ギャンブルと酒に溺れる自堕落な老人と隣人の少年との友情と人生を見つめ直す姿を描く、製作、監督、脚本セオドア・メルフィ、主演ビル・マーレイ、メリッサ・マッカーシー、ナオミ・ワッツ、クリス・オダウド、ジェイデン・リーバハー他共演のコメディ・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:セオドア・メルフィ
製作
ピーター・チャーニン
セオドア・メルフィ
フレッド・ルース
ジェンノ・トッピング
製作総指揮
G・マック・ブラウン
ドン・チードル
ケイ・リバーマン
ディラン・セラーズ
キャスリン・チュース=アデイル
脚本:セオドア・メルフィ
撮影:ジョン・リンドリー
編集
サラ・フラック
ピーター・テッシュナー
音楽:セオドア・シャピロ
出演
ヴィンセント・マッケンナ:ビル・マーレイ
マギー・ブロンスタイン:メリッサ・マッカーシー
ダカ・パリモヴァ:ナオミ・ワッツ
ブラザー・ジェラティ:クリス・オダウド
オリヴァー・ブロンスタイン:ジェイデン・リーバハー
アナ:キンバリー・クイン
サンディ・マッケンナ:ドナ・ミッチェル
ズッコ:テレンス・ハワード
ロバート・オシンスキー:ダリオ・バロッソ
ロジャー:レイ・ヤンニチェッリ
デヴィッド・ブロンスタイン:スコット・アドシット
テリー:ネイト・コードリー
ミッチェル:レニー・ヴェニート
シャーリー:アン・ダウド
ガス:レグ・E・キャシー
リンダ:ディードル・オコンネル
アメリカ 映画
配給 ワインスタイン・カンパニー
20147年製作 102分
公開
北米:2014年10月24日
日本:2015年9月4日
製作費 $13,000,000
北米興行収入 $44,137,710
世界 $54,837,230
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク、ブルックリン、シープスヘッド。
酒とギャンブルに溺れ自堕落な日々を送るヴィンセント・マッケンナ(ビル・マーレイ)は、ロシア人のストリッパーの売春婦ダカ・パリモヴァ(ナオミ・ワッツ)と毎週、愛し合っていた。
ストリップバーにダカを送ったヴィンセントは、金がないために来週払うことを約束する。
妊娠しているダカは、前ほど稼げないと言って愚痴をこぼし、来週2倍払うようにとヴィンセントに伝える。
銀行に向かったヴィンセントは、銀行の窓口担当のテリー(ネイト・コードリー)から融資を断られ、口座を解約しようとするものの、引き出し額が預金額を上回りマイナスだったためにそれもできなかった。 バーに向かったヴィンセントは、飲み過ぎていることを常連客のガス(レグ・E・キャシー)とリンダ(ディードル・オコンネル)から心配され、店主のロジャーにも今日はやめておけと言われる。 帰宅して、ネコのフィリックスにエサをやり再び飲もうとしたヴィンセントは、氷を割ろうとしてハンマーで指を打ってしまう。 氷を踏んで滑ったヴィンセントは頭も打ち、気を失って倒れる。 翌朝、引っ越しの荷物を運ぶトラックは、ヴィンセントの家の木の枝に当たり、それが折れて車に落ちて傷つけてしまう。 外の騒ぎで目覚めたヴィンセントは、木の枝を折りフェンスと30年物の愛車”クライスラー・レバロン”を壊した二人の男を責める。 そこに現れたマギー・ブロンスタイン(メリッサ・マッカーシー)は、息子のオリヴァー(ジェイデン・リーバハー)を車に乗せたままヴィンセントと話し、隣に越してきたことを伝える。 謝罪したマギーは、侮辱されたために反論して弁償はすると伝えるものの、金があるとは思えないと言われる。 引っ越し業者に弁償させると言うヴィンセントは、フェンスと木を直すようにとマギーに伝える。 様子を見に来たオリヴァーは、変わり者のヴィンセントが隣人だと知り先が思いやられる。 翌日、仕事に向かう病院の放射線技師のマギーは、オリヴァーをバス停まで送って行き、自分で帰るようにと伝える。 バスに乗りカトリック学校の”聖パトリック小学校”に向かったオリヴァーは、担任のブラザー・ジェラティ(クリス・オダウド)にクラスメイトに紹介される。 自分がユダヤ教徒だと思うと言うオリヴァーに、このクラス初めての宗教だと伝えたジェラティは、皆と共に祈りを捧げて授業を始める。 ”ベルモントパーク競馬場”。 体育が苦手なオリヴァーは、教師のミッチェル(レニー・ヴェニート)から、前の学校には体育の授業があったか訊かれる。 クラスメイトのロバート・オシンスキー(ダリオ・バロッソ)にからかわれたオリヴァーは、制服と携帯電話などを盗まれてしまう。 体育着のまま帰宅したオリヴァーは、鍵がなかったために家に入れず、戻ってきたヴィンセントに電話を借りたいと伝える。 ヴィンセントの家に入れてもらったオリヴァーはマギーに電話をして、留守電にメッセージを入れる。 マギーから電話があり、数時間は帰れないと言われたヴィンセントは子守りを頼まれ、1時間12ドルで引き受ける。 ネコのフィリックスがオリヴァーに懐くことに驚いたヴィンセントは、彼と共に”アボットとコステロ”の映画を観て過ごし、サーディンとクラッカーをスシだと言って夕食にする。 戻ってきたマギーから子守り代を受け取ったヴィンセントは、夫と別居中であることなどを話そうとする彼女に、今後も食事なしなら11ドルで子守りを引き受けることを伝える。 家でマギーと話したオリヴァーは、ぶっきらぼうだが面白そうなヴィンセントが、放課後に面倒を見てくれると言われる。 翌日、ストリップバーに向かったヴィンセントは、妊婦であるために解雇されたダカの愚痴を聞く。 苛立つダカは、子供の性別も分からないことを伝え、保険証がないので超音波代も払えないと言って嘆く。 授業で”聖人”について語るジェラティは、他人に尽くして犠牲をいとわず世界をよくしようとして懸命に働く人のことだと生徒に話す。 残業することになったマギーからの連絡を受けたヴィンセントは、オリヴァーを学校に迎えに行くことになる。 ヴィンセントが途中でタバコを買いに寄った店で、マギーに電話をするようにと言われたオリヴァーは、現れたロバートと喧嘩になり殴ってしまう。 痛めつけられたオリヴァーを助けるためにロバートらを追い払ったヴィンセントは、高級介護施設”サニーサイド”にい向かう。 看護師のアナ(キンバリー・クイン)に声をかけられたヴィンセントは医師に扮し、アルツハイマーのために記憶を失った妻サンディ(ドナ・ミッチェル)の部屋に向かい、彼女と話をする。 持ってきた洗濯物をしまうよう指示されたオリヴァーは、ヴィンセントの話に合わせる。 帰る際にアナに挨拶したオリヴァーは、洗濯物を受け取ったヴィンセントと共に家に向かう。 地下室のサンドバッグを使いオリヴァーに戦い方を教えたヴィンセントは、ベトナム戦争に従軍したことを”想像”だと言って話す。 ヴィンセントは、小柄なオリヴァーに相手を倒す必殺の殴り方を教える。 仕事を終えたマギーは、声をかけてきた男性から家庭裁判所からの召喚状を渡され、夫のデヴィッド(スコット・アドシット)が、オリヴァーの親権を求める訴えを申し立てたことを知る。 オリヴァーを迎えに行ったマギーは、ヴィンセントから涙していた理由を訊かれ、夫から親権を求められたと伝える。 そうなると失業してしまうと言われたマギーは、思わず笑ってしまう。 超音波の検査を受けたダカは、順調に育っている子供が女の子だと知り、夫に扮して保険を適用させてくれたヴィンセントに感謝する。 体育の授業のドッジボールで、ロバートからボールを顔に当てられたオリヴァーは、ヴィンセントに習った方法でロバートを殴り倒す。 それをヴィンセントに伝えようとしたオリヴァーは、家にいたダカに迎えられる。 ロバートを殴ったことを話したオリヴァーは、ダカのことをヴィンセントに尋ねて”夜の女”だと言われる。 競馬場に向かい賭けの方法などを教わったオリヴァーは、3連単のことを知り、賭けることをヴィンセントに提案して所持金の7ドルを渡す。 3ドル足して賭けたヴィンセントは、予想通りのレースで大金を手に入れられることになり、オリヴァーと共に喜ぶ。 しかし、ズッコの姿が見えたために、ヴィンセントは、負けて悔しがっているようにするようオリヴァーに指示する。 現金を受け取ったヴィンセントは、ズッコのことを気にしながらオリヴァーと共にその場を去る。 銀行に向かったヴィンセントは、孫の口座を開き自分のマイナス残高をゼロにして解約することを担当のテリーに伝えて現金を渡す。 その後、ヴィンセントとオリヴァーは大いに楽しむ。 オブライエン校長からの電話を受けたマギーは、オリヴァーが学校で喧嘩をして騒ぎを起こしたことを知り驚き、ヴィンセントの家に電話するものの留守だった。 オリヴァーとバーにいたヴィンセントは、ロジャーに酒はないと言われ、子供を連れてくるなと注意されたために苛立ち、グラスを割って手を怪我してしまう。 車が壊れたためにタクシーで帰宅したヴィンセントは、待っていたマギーから、オリヴァーを勝手に連れだしたことで非難される。 家に入るようにとオリヴァーに指示したマギーは、喧嘩の話を自分は聞いていないとヴィンセントに伝えるものの、母親なのにいつも留守だからだと言われる。 子育てに口を出す資格はない、子供がいないのは身勝手だからだと言われたヴィンセントは、自分の何を知っているのか彼女に尋ねる。 ひねくれ者なので嫌われていると言われたヴィンセントは家に入り、マギーがタクシー代を払う。 学校に向かったマギーはオブライエン校長とジェラティと話し、家庭の事情を訊かれて、離婚するつもりだと伝える。 何人もの相手と浮気した夫を許せないマギーは、親権まで求める彼が弁護士であるため、オリヴァーと共に逃げてきたことを話す。 マギーは、ガン患者などと接する辛い仕事をしながらも、オリヴァーにはよい教育を受けさせたいと考えてこの学校に入れたことを、涙を受けべながら話す。 夫は息子が可愛いのではなく自分にあてつけていると話すマギーは、子供が産めない体なのでオリヴァーは養子だということも伝える。 オリヴァーと共にトイレ掃除をさせられていたロバートは、オシンスキーという名字を嫌っていることを伝えて、携帯電話と鍵などを返し、喧嘩を教えたのは父親ではなくシッターだということを知る。 施設でサンディに会ったヴィンセントは、管理者のシャーリー(アン・ダウド)と話し、もっと安い施設に移すことを提案される。 最高の場所を望むヴィンセントだったが、支払いが滞っていると言われ、シャーリーから来週が期限だと言われる。 アンがサンディの洗濯物を取りに行っている間に薬を盗んだヴィンセントは、ダカの知り合いのドラッグ・ディーラーにそれを売ろうとする。 100ドルにしかならなかったヴィンセントは銀行に向かい、オリヴァーの口座の2700ドルを引き出す。 競馬場に向かったヴィンセントは、2500ドル賭けるもののスッてしまい、気落ちして帰宅する。 その場にいたズッコに脅されたヴィンセントは、サンディの宝石を奪われそうになり、それを取り戻すすものの倒れてしまう。 ヴィンセントが迎えに来ないために一人で帰ったオリヴァーは、彼が気を失っていたために病院に運ぶ。 意識があるヴィンセントに話しかけながら検査したマギーは、彼が脳卒中であることをオリヴァーに伝える。 その後、起き上がれるようになったヴィンセントはリハビリを始める。 聖人がいることを信じていると生徒達に話すジェラティは、それを探してレポートにまとめるようにという課題を出す。 ヴィンセントが入院したことをオリヴァーから知らされたダカは病院に向かい、マギーからヴィンセントとの関係を訊かれて、雇われていると答える。 オリヴァーは、ダカがダンサーであることをマギーに伝える。 病室に向かった三人は、自由に話せないヴィンセントが、苛立ちながらスピーチのリハビリを受けていたために席を外す。 ロビーでオリヴァーと話すマギーは、ダカの子はヴィンセントの子なのか気になるが、オリヴァーは、その件は避けていると母に伝える。 その後、ヴィンセントの家を掃除したダカは、オリヴァーとマギーと共に彼のリハビリに協力する。 退院したヴィンセントは、きれいになった部屋と、ダカが作る健康的な食事が不満だった。 家庭裁判所でデヴィッドと親権を争ったマギーは、シッターのヴィンセントがオリヴァーを競馬場やバーに連れて行ったことと、ダカがストリップバーの売春婦であることを知り驚く。 帰宅したマギーは、その件をヴィンセントに問い詰め、共同親権になってしまったことを彼のせいにする。 誰のせいでもなく、文無しなので無用な母親の責任だと言われたマギーは、二度とオリヴァーに会わせないと伝えてその場を去る。 アンからの電話のメッセージを聴いたヴィンセントは、サンディのことで悪い知らせだといういことだったために、彼女が亡くなったことを悟り悲しむ。 ダカの運転で施設に向かったヴィンセントは、シェリーから遺品が入った箱を渡され、サンディの遺灰も中にあると言われる。 オリヴァーを迎えに行ったマギーは、デヴィッドが用意した保育係アメルダを紹介し、今後は両親の間を行き来することを伝える。 ヴィンセントの元に向かい、サンディのことを知りお悔やみを伝えたオリヴァーは、自分のようなろくでなしになるなと言われる。 ただの酔っぱらいのひねくれ者じゃないと涙しながら語るオリヴァーに別れを告げたヴィンセントは、悲しい人だと言われる。 その後ヴィンセントは、サンディとの思い出の品を片付けてしまう。 それに気づいたオリヴァーは、ゴミ箱の写真を確認し、ヴィンセントが本当にベトナム戦争で戦ったことを知る。 2週間後の聖人についての発表会を前に、ロバートに協力してもらったオリヴァーは、ヴィンセントのことについて調べ始める。 ヴィンセントとダカは、出産の準備をする。 父デヴィッドに介護施設に連れて行ってもらったオリヴァーは、アンから話を聞き、サンディの洗濯を8年間続けていたヴィンセントはいい人だと言われる。 オリヴァーと話したダカは、ヴィンセントは人が嫌いで皆も彼が嫌いだが、あなたとネコのフィリックスは例外だと伝えて、それを不思議に思う。 発表会当日、大切な日だと言って仕事を休んでくれたマギーとオリヴァーは愛を確認する。 破水したと言って騒ぐダカは、ヴィンセントを連れだす。 ”自分達の周りの聖人”の発表会は始り、オリヴァーは両親の前でスピーチを始める。 ダカに会場に連れて来られたヴィンセントは、自分の経歴や隣人としての交流、妻サンディのことなどを語るオリヴァーの話を聞く。 ウソをついてまでヴィンセントを連れて来たダカは、いいことをしたと思い満足し、アンやガスそしてリンダも会場に来ていた。 ヴィンセントは欠点だらけだが、実際の聖人も同じで人間だからであると話すオリヴァーは、勇気、犠牲、慈悲、人間性こそが聖人の証だと言って、ヴィンセントを”聖ウィリアム”と同等に見なす理由はそこにあると伝える。 オリヴァーは、友人であり自分のシッター、ブルックリンの聖ヴィンセントを紹介し、聖人として認める。 皆から拍手を受けたヴィンセントはステージに上がり、オリヴァーから聖人のメダルをクビにかけられる。 ヴィンセントに感謝したオリヴァーは、彼を抱きしめる。 その後、ダカは無事に女の子を出産してヴィンセントの家に戻り、マギーとオリヴァー、そしてロバートと共に食事をして楽しい時を過ごす。 食事を終えたヴィンセントは裏庭に向かい、”ウォークマン”(カセット式)でボブ・ディランの”嵐からの隠れ場所”を聴きながら、適当に歌ってくつろぐ。
...全てを見る(結末あり)
その日も負けてしまったヴィンセントは、借金があるズッコ(テレンス・ハワード)から、2週間待つと言われる。
*(簡略ストー リー)
ニューヨーク、ブルックリン、シープスヘッド。
酒とギャンブルに溺れ自堕落な日々を送るヴィンセント・マッケンナは、ロシア人のストリッパー兼売春婦のダカと付き合っていた。
そんなヴィンセントは、ひょんなことから、隣に越してきた、離婚問題を抱える放射線技師のマギーの息子オリヴァーを子守りすることになり、その後も時給でそれを引き受ける。
ぶっきらぼうで偏屈なヴィンセントと過ごすようになったオリヴァーは、彼が痴呆症の妻サンディを高級介護施設に入れて世話をしていることを知る。
その後もヴィンセントと行動を共にするオリヴァーは、彼からギャンブルや喧嘩の仕方を教わり親交を深めるのだが・・・。
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映画製作者、脚本家としても評価が高い、セオドア・メルフィの監督デビュー作であり、わずか4館で限定公開された本作は評判となり拡大公開されて、2週間後には北米で約2300館で上映された注目作。
貧困、離婚、差別などアメリカの抱える問題を描きつつ、親子愛や友情、人の心の暖かさなどをしみじみと伝える、セオドア・メルフィの演出と脚本が見どころの作品。
本作の登場人物はセオドア・メルフィの家族を基にしていて、彼の妻のキンバリー・クインが介護施設の看護師役で出演している。
ジャック・ニコルソンの主演が噂された本作だが、正にはまり役のビル・マーレイは、偏屈で自堕落な老人を熱演して各方面で高評価を受け、ゴールデングローブ賞では主演男優賞(コメディ・ミュージカル部門)にノミネートされた。
ビル・マーレイ以外の個性派スターの出演も注目で、離婚問題を抱えて苦悩する母親を切実に演ずるメリッサ・マッカーシー、彼女にしては珍しい”汚れ役”である、ストリップバーのダンサー兼売春婦役のナオミ・ワッツ、主人公と親交を深める隣人の少年ジェイデン・リーバハーの好演が光る。
カトリック系小学校の教師である神父のクリス・オダウド、痴呆症である主人公の妻ドナ・ミッチェル、主人公の借金を仲介している男テレンス・ハワード、少年(ジェイデン・リーバハー)のクラスメイトで、彼をいじめていたが、喧嘩をきっかけに友情が芽生えるダリオ・バロッソ、バーの店主レイ・ヤンニチェッリ、弁護士であるマギー(メリッサ・マッカーシー)の夫スコット・アドシット、銀行の窓口担当者ネイト・コードリー(ロブ・コードリーの弟)、学校の体育教師レニー・ヴェニート、介護施設の管理者アン・ダウド、バーの常連客レグ・E・キャシーとディードル・オコンネルなどが共演している。