サイトアイコン That's Movie Talk!

スパイキッズ Spy Kids (2001)

捕らえられた元スパイの両親を救うためにその子供達が悪に立ち向かう姿を描く、製作、監督、脚本、編集、音楽ロバート・ロドリゲス、主演アントニオ・バンデラスカーラ・グギノアレクサ・ヴェガダリル・サバラアラン・カミングダニー・トレホジョージ・クルーニー他共演の痛快アクション・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

ジョージ・クルーニー / George Clooney 作品一覧


スタッフ キャスト ■
監督:ロバート・ロドリゲス

製作総指揮
ケイリー・グラナット

ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
製作
ロバート・ロドリゲス

エリザベス・アヴェラン
脚本:ロバート・ロドリゲス
撮影:ギレルモ・ナヴァロ
編集:ロバート・ロドリゲス
音楽
ダニー・エルフマン

ロバート・ロドリゲス

出演
グレゴリオ・コルテス:アントニオ・バンデラス

イングリッド・コルテス:カーラ・グギノ
カルメン・コルテス:アレクサ・ヴェガ
ジュニ・コルテス:ダリル・サバラ
フェーガン・フループ:アラン・カミング
イサドール・マチェッティ:ダニー・トレホ
デブリン:ジョージ・クルーニー
ダナゴン・ギグルス:マイク・ジャッジ
ミスター・リスプ:ロバート・パトリック
アレクサンダー・ミニオン:トニー・シャルーブ
フィリックス・ガム:チーチ・マリン
ミセス・グラデンコ:テリー・ハッチャー
ブラット:アンディー・W・ボズリー

アメリカ 映画
配給 ミラマックス
2001年製作 87分
公開
北米:2001年3月30日
日本:2001年12月15日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $112,692,060
世界 $147,934,200


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
冷戦時代に敵同士だった元スパイグレゴリオ・コルテス(アントニオ・バンデラス)とイングリッド(カーラ・グギノ)は、今では結婚して、娘のカルメン(アレクサ・ヴェガ)と息子のジュニ(ダリル・サバラ)とで、平穏な暮らしをしていた。

子供達に、自分達の秘密を明かすかで、グレゴリオとイングリッドは悩んでいた。

その頃、テレビの子供向け番組のホスト、フェーガン・フループ(アラン・カミング)が、ミュータントの”スパイキッズ”を誕生させようとしていた。

世界支配のため、強力な軍隊を組織しようと考える実業家のリスプ(ロバート・パトリック)に、フループはそれを披露する。

しかし、そのミュータントが未完成だと知り、リスプはフループにその完成を急がせる。

OSS(戦略事務局)から、行方不明とになった諜報員のダナゴン・ギグルス(マイク・ジャッジ)の捜索依頼を受けたグレゴリオは、復帰に賛成できないイングリッドを説得して、9年ぶりの任務に就く。

しかし、二人はフループの罠にはまり捕らえられてしまう。
...全てを見る(結末あり)

緊急事態を知った、彼らの護衛係フィリックス・ガム(チーチ・マリン)は、子供達に、自分がおじではないことと両親がスパイだったことを知らせて、迫る敵から二人守り逃亡させる。

フィリックスに、”第3の脳”は生きているとOSSに伝えるよう指示されたカルメンとジュニは、脱出艇で逃げ延びて、用意されていたセーフ・ハウスに向かう。

フループは、第3の脳を作り出せるグレゴリオを、イングリッドと共に拘束し、協力を強要しようとする。

スパイの知識を身につけようとしていたカルメンとジュニの前に、グレゴリオらの元同僚で、フループの手下グラデンコ(テリー・ハッチャー)らが現われ、”第3の脳”を奪おうとする。

カルメンとジュニは、”第3の脳”をグラデンコに渡すまいと、その場を脱出する。

それが、アシスタントのアレクサンダー・ミニオン(トニー・シャルーブ)からフループに知らされる。

ミニオンは、子供を捕らえるには、子供を使うことをフループに提案する。

サン・ディアブロ。
カルメンとジュニは、自分達のミュータントに襲われて、”第3の脳”を奪われてしまう。

二人は、その”スパイキッズ”が500体も作られ、それに”第3の脳”を装着し、軍隊を作ろうとしていることに気づく。

同じ頃、敵の手に渡ることを恐れたOSSが、”第3の脳”を破壊しようとしたが、グレゴリオがそれを隠し持っていたことをイングリッドは知る。

カルメンとジュニは、スパイ・グッズの開発者イサドール・マチェッティ(ダニー・トレホ)の元に向かい、グレゴリオの兄だった彼に協力を求める。

”第3の脳”を手に入れたミニオンは、フループを用済みと判断して拘束する。

マチェッティの協力を得られないカルメンとジュニは、仕方なく、二人だけで両親の居場所を突き止めて、その場に向かう。

ミニオンは、”第3の脳”の量産体制に入り、それが”スパイ・キッズ”に装着される。

フループの城に侵入したカルメンとジュニは、”スパイキッズ”が、より高性能になったことを確認するが、敵に見つかってしまう。

カルメンと別行動になったジュニは、バーチャル・ルームに向かい、その場でフループから、”スパイキッズ”を操っているのがミニオンだと知らされる。

自分にとってのヒーローである、フループを助けたジュニは、カルメンと再会し、両親を見つけて二人を救出する。

リスプが軍隊を確認しに現われるが、グレゴリオとイングリッドは、ミニオンをフーグリーズに変身させ、フループの協力で子供達と共に敵を倒そうとする。

フループは、”スパイキッズ”のモラル・チェンジを実行し、善と悪を逆転させようとする。

グレゴリオとイングリッドは、子供達のミュータントに捕らえられて、現われたカルメンとジュニがそれに対抗する。

それを逃れたグレゴリオとイングリッド、そしてカルメンとジュニは、現われた500体の”スパイキッズ”に立ち向かおうとする。

”スパイキッズ”にリスプは満足するが、そこに、マチェッティがグレゴリオらの加勢に現れる。

善悪が逆転した”スパイキッズ”はリスプらに襲い掛かり、グレゴリオとマチェッティは兄弟愛を確かめる。

フループは、考えを変えさせてくれたジュニに感謝する。

グレゴリオとカルメンは、悪に立ち向かった子供達を誇りに思う。

グレゴリオとカルメンは、自分達がスパイだと子供達に告白して、カルメンとジュニも同じだと両親に告げる。

その後、”スパイキッズ”は、各地で人々のために尽くす。

OSSのデヴリン(ジョージ・クルーニー)は、優秀な”スパイ”カルメンとジュニに任務を要請する。

しかし二人は、グレゴリオとカルメン、そしてマチェッティを含めた家族での行動を希望する。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「スパイキッズ」(2001)
・「スパイキッズ2 失われた夢の島」(2002)
・「スパイキッズ3-D:ゲームオーバー」(2003)
・「スパイキッズ4:ワールドタイム・ミッション」(2011)

*(簡略ストー リー)
冷戦時代には敵同士の元スパイのグレゴリオ・コルテスとイングリッドは、その後、結婚して、子供達カルメンとジュニと共に平穏な暮らしをしていた。
ある日、グレゴリオは、所属していたOSSの諜報員の捜索を依頼される。
イングリッドを説得して任務に就いたグレゴリオだったが、ミュータント軍団の”スパイキッズ”を完成させようとしていた、子供向けのテレビ番組ホスト、フループに、二人は誘拐されてしまう。フループは、世界征服を企む実業家リスプに、”スパイキッズ”の完成を急がされ、それに装着する”第3の脳”の秘密を知る、グレゴリオを捕らえたのだった。
両親の危機を知ったカルメンとジュニは、用意されていたスパイ用の装備などを駆使し、”第3の脳”を手に入れ、敵の襲撃をかわすのだが・・・。
__________

ロバート・ロドリゲスアントニオ・バンデラス、盟友コンビが手を組み話題になった作品。

豪華キャストの競演や、キッズ・ムービーではあるが、手抜きの無い映像などに加え、遊び心満載で見所の多い作品となっている。

ロバート・ロドリゲスの、スピード感溢れる歯切れのいい軽快な演出も見応えがあり、大人も十分に楽しめる作品に仕上がっている。

製作費は3500万ドルに抑えられているのだが、北米で約1億1300万ドル、全世界では約1億4800万ドルのヒットとなった。

数多く登場するハイテク兵器に興味津々なのだが、SFファンタジー・タッチでもあり、どこか古風な雰囲気が漂う作風も好感が持てる。

元エリート・スパイの夫婦アントニオ・バンデラスカーラ・グギノのコンビも魅力的で、二人を上回る活躍を見せる子供達アレクサ・ヴェガダリル・サバラの健気な戦い振りも注目だ。

悪の道に身を投じながら、結局は主人公達に協力する人気TV番組のホスト、アラン・カミング、そのアシスタントから”スパイキッズ”を操ろうとするトニー・シャルーブ、主人公の兄でスパイ・グッズの開発者ダニー・トレホ、世界支配を企む実業家ロバート・パトリック、OSSの連絡員ジョージ・クルーニー、行方不明の諜報員マイク・ジャッジ、主人公家族の護衛チーチ・マリン、OSSから悪に寝返るテリー・ハッチャーなどが共演している。


モバイルバージョンを終了