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テネイシャスD Tenacious D in The Pick of Destiny (2006)

製作、監督、脚本のジャック・ブラックカイル・ガスが1994年に結成したロックバンド”テネイシャスD”そのものを描いた作品。
製作、出演ベン・スティラージョン・C・ライリーティム・ロビンスエイミー・アダムス他共演、監督リアム・リンチによるコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

エイミー・アダムス / Amy Adams / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:リアム・リンチ

製作総指揮
ベン・スティラー

ジョージア・カキャンダス
トビー・エメリッヒ

リチャード・ブレナー
ケイル・ボイター
製作
ジャック・ブラック

カイル・ガス
スチュアート・コーンフェルド
脚本
ジャック・ブラック

カイル・ガス
リアム・リンチ
撮影:ロバート・ブリンクマン
編集:デヴィッド・レニー

音楽
テネイシャスD

アンドリュー・グロス
ジョン・キング

出演
JB/ジャブレス:ジャック・ブラック

KG:カイル・ガス
リー:ジェイソン・リード
ギターセンターの店員:ベン・スティラー
レストランの見知らぬ客:ティム・ロビンス
コンテストのホスト:ポール・F・トンプキンス
バド・ブラック:ミートローフ
サクワッチジョン・C・ライリー
本人:ロニー・ジェイムズ・ディオ
魅力的な女性:エイミー・アダムス
警備員:フレッド・アーミセン
警備員:ネッド・ベラミー

アメリカ 映画
配給 ニュー・ライン・シネマ

2006年製作 93分
公開
北米:2006年11月22日
日本:2008年7月26日
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $8,319,190
世界 $13,908,760


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ミズーリ州、キッカプー。
ロックを悪魔の音楽だと言う、父バド・ブラック(ミートローフ)に、厳しくそれを禁じられた少年JBは、彼が神と崇める”ロニー・ジェイムズ・ディオ”の啓示を受けて旅立つ。

数年後、JB(ジャック・ブラック)はハリウッドに向かい、そこで、ストリート・ミュージシャンのKG(カイル・ガス)に出会う。

JBはKGの演奏に惚れ込むが、KGはそれを迷惑に思い、その場を去ってしまう。

その夜、ベンチで夜を過ごそうとしていたJBは、暴漢に襲われて気を失ってしまう。

そこを通りがかったKGが、彼を助けたように見せかけて、JBを自分のアパートに連れて行く。
...全てを見る(結末あり)

KGの弟子になることを許されたJBは、特訓を始めるのだが、KGが親の仕送りでミュージシャンを目指していた、単なるマザコン男だと知りJBは憤慨する。

JBに詐欺師呼ばわりされて罵倒されたKGは、気を落とし実家に帰ると言い出し、JBにギターを残して去ろうとする。

しかし、そのギターを見たJBは、KGを引き止めてバンドを結成しよとする。

二人は、お互いのでん部にある生まれつきのアザを見せ合い、それを合体させたバンド名を”テネイシャスD”とする。

アマチュアバンド・コンテストに出場し始めたJBとKGは、画期的な曲作りに没頭する。

ある日、有名アーチストが、皆同じピックを使っていることに気づいたJBとKGは、ギターセンターの店員(ベン・スティラー)からそのピックの秘密を聞く。
__________

昔、魔術師が悪魔と対決して、それを知った鍛冶屋が魔術師に加担して蹄鉄で悪魔の歯を折り、そのお礼に魔術師が悪魔の歯で作ったピックを鍛冶屋に渡した。

それを受け取った鍛冶屋は、意中の女性の前でそのピックを使いギターを奏で、見事に女性のハートを射止めた。

その後、そのギターと”運命のピック”は、”ロックの歴史博物館”に保管された。
__________

JBとKGは、ロック界を支配するために、そのピックを手に入れようと、ピザ屋のリー(ジェイソン・リード)から車を借りて旅立つ。

食事のため、あるレストランに入った二人は、KGが女子大生にクラブのパーティーでの演奏を頼まれ、JBは片足の見知らぬ客(ティム・ロビンス)に付きまとわれる。

その男も、”運命のピック”を奪おうとしていることを知ったJBは、彼が果たせなかった、ピックを奪うための計画図を渡される。

KGはパーティーで演奏すると言い張り、JBはピックを手に入れるために博物館に向かったため、二人は仲違いしてしまう。

JBは徒歩で博物館に向かい、森の毒キノコを食べてしまい、サクワッチ(ジョン・C・ライリー)と戯れる、幻覚を見てしまう。

KGの曲は若者達に受け入れられず、JBとの日々を思い出し、彼を追い博物館に向かう。

博物館に侵入したJBは、換気口でKGと合流し、ピックを奪い警備員(フレッド・アーミセン/ネッド・ベラミー)らの追撃をかわして脱出するが、レストランの男にピックを奪われそうになる。

しかし、二人はその場を逃れ、男は駆けつけた警察に逮捕されてしまう。

ロサンゼルスに帰る途中、パトカーに止められそうになり、KGが車を暴走させて逃走してしまう。

カーチェイスの末に車は大破炎上し、JBとKGは焼死したことになる。

しかし、二人はマンホールから下水に逃げて、コンテスト会場に向かう。

コンテストのホスト(ポール・F・トンプキンス)に、新曲があることを告げた二人は、ステージに上がろうとする。

どちらがピックを使うかで二人は争いを始め、誤ってピックを割ってしまい、ホストに励まされ、実力で優勝しようとする。

しかし、ホストはピックを手に入れて悪魔に変身し、折れた歯を治し、JBとKGを相手にロック対決をすることになる。

悪魔のパフォーマンスは二人を圧倒するが、JBは悪魔の角を折ることに成功し、悪魔は再び地下に葬り去られる。

そして、JBとKGは、悪魔の角で作った”運命のパイプ”でマリファナを吸い、新曲を作り始める。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ロックは悪魔の音楽だと父親に決め付けられ育った音楽少年JBは、彼が神と崇める”ロニー・ジェイムズ・ディオ”の啓示を受けて旅立つ。
ハリウッドに向かったJBは、ストリート・ミュージシャンのKGに出会う。
その後JBは、KGと共にバンドを組むことを決意、”テネイシャスD”を結成して曲作りに没頭する。
ある日、二人は、有名アーチストが、皆同じピックを使っているのに気づき、ギターセンターの店員から、そのピックの秘密を知らされる。
話を聞いたJBとKGは、ロック界を支配するため、そのピックを手に入れようとするのだが・・・。
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1997年から2000年までTVシリーズとしても放映された。

ミュージシャンもどきの中年男のコンビが、ロックを支配できるという”運命のピック”を手に入れようとする奮闘を描いた、下品なジョーク連発の、ミュージカル風大爆笑コメディで、凝ったメイクで登場する、豪華キャストなども見ものだ。

学生時代に、ティム・ロビンスの劇団に参加したジャック・ブラックは、映画出演2作目の「ボブ・ロバーツ」(1992)で彼と共演し、本作ではその恩を返すように、インパクトのある役を彼に演じてもらっている。

スクール・オブ・ロック」(2003)で、ミュージシャンとしての実力を見せ付けたジャック・ブラックカイル・ガスのコンビは、凸凹というより”ボコボコ”という感じで、性格は違うが似たような雰囲気の、締りのない二人が何とも可笑しい。

二人の音楽の唯一の理解者ピザ屋の配達係ジェイソン・リード、製作にも参加した、ピックの秘密を語るギターショップ店員のベン・スティラー、ピックを狙う謎の男ティム・ロビンス、コンテスト・ホスト、ポール・F・トンプキンス、主人公JBの父親ミートローフ、幻覚で登場するサクワッチジョン・C・ライリー、魅力的なグラマー女性のエイミー・アダムス、博物館警備員フレッド・アーミセンネッド・ベラミー、そしてロニー・ジェイムズ・ディオが、本人役で出演している。


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