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スパイキッズ2 失われた夢の島 Spy Kids 2: The Island of Lost Dreams (2002)

ヒットした痛快キッズ・アクションの第2作。
世界を破滅させかねない装置を奪還しようとする”スパイキッズ”となった姉弟の奮闘を描く、製作、監督、脚本、撮影、編集、音楽ロバート・ロドリゲス、主演アントニオ・バンデラスカーラ・グギノアレクサ・ヴェガダリル・サバラアラン・カミングダニー・トレホスティーヴ・ブシェミリカルド・モンタルバン他共演の痛快アクション・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ロバート・ロドリゲス

製作総指揮
ボブ・ワインスタイン

ハーヴェイ・ワインスタイン
製作
ロバート・ロドリゲス

エリザベス・アヴェラン
脚本:ロバート・ロドリゲス
撮影:ロバート・ロドリゲス
編集:ロバート・ロドリゲス
音楽
ジョン・デブニー

ロバート・ロドリゲス

出演
グレゴリオ・コルテス:アントニオ・バンデラス

イングリッド・コルテス:カーラ・グギノ
カルメン・コルテス:アレクサ・ヴェガ
ジュニ・コルテス:ダリル・サバラ
フェーガン・フループ:アラン・カミング
ロメロ:スティーヴ・ブシェミ
イサドール・マチェッティ:ダニー・トレホ
祖父:リカルド・モンタルバン
祖母:ホランド・テイラー
フィリックス・ガム:チーチ・マリン
デブリン大統領:クリストファー・マクドナルド
ダナゴン・ギグルス:マイク・ジャッジ
ゲイリー・ギグルス:マット・オリアリー
ガーティ・ギグルス:エミリー・オスメント
ディンキー・ウィンクス:ビル・パクストン
アレクサンダー・ミニオン:トニー・シャルーブ
アレクサンドラ・デヴリン:テイラー・モンセン

アメリカ 映画
配給
ミラマックス

ディメンション・フィルムズ
2002年製作 100分
公開
北米:2002年8月7日
日本:2002年9月7日
製作費 $39,000,000
北米興行収入 $85,846,430
世界 $119,723,360


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
”トラブル・メーカー・テーマパーク”大統領令嬢アレクサンドラ・デヴリン(テイラー・モンセン)に、オーナーのディンキー・ウィンクス(ビル・パクストン)が施設を案内する。

あるアトラクションに乗ったアレクサンドラに危機が迫る。

”第3の脳”事件で活躍したカルメン・コルテス(アレクサ・ヴェガ)とジュニ(ダリル・サバラ)の姉弟は、その功績が認められて、OSS(戦略事務局)に”スパイキッズ”として任命されていた。

その場にいたカルメンとジュニはアレクサンドラを救おうとするが、ライバルのスパイキッズ、ゲイリー・ギグルス(マット・オリアリー)とガーティ(エミリー・オスメント)兄妹も現われる。

ジュニはアレクサンドラを救うことに成功するが、彼女は、大統領執務室から持ってきたある装置をゲイリーに渡す。

ゲイリーは、その装置をシークレットサービスに渡し、その場を引き上げる。

両親グレゴリオ(アントニオ・バンデラス)とイングリッド(カーラ・グギノ)に付き添われ、デヴリン大統領主催のパーティーに出席したカルメンとジュニは、大統領令嬢アレクサンドラを救ったのが、ゲイリーとガーティの功績になってしまったことを知る。
...全てを見る(結末あり)

大統領はそのことよりも、アレクサンドラが執務室から持ち出した”トランスムーカー”という装置が無事に戻ったことを喜ぶ。

さらに大統領は、OSSの新局長に、ゲイリーとガーティの父親ダナゴン(マイク・ジャッジ)を任命し、彼は息子と娘に、最高の任務に就ける、格付けトップの”レベル1”のバッジを渡す。

カルメンとジュニは憤慨し、グレゴリオとイングリッドは、何か様子のおかしいことに気づく。

その直後、乾杯した大人達は、睡眠薬で眠らされてしまい、大統領は、ウェイターに扮していた者達にトランスムーカーを奪われてしまう。

しかし、睡眠薬を飲んでいない、カルメンやジュニらスパイキッズが立ちはだかる。

しかし、トランスムーカーを奪い返すことはできず、それがジュニの責任にされてしまう。

大統領は、トランスムーカーが敵側に渡れば世界の破滅につながると嘆く。

OSSをクビになった失意のジュニだったが、カルメンの励ましでゲイリーとガーティの任務の情報を入手する。

カルメンは、ジュニのレベル2のバッジを偽造し、ゲイリーとガーティの任務を自分達が行うように裏工作をする。

伯父イサドール・マチェッティ(ダニー・トレホ)にスパイ・グッズを支給されたカルメンとジュニは、OSSに向かい、任務に就き、潜水艦で目的地に向かう。

情報不足の二人は、フェーガン・フループ(アラン・カミング)とアレクサンダー・ミニオン(トニー・シャルーブ)の協力を得て、ダナゴンが黒幕であるだろうということを突き止め、謎の島で”アイランドマン”に接触するように指示を受ける。

島に着いた二人だったが、スパイ・グッズが機能しないことが分かる。

同じ頃、ダナゴンから子供達の危険を知らされたグレゴリオとイングリッドは、彼女の両親(リカルド・モンタルバン/ホランド・テイラー)との再会もそこそこに島に向かう。

カルメンとジュニに、はめられたことに気づいたゲイリーとガーティも島に到着する。

火山に登ったカルメンとジュニは、火口に落下してしまい、地下でロメロ博士(スティーヴ・ブシェミ)に出会う。

ミニ動物、そして新種の動物を作ったロメロは、実験を誤り、それらが巨大化してしまったことを二人に話す。

その島の存在をシールドするのが、トランスムーカーだったのだ。

ゲイリーとガーティが島にいることを知り、助けを求める二人の元に向かったカルメンとジュニは、ダナゴンが、島にある本物のトランスムーカーを手に入れようとしていることを伝える。

トランスムーカーが、ハイテクの能力も奪ってしまうことも知らせたカルメンとジュニだったが、ゲイリーとガーティは、それらの話を信用しようとしない。

子供達の居場所を確認したグレゴリオとイングリッドだったが、孫達を救うために彼女の両親が後を追ってくる。

トランスムーカーを捜そうとしたカルメンとジュニは、両親がダナゴンに誘き出されていることに気づき、歯に仕組まれていた追跡装置を壊し、自分達の居場所を知らせないようにする。

しかし、祖父が、ジュニにプレゼントしたネックレスの追跡装置で彼の居場所を知る。

カルメンとジュニは、洞窟で財宝などを発見し、ジュニがそれを奪ったためガイコツに襲われる。

財宝を帰しガイコツは追い払うものの、カルメンが空飛ぶブタに捕らえられる。

ジュニの危機を知ったカルメンは彼を助け、トランスムーカーを見つけるが、ゲイリーとガーティ、そして、ロメロを捕らえたダナゴンも現われる。

ロメロの指示で、カルメンとジュニはトランスムーカーを停止させるが、それをダナゴンが奪おうとする。

カルメンはトランスムッカー投げ捨て、空飛ぶブタがそれを奪い飛び去る。

シールドが解除され、スパイ・グッズを使いトランスムーカーを手に入れたカルメンとジュニは、現われた祖父母と両親と共に、ダナゴン親子と対決することになる。

コルテス家の護衛係だった、フィリックス・ガム(チーチ・マリン)の裏切りでトランスムーカーを奪われてしまうが、グレゴリオとダナゴンが対決する。

しかし、ガーティがそれを妨害してしまい、現われた大統領とアレクサンドラに、ゲイリーはライセンスを停止され、ダナゴンは解任される。

両親の信頼を得ていなかったグレゴリオは、勇敢な行為で認められて感謝される。

グレゴリオは、アレクサンドラから新局長に任命され、ジュニはレベル1バッジを渡される。

しかしジュニは、アレクサンドラに、犠牲の大きいスパイを辞めることを伝える。

新種の動物達と触れ合いを持ったロメロは、ジュニに感謝して、ミニ動物のサルグモを贈り別れを告げる。

その後、カルメンは、マチェッティの協力でポップ・スターとしてステージに上がろうとする。

歌の苦手なカルメンはそれを躊躇するが、グッズで見事にステージをこなす。

しかしマチェッティは、グッズの電池を入れ忘れていたことをカルメンに伝える。

”トラブル・メーカー・テーマパーク”のオーナー、ウィンクスは、上陸した島をテーマパークにすることを、ロメロに提案する。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「スパイキッズ」(2001)
・「スパイキッズ2 失われた夢の島」(2002)
・「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」(2003)
・「スパイキッズ4:ワールドタイム・ミッション」(2011)

*(簡略ストー リー)
デヴリン大統領が保管するある装置”トランスムーカー”が、何者かに奪われてしまう。

”第3の脳”事件で活躍したカルメン・コルテスとジュニ兄弟は、OSSの”スパイキッズ”となっていた。
しかし、今回のトランスムーカーが奪われたことがジュニの責任となり、彼はライセンスを剥奪される。
カルメンに励まされたジュニは、裏工作をして、新局長になったダナゴンの子供達でライバルのゲイリーとガーティの任務を自分達で処理しようとする。
謎の島に向かったカルメンとジュニを、その件をダナゴンから知らされた、両親グレゴリオとイングリッドが追う。
島に着いたカルメンとジュニは、その場にいたロメロ博士に出会い、トランスムーカーのシールドで島の位置は隠され、ハイテクが機能不能になることを知る。
トランスムーカーを捜そうとしたカルメンとジュニだったが、現われたゲイリーとガーティ、そして、黒幕だったダナゴンの脅威が迫る・・・。
__________

前作同様ロバート・ロドリゲスの作品で、彼は今回、撮影も担当し、音楽を含めて、全て自分の思い通りに作り上げた作品になっている。

全体的に、前作に比べそれほどパワーアップされているわけでもなく、ライバルの出現を含め、キッズ・ムービー色が濃くなっているような気がする。

興行収入は前作よりは減るものの、全世界では約1億2000万ドルのヒットとなった。
北米興行収入 $85,846,430

ロバート・ロドリゲスカーラ・グギノは脇役に徹し、少々成長した子供達アレクサ・ヴェガダリル・サバラが、前作を上回る大活躍を見せる。

豪華スター競演は前作同様で、謎の科学者スティーヴ・ブシェミ、子供達の祖父母役で、大ベテランのリカルド・モンタルバンホランド・テイラーの出演も嬉しい。

他、レギュラー・メンバーである、子供達の伯父を厳つい顔で楽しく演ずるダニー・トレホ、TV番組ホストのアラン・カミング、アシスタントのトニー・シャルーブ、元護衛係チーチ・マリン、黒幕である新局長マイク・ジャッジ、その子供達マット・オリアリーハーレイ・ジョエル・オスメントの妹エミリー・オスメント、大統領クリストファー・マクドナルド、そして、その娘でテイラー・モンセンなどが共演している。


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