愛し合うものの互いの思いや立場に苦しむ若いカップルの悲恋を描く、製作、監督エリア・カザン、脚本ウィリアム・インジ、主演ナタリー・ウッド、ウォーレン・ベイティ、パット・ヒングル他共演の青春恋愛ドラマの秀作。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:エリア・カザン
製作:エリア・カザン
脚本:ウィリアム・インジ
撮影:ボリス・カウフマン
編集:ジーン・ミルフォード
音楽:デヴィッド・アムラム
出演
ウィルマ・ディーン”ディーニー”ルーミス:ナタリー・ウッド
バッド・スタンパー:ウォーレン・ベイティ
エース・スタンパー:パット・ヒングル
スタンパー夫人:ジョアンナ・ルース
アンジェリーナ:ゾーラ・ランパート
メル・ルーミス:オードリー・クリスティー
デル・ルーミス:フレッド・スチュアート
ヴァージニア”ジニー”スタンパー:バーバラ・ローデン
ケイ:サンディ・デニス
グレン:ショーン・ギャリソン
ファニタ・ハワード:ジャン・ノリス
ジューン:マルラ・アダムス
ヘイゼル:クリスタル・フィールズ
メトカーフ:マルティーヌ・バートレット
スマイリー医師:ジョン・マクガヴァン
ジャッド医師:アイヴァー・フランシス
アレン”トーツ”トゥトル:ゲイリー・ロックウッド
テキサス・グゥイナン:フィリス・ディラー
ウィットマン牧師:ウィリアム・インジ
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1961年製作 124分
公開
北米:1961年10月10日
日本:1961年11月17日
北米興行収入 $4,000,000
■ アカデミー賞 ■
第34回アカデミー賞
・受賞
脚本賞
・ノミネート
主演女優賞(ナタリー・ウッド)
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1928年、カンザス州、サウスイースト。
高校3年生のウィルマ・ディーン”ディーニー”ルーミス(ナタリー・ウッド)とバッド・スタンパー(ウォーレン・ベイティ)は付き合っていた。
性に罪悪感を持つ母(オードリー・クリスティー)の影響を受けて育ったディーニーは、バットの全てを受け入れる気にはなれなかった。
ディーニーの気持ちを理解しながらも、欲求は抑えきれないバッドは不満が募る。
帰宅したディーニーに、所有するバッドの父エース(パット・ヒングル)の石油会社の株が今後も上がると言いながら交際に干渉する母メイは、男性は真面目な女性を好むことを娘に教え込む。 自分達のことを訊かれたメイは、夫デル(フレッド・スチュアート)は結婚するまで手も出さなかったと言って、女は喜びなど感じないものだとディーニーに話す。 夫に体を許すのは子供を産むためだと母から言われたディーニーは、納得できないまま、バッドの写真にキスして祈りを捧げる。 寝むっているデルを起こした妻は、ディーニーがエースの息子と愛し合っていることを話し、願ってもない良縁だと伝える。 屋敷に戻ったバッドはエースから話があると言われ、フットボール部での活躍について訊かれる。 かつてやぐらから落下し、そのせいで走ることができなくなったエースは、バッドに夢を託していた。 ディーニーと付き合っていることについてバッドと話すエースは、身分が違う彼女と間違いを起こすなと忠告する。 イェール大学に入学し、東部の大手石油会社にも入れるつもりで将来を決めているエースから、期待を裏切るなと言われたバッドは、父に逆らえるはずはなかった。 エースが家族の期待を裏切ったと言う、姉のヴァージニア”ジニー”(バーバラ・ローデン)がシカゴから戻ったことを母(ジョアンナ・ルース)から知らされたバッドは、苛立ちながら部屋に向かい眠る。 翌朝、花嫁学校と美術学校の退学や落第、婚約騒動などを起こしたジニーを批判するエースは、食卓に着いた彼女と口論になる。 ジニーに声をかけたバッドは、朝食も取らずに屋敷を出てディーニーを迎えに行き学校に向かう。 教室に入ろうとしたディーニーは、バッドに声をかけたファニタ・ハワード(ジャン・ノリス)を気にする。 ベルが鳴る前に席に着かなかったことで、ディーニーは担任のメトカーフ(マルティーヌ・バートレット)から注意を受ける。 放課後、フットボールの試合は始まり、反則に抗議したバッドは退場になってしまう。 試合の後、アレン”トゥーツ”トゥトル(ゲイリー・ロックウッド)を待っていたファニタから声をかけられるバッドを、車にいたディーニーは気にする。 ファニタを見る目つきで、彼女のような子が好きだと分かるとディーニーから言われたバッドは気分を害する。 バッドに謝罪したディーニーは、怒ってはいないと言われて愛を確かめ合うが、彼からキスされそうになり人目を気にする。 バッドを家に誘ったディーニーは、商店を営む父の様子を気にしながら彼と抱き合いキスする。 激しく求めるバッドを拒むディーニーは、跪くようにと言われ、自分に従うことを強要されたために傷ついてしまう。 バッドから謝罪されたディーニーは、自分の気持ちと愛は本気であることを伝える。 そこに母メルが帰ったため、ピアノを弾いて仲良くしているように見せかけたディーニーとバッドは、夕食後に会う約束をする。 バッドが帰った後でメルは、ジニーがシカゴで妊娠して騒ぎを起こしたため、男にだらしのないふしだらな女はそうなるとディーニーに言い聞かせる。 帰宅したバッドは、ディーニーと結婚したいことをエースに伝え、成績が悪いためにイェール大学に進学する気はないと話す。 農業大学にディーニーと共に2年通い、牧場を継ぎたいという考えを伝えたバッドだったが、イェール大学に入り卒業して気が変わらなければ結婚を許すとエールから言われる。 どうにもならない気持ちを伝えるバッドに、違う種類の女と遊ぶことを提案したエースは、イェール大学を卒業して結婚することで納得させる。 それをバッドから知らされたディーニーは、いつまでも待つことを彼に伝える。 ニューヨークに向かうエースは、ジニーの監視役をバッドに任せる。 ガソリンスタンドの店員であるボーイフレンドのグレン(ショーン・ギャリソン)を食事に誘ったジニーは、酒の戸棚に鍵がけられていたために苛立ち、彼とドライブしようとする。 バッドとディーニーも付いて行き、別荘に着き酒を見つけて酔うジニーとグレンを残して、二人は散歩に出かける。 油井を眺めるバッドは、これが自分達のものになることをディーニーに話す。 クリスマス。 父の言いなりでは後悔することになると、バッドはジニーから忠告される。 ニューイヤーズ・イヴ。 ジニーが手が付けられないためにバッドは諦めるが、彼女を弄ぼうとした男に殴り掛かる。 バッドは男達と乱闘になり、ジニーは車で走り去ってしまう。 痛めつけられたバッドはディーニーを送り、家で休んでいくようにと言われるものの、当分、会うのはやめると彼女に伝えてその場を去る。 バスケットボール部にも所属するバッドは、体調を崩して試合中に倒れてしまう。 肺炎の疑いがあるバッドは病院に運ばれ、エースは、金の力で彼を回復させようとして、スマイリー医師(ジョン・マクガヴァン)に小切手を渡そうとする。 大丈夫だと思うが、もしもの場合も考えるようにとエースがスマイリーから言われる姿を見ていたディーニーは、ウィットマン牧師(ウィリアム・インジ)の元に向かい、バッドのために祈りを捧げる。 ほぼ回復したバッドは、ディーニーと愛し合っていることをスマイリー医師に話し、その苦しみを伝える。 毎日デートしてキスして別れるだけの今の関係が辛いと話すバッドは、他の子と遊べと父から言われたことについて、スマイリーに意見を求める。 何も答えないスマイリーは、次の診察の話をするだけだった。 そしてバッドは、ファニタを誘いを受け入れてしまう。 翌日、ディーニーは、クラスメイトらの視線を感じながら教室に向かう。 メトカーフは、”ウィリアム・ワーズワース”の詩(Ode: Intimations of Immortality from Recollections of Early Childhood)を朗読する。 ”Though nothing can bring back the hour その意味を生徒に問うメトカーフは、ディーニーを指名する。 ぼんやりしていたディーニーは、教科書にあるその詩を朗読させられて意味を問われる。 ”若い頃は、物事を理想として判断し、大人になるとそれを忘れて・・・”と答えたところで、動揺したディーニーは泣きながら教室を飛び出してしまう。 医務室に向かったクラスメイトのケイ(サンディ・デニス)は、鎮静剤を打たれながら取り乱しそうになるディーニーの様態を気にする。 その後、バッドはディーニーに会わずに過ごし、彼女を誘いたいトーツに構わないと伝える。 エースの会社の株が更に上昇して浮かれる両親を見ても喜ぶ気になれないディーニーは、食欲もなく勉強もする気になれず、死んでしまいたいことを母メルに話す。 メルからバッドのことを訊かれたディーニーは、彼とはキス以上のことはしていないと言って取り乱してしまう。 株を売り、ディーニーを精神科の病院に入れることも考えたデルは、それをメルに話す。 訪ねて来たトーツから卒業パーティーに誘われたディーニーは、出かける気になり、彼と共に会場に向かう。 髪の毛を切ってイメージチェンジしたディーニーが現れたために、クラスメイトらは喜び彼女を歓迎する。 バッドに気づいたディーニーは、彼がケイを誘って来たことを知る。 気を遣うケイがトーツをダンスに誘ったため、ディーニーはバッドに話しかける。 会いたい気持ちを抑えながら、自分のことばかり考えていたとバッドから言われたディーニーは、彼を車に誘い愛し合おうとする。 以前とは違いプライドを失い取り乱すディーニーから、死んでしまいたいと言われたバッドは、彼女を落ち着かせることができない。 トーツの元に向かったディーニは、彼と車で川に向かうものの、バッドのことが頭に浮かぶ。 正気を失ったディーニーは水に飛び込み、その場にいた数人の男性に助けられる。 病院に運ばれたディーニーは放心状態となり、デルと共に駆けつけたメルは、その場にいたバッドのせいだと言って彼を責める。 現れたエースはデルに声をかけて、ディーニーの様態を気にする。 株を売りディーニーをウィチタの施設に入れることを決めたデルは、それをスマイリー医師に伝えて手配を頼む。 ディーニーと結婚することをスマイリーに伝えたバッドは、彼女の様子を見てショックを受ける。 助けたいのならディーニーから離れていることだとスマイリーから言われたバッドは、絶望して泣き崩れる。 病室のディーニーは、誰かの泣き声に気づく。 その後、イェール大学に進学したバッドだったが、自堕落な生活を続ける。 ディーニーは、ウィチタの施設での療養を始める。 バッドは、行きつけのイタリアン・レストランのウエイトレスの娘アンジェリーナ(ゾーラ・ランパート)と親しくなる。 回復したディーニーは、医師を目指していた患者ジョニーと親しくなる。 両親が面会に来てくれたことを喜ぶディーニーだったが、友人の話などを聞くうちに動揺し始め、その日はそれで別れる。 主治医のジャッド医師(アイヴァー・フランシス)から、両親を人と思い接するようにと言われたディーニーは、バッドのことも訊かれ、連絡はないと答える。 その頃、株価の大暴落で世の中は不況になり、窮地に追い込まれたエースは、バッドのことで大学に向かい、交際相手のことなども調べる。 学部長に呼ばれたバッドは、エースが席を外している間に、農業をするのが自分の夢だったことを話す。 ニューヨークからの連絡で急用ができたエースは学部長と二人で話し、混乱する市場の件を片付けたら戻り、バッドに勉強をさせると伝える。 バッドに学ばせるのは無駄だと言う学部長の話を聞こうとしないエースは、用を済ませたら戻ると言い張りその場を去る。 ニューヨーク。 気にすることはないとバッドから言われたエースは、ディーニーに似ているダンサーを指差し、精神患者である彼女とまだ結婚したいのかを息子に問う。 ダンサーを金で買ってやると言ってエースがステージに向かったため、バッドはその場を去る。 ホテルの部屋に戻り眠っていたバッドは、ダンサーが現れたために驚く。 財産を失い絶望したエースは、部屋の窓から身を投げる。 警官からそれを知らされたバッドは、エースの遺体を確認する。 2年半ぶりに家に戻ることになったディーニーは、ジョニーからプロポーズされたことをジャッド医師に話す。 それを承諾すると言うディーニーは、シンシナティで開業医をしているジョニーから毎日手紙が届くことを話す。 タクシーが来たためにその場を去ろうとしたディーニーは、バッドの気持ちを確かめないままで結婚して幸せになれると思うかをジャッドに問われる。 バッドに会うことを約束したディーニーは、ジャッドに別れを告げる。 家に戻たディーニーは、自分達のせいで娘が病気になったと医師に思われるのを気にするメイに、誰のせいでもないと答える。 自分なりに考えて育てたので恨まないでほしいとメイから言われたディーニーは、母に愛を伝える。 バッドのことを尋ねたディーニーは、母親は故郷であるオクラホマのタルサに移り貧乏暮らしをしていることと、ジーニーも交通事故で死亡したことしか知らないと言われる。 尋ねて来た友人ジューン(マルラ・アダムス)とヘイゼル(クリスタル・フィールズ)との再会を喜ぶディーニーは、ドライブに出かけることになる。 ディーニーが着替えている間にメイは、バッドには会わせないでほしいとジューンとヘイゼルに伝える。 二階から下りて来たディーニーは、バッドに会いに行くことをジューンとヘイゼルに伝える。 メイは引き留めようとして、ジューンとヘイゼルはバッドの居場所を知らないと答える。 父親の牧場にバッドがいることを教えてくれた父デルに、ディーニーは感謝する。 牧場に着いたディーニーは動揺し、バッドを呼んでくると言うヘイゼルにそれを頼む。 家にいるアンジェリーナに気づきながらバッドを捜したヘイゼルは、ディーニーが来ていることを彼に伝える。 ディーニーに再会したバッドは、家族を紹介すると言って家に向かう。 妻アンジェリーナに昔の友人だと言ってディーニーを紹介したバッドは、彼女を奥の部屋に案内する。 長男だとバッドから言われた子供を抱き上げたディーニーは、二人目が生まれることをアンジェリーナから知らされる。 アンジェリーナに再会を約束して家を出たディーニーは、バッドから、大学を退学した時に結婚したと言われる。 バッドが幸せであることを確認したディーニーは、来月、シンシナティの男性と結婚することを知らせる。 運命は不思議なものだと言うバッドは、多くを語らずに会えてよかったことをディーニーに伝える。 ジューンにも声をかけたバッドは、パーティーを開くと言って彼女らを誘う。 ディーニーらを見送ったバッドはアンジェリーナの元に戻り、動揺する彼女にキスする。 まだバッドを愛しているかとヘイゼルから訊かれたディーニーは、ワーズワースの詩を思い出す。 ”草原の輝きは戻らず 花は命を失ったが
...全てを見る(結末あり)
ジニーが呼んだブライアンが密造酒の製造をしている既婚者だと知ったバッドは、彼と出掛けようとする姉を引き止めようとする。
盛大なパーティーが開かれ、羽目を外し過ぎて酔うジニーは、出席者に相手にされず、バッドに彼女を家に送るようエースは指示する。
Of splendour in the grass, of glory in the flower;
We will grieve not, rather find
Strength in what remains beh”
”草原の輝きは戻らず 花は命を失ったが
嘆くことはない 残されたものに 力を見出すのだ”
ナイトクラブで楽しんでいたエースは、自分がしたことは間違っていたのかもしれないと言って、奪ったものがあれば償わせてほしいとバッドに伝える。
嘆くことはない 残されたものに 力を見出すのだ”
*(簡略ストー リー)
高校3年生のウィルマ・ディーン”ディーニー”ルーミスとバッドは、付き合ったはいたものの、性に罪悪感を持つ母の影響を受けたディーニーは、バッドの全てを受け入れる気になれずに悩む。
ディーニーへの気持ちを抑えきれずに苦悩するバッドは、石油会社を経営する父エースに将来を決められていた。
そのことで悩むバッドは、ディーニーの愛を確かめつつも、誘惑に負けて彼女のクラスメイトのファニタの誘いを受け入れてしまう。
ショックを受けたディーニーは正気を失い、川に身を投げて助けられるものの、精神科医療施設に入れられることになる。
エースの希望通りイェール大学に入学したバッドだったが、堕落した日々を送りウエイトレスのアンジェリーナと出会う。
療養所で回復したディーニーは、医師を目指していた患者ジョニーと親しくなるのだが、バッドを忘れることはできなかった・・・。
__________
ウィリアム・インジのオリジナル脚本を、エリア・カザンが製作、監督した、青春恋愛映画の秀作。
1920年代末のアメリカ中部の町を舞台に、性や将来に不安を抱えるカップルの、それぞれの苦悩を切実に描く、エリア・カザンの繊細な人間描写が光る作品。
その力強ささえ感じるエリア・カザンの演出を効果的に支える、デヴィッド・アムラムのダイナミックな音楽も印象に残る。
公開された1960年初頭時代を考えると、性に対する表現がかなり過激であり、利己的にも思える考えのヒロインの母親や、自分の考えが息子の幸せになると決めつける傲慢な父親の姿が、当時のアメリカ社会を象徴しているとみ言える。
子役からスタートし、期待の若手スタートして既にキャリアを積んでいたナタリー・ウッドは、8日後に公開された「ウエスト・サイド物語」(1961)でも主演し、その新鮮な演技と見事な感情表現は秀逸であり、彼女の人気を決定的なものにした。
本作の演技によりナタリー・ウッドは、アカデミー賞とゴールデングローブ賞の主演賞他にノミネートされた。
第34回アカデミー賞では、牧師役で出演もしているウィリアム・インジが脚本賞を受賞した。
本作に抜擢され、その期待に応えて見事にゴールデングローブ賞の新人賞を受賞した、あまりにも魅力的なウォーレン・ベイティの映画デビュー作でもある。
石油会社の経営者である、バッド(ウォーレン・ベイティ)の傲慢な父親を熱演するパット・ヒングル、その妻ジョアンナ・ルース、バッドと結婚する女性ゾーラ・ランパート、主人公の母親オードリー・クリスティーと思慮深い父親フレッド・スチュアート、父親に反抗するバッドの姉バーバラ・ローデン、主人公のクラスメイト、サンディ・デニス、マルラ・アダムス、クリスタル・フィールズ、バッドを誘う主人公のクラスメイト、ジャン・ノリス、バッドの姉のボーイフレンド、ショーン・ギャリソン、主人公とバッドの主治医ジョン・マクガヴァン、精神科医療施設の医師アイヴァー・フランシス、主人公の担任マルティーヌ・バートレット、バッドの友人ゲイリー・ロックウッド、クラブのステージに登場するテキサス・グゥイナン役のフィリス・ディラー、そして、牧師役でウィリアム・インジが出演している。