子供達が活躍する人気シリーズ第4作。 スパイの身を隠し双子の子持ち男性と結婚した女性が時間を操る悪党を相手に子供達と共に戦う姿を描く、製作、監督、脚本、撮影、編集、音楽ロバート・ロドリゲス、主演ジェシカ・アルバ、ローワン・ブランチャード、メイソン・クック、アレクサ・ヴェガ、ダリル・サバラ、リッキー・ジャーヴェイス、ダニー・トレホ他共演の痛快アクション・コメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロバート・ロドリゲス
製作総指揮
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
製作
ロバート・ロドリゲス
エリザベス・アヴェラン
脚本:ロバート・ロドリゲス
撮影
ロバート・ロドリゲス
ジミー・リンゼイ
編集:ロバート・ロドリゲス
音楽
ロバート・ロドリゲス
カール・シール
出演
マリッサ・コルテス・ウィルソン:ジェシカ・アルバ
レベッカ・ウィルソン:ローワン・ブランチャード
セシル・ウィルソン:メイソン・クック
ウィルバー・ウィルソン:ジョエル・マクヘイル
スパイ・ベビー:ベル・ソローザノ/ジェニー・ソローザノ
アルゴノート(声):リッキー・ジャーヴェイス
デンジャー・ディアモ/タイムキーパー/チックタック:ジェレミー・ピヴェン
カルメン・コルテス:アレクサ・ヴェガ
ジュニ・コルテス:ダリル・サバラ
イサドール・マチェッティ・コルテス:ダニー・トレホ
アメリカ 映画
配給 ディメンション・フィルムズ
2011年製作 88分
公開
北米:2011年8月19日
日本:2011年9月17日
製作費 $27,000,000
北米興行収入 $38,536,380
世界 $85,564,300
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
OSS(戦略事務局)のスパイ、マリッサ・コルテス・ウィルソン(ジェシカ・アルバ)は、その正体を隠しながら夫ウィルーバー(ジョエル・マクヘイル)と彼の双子の子供達レベッカ(ローワン・ブランチャード)とセシル(メイソン・クック)とで暮らしていた。
1年後。
テレビの”スパイ・ハンティング・リポーター”ウィルバーとの間に子供も産まれたマリッサだったが、義理の娘レベッカと反りが合わないでいた。
その頃、世界各地で時間が加速していくという現象が起きていた。
レベッカは、マリッサが自分達に何かを隠していると思い込み、そうは思わないセシルと意見が合わない。
悩んだマリッサは、両親から譲られたネックレスをレベッカに贈り、困ったときにそれが守ってくれると、彼女に優しく語りかける。 ようやく心を開きかけたレベッカだったが、マリッサは、彼女が仕掛けたイタズラに遭ってしまう。 後悔したレベッカだったが、マリッサに謝罪するべきだとセシルに言われヒステリーを起す。 難聴のセシルは、やかましいレベッカの声を、補聴器を切って遮断してしまう。 同じ頃、時間を操ろうとするタイムキーパーが、”時間減少”装置”アルマゲドン”を作動させて、時間を支配することを発表する。 それに対し、OSS局長デンジャー・ディアモ(ジェレミー・ピヴェン)は、タイムキーパーを捜しだすことを約束する。 それを知ったウィルバーは、タイムキーパーを取材する方法を考る。 翌日、マリッサはOSSからの連絡を受け、レベッカに渡してしまったクロノスサファイアを届けるよう指示される。 マリッサに、ネックレスを返すよう言われたレベッカは気分を害してしまう。 しかし、マリッサが、OSS局長ディアモに渡したものはベビーフードだった。 ディアモの命令で、復帰することになったマリッサだったが、自宅では子供達が、サファイアを狙うタイムキーパーの手下チックタック(ジェレミー・ピヴェン)らに襲われようとしていた。 子供達は、実はロボットだった愛犬アルゴノート(リッキー・ジャーヴェイス:声)と共にパニック・ルームに避難し、二人はそこで、マリッサがスパイであることを知らされる。 レベッカとセシルは、アルゴノートを連れて、スーパー・ジェットに乗り、追っ手を振り切りOSS本部に向かう。 元”スパイキッズ”で、現在は正規のスパイ、そしてマリッサの姪のカルメン・コルテス(アレクサ・ヴェガ)の出迎えを受けた二人は、閉鎖されたスパイキッズ部門の装備や兵器を見せられる。 レベッカは、自分達が新しいスパイキッズになれるかもしれないことを考え、期待に胸を膨らませる。 チックタックのアジトを突き止めたマリッサだったが、彼を取り逃がしてしまう。 レベッカとセシルは、自分達がタイムキーパーを捕らえることで賭けをして情報を入手し、転送装置を使い、ある時計店に向かう。 内部に侵入した二人は、レベッカの持つクロノスサファイアが時空を操れることを知るが、チックタックとタイムキーパーに捕らえられてしまう。 そこに、連絡を受けたマリッサとカルメンが現われ、レベッカとセシルは、古風なスパイ・グッズで敵に立ち向かう。 タイムキーパーに取材しようとしていたウィルバーは、スパイ探知機で戦いの現場に着きリポートに成功する。 マリッサらは敵に対抗するが、レベッカのサファイアは、タイムキーパーに奪われてしまう。 レベッカは、自分達を救ってくれたマリッサに感謝する。 その頃、局に戻り映像を確認したウィルバーは、マリッサや子供達が映っているいることに驚き、テープを破棄しようとしてクビになってしまう。 マリッサはウィルバーに謝罪するが、彼はショックが大きく、考える時間が必要だと言って立ち去る。 OSS局長ディアモは、この緊急時に、カルメンの弟ジュニ(ダリル・サバラ)を呼び寄せ、レベッカとセシルは外出禁止になってしなう。 レベッカとセシルは、局長”デンジャー・ディアモ”の名前が、アナグラムで”アルマゲドン”だと気づくものの、それを知られたディアモは、二人を部屋に閉じ込めてしまう。 時計店に向かったマリッサらは、レベッカからの連絡の通り、ディアモがタイムキーパーだったことと、アルマゲドン装置がOSS本部にあることを知らされる。 ディアモは、OSSのスパイ全員をフリーズさせてしまうが、ジュニだけはそれを免れる。 ジュニは、レベッカとセシルに”スパイキッズ”としてサファイアを奪い返すよう指示を出し、二人はアルゴノートと妹(ベル・ソローザノ/ジェニー・ソローザノ)を連れて、スパイ・グッズ保管庫に向かう。 レベッカとセシルは、チックタックに捕らえられてしまうが、アルゴノートが自宅にいたウィルバーに助けを求める。 タイムキーパーは、目的が時間を止めることでなく、研究者だった父親に会うために、過去に戻ろうとしていることを子供達に伝える。 父の研究実験の事故で、静止した空間に閉じ込められたタイムキーパーは、隕石として落下したクロノスサファイアによって助け出されたが、その間に、周囲の人々は全て亡くなっていた。 セシルは、タイムキーパーが、何度も過去に戻り分身を作っていることを伝え、チックタックらも彼自身だと証明して、過去は変えられないことを説明する。 そこに、ジュニにフリーズを解除されたマリッサとカルメンらが現われる。 しかし、タイムキーパーは、思い通りに過去に到着しその場から老人となって戻る。 タイムキーパーは、過去は変えられないことを悟り、”今を大切に生きろ”と父親に教えられたことをレベッカとセシルに伝える。 そしてタイムキーパーは、サファイアを使いアルマゲドン装置を停止させる。 マリッサとレベッカは心通じ合い抱き合うが、チックタックがサファイアを奪う。 そこに、ウィルバーが現われてチックタックからサファイアを奪い返し、子供達、そしてマリッサとの愛を確かめ合う。 カルメンとジュニは、レベッカとセシル、スパイ・ベイビーを、新たに”スパイキッズ”にスカウトする。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「スパイキッズ」(2001)
・「スパイキッズ2 失われた夢の島」(2002)
・「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」(2003)
・「スパイキッズ4:ワールドタイム・ミッション」(2011)
*(簡略ストー リー)
OSS(戦略事務局)の女性スパイ、マリッサ・コルテス・ウィルソンは、結婚して出産を機に引退していた。
マリッサは、夫ウィルバーの双子の子供達レベッカとセシル、そして産まれた子供と平凡な暮らしをしていた。
しかしレベッカは、義母マリッサが自分達に何かを隠していると思い込み、二人の反りは合わない。
マリッサは、親子関係の修復のため、両親から譲り受けた”クロノスサファイア”のネックレスを贈る。
その頃、時間を操るタイムキーパーが、時間を加速させる事件が起きる。
OSS局長ディアモは、それを阻止するために、マリッサが所持していたサファイアが必要なことを伝え、彼女をスパイに復帰させるのだが・・・。
__________
前作から8年経ったということもあり、主演や雰囲気も変わった作品になっている。
益々キッズ・ムービー色が濃くなり、大人としては、初期を思い出し惰性で観ている程度の作品とも言える。
評価も低く、前作で盛り返した興行収入も激減してしまい、全世界では1億ドル以上も下回ってしまった。
*
北米興行収入 $38,536,380
世界 $85,564,300
3D映像に加え、劇場では”においカード”なるものが配布され、”4D”として公開されて注目された。
主演として、人気スターのジェシカ・アルバが登場するが、双子の姉弟ローワン・ブランチャードとメイソン・クックがメインに活躍する。
レギュラー・メンバーでは、成長したアレクサ・ヴェガとダリル・サバラが出演するが、前作までの、豪華キャスト総出演が見られないのは残念だ。
悪の黒幕としてジェレミー・ピヴェンが何役も演じ、主人公の夫ジョエル・マクヘイル、娘のベル・ソローザノ/ジェニー・ソローザノ、ロボット犬の声でリッキー・ジャーヴェイス、そして、ロバート・ロドリゲス作品の常連ダニー・トレホが一瞬だけ登場する。