過去のあるカウボーイと野生馬の関係を描く、監督ルイス・キング、主演フレッド・マクマレイ、アン・バクスター、ブルース・キャボット他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:ルイス・キング
製作:ロバート・バスラー
原作:ウィル・ジェームズ”Smoky the Cowhorse”
脚本
リリー・ヘイワード
ドワイト・カミンズ
ドロシー・ヨスト
撮影:チャールズ・G・クラーク
編集:ニック・デマジオ
音楽:デヴィッド・ラクシン
出演
クリント・バークレー:フレッド・マクマレイ
ジュリー・リチャーズ:アン・バクスター
フランク・デントン:ブルース・キャボット
祖母:エスター・デイル
ジェフ:ロイ・ロバーツ
ジム:J・ファレル・マクドナルド
ウィリー:バール・アイヴス
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1946年製作 87分
公開
北米:1946年6月26日
日本:未公開
製作費 $1,300,000
■ ストーリー ■
ユタ州。
カウボーイのクリント・バークレー(フレッド・マクマレイ)は、野生馬の群れを目撃し、その中の一頭が目に留まる。
その馬が群れから離れたために、クリントは馬を追う。
ロッキングR牧場。
馬の群れが到着し、牧場主のジュリー・リチャーズ(アン・バクスター)と祖母(エスター・デイル)は、逃げた馬を誰かが連れてきたことに気づく。
馬を連れてきたクリントは、ジュリーと祖母に挨拶して仕事を求め、牧童として雇われる。
牧童頭のジェフ(ロイ・ロバーツ)を紹介されたクリントは、野生馬の調教を任される。
ジェフは、素性を明らかにしないクリントが、何か隠しているのではないかと考える。
連れてきた馬の調教を始めたクリントは、苦労しながらもその馬が気に入る。
クリントのテキサスでの良くない噂を聞いたジェフは、その件でジュリーと話をする。
それを気にしなかったジュリーは、クリントが、スモーキーと名付けた馬との関係を深めている姿を見て、過去を語りたがらない彼を信用する。
ある日クリントは、テキサスで共に悪事に関わったフランク・デントン(ブルース・キャボット)が現れたために驚く。
クリントは、フランクのことを黙っていたために、悪人として刑務所で服役したのだった。
仕事を探すフランクを迷惑に思うクリントだったが、仕方なくジェフに彼を紹介して雇ってもらうのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1926年に発表された、ウィル・ジェームズの小説”Smoky the Cowhorse”を基に製作された1933年の同名作のリメイクであり、1966年にもリメイクされた。
西部劇や冒険映画を得意とするルイス・キングが監督し、主演はフレッド・マクマレイ、アン・バクスター、ブルース・キャボットなどが共演した作品。
美しい大自然の映像と共に、過去のあるカウボーイと野生馬の関係を描く西部劇。
主演のフレッド・マクマレイは、無実の罪で服役したことを隠しながら、出会った野生馬との関係を深めるカウボーイを好演している。
主人公を信頼して雇う牧場主のアン・バクスター、主人公の兄である悪党のブルース・キャボット、ヒロインの祖母エスター・デイル、牧童頭のロイ・ロバーツ、牧場の使用人J・ファレル・マクドナルドと得意の歌を披露してくれるバール・アイヴスなどが共演している。