす。
自分がロビンソンを殺したと思い込んだマフは動揺し、インジュン・ジョーと共に逃げる。
ハックルベリーは、このことを誰かに話せばインジュン・ジョーに殺されると考え、この件を誰にも言わないことを誓うのだが・・・。


解説 評価 感想
1876年に発表された、マーク・トウェインの小説”トム・ソーヤーの冒険”を基に製作された作品。

製作デヴィッド・O・セルズニック、同年「少年の町」(1938)も公開されるノーマン・タウログが監督し、主演はトミー・ケリージャッキー・モランアン・ギリスメイ・ロブソンウォルター・ブレナンなどが共演した作品。

イタズラっ子トム・ソーヤーの様々な体験を描く冒険ドラマ。

本作は、1907年、1917年、1930年に続く、マーク・トウェインの原作の4作目の映画化であり、テクニカラーで撮影された。

翌年、ミッキー・ルーニー主演の続編「宿なしハックの冒険」(1939)が公開された。

コメディを得意とするノーマン・タウログの演出は見もので、ユーモアに加え人間味あふれる内容は、あらゆる世代が楽しめる。

トムの証言により殺人事件が解決した時点で物語が完結したように思えるが、さらに、トムとベッキーが洞窟で迷子になるという、やや恐ろしい終盤の見せ場があり、大いに盛り上がる。

第11回アカデミー賞では、美術賞にノミネートされた。

フランツ・ワックスマンの愉快で軽快な音楽が印象に残る。

手が付けられないイタズラっ子のトム・ソーヤを好演するトミー・ケリー、その友人ハックルベリー・フィンのジャッキー・モラン、トムが惹かれる判事の娘ベッキー・サッチャー役アン・ギリス、トムと姉弟を育てるおばポリーのメイ・ロブソン、殺人の容疑者となる酔っ払いマフ・ポッターのウォルター・ブレナン、彼に罪をかぶせる犯人インジュン・ジョーのヴィクター・ジョリー、トムの弟シド・ソーヤ役デヴィッド・ホルト、保安官のヴィクター・キリアン、サッチャー判事の妻ナナ・ブライアント、教師のオリン・ハウランド、日曜学校の管理者ドナルド・ミーク、サッチャー判事のチャールズ・リッチマン、トムの友人ジョー・ハーパー役ミッキー・レンシュラー、その母親マーガレット・ハミルトン、トムの姉メアリー・ソーヤ役マーシャ・メイ・ジョーンズ、トムの友人エイミー・ローレンス:コーラ・スー・コリンズ、トムの友人である黒人の少年リトル・ジム役フィリップ・ハーリック、牧師のフランク・マクグリンSr.、殺される医師ローランド・ドリュー、ハックルベリーの後見人ダグラス夫人役のスプリング・バイイントンなどが共演している。


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