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スパイキッズ3-D:ゲームオーバー Spy Kids 3-D: Game Over (2003)

スパイキッズ姉弟が活躍する人気シリーズ第3作。
スパイキッズを辞めていた少年がバーチャルゲームに閉じ込められた姉を救うために奮闘する姿を描く、製作、監督、脚本、撮影、編集、音楽ロバート・ロドリゲス、主演アントニオ・バンデラスカーラ・グギノアレクサ・ヴェガダリル・サバラシルベスター・スタローンリカルド・モンタルバン他共演の痛快アクション・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

シルヴェスター・スタローン / Sylvester Stallone 作品一覧
ジョージ・クルーニー / George Clooney 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ロバート・ロドリゲス

製作総指揮
ボブ・ワインスタイン

ハーヴェイ・ワインスタイン
製作
ロバート・ロドリゲス

エリザベス・アヴェラン
脚本:ロバート・ロドリゲス
撮影:ロバート・ロドリゲス
編集:ロバート・ロドリゲス
音楽
ロバート・ロドリゲス

レベッカ・ロドリゲス

出演
グレゴリオ・コルテス:アントニオ・バンデラス

イングリッド・コルテス:カーラ・グギノ
カルメン・コルテス:アレクサ・ヴェガ
ジュニ・コルテス:ダリル・サバラ
祖父:リカルド・モンタルバン
祖母:ホランド・テイラー
セバスチャン/トイメイカー:シルベスター・スタローン
ダナゴン・ギグルス:マイク・ジャッジ
フランチェスカ・ギグルズ:サルマ・ハエック
ゲイリー・ギグルス:マット・オリアリー
ガーティ・ギグルス:エミリー・オスメント
アーノルド:ライアン・ピンクストン
レズ:ロバート・ヴィート
フランシス:ボビー・エドナー
ディミトラ:コートニー・ジャインズ
フィリックス・ガム:チーチ・マリン
イサドール・マチェッティ:ダニー・トレホ
フェーガン・フループ:アラン・カミング
ロメロ:スティーヴ・ブシェミ
アレクサンダー・ミニオン:トニー・シャルーブ
デブリン大統領:ジョージ・クルーニー
ディンキー・ウィンクス:ビル・パクストン
ザ・ガイ:イライジャ・ウッド

アメリカ 映画
配給 ディメンション・フィルムズ

2003年製作 82分
公開
北米:2003年7月25日
日本:2003年10月11日
製作費 $39,000,000
北米興行収入 $111,761,980
世界 $197,011,980


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
スパイに疑問を感じOSS(戦略事務局)を去ったジュニ・コルテス(ダリル・サバラ)は、その才能を生かし、私立探偵をしていた。

そんなある日、ジュニは、デブリン大統領(ジョージ・クルーニー)からのOSS復帰を断るが、姉カルメン(アレクサ・ヴェガ)が姿を消したことを知らされ、”スパイキッズ”に復帰する。

OSS本部。
”トランスムーカー”事件で悪事を企み、局長を解任されたダナゴン・ギグルス(マイク・ジャッジ)は、妻フランチェスカ(サルマ・ハエック)に監視されながら、仕事に取り組んでいた。

ダナゴンとフランチェスカは、世界中の子供達が熱狂して参加しているバーチャル・ゲーム”ゲームオーバー”の危険性と、その開発者であるトイメイカー(シルベスター・スタローン)が、子供達を洗脳し、世界を支配しようとしていることをジュニに知らせる。
...全てを見る(結末あり)

ハッカーとしても有名なカルメンが、ゲームオーバーをシャットダウンさせる任務に就いたにだが、消息を絶ったということだった。

カルメンの存在は確認されたのだが、思考はゲームが支配していた。

ジュニは、姉カルメンが、自分の協力を得られなかったことにより、彼女の単独行動の結果の出来事にショックを受ける。

フランチェスカは、ゲームオーバーまでの12時間以内に、カルメンを救出するようジュニに伝え、彼は、OSSにより仮想空間に閉じ込められたトイメイカーの元に向かう。

バーチャルゲームの世界に着いたジュには、既に残り時間が4時間だと知らされ焦ってしまう。

ジュニは、ライバルのレズ(ロバート・ヴィート)にに飛ばされるが、現実から一人だけサポートを呼べることを知らされ、両親グレゴリオ(アントニオ・バンデラス)とイングリッド(カーラ・グギノ)ではなく、祖父(リカルド・モンタルバン)の力を借りようとする。

30年間トイメイカーを追っていた祖父は、パワーカプセルの”メガ・レッグ”により、不自由だった両足が回復し、底知れないパワーを得る。

ロボット・ファイト”ロボコン”の巨大競技場に着いたジュニは、少女ディミトラ(コートニー・ジャインズ)と戦うことになる。

ディミトラに、徹底的に叩きのめされたジュニだったが、何とか彼女を倒す。

ジュニが最強の”ガイ”かを確かめるため、彼は、再会したレズやアーノルド(ライアン・ピンクストン)、フランシス(ボビー・エドナー)、そしてディミトラらと共にに”メガ・レース”に参加させられる。

レースはスタートし、ジュニはレズらの妨害に遭いながらも、祖父の協力を得てそれに勝利する。

ジュニは、その強さをそこでも証明し、ライバル達から”ガイ”であることを認められる。

早く目的であるレベル5に向かいたいジュニは、レズらと力を合わせることになり、まずカルメンを捜しにレベル4に急ぐ。

ロボコンで戦ったディミトラと親交を深めたジュニは、レベル3に向かい、レベル4行きを賭けて、アーノルドと戦うことになる。

しかし、ジュニにカルメンを捜させるために、ディミトラが犠牲になり、彼らはレベル4に向かう。

ゲームに戻されたカルメンと再会したジュニだったが、彼らは行く手を阻まれ、トイメイカーに”トンガリ・トーイ”を送り込まれる。

溶岩流をサーフィンで通り抜けようとするジュニらだったが、現実では、ダナゴンとフランチェスカが、トイメイカーと祖父の因縁の関係を調べる。

トイメイカーは、ジュニらを隠れ家におびき寄せようとしていたのだった。

フランシスはジュニの正体を疑い、ゲームに負ける可能性を考え、レズと共に彼とカルメンを始末しようとする。

そこにガイ(イライジャ・ウッド)が現われ、皆で力を合わせることになり、レベル5の入り口の壁は破られる。

しかし、攻撃を受けたガイは消え去ってしまい、そこに生きていたディミトラが現われ、シャットダウン・ボタンの場所を教えようとする。

カルメンはディミトラが偽者だと知らせ、それを確かめたジュニらは、ゲームの中に閉じ込められる前に脱出しようとする。

祖父は、シャットダウン・ボタン押したことと、この場では不自由なく歩ける自分が残ることをジュニに伝える。

しかし、ジュニは、車椅子の祖父もヒーローとして見ることを約束して説得し、彼らは無事に任務を果たして、現実に戻る。

ダナゴンとフランチェスカはジュニらを歓迎して、彼からシャットダウン・ボタンを押した状況を知らされ確認する。

それにより、トイメイカーを現実に解放してしまったことが分かり、危険を察したカルメンとジュニは、両親グレゴリオとイングリッド、祖母(ホランド・テイラー)、伯父イサドール・マチェッティ(ダニー・トレホ)を呼び寄せる。

家族に続き、フィリックス・ガム(チーチ・マリン)、テレビ番組ホストのフェーガン・フループ(アラン・カミング)、アシスタント、アレクサンダー・ミニオン(トニー・シャルーブ)、テーマ・パークのオーナー、ディンキー・ウィンクス(ビル・パクストン)、ロメロ博士(スティーヴ・ブシェミ)、スパイキッズのゲイリー(マット・オリアリー)とガーティ(エミリー・オスメント)兄妹が現われ、敵のロボットを倒す。

トイメイカーが操る巨大ロボットに侵入した祖父は、歩くことができない、今の自分の自由を奪った彼”セバスチャン”を許す。

そしてセバスチャンは、ゲームオーバーすることを祖父に伝え、改心した彼は、コルテス一家や仲間達と手を合わせる。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「スパイキッズ」(2001)
・「スパイキッズ2 失われた夢の島」(2002)
・「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」(2003)
・「スパイキッズ4:ワールドタイム・ミッション」(2011)

*(簡略ストー リー)
スパイに疑問を感じてOSS(戦略事務局)を去り、私立探偵をしていたジュニ・コルテスは、姉カルメンが、子供達を洗脳するバーチャルゲーム”ゲームオーバー”内に閉じ込められたことを知る。
OSSに向かったジュニは、カルメンを救うためにゲーム内に侵入し、呼び寄せた祖父の力を借りて、出合ったゲーマーの子供達と共に目的レベルを目指す。
しかし、ゲームの開発者トイメイカーは、自分を現実に解放するために、ジュニらを誘き寄せていたのだ。
そして、自分の足の自由を奪ったトイメイカーを捜すため、祖父はジュニのカルメン救出作戦に手を貸すのだが・・・。
__________

前作よりも、さらにエスカレートしてキッズ・ムービー風になってしまった本作だが、前作でやや落ち込んだ興行収入は、全世界で2億ドルに迫る大ヒットとなった。

北米興行収入 $111,761,980
世界 $197,011,980

3D作品ということもあり、「トロン」(1982)を髣髴させるバーチャル・ゲーム内の映像は、視覚的になかなか凝っている。

本作では主演と言っていい、ジュニ役のダリル・サバラの芸達者振りは結構見もので、その場にはそぐわない雰囲気の、80歳を超えている大ベテラン、リカルド・モンタルバンのマッチングも実に面白い。

注目は、ラストであっさりと改心する悪役を演ずるシルベスター・スタローンの怪演ではあるが、5役の熱演にも拘らずラジー賞を受賞してしまった。

ロバート・ロドリゲスは、前作に続き、製作をはじめ、全てをこなして挑んだ作品でもある。

クライマックスで、これまでのキャラクターが総出演するシーンも実に楽しい。

本作でも脇役である両親アントニオ・バンデラスカーラ・グギノ、ゲームに閉じ込められるその娘アレクサ・ヴェガ、祖母ホランド・テイラー、OSSには残っていた前作の黒幕マイク・ジャッジとその妻サルマ・ハエック、息子マット・オリアリー、娘エミリー・オスメント、ゲーマー少年ライアン・ピンクストンロバート・ヴィートボビー・エドナー、少女コートニー・ジャインズ、一家の元護衛係チーチ・マリン、伯父ダニー・トレホ、TV番組ホスト、アラン・カミング、そのアシスタント、トニー・シャルーブ、大統領役のジョージ・クルーニー、テーマ・パークのオーナー、ビル・パクストン、そして、最強ゲーマーでイライジャ・ウッドも出演する豪華さだ。


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