CIAの元局員でありNSA/国家安全保障局の契約スタッフだったエドワード・スノーデンが行った情報収集プログラムの告発事件を描く、監督、脚本オリバー・ストーン、主演ジョセフ・ゴードン=レヴィット、シャイリーン・ウッドリー、メリッサ・レオ、ザカリー・クイント、トム・ウィルキンソン、スコット・イーストウッド、ティモシー・オリファント、リス・エヴァンス、ニコラス・ケイジ他共演の社会派ドラマ。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:オリバー・ストーン
製作
モリッツ・ボーマン
エリック・コペロフ
フィリップ・シュルツ=ダイル
フェルナンド・サリシン
製作総指揮
マックス・アルヴェレズ
マイケル・バシック
ダグラス・ハンセン
ジョゼ・イバネス
ピーター・ローソン
バーマン・ナラギ
トム・オーテンバーグ
ジェームズ・D・スターン
クリストファー・ウッドロウ
脚本
キーラン・フィッツジェラルド
オリバー・ストーン
原作
ルーク・ハーディン”The Snowden Files”
アナトリー・クチェレナ”Time of the Octopus”
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
編集
アレックス・マルケス
リー・パーシー
音楽:クレイグ・アームストロング
出演
エドワード・スノーデン:ジョセフ・ゴードン=レヴィット
リンゼイ・ミルズ:シャイリーン・ウッドリー
ローラ・ポイトラス:メリッサ・レオ
グレン・グリーンウォルド:ザカリー・クイント
イーウェン・マカスキル:トム・ウィルキンソン
トレヴァー・ジェイムズ:スコット・イーストウッド
ドローンの男性パイロット/キャットフィッシュ:ローガン・マーシャル=グリーン
ジュネーブのCIA工作員:ティモシー・オリファント
ガブリエル・ソル:ベン・シュネッツァー
パトリック・ヘインズ:レイキース・リー・スタンフィールド
コービン・オブライアン:リス・エヴァンス
ハンク・フォレスター:ニコラス・ケイジ
ジャニーン・ギブソン:ジョエリー・リチャードソン
ロバート・ティボ:ベン・チャップリン
本人:エドワード・スノーデン
アメリカ 映画
配給 オープン・ロード・フィルムズ
2016年製作 134分
公開
北米:2016年9月16日
日本:2017年1月27日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $21,587,5120
世界 $37,279,440
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
2013年6月3日、月曜日、香港、”ザ・ミラ”
エドワード・スノーデン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、ドキュメンタリー作家のローラ・ポイトラス(メリッサ・レオ)と”ガーディアン”の記者であるジャーナリストのグレン・グリーンウォルド(ザカリー・クイント)と接触する。
部屋に向かい、二人の携帯電話を受け取ったスノーデンは、電波を遮断するために電子レンジに入れる。
カメラをセットしたポイトラスは、早速、スノーデンに監視社会について質問しようとするグリーンウォルドに、まず名前から訊くことを提案する。
話し始めたスノーデンは、29歳で、NSA/国家安全保障局の契約スタッフとかつてはCIAの職員であり、この9年間にシステム・エンジニアやソリューション・コンサルタント、CIAのシニア・アドバイザーも務めたことを伝える。
__________
2004年、ジョージア州、フォートベニング。 入院生活を続けるスノーデンは、ネット上の出会い系サイトで、”ジャーニーガール_14”というペンネームの女性(シャイリーン・ウッドリー)からのメッセージを受ける。 CIAの試験を受けたスノーデンは、副長官のコービン・オブライアン(リス・エヴァンス)の最終面接を受けてるものの、不合格を言い渡される。 しかし、今は平時ではなく人手不足だと言うオブライアンは、スノーデンの採用を決める。 2006年、バージニア州、CIA訓練センター”ザ・ヒル” スーパーコンピューターの”Cray-1”に気づいたスノーデンは驚き、フォレスターから、この場に来たことを歓迎される。 教官でもあるオブライアンは、情報の監視で人間による戦いなどが避けられると話す。 訓練生に各都市を担当させて、機密通信網を構築して、それを展開してバックアップ後に破壊し復元するよう指示したオブライアンは、わずか38分で終了させたスノーデンの才能に驚く。 ワシントンD.C.。 国務省勤務と言ったウソを見破り、バージニアにいたことなどを知っていた政府に批判的なリンゼイだったが、スノーデンは彼女に惹かれる。 その後オブライアンは、大統領が任命した最高裁長官の捜査令状の許可を得ることにより、憲法第4条改正を回避するための”FISA/外国情報監視法”をスノーデンらに教える。 フォレスターと話をしたスノーデンは、国家を支配しているのは軍需産業が潤うための管理体制だと言われ、そのことを法務部に相談した結果、彼がこの場に左遷されたことを知る。 優秀なスノーデンを高く評価するオブライアンは、恋人のことなどを尋ねて、彼を外国に勤務させるつもりがあることを伝える。 2013年6月4日、火曜日、香港。 目的は金ではなく、データを著名な記者に渡して世間に公表してほしいだけだと言うスノーデンは、その上で政府が間違っているかどうか国民に判断してほしいと伝える。 スノーデンは、GCHQ/イギリス政府通信本部に関しての、自分が知っている情報が入っているメモリをマカスキルに渡す。 今後、調査は始り、自分はもちろん接触した者は追われることになるとスノーデンから言われたマカスキルは電話をかける。 ガーディアンのニューヨーク・オフィスと連絡したマカスキルは、記事掲載の許可が下りたことをスノーデンに伝える。 パソコンの資料をマカスキルらに見せたスノーデンは、CIAでの最初の赴任地であるジュネーブで知った、世の中のすべてのものを検索できるNSAのインターフェイス”XKeyscore”のことを話す。 2007年、スイス、ジュネーブ、アメリカ国連代表部。 NSA担当のガブリエル・ソル(ベン・シュネッツァー)と知り合ったスノーデンは、XKeyscoreや監視プログラムの”PRISM”で、Google検索でも調べられない世界中のすべてのことが検索できるシステムを知る。 現地に同行していたリンゼイと共にパーティーに出席したスノーデンは、オブライアンと連絡していた工作員から、人と話をするようにと指示される。 それがうまくできないスノーデンは、リンゼイの協力で、パキスタン人の銀行家マルワンと話をする。 相手の弱点を見つけるようにと言われていたスノーデンは、ソルに頼みXKeyscoreでマルワンのことを調べてもらい、義理の妹のことをチェックする。 ソルから、彼女が今パリにいて、パソコンのWEBカメラとマイクを作動させたと言われたスノーデンは驚き、マルワンには15歳の娘サルマがいることを知る。 サルマのFacebookを参考にして親密なボーイフレンドの存在も知ったスノーデンは、彼と母親が不法滞在者であることを確認する。 その情報を工作員に伝えたスノーデンは、彼がマルワンを利用しようとしていることを知り、やめさせようとする。 工作員から、NSAの情報を入手する許可がないことや、バラせば刑務所行きだと言われたスノーデンは、引き下がるしかなかった。 帰宅したスノーデンはリンゼイと愛し合うが、開いていたノートパソコンのWEBカメラが気になる。 翌日、買い物から帰ったリンゼイは、オバマが大統領に当選しそうだったために喜ぶ。 パソコンのWEBカメラにテープが貼ってあり、スノーデンから、ロシアが監視できるらしいと言われたリンゼイは、気にしていないと伝えるものの、過剰に反応する彼と口論になりかける。 落ち着いて話し、今の生活が一番いいと伝えたリンゼイは、スノーデンからCIAを辞めたと言われ、それを理解しながらオバマの勝利を知る。 第44代アメリカ大統領に就任したオバマは、情報を隠すことなく公開する政治を目指す見解を示す。 2013年6月4日、火曜日、香港。 発表の仕方は任せると言うスノーデンから、休息することを提案されたグリーンウォルドとマカスキルは、自分達のホテルに戻る。 残ったポイトラスに、NSAの仕事をして日本に行った時のことを話すスノーデンは、オバマ政権になって状況がよくなると思ったと伝える。 2009年、東京、横田空軍基地。 しかし、日本の監視は実行され、通信システムと物的なインフラをハッキングし、プログラムを密かに送電網や病院などに忍び込ませて、同盟国でなくなった場合に備えた。 日本だけに限らず、世界各国のすべてを監視するそのシステムが、G8でアメリカが優位に立つために構築され、起きたテロは口実であった。 経済と社会を支配しようとする政府の覇権を守るために働いていたことを、スノーデンはポイトラスに話す。 当時はその件を公表しようとは考えず、システムが自己修正して大統領は公約を守るだろうと思ったと言うスノーデンは、その頃にあなたを知ったとポイトラスに伝える。 NSAはテロリストや国や企業だけでなく、一人の人間まで監視していると言うスノーデンは、リンゼイと揉めた日のことを話す。 翌日、富士登山を予定していたスノーデンは、リンゼイと口論になり、彼女が去って孤独感に耐えきれなくなった。 2011年、メリーランド州、コロンビア。 その後、コンサルタントとして民間の契約スタッフとなりCIAに戻ったスノーデンは、監視の範囲と悪用を政府内で問題だと訴えていたNSAの高官が、それだけでFBIの家宅捜索を受けたことなどに疑問を感じ始める。 その一人トーマス・ドレイクも、内部からNSAを変えようと試み報道機関に接触したものの、スパイ活動違反に問われたため、スノーデンは衝撃を受けた。 オブライアンと狩りに行き話をしたスノーデンは、ハワイのオアフ島にあるNSAの支部で、中国のサイバーチーム対策のための新プログラムを開発中であることを知らされ、それに参加することを提案される。 ジュネーブで、世界中の監視をしていることに驚いたことをスノーデンはオブライアンに話す。 第二次大戦終結から60年が経つが第三次大戦が起きていないのは、自分達が世界のために尽力してきたからだと話すオブライアンは、世界中の集中情報施設がなければならないとスノーデンに伝える。 だからと言ってすべてを監視する必要があるのか問うスノーデンに、多くの人々は自由より安全を求めると答えたブライアンは、安全に遊びたければ”入場料”を払って当然だと伝えて納得させようとする。 誰も選択はしていないと言うスノーデンに、戦場は世界中なので、敵に悟られるなというのが鉄則であり、一人でも外部の者や議会に知れたら敵にも知られる、それが世界の現状だとブライアンは伝える。 秘密保持が防衛となり、防衛が勝利につながると言うオブライアンは、スノーデンにNSA副長官を紹介する。 エピックシェルターを更に発展させるプログラムを始動させるために、ハワイでの仕事に期待されたスノーデンは、それがバックアップ用だったことをオブライアンに確認するものの、サイバーテロ対策に就く初めての契約スタッフとして期待に応えるようにと言われる。 NSA副長官から任命された仕事に就くことをリンゼイに話したスノーデンは、赴任先がハワイであることを伝える。 自分と離れたくないので嫌なら行かないと言われたリンゼイは、スノーデンの考えを理解しようとする。 パスタを茹でてていたスノーデンはキッチンに戻るが、発作を起こして倒れてしまう。 病院で癲癇と診断されたスノーデンは、薬を服用すると脳の働きが鈍くなるためにそれを拒もうとするものの、安全のためだと言われて納得する。 ストレスを減らすことも考え暖かい場所もいいと言うリンゼイは、ハワイ行きに賛成する。 2013年6月5日、水曜日、香港。 FISAの令状が本物かどうかもわからない現状では、編集長のアランと協議しなければならないと言うジャニーンは、グリーンウォルドから積極性に欠けると非難されたために、4時までにやることを約束する。 全体を見直す考えのジャニーンが、専門用語などが多くて理解できないと言うために、グリーンウォルドは5時までに頼むと伝える。 2012年、ハワイ、オアフ島、”ザ・トンネル”、NSAオペレーション・センター。 アメリカ手話なら少しできることを、スノーデンはヘインズに手話で伝える。 無人機がターゲットを攻撃する映像を見せられたスノーデンは、それを制御しているのがエピックシェルターであることを知り、自分が構築したことを伝える。 プログラムが別の目的に使われていると思っていたスノーデンは、ショックを受ける。 リンゼイとハイキングに行ったスノーデンは、薬のことを訊かれてやめたとことを話し、思考能力が鈍るために仕事に差し支えると思ったと伝える。 中国の脅威から国家を守るのが自分の仕事だと話すスノーデンだったが、リンゼイは理解しようとしない。 ソルやヘインズに、世界各国のメールやSkypeのデータ収集量を見せたスノーデンは、アメリカ国内ではロシアの2倍であることを知らせる。 それが異常であると考えるスノーデンは、その場に現れたジェイムズから、構築しているプログラム”ハートビート”は部外者に見せるなと注意される。 野外パーティーの最中に、再び発作で倒れたスノーデンは意識を失う。 体調のことを心配するオブライアンとネットを通じて話したスノーデンは、業績を高く評価され、CIA出身のジェイムズから報告を受けていると言われる。 ハートビートのことを同僚に話したことやポリグラフでウソをついたことなどすべてを知っているオブライアンに、国家情報長官のジェームズ・クラッパーが議会でウソをつくなど信じられないと伝えたスノーデンは動揺する。 自分の知らないところで無許可のプログラムにアクセスしたのかと訊かれたスノーデンは、リンゼイのことで嫉妬したジュネーブで行ったことを認める。 リンゼイと仲違いしていることを知っているオブライアンは、彼女は浮気などしていないと伝える。 帰宅したスノーデンは、リンゼイのパソコンを操作して携帯電話を部屋に置き、彼女を外に連れて行く。 メールが監視されていることをリンゼイに話したスノーデンは、それだけではなく、すべてをCIAの高官に監視されていることを知らせて、話せば危険な目に遭う可能性があることを伝える。 家では普段通りしているようにと言うスノーデンは、暫くメリーランドに戻るようにと指示する。 それを拒むリンゼイは、何も知らないフリをするべきで、いなくなれば怪しまれるとスノーデンに伝えて説得する。 ポイトラスにメールをしたスノーデンは、2週間後の月曜日に香港、”ザ・ミラ”の前のモールで会う約束をする。 ルービックキューブが目印だと伝えたスノーデンは、それを持って”ザ・トンネル”に向かう。 シリアのネット支配作戦でトラブルが起きたため、ジェイムズが混乱していることを知ったスノーデンは、ヘインズも席を離れたため、ハートビートのデータをSDカードにコピーする。 ジェイムズが戻ってくることを気にしながらSDカードを取り出そうとしたスノーデンは、それが飛び出して床に落ちたために焦る。 カードに気づいたヘインズは、それを踏んで隠す。 それを拾ったスノーデンは手話でヘインズと話し、二度と会えないかもしれないと伝える。 ルービックキューブにカードを隠したスノーデンは、体調が悪いことをソルに伝えて別れを告げる。 ゲートで警備員にルービックキューブを渡したスノーデンは、その場を通過して、難しくてできないと言われてそれを渡され、その場を離れる。 2013年6月5日、水曜日、香港。 2013年6月6日、木曜日。 2013年6月7日、金曜日。 2013年6月8日、土曜日。 2013年6月9日、日曜日。 オブライアンは驚き、かかってきた電話に出ることができない。 両親と共にその報道を見ていたリンゼイは、複雑な思いで席を立つ。 今後のことをグリーンウォルドらに伝えるスノーデンは、危険を感じた場合は全データを初期化して破壊するようにと指示する。 バックアップは暗号化されて存在するが、自分は二度とアクセスできないと伝えたスノーデンは眠る。 久しぶりに熟睡したスノーデンは、ハワイでリンゼイと別れた時の夢を見る。 2013年6月10日、月曜日。 マカスキルとポイトラスに別れを告げたスノーデンは、カメラマンに扮するために彼女からカメラを渡される。 ポイトラスからルービックキューブを渡されたスノーデンは、それを彼女に譲り、二人に感謝してその場を去る。 ティボに迎えられたスノーデンは、ホテルから離れる。 アメリカはスノーデンの拘束を香港側に要求するが、彼はある貧民街に向かい潜伏することになる。 リンゼイの消息は不明となり、FBIの取り調べを受けていると思われた。 その後、スノーデンはモスクワ行きの便に乗り、アメリカ国務省は、香港に対して遺憾の意を表明する。 政治亡命を希望するスノーデンは、最終的にはエクアドルに向かう予定なのだが、パスポートを無効にされたので飛行機の乗り継ぎはできなかった。 ロシアはスノーデンの逮捕を拒否し、無国籍の彼は空港で立ち往生する。 3年間の居住許可を得たスノーデンは、ホテルの一室からネット中継でインタビューを受ける。 議論を始めるための情報を入手して疑問を呈し、説明を求められるという基本の上に成り立っているのがアメリカであり、国家を守りたければこの基本を守るべきだと話すスノーデンは、政府が何もしな医場合は行動を起こすだろうと考える。 スノーデンは、権力者がすべてを隠そうとすれば自分達は糾弾されるが、基本的人権を奪うと脅されても、恐れないし諦めず黙ってはいないと伝える。 ハワイを出てすべてを失ったと話すスノーデン(この場面からエドワード・スノーデン本人)だったが、新しい人生が始まり幸運だったと言って、明日を心配しなくて済む自由を得たことを伝える。 現在、エドワード・スノーデンはモスクワに居住し、リンゼイ・ミルズも彼の元に向かった。 オバマ大統領は、NSAによる大量データ収集を停止し、2015年5月7日、NSAに違法判決が下る。 5月13日、議会もNSAに反対する。 6月3日、NSAによる監視はを修正された。 6月2日、大統領はアメリカ合衆国自由法に署名した。
陸軍に入隊して訓練を受けたスノーデンは、脚を骨折してしまい除隊することになる。
...全てを見る(結末あり)
施設に着いたスノーデンは、教官のハンク・フォレスター(ニコラス・ケイジ)と話し、彼が暗号解読器を専門に扱っていることに興味を持つ。
サイトで出会ったリンゼイ・ミルズ(シャイリーン・ウッドリー)に会ったスノーデンは、写真家である彼女と散歩をする。
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ガーディアンの記者イーウェン・マカスキル(トム・ウィルキンソン)を紹介されたスノーデンは、パスポートやIDを見せて身分を確認してもらう。
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CIAのネットワーク・セキュリティ維持が仕事だったスノーデンは、工作員(ティモシー・オリファント)らと過ごす日々を送っていた。
ニューヨークのジャニーン・ギブソン(ジョエリー・リチャードソン)が、FISAの令状を握っていることが政府にバレたことをスノーデンに伝えるグリーンウォルドは焦るものの、マカスキルは、責任ある記事を発表しなければ意味がないと意見する。
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テロ監視システム”エピックシェルター”の構築を任されていたスノーデンだったが、日本国民の監視は違法ということで日本側の許可は得られなかった。
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帰国したスノーデンはリンゼイの実家に向かい、自分が変わることを彼女に約束して、元のように幸せな日々を過ごした。
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ニューヨークのジャニーンと話したグリーンウォルドは、危険が迫っているために4時間以内にニュースで伝えるべきだと主張する。
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ソルと再会したスノーデンは、部長のトレヴァー・ジェイムズ(スコット・イーストウッド)に歓迎され、防衛部門NTOCに配属されることになり、数か国語を話し手話もできるパトリック・ヘインズ(レイキース・リー・スタンフィールド)を紹介される。
ジャニーンがウェブ上で、NSAが毎日100万のアメリカ国民の通話記録を収集していることを暴露し、それがニュースでも報道された。
NSAが大手SNSのサーバーに侵入していることも分かり、人の移動や連絡先を追跡可能にしていた。
オバマ大統領は、政府のプログラムを擁護し、監視には制限があり乱用はしていないという見解を示す。
CNNの取材を受けたグリーンウォルドは、今回の件は、世界中のプライバシー権とネットや政治の自由にとって脅威だと伝える。
スノーデンのインタビュー映像は全世界で流され、フォレスターは彼の行動を称える。
協力者のロバート・ティボ(ベン・チャップリン)がホテルにいることを確認したグリーンウォルドは、押しかけたマスコミに対応する。
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■ 解説 評価 感想 ■
*(簡略ストー リー)
2013年6月3日、月曜日、香港、”ザ・ミラ”。
CIAの元局員でありNSA/国家安全保障局の契約スタッフのエドワード・スノーデンは、世界のあらゆる情報を収集するプログラムを告発しするために、ドキュメンタリー作家のローラ・ポイトラスと”ガーディアン”の記者グレン・グリーンウォルドと接触する。
インタビューを受けたスノーデンは、軍を除隊後にCIA局員となり、その才能を評価されてジュネーブに赴任したことを話す。
ネット上で知り合った恋人リンゼイと共に何不自由ない生活を始め、国家に尽くす仕事をする充実した日々を続けていたスノーデンは、NSAの監視プログラム”XKeyscore”などにより、全世界のあらゆる情報が入手できることを知り、信じていた国家に疑問を感じ始める・・・。
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2014年に発表された、ルーク・ハーディンの小説”The Snowden Files”とアナトリー・クチェレナの”Time of the Octopus”を基に製作された作品。
世界を支配する覇権国家となるために全世界の情報を入手しようとするNSA/国家安全保障局及び政府に反旗を翻した、CIAの元局員でNSAの契約スタッフであるエドワード・スノーデンによる情報収集方法の告発を描く社会派ドラマ。
エドワード・スノーデンがジャーナリストと接触する冒頭から、CIAでコンピューターの才能を高く評価され、赴任先のジュネーブでNSAの情報収集システムを知り国家に対する疑問を描く中盤から告発に至る終盤まで、緊迫感溢れるオリバー・ストーンの重厚な演出と脚本が見所の作品。
作品内のセリフではないが、著名なジャーナリストでも理解に苦しむ専門用語が多用されているため難解であり、一般受けする作品ではない。
完全に国家を敵に回しかねない内容には驚くばかりで、国家権力に立ち向かう主人公を熱演するジョセフ・ゴードン=レヴィットから、エドワード・スノーデン本人が自らの役を演ずる演出などを見ても、オリバー・ストーンの社会派としての意地が感じられるような作品である。
世界を驚かせた衝撃的な事件を扱った作品ではあるが、何かの圧力があったのか、製作費4000万ドルを回収できない興行成績に終わった。
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北米興行収入 $21,587,5120
世界 $37,279,440
主人公エドワード・スノーデンと意見の違いがあるものの支え続ける恋人のシャイリーン・ウッドリー、主人公のインタビューを撮影するドキュメンタリー作家ローラ・ポイトラスのメリッサ・レオ、主人公を取材する”ガーディアン”の記者グレン・グリーンウォルドのザカリー・クイント、その同僚である記者のトム・ウィルキンソン、NSAオペレーション・センター”ザ・トンネル”での主人公の上司スコット・イーストウッド、ドローン・パイロットのローガン・マーシャル=グリーン、ジュネーブのCIA工作員ティモシー・オリファント、NSAの主人公の同僚ベン・シュネッツァーとレイキース・リー・スタンフィールド、CIA副長官である主人公の上司リス・エヴァンス、同じく教官のニコラス・ケイジ、主人公の告発を暴露する”ガーディアン”ニューヨーク支部のジャニーン・ギブソンのジョエリー・リチャードソン、主人公の亡命の手助けをするベン・チャップリン、そして、エドワード・スノーデンがクライマックスでジョセフ・ゴードン=レヴィットに代わり出演している。