少年時代から”鬼ごっこ”を恒例行事にしている仲間たちが巻き起こす騒動を描く、監督ジェフ・トムシック、主演エド・ヘルムズ、ジェレミー・レナー、ジョン・ハム、ジェイク・ジョンソン、ハンニバル・バーエス、アナベル・ウォーリス、アイラ・フィッシャー、ラシダ・ジョーンズ、レスリー・ビブ他共演のコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジェフ・トムシック
製作
トッド・ガーナー
マーク・スタイレン
製作総指揮
デイヴ・ノイスタッター
ハンス・リッター
リチャード・ブレナー
ウォルター・ハマダ
原作:ラッセル・アダムズ”It Takes Planning, Caution to Avoid Being It”
原案:マーク・スタイレン
脚本
ロブ・マッキトリック
マーク・スタイレン
撮影:ラリー・ブランフォード
編集:ジョシュ・クロケット
音楽:ジャーメイン・フランコ
出演
ホーガン”ホーギー”マロイ:エド・ヘルムズ
ホーガン”ホーギー”マロイ(高校生):ジャレン・ルイソン
ホーガン”ホーギー”マロイ(少年期):ブラクストン・ブジャーケン
ジェリー・ピアース:ジェレミー・レナー
ジェリー・ピアース(高校生):マックスウェル・ロス
ジェリー・ピアース(少年期):ブライデン・ベンソン
ボブ・キャラハン:ジョン・ハム
ボブ・キャラハン(高校生):イライジャ・マルカーノ
ボブ・キャラハン(少年期):ブラクストン・アレキサンダー
ランディ”チリ”チリアーノ:ジェイク・ジョンソン
ランディ”チリ”チリアーノ(高校生):ケヴィン・ムーディ
ランディ”チリ”チリアーノ(少年期):タイラー・クラムリー
ケヴィン・セーブル:ハンニバル・バーエス
ケヴィン・セーブル(高校生):グサヴィオン・シェルトン
ケヴィン・セーブル(少年期):レジェンド・ウィリアムズ
レベッカ・クロスビー:アナベル・ウォーリス
アンナ・マロイ:アイラ・フィッシャー
シェリル・ディーキンス:ラシダ・ジョーンズ
シェリル・ディーキンス(高校生):ケラ・レインズ
シェリル・ディーキンス(少女期):シアナ・スター
スーザン・ロリンズ:レスリー・ビブ
ルー・サイバート:スティーヴ・バーグ
リンダ・マロイ:ノーラ・ダン
チリアーノ:ブライアン・デネヒー
デイヴ:トーマス・ミドルディッチ
レジー:リル・レル・ハウリー
牧師:セバスチャン・マニスカルコ
セラピスト:キャリー・ブラウンスタイン
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2018年製作 101分
公開
北米:2018年6月15日
日本:未公開
製作費 $28,000,000
北米興行収入 $54,730,630
世界 $78,130,630
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1983年。
ホーガン”ホーギー”マロイ(ブラクストン・ブジャーケン)、ボブ・キャラハン(ブラクストン・アレキサンダー)、ランディ”チリ”チリアーノ(タイラー・クラムリー)、ケヴィン・セーブル(レジェンド・ウィリアムズ)、ジェリー・ピアース(ブライデン・ベンソン)は、5月の1カ月間、鬼ごっこを楽しむことを考える。
5人はその後30年間、同じことを繰り返し、成長して大人になった。
ホーギー(エド・ヘルムズ)は、獣医師にも拘わらず、大企業のCEOとなったボブ(ジョン・ハム)の会社の清掃員になろうとして、担当のレジー(リル・レル・ハウリー)の面接を受ける。
”ウォール・ストリート・ジャーナル”の記者レベッカ・クロスビー(アナベル・ウォーリス)の取材を受けたボブは、変装して入ってきたホーギーに気づかない。
ようやくホーギーに気づいたボブは逃げようとするものの、彼にタッチされてしまう。
ホーギーから、ジェリー(ジェレミー・レナー)が今年で引退することを知らされたボブは、レベッカがいたために外で話をする。
5月があと3日しかないので、今まで一度も鬼になっていないジェリーを何とかしたいホーギーだったが、レベッカと話があるボブは彼を追い払う。
諦めないホーギーは、5月31日にジェリーがスーザン・ロリンズ(レスリー・ビブ)と結婚式を挙げることをボブに知らせる。
仲間たちとジェリーを鬼にする気になったボブは、ホーギーと共にその場を去ろうとするが、レベッカが話しに興味を持つ。 ホーギーは、30年間、毎年5月に鬼ごっこをしていることをレベッカに話し、ジェリーだけが鬼になっていないと伝える。 ジェリーが鬼にならない、特別なテクニックを備えていることも話したホーギーは、引退を阻止するためにボブと共に出発しようとする。 それを記事にすることにしたレベッカは、ホーギーとボブに同行する。 コロラド州、デンバー。 逃がさないと言われたチリは、現れたホーギーに追われるものの、彼が鬼ではないことを知る。 鬼のボブにタックルされたチリは、今年の標的はジェリーだと言うホーギーとアンナ、そしてレベッカも同行してケヴィン(ハンニバル・バーエス)の元に向かう。 オレゴン州、ポートランド。 ホーギーらは、ケヴィンを連れて故郷に向かう。 ワシントン州、スポケーン。 ホーギーは母リンダ(ノーラ・ダン)から、情報屋のルー・サイバート(スティーヴ・バーグ)が自分に会いたがっていることを知る。 バーに向かったホーギーらは、バーテンダーのルーに再会してジェリーの居場所を聞き出そうとするが、知らないと言われたために店を出る。 チリと話したルーは、ジェリーの情報を教える代わりに、鬼ごっこのメンバーに入れてほしいことを伝える。 ボブからもジェリーの居場所を訊かれたルーは、彼から、黙っていれば来年メンバーにすることを約束してもらったと伝える。 有力紙の記者レベッカの記事に登場するかもしれないと言われたルーは、ジェリーのディナー会場を教えてしまう。 アンナがディナー会場のスタッフに扮してスーザンに電話してジェリーを誘き出し、ホーギーらはディナー会場で彼を待ち伏せする。 ホーギーらに気づいたジェリーは、経営するフィットネジムなどで鍛え、身につけている護身術を使い、指一本触れさせずに彼らを圧倒しする。 ジェリーは、婚約者のスーザンをホーギーらに紹介する。 スーザンは、騒ぎを起こしたくなかったので、ジェリーと共に式に呼ばない決断をしたことを皆に伝えるが、ホーギーが休戦宣言をする。 譲歩したスーザンは、結婚式関連のイベントではゲームをしないことを条件にして皆を式に招待し、ルールの改訂で合意する。 バーに戻ったホーギーらは、式と関係ない場でジェリーを狙う策を考える。 レベッカから、なんでこんなことを続けるのか訊かれたホーギーは、それが人生そのものだからだと答える。 ジェリーの家に向かったホーギーらは、侵入するもののジェリーの罠にはまる。 ホーギーは、モニターに映るジェリーが自宅に侵入していることを知り、その場に急行するものの、部屋には誰もいなかった。 部屋を偽装していたジェリーは、自宅の地下室にいることをホーギーに知らせて、彼をからかう。 翌日ホーギーは、老女に扮してモールでジェリーを待ち伏せる。 気づかれててしまったホーギーは、ジェリーに襲いかかるものの逃げられる。 リハーサル・ディナーで、ホーギーとアンナがジェリーと話している間に、ボブらはスーザンが妊娠していることを知る。 そこに幼馴染のシェリル・ディーキンス(ラシダ・ジョーンズ)が現れ、ボブとチリは動揺する。 シェリルのことが気になるレベッカは、ケヴィンから、彼女がボブとチリの初恋の相手だと知らされる。 小学生の時から交互に2人と付き合ったシェリルは、突然、歯科医と結婚したのだが、夫とは別居し亡くなったことを、ケヴィンはレベッカに話す。 シェリルに声をかけたチリは、夫とは別居して死に別れたとことを知り、話が盛り上がる。 ボブは2人が気になり、ジェリーらにからかわれる。 化粧室に向かったシェリルを追ったボブは、偶然に会ったフリをして声をかけ、帰ると言う彼女を送ることする。 ゲームの準備を始めたホーギーだったが、ボブとの連絡が取れなくなる。 シェリルを誘ったボブは、楽しい時間を過ごそうとしていた。 ジェリーがカートでゴルフ場に逃げたために、ホーギーらは彼を追う。 アンナから話を聞いていたレベッカは、ゲームに女は参加できないことを知る。 ホーギーらは森の中に誘い込まれ、ジェリーの罠にはまってしまう。 バーに向かったホーギーらは、現れたボブの提案でジェリーのジムに行くことになる。 怪我をしていると言ってバーに残ったチリは、その場にいたシェリルと楽しむことにする。 ジムに着いたホーギーらは、スタッフのデイヴ(トーマス・ミドルディッチ)からジェリーの居場所を聞き出そうとする。 デイヴが教えようとしないために、アンナのアイデアで彼を水責めにしようとする。 脅されたデイヴは、2000ドルで話すと言って、ジェリーが教会の禁酒会に行っていることを伝える。 バーに戻ったボブはチリとシェリルに気づき、2人に近づき話をする。 ボブとチリは言い合いになり、シェリルがジェリーに頼まれて来たことを知る。 断酒会で話をしようとしたジェリーはホーギーらに気づき、彼らを叩きのめして逃げようとする。 脱出できないジェリーは、聖体拝領用のワイン倉庫に閉じこもる。 そこに現れたスーザンは、子供じみたゲームのために結婚式を台無しにするジェリーを非難するが、突然、流産しそうになる。 出てきたジェリーがスーザンを気遣う姿を見たチリは、演技だと言い張る。 ボブらは病院に向かう2人は演技ではないと思い、ホーギーの家に戻り、ジェリーの母親から式の延期を知らせるメールが届く。 ブライズメイドたちが全員同じような”インスタグラム”投稿していることに気づき不審に思ったアンナは、その中の1人がボブに夢中だったことを思い出す。 アンナはボブの偽プロフィールを作成し、ブライズメイドに探りを入れて、ウェディングドレスを着たスーザンの写真を確認し、結婚式が予定通り行われていることを知る。 激怒して興奮するホーギーは、ルールも改定してしまい無敵のジェリーには勝てないと言って諦めようとする。 取りあえず式に向かったホーギーらは、はしゃぐスーザンから、時間稼ぎをするよう指示されたと言われ、妊娠もウソだったことを知る。 式は始まり、ジェリーと断酒会で知り合った牧師(セバスチャン・マニスカルコ)の下で、ジェリーとスーザンは誓いの言葉を交わす。 チャンスだとアンナに伝えたホーギーは、スーザンとキスをしたジェリーに突進してタッチしようとする。 それをかわされたジェリーは、牧師にタックルしてしまい、倒れて意識を失う。 ホーギーに駆け寄ったアンナは、重症だと言って医者を呼ぼうとするが、ジェリーとスーザンは演技だと思う。 ホーギーは病院に運ばれるが、医師と話したチリは、自分たちはゲームをしていると言って、ホーギーの演技ではないかと疑う。 ボブから、ここは病院なので演技ではないと言われたチリは、見舞いに来たシェリーと話をする。 ジェリーと携帯電話で話したホーギーは、肝臓に腫瘍が見つかったことを伝える。 ホーギーは、仲間と再会したいという理由で、ジェリーが引退すると嘘をついていたことを皆に話し、来年、自分はいないだろうと伝える。 結婚式を台無しにしたことをジェリーに謝罪したホーギーは、電話が切れてしまう。 実は病院にいたジェリーとスーザンが現れ、結婚式に招待しなかったことを皆に謝罪する。 月が変わるまで残り5分、ホーギーに説得されたジェリーは、プライドを捨ててタッチしてもらい、彼を抱きしめる。 あと5分残っていると言うジェリーは、その場から逃げて、ロビーでアンナにタッチし、ルールを改訂して彼女をゲームに参加させる。 タッチされて鬼になったボブは、レベッカも参加させる。 ホーギーも病室を出て、皆でゲームを楽しむ。 映画のモチーフとなった、実在する10人のグループによる、現在でも続けているゲームの様子が映し出される。
...全てを見る(結末あり)
妻に逃げられて父(ブライアン・デネヒー)と暮らす麻薬依存症のチリ(ジェイク・ジョンソン)は、ホーギーの妻アンナ(アイラ・フィッシャー)が訪ねて来たために焦る。
妻の浮気を疑うケヴィンのカウンセリングをしていたセラピスト(キャリー・ブラウンスタイン)は、クローゼットに隠れていたホーギーらに気づく。
実家に着いたホーギーは作戦会議を開き、卑怯なことはしたくないので、結婚式にはジェリーを狙わないことで皆を納得させる。
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*(簡略ストー リー)
仲間たちと共に、5月の1か月間”鬼ごっこ”をすることを30年間続けていた獣医師のホーガン”ホーギー”マロイは、一度も鬼になったことがないジェリーが、結婚して引退することを知る。
親友のボブ、チリ、ケヴィンにそれを知らせたホーギーは、ボブに取材をしていた”ウォール・ストリート・ジャーナル”の記者レベッカと妻アンナも加えて故郷に戻る。
ホーギーらは、ジムを経営し護身術も習得している、神出鬼没のジェリーを捜そうとするのだが・・・。
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テレビ界と短編映画の製作で活躍していたジェフ・トムシックの初監督作品。
”ウォール・ストリート・ジャーナル”に掲載された、”鬼ごっこ”を恒例行事にしている男性グループに関するラッセル・アダムズの記事”It Takes Planning, Caution to Avoid Being It”を基に製作された作品。
実話を基にしているというのが驚きなのだが、エンドクレジットの前に、実在する10人の男性グループによるゲームの様子が映し出されるの。
本気でゲームをする大人たちの楽しそうな表情が印象的だ。
エンドクレジットが始まると、ミュージシャンでもあるジェレミー・レナーの歌が楽しめるオマケもある。
個性派、豪華スター競演も話題になった作品であり、北米興行収入は約5500万ドル、全世界では約7800万ドルを記録し、まずまず健闘した。
獣医師であり、ゲームのリーダー的な存在のエド・ヘルムズ、その高校時代ジャレン・ルイソン、少年期のブラクストン・ブジャーケン、一度も鬼にないジムの経営者ジェレミー・レナー、その高校時代マックスウェル・ロス、少年期のブライデン・ベンソン、大企業のCEOとなったジョン・ハム、その高校時代イライジャ・マルカーノ、少年期のブラクストン・アレキサンダー、麻薬依存症で自堕落な生活をするジェイク・ジョンソン、その高校時代ケヴィン・ムーディ、少年期のタイラー・クラムリー、妻の浮気を疑い精神を病むハンニバル・バーエス、その高校時代グサヴィオン・シェルトン、少年期のレジェンド・ウィリアムズ、主人公らのゲームに興味を持ち取材する”ウォール・ストリート・ジャーナル”の記者アナベル・ウォーリス、主人公の過激な妻アイラ・フィッシャー、ボブとチリ(ジョン・ハム/ジェイク・ジョンソン)が交互に付き合っていた幼馴染のラシダ・ジョーンズ、その高校時代ケラ・レインズ、少女期のシアナ・スター、ジェリー(ジェレミー・レナー)の婚約者レスリー・ビブ、ゲームに加わることを希望するバーテンダーのスティーヴ・バーグ、主人公の母親ノーラ・ダン、チリの父親ブライアン・デネヒー、ジムのスタッフ役トーマス・ミドルディッチ、ボブの会社の社員で主人公の面接をするリル・レル・ハウリー、結婚式を執り行う牧師のセバスチャン・マニスカルコ、ケヴィン(ハンニバル・バーエス)のセラピストのキャリー・ブラウンスタインなどが共演している。