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ソルジャー Soldier (1998)

部隊に戦いのために育てられた男が単独で立ち向かう姿を描く、監督ポール・W・S・アンダーソン、主演カート・ラッセルジェイソン・スコット・リージェイソン・スコット・リージェイソン・アイザックスコニー・ニールセン他共演のSFアクション大作。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:ポール・W・S・アンダーソン

製作総指揮
スーザン・イーキンス

R・J・ルイス
ジェームズ・G・ロビンソン
製作:ジェリー・ワイントローブ
脚本:デヴィッド・ピープルズ
撮影:デヴィッド・タッターサル
編集:マーティン・ハンター
音楽:ジョエル・マクニーリイ

出演
トッド3465:カート・ラッセル

ケイン607:ジェイソン・スコット・リー
チャーチ大尉:ゲイリー・ビジー
メイカム大佐:ジェイソン・アイザックス
サンドラ:コニー・ニールセン
メイス:ショーン・パートウィー
ネイサン:ジャレッド・ソーン
ネイサン:テイラー・ソーン
ジミー・ピグ:マイケル・チクリス
ジョニー:コービン・ブルー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

1998年製作 98分
公開
北米:1998年10月23日
日本:1999年6月5日
製作費 $75,000,000
北米興行収入 $14,567,880


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
生まれながらに兵士となることが義務付けられた者達は、”アダム・プロジェクト”と呼ばれるプログラムにより厳しい訓練を受ける。

やがて、彼らは感情を持たない殺戮兵器部隊として紛争や戦争に派遣される。

古参兵トッド3465(カート・ラッセル)らを率いるチャーチ大尉(ゲイリー・ビジー)は、遺伝子操作から生まれて育て上げた、新鋭部隊の指揮官メイカム大佐(ジェイソン・アイザックス)の訪問を受ける。

双方は、互いの優秀さを誇示するために争い、トッドは新鋭部隊のケイン607(ジェイソン・スコット・リー)の前に破れ、命を落とし廃棄されることになる。

廃棄物運搬船に乗せられ、惑星”アルカディア234”に投棄されたトッドは、その直前に息を吹き返す。
...全てを見る(結末あり)

惑星の移民達に介抱されたトッドは、メイス(ショーン・パートウィー)とサンドラ(コニー・ニールセン)夫婦の家に世話になる。

一方、地球では、メイカムの部隊が訓練と称してアルカディアにパトロール部隊として派遣される。

”恐怖と懲罰”そして戦いしか知らず、感情のないトッドだったが、サンドラや人々の生活に触れ、次第に人間性が芽生え始める。

それと同時に、トッドの凶暴性が人々には脅威となり、彼は居住区を追放されてしまう。

しかし、自閉症のサンドラの息子が、トッドが教えたように毒蛇を殺したのを見たメイスは、自分達が間違っていたことに気づき、トッドを連れ戻そうとする。

そこに、地球から派遣されたメイカムの部隊が到着する。

早速、行動を開始した部隊に、メイカムは人を見たら敵とみなし抹殺する指令を出す。

攻撃は開始され、砲撃を受けたメイスは負傷して、その後、死亡する。

民間人は保護するべきだと言うチャーチの意見を無視し、メイカムは部隊に殺戮を始めさせる。

人々が無差別に殺されていく中、居住区域に戻ったトッドが殺戮部隊に攻撃を仕掛ける。

部隊員が反撃を受け、殺されたことを知ったメイカムは動揺し、チャーチが部隊を一時撤退させ、体制を整えるよう提案する。

夫メイスの死を知ったサンドラは、たった一人で部隊に立ち向かおうとするトッドに協力しようとする。

しかし、それを拒んだトッドは、皆殺しにすると言って武装し敵を迎え撃つ。

敵を次々倒すトッドだったが、その間、ケインが居住区に激しい攻撃を加える。

装甲車を奪ったトッドは、ケインの乗った装甲車を破壊し彼に傷を負わせる。

部隊の劣勢を知ったメイカムは、惑星に核爆弾を仕掛け退去しようとする。

そして居住区では、トッドとケインの新旧ソルジャーの一騎打ちとなり、激しい戦いの末トッドがケインを倒す。

旧部隊はトッドと合流するが、部下を見捨て惑星を飛び立つ指示を出したメイカムは、それに歯向かうチャーチを射殺してしまう。

しかし、輸送船に侵入したトッドがメイカムを捕らえ、彼と部下らを惑星に残して飛び立ち、惑星は爆破される。

トッドは、居住民を輸送船に乗せたまま、ムーン星に向かうよう元部下らに指示を出す。

そしてトッドは、父親のような眼差しでサンドラの息子を見つめて抱き寄せる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
生まれながらに殺戮兵器として育てられた古参兵トッド3465は、新鋭部隊のケイン607との戦いに敗れて廃棄惑星に投棄される。
感情を持たぬよう訓練されたトッドは、惑星の移民サンドラらの生活に触れ、次第に人間性が芽生え始める。
しかし、新鋭部隊を率いるメイカム大佐が、パトロール訓練と称してその惑星の人々の一掃作戦を開始する。
無差別に殺戮を始める新鋭部隊に対し、トッドは人々のために立ち上がる。
そして、武装したトッドは、たった一人で、殺人部隊に立ち向かおうとする・・・。
__________

ロボットのような、殺人兵器と化した兵士が暴れまわる単なるアクションと言えばそれまでだが、感情を持たないように訓練された”ソルジャー”に、人間性をが芽生えていく過程を描いたことで、ドラマに深みを与えようとしている。

人気スター、カート・ラッセル主演も話題になり、7500万ドルをかけた大作で、迫力の映像はまずまず楽しめるものの、やや斬新さに欠ける内容が災いしてか、興行的には大失敗に終わってしまった。
*北米興行収入 $14,567,883

渋さも増した50歳間近のカート・ラッセルは、鍛え上げた肉体で全編を通し、フル回転で活躍し存在感を示している。
ユーモアのセンスも抜群の彼が、全く笑顔を見せない無表情で通す演技も注目。

期待したほどの活躍を見せないのが残念な、新鋭部隊のエース、ジェイソン・スコット・リー、旧部隊の指揮官ゲイリー・ビジー、経験のなさを露呈し自滅する、新鋭部隊の指揮官役のジェイソン・アイザックス、主人公と親交を深める美しい移民コニー・ニールセンと夫のショーン・パートウィー、同じく移民役でマイケル・チクリスも共演している。


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