離婚した子連れの弁護士と恋に落ちた女性の苦悩や家族愛を描く、製作、監督クリス・コロンバス、製作総指揮、主演ジュリア・ロバーツ、スーザン・サランドン、エド・ハリス、ジェナ・マローン他共演の心温まるファミリー・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:クリス・コロンバス
製作総指揮
ジュリア・ロバーツ
スーザン・サランドン
ロナルド・バス 他
製作
クリス・コロンバス
ウェンディ・フィネルマン
マーク・ラドクリフ
マイケル・バーナザン
原案:ジジ・リヴァンジー・グレイザー
脚本
ロナルド・バス
ジェシー・ネルソン
スティーヴン・ロジャース 他
撮影:ドナルド・M・マカルパイン
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演
イザベル・ケリー:ジュリア・ロバーツ
ジャッキー・ハリソン:スーザン・サランドン
ルーク・ハリソン:エド・ハリス
アンナ・ハリソン:ジェナ・マローン
ベン・ハリソン:リーアム・アイケン
スウェイカート医師:リン・ホイットフィールド
ダンカン・サミュエルズ:ダレル・ラーソン
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1998年製作 124分
公開
北米:1998年12月25日
日本:1999年4月10日
製作費 $50,000,000
北米興行収入 $91,030,830
世界 $159,710,790
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
フォトグラファーのイザベル・ケリー(ジュリア・ロバーツ)は、弁護士ルーク・ハリソン(エド・ハリス)と同棲をしていたが、彼の子供のアンナ(ジェナ・マローン)とベン(リーアム・アイケン)が自分に懐かず手を焼いていた。
アンナとベンは、母ジャッキー(スーザン・サランドン)を愛しイザベルの存在を煙たく感じていた。
離婚した両親の家を行き来する幼い子供達は、二人の復縁を望んでいた。
ルークに、子供の面倒を見るのは無理だと思われているイザベルは、チャンスを与えて欲しいと彼に頼み、努力しようとする。
ルークの出張中、イザベルと過ごすことになったアンナとベンは、母ジャッキーへの愛が冷めたという父の言葉にショックを受ける。 しかし、父親の、子供への愛情は冷めることがないと聞かされたアンナとベンは安心する。 子供達の心を掴もうとしたイザベルは、二人に子犬を贈るが、アンナは犬アレルギーだと言ってそれを喜ぶ素振りも見せない。 週末をイザベルと過ごすことになった子供達は、彼女のセントラルパークの”Belvedere Castle”での撮影に付き合わされることになる。 しかし、ベンの姿が見えなくなり、イザベルとアンナは彼を必死に捜す。 動物園で保護されたベンを、警察に迎えに行ったジャッキーはヒステリーを起し、子供達をイザベルに預けたルークを罵り、子供達を引き取り、その場から立ち去ってしまう。 ルークとイザベルを訴えるとまで言ったジャッキーだったが、二人に一度だけチャンスを与えることにする。 数日後、ジャッキーが、子供達を学校に迎えに来ないという連絡がイザベルに入る。 学校に子供達を迎えに行ったイザベルだったが、そこにジャッキーが現れ、親子はイザベルを無視して自宅に向かう。 その後ジャッキーはイザベルを訪ね、予定が出来たことを伝えて、彼女に子供達を預けようとする。 癌検診を受けたジャッキーは、以前治療した癌が転移していることをスウェイカート医師(リン・ホイットフィールド)から知らされる。 医師に家族に話すよう言われたジャッキーは、ルークを食事に誘い話をしようとする。 しかし、ルークがイザベルにプロポーズするという話を聞いたジャッキーは、結局、病気のことは打ち明けなかった。 そして翌朝、ルークはイザベルに求婚し、ジャッキーと共に子供達にそのことを伝える。 子供達は当然反発するが、ジャッキーは家族が協力し合うことの大切さを伝え、子供達もそれを理解する。 その後アンナは、イザベルの良い部分を見つけ、次第に二人の心は通じ合い、姉妹のような関係になる。 ジャッキーは、家族には内緒で抗癌剤の化学療法を始め、それを知らない子供達を思い辛い日々を送る。 ある日、ベンが公園で怪我をしてしまい、それに付き添うイザベルの姿を見たジャッキーは、居たたまれなくなりその場を立ち去ってしまう。 体調に異変を感じ始めたジャッキーは、イザベルに子供の迎えなどを頼む。 しかし、イザベルはジャッキーが子供を連れてロサンゼルスに移ろうとしていると思い込む。 仕事をしていることも嘘だと、ジャッキーを責めるイザベルだったが、実はジャッキーが癌治療のためにロサンゼルスに行こうとしていることを知らされる。 それをルークに伝えたジャッキーは、子供達にも病気のことを話す。 そのことを、ジャッキーが今まで隠していたことにショックを受けたアンナは動揺してしまう。 しかし、ジャッキーはベンと歌い踊り、明るく振舞いアンナを安心させ、雪の積もった夜、母娘は馬に乗り二人だけの思い出を作る。 その後イザベルは、仕事を選ぶか子供達かで、パートナーのダンカン・サミュエルズ(ダレル・ラーソン)に選択を迫られるが、彼女は迷わずに仕事を捨て、男の子に侮辱されたアンナの相談に乗ってあげる。 ジャッキーが、ロサンゼルスでの治療を終えてニューヨークに戻り、子供達はイザベルの協力で、ジャッキーの部屋中に自分達の等身大写真を飾り、母親を歓迎する。 イザベルはジャッキーの頼みで、彼女と子供達との写真を撮り始める。 しかし、治療の効果がなかったことをスウェイカート医師から知らされたジャッキーは、最後の望みのヨーロッパでの治療を断り、残された時間を家族と過ごそうとする。 アンナは、侮辱された男子生徒に復讐を果たすが、嘘をついてまでそれをさせたイザベルをジャッキーが責める。 イザベルは、子供達のためを思い自分なりに努力していることをジャッキーに伝える。 ジャッキーはイザベルを誘い、過去と未来を担い二人で子供達を愛し、立派に成長させられると彼女に告げる。 クリスマスの朝、ジャッキーはベンにお手製の魔術師のマントを、アンナには写真を縫い合わせたキルトを贈る。 そして一家は、イザベルを含めた5人で記念撮影し、ジャッキーの思いはイザベルに託される。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ニューヨークで活躍するフォトグラファーのイザベル・ケリーは、妻ジャッキーと別れ、子供達と暮らす弁護の士ルークと恋に落ちる。
同棲を始めた二人だったが、イザベルは、自分に懐かないルークの子供達に梃子摺ってしまう。
イザベルは、子供達に気に入られようと奮闘し、ルークに求婚され、何とか母親の役目を果たそうとするが、ジャッキーとの間にトラブルも起きる。
そんなある日、イザベルは、ジャッキーの癌が再発したことを知り、それをきっかけに、彼女達の心に変化が起きる・・・。
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序盤はクリス・コロンバスらしい、純粋なコメディ風の展開で進む物語は、アメリカ社会の抱える、子供を巻き込んだ離婚問題から、中盤からは、不幸を抱えた母親の辛い日々や家族の絆を描く、涙なくしては見られない感動の作品。
監督クリス・コロンバスをはじめ、実力派人気スターのジュリア・ロバーツ、スーザン・サランドン、エド・ハリス、そして、名子役のジェナ・マローンとリーアム・アイケンなどが共演する、魅力的なキャスティングが話題を呼んだ作品。
興行収入は、北米では約1億ドル、全世界では1億6000万ドルに迫るヒットとなった。
ニューヨークのセントラルパークなどの美しいロケや、ジョン・ウィリアムズの心に沁みる音楽も素晴らしい。
主人公の3人、ジュリア・ロバーツ、スーザン・サランドン、エド・ハリス、三者三様の演技のぶつかり合いが見所で、演技派三人に引けをとらない子供達ジェナ・マローンとリーアム・アイケンの、愛らしい姉弟の演技も見逃せない。
ジャッキー(S・サランドン)の主治医リン・ホイットフィールド、イザベル(J・ロバーツ)のビジネスパートナー、ダレル・ラーソンなどが共演している。