先住民に襲われて生き残った少女と”北西騎馬警官隊”隊員の親交を描く、監督ウィリアム・A・サイター、主演シャーリー・テンプル、ランドルフ・スコット、マーガレット・ロックウッド他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:ウィリアム・A・サイター
製作:ケネス・マクゴーワン
原作:ミュリエル・デニソン”Susannah of the Mounties”
原案
フィデル・ラバルバ
ウォルター・フェリス
脚本
ロバート・エリス
ヘレン・ローガン
撮影:アーサー・C・ミラー
編集:ロバート・ビショフ
音楽
R.H.バセット(クレジットなし)
デヴィッド・バトルフ(クレジットなし)
チャールズ・マクスウェル(クレジットなし)
出演
スザンナ・シェルドン:シャーリー・テンプル
モンティ/アンガス・モンタギュー警部:ランドルフ・スコット
ヴィッキー・スタンディング:マーガレット・ロックウッド
リトル・チーフ:マーティン・グッド・ライダー
パット・オハネガン:J・ファレル・マクドナルド
ビッグ・イーグル酋長:モーリス・モスコヴィッチ
アンドリュー・スタンディング警視:モロニ・オルセン
ウルフ・ペルト:ヴィクター・ジョリー
ハーラン・チェンバース:レスター・マシューズ
ランドール:レイランド・ホジソン
医師:ハーバート・エヴァンス
ウィリアムズ:ジャック・ルーデン
マクレガー軍曹:チャールズ・アーウィン
ピゴット伍長:ジョン・サットン
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1939年製作 79分
公開
北米:1939年6月23日
日本:未公開
■ ストーリー ■
1880年代初頭。
カナダ太平洋鉄道が西部の開拓地を進んでいた頃、鉄道労働者や開拓者たちは、白人による土地の侵略に憤慨する先住民の襲撃を受けていた。
アンガス・モンタギュー/モンティ警部(ランドルフ・スコット)率いる”北西騎馬警官隊”は、幌馬車隊の襲撃現場で、樽に隠れて生き残った少女スザンナ・シェルドン(シャーリー・テンプル)を発見する。
恐怖に怯えて取り乱すスザンナを落ち着かせたモンティは、彼女を駐屯地に連れて帰る。
モンティは、部下のパット・オハネガン(J・ファレル・マクドナルド)にスザンナを紹介し、彼女の世話をしようとする。
上司アンドリュー・スタンディング警視(モロニ・オルセン)に偵察の報告をしようとしたモンティは、トロントから訪ねて来た、スタンディングの娘ヴィッキー(マーガレット・ロックウッド)を紹介され、美しい彼女に惹かれる。
そこに現れた鉄道責任者のハーラン・チェンバース(レスター・マシューズ)は、先住民に襲われたことをスタンディングに報告する。
ハーランは、その場に居たヴィッキーとの再会を喜ぶ。
鉄道側が軍の出動を要請するかもしれないと考えたスタンディングは、先住民の酋長ビッグ・イーグル(モーリス・モスコヴィッチ)との話し合いを考え、モンティに迎えに行かせるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1936年に発表された、ミュリエル・デニソンの小説”Susannah of the Mounties”を基に製作された作品。
ミュージカルやコメディを得意とするウィリアム・A・サイターが監督し、主演はシャーリー・テンプル、ランドルフ・スコット、マーガレット・ロックウッドなどが共演した作品。
先住民に襲われて生き残った少女と”北西騎馬警官隊”隊員の親交を描く西部劇。
ランドルフ・スコットとシャーリー・テンプルは、「最後の一人まで」(1933)、「農園の寵児」(1938)でも共演している。
シャーリー・テンプルが、ランドルフ・スコットに得意のダンスを教えるシーンは微笑ましく、主人公と先住民の酋長の息子との親交などが興味深く描かれている。
主演のシャーリー・テンプルは、先住民に襲われた幌馬車隊の生存者で、”北西騎馬警官隊”隊員ランドルフ・スコットに心を寄せる少女を愛らしく演じている。
モンティ(ランドルフ・スコット)と惹かれ合うようになる警視の娘マーガレット・ロックウッド、白人と友好的な先住民の酋長モーリス・モスコヴィッチ、主人公と仲良くなる酋長の息子マーティン・グッド・ライダー、モンティの部下で主人公の世話をするJ・ファレル・マクドナルド、モンティの上官である警視モロニ・オルセン、白人を嫌う先住民のヴィクター・ジョリー、ヒロインに惹かれる鉄道責任者レスター・マシューズ、警官隊員レイランド・ホジソン、ジャック・ルーデン、チャールズ・アーウィン、ジョン・サットンなどが共演している。