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俺たちステップ・ブラザース Step Brothers (2008)

親同士の結婚により義兄弟になった独身中年男2人が巻き起こす騒動を描く、製作総指揮、原案、脚本、監督アダム・マッケイ、製作総指揮、原案、脚本、主演ウィル・フェレル、原案、出演ジョン・C・ライリーメアリー・スティーンバージェンリチャード・ジェンキンス他共演の大爆笑コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:アダム・マッケイ

製作
ジミー・ミラー
ジャド・アパトー
製作総指揮
ウィル・フェレル
アダム・マッケイ
デヴィッド・ハウスホルター
原案
ウィル・フェレル
アダム・マッケイ
ジョン・C・ライリー
脚本
ウィル・フェレル
アダム・マッケイ
撮影:オリヴァー・ウッド
編集:ブレント・ホワイト
音楽:ジョン・ブライオン

出演
ウィル・フェレル:ブレナン・ハフ
ジョン・C・ライリー:デール・ドーバック
メアリー・スティーンバージェン:ナンシー・ハフ/ドーバック
リチャード・ジェンキンス:ロバート・ドバック
アダム・スコット:デレク:ハフ
キャスリン・ハーン:アリス・ハフ
アンドレア・サヴェージ:デニース
セス・ローゲン:スポーツ店店長
フィル・ラマール:家の購入希望者
エリカ・ヴィッティナ・フィリップス:家の購入希望者
イアン・ロバーツ:セラピスト
ホレイショ・サンズ:リード・シンガー
ケン・チョン:就職斡旋代理人

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
2008年製作 98分
公開
北米:2008年7月25日
日本:未公開
製作費 $65,000,000
北米興行収入 $100,468,790
世界 $128,107,560


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
男やもめの医師ロバート・ドーバック(リチャード・ジェンキンス)は、学会で知り合った離婚女性ナンシー・ハフ(メアリー・スティーンバージェン)と恋に落ちて結婚する。

ロバートには、40歳の息子デール(ジョン・C・ライリー)が、ナンシーには、39歳の息子ブレナン(ウィル・フェレル)が、それぞれ未だに親元で暮らしていた。

2人の息子は、親の結婚などバカバカしくてどうでも良い話だったが、4人はロバートの家で同居することになってしまう。

対面したブレナンとデールは、険悪な雰囲気で食事を済ませ、同じ部屋で寝ることになってしまう。

2人はお互いを罵り牽制し合い、嫌がらせを始め一触即発のムードになる。
...全てを見る(結末あり)

そして、ブレナンが、デールのドラムに触ったのがきっかけで2人は大喧嘩となり、お互いに傷つけ合ってしまう。

ロバートは憤慨して、2人に1ヶ月以内に職を見つけ独立するようるようにと命ずる。

ビジネスで成功している、ナンシーの次男デレク(アダム・スコット)一家が訪れ、釣り旅行から帰ったばかりの彼は、ヨットを持っているロバートと話が弾む。

ブレナンは弟デレクを毛嫌いしていたが、デールもそれには同意見で彼を殴ってしまう。

デレクの妻アリス(キャスリン・ハーン)は、満たされない夫婦生活に飽き飽きしていたが、夫を殴ったデールの行動に惹かれ彼を誘惑する。

そして、大嫌いな弟デレクを殴ったデールを、ブレナンは勇者と称え、2人は意気投合する。

それを喜ぶナンシーとは違い、ロバートは逆に心配する。

就職の面接に行ったブレナンとデールは、”見事”に全て失敗する。

不動産免許を持っているデレクが、ロバートの家を高く売ることを引き受け、彼は引退してナンシーと世界一周のヨット旅行に旅立つことになる。

従って、ブレナンとデールは、家を追い出されることになる。

デレクのせいで、得意な歌が歌えなくなっていたブレナンは、その歌声をデールに褒められ、プライベート・ビデオを撮ろうとする。

2人は、デレクが家を売ろうとするのを妨害し、彼の誕生日のパーティーでビデオを披露し、その中でロバートのヨットを壊す映像を見せてしまう。

ブレナンとデールは、ヨットを壊しておきながら自分達に投資することをロバートに要求したため、彼は呆れ果ててしまう。

息子達を擁護するナンシーと、溝ができたロバートは、彼女と離婚することになる。

家に残されたブレナンとデールは、再び嫌悪状態になり諍いを始めてしまう。

2人は別居して、真面目に仕事を探そうと考え、ブレナンは、デレクの会社のパーティーを仕切ることを任される。

企画はブレナン、ケータリングをデールが担当したため、ロバートとナンシーもパーティーに招かれ、家族が久し振りに集うことになる。

パーティーは順調に進行するが、バンドのシンガー(ホレイショ・サンズ)が、招待客を罵倒してしまい、会場から締め出されてしまう。

ブレナンは責任を取らされて、デレクにクビを言い渡されてしまうが、ロバートが、彼の歌とデールのドラムでステージをこなせと励ます。

ロバートは、毒のなくなった2人に、以前の自分達を取り戻させようとする。

ステージに上がったデールが、来客にバカにされているのを見たブレナンは、勇気を出してマイクを握り、見事な歌声で”コン・テ・パルティロ”を熱唱する。

ロバートとナンシーは、2人の出会いを思い起こし、デレクまでもが兄の歌に魅了されて、仲の良かった子供時代を思い出す。

ブレナンはロバートとナンシーに称えられ、彼はデレクともぎこちない兄弟愛を取り戻す。

そして、ブレナンが惹かれているセラピストのデニース(アンドレア・サヴェージ)も彼に感心して、デールは人妻のアリスと別れる。

6ヵ月後。
ブレナンとデールはカラオケ業で成功し、ロバートは2人に自分のヨットを改造した、ツリーハウスをプレゼントする。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
男やもめの医師ロバート・ドーバックは、学会で知り合った離婚女性ナンシー・ハフと恋に落ち結婚する。
ロバートには40歳の息子デールが、ナンシーには39歳の息子ブレナン、それぞれ親元で暮らしていたために、4人は同居することになる。
しかし、デールとブレナンの義兄弟は、会った瞬間から険悪なムードとなり、一触即発となる。
そして、子供じみた大喧嘩を始めたデールとブレナンに憤慨したロバートは、2人に1ヶ月以内に職を見つけ独立するようるよう命ずる。
そんな時、ビジネスで成功しているナンシーの次男デレクが現れるが、デールが彼の態度に腹を立て殴ってしまう。
それをきっかけに、弟のデレクを嫌っているブレナンとデールは意気投合するのだが・・・。
__________

製作、原案、脚本を兼ねるウィル・フェレルの大奮闘が見ものだが、原案に参加した個性派ジョン・C・ライリーや、リチャード・ジェンキンスメアリー・スティーンバージェンなどの実力派が脇を固める、安っぽさを感じないコメディ。

とは言うものの、主人公2人の言動はかなり下品で、それが理由でもないだろうが、豪華キャスティングにも拘らず、日本では未公開に終わってしまった作品。

批評家の評価は低かったものの、北米だけでも1億ドルを超えるヒットとなった。
世界 $128,107,560

”童心”の無気力男達が独立を迫られ、仕方なく自立していく様や、逆境を跳ね返し”大人”へと成長し、道を切り開いていく様子なども、意外にきっちり描かれているのには感心する。

得意な歌声を今回も披露してくれるウィル・フェレルは、長身のジョン・C・ライリーよりさらに大柄で、巨体2人の子供のような振る舞いは実に可笑しい。

スケールの大きな2人の演技は迫力があり、全てが丸く収まるラストも痛快だ。

過保護気味の母親と、呆れ果てる父親を絶妙に演じるメアリー・スティーンバージェンリチャード・ジェンキンス、特に、シリアスな役柄を得意とするR・ジェンキンスは、コミカルな演技も見事にこなしている。

意地の悪い弟アダム・スコット、情欲を求めるその妻キャスリン・ハーン、セラピストのアンドレア・サヴェージ、スポーツ店店長のセス・ローゲン、ステージ歌手ホレイショ・サンズなどが共演している。


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