女好きの男性と浮気癖のある女性の恋を描く、製作ウィル・フェレル、主演ジェイソン・サダイキス、アリソン・ブリー、アマンダ・ピート、アダム・スコット他共演、監督、脚本レスリー・ヘッドランドによるロマンチック・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:レスリー・ヘッドランド
製作
ジェシカ・エルバウム
ウィル・フェレル
シドニー・キンメル
アダム・マッケイ
脚本:レスリー・ヘッドランド
撮影:ベン・カッチンス
編集:ポール・フランク
音楽
アンドリュー・フェルテンシュタイン
ジョン・ナウ
出演
ジェイク:ジェイソン・サダイキス
エレイン”レイニー”ダルトン:アリソン・ブリー
ポーラ:アマンダ・ピート
マシュー・ソヴェチック医師:アダム・スコット
ザンダー:ジェイソン・マンツォーカス
ナオミ:アンドレア・サヴェージ
クリス:マーク・ブルカス
サム:アダム・ブロディ
カラ:ナターシャ・リオン
エマ・ソヴェチック:キャサリン・ウォーターストン
ハンナ:マルガリータ・レヴィエヴァ
アメリカ 映画
配給 IFC Films
2015年製作 101分
公開
北米:2015年9月11日
日本:未公開
北米興行収入 $819,430
世界 $3,214,120
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
2002年、ニューヨーク。
寮で騒ぎを起こしたコロンビア大学の学生のエレイン”レイニー”ダルトン(アリソン・ブリー)は、その場から追い出されそうになるものの、ジェイク(ジェイソン・サダイキス)が自分の友人だと言って部屋に連れて行く。
医学部進学過程の教育助手マシュー・ソヴェチック(アダム・スコット)と初体験をするために来たと言うレイニーは、経験がなかったジェイクと愛し合うことになる。
現在。
ジェイクの恋人ハンナ(マルガリータ・レヴィエヴァ)は、友人と寝た彼を責める。
ハンナに謝罪したジェイクだったが、通りで突き飛ばされて、タクシーに衝突してしまう。
レストランで恋人のサム(アダム・ブロディ)と食事をしていたレイニーは、恋愛依存症の自分が同じ相手と16回浮気したことを告白する。
取り乱したサムは、レイニーを侮辱してその場を去る。 携帯電話のメールでマシューに連絡していたレイニーは、恋愛依存症のセミナーでジェイクと再会する。 二人は、簡単な会話を交わして別れる。 翌日、上司のポーラ(アマンダ・ピート)を誘うものの相手にされない。 産婦人科医であるマシューのクリニックを予約したレイニーは、彼からエマ(キャサリン・ウォーターストン)と結婚すると言われる。 携帯電話の番号を消してほしいとレイニーに言われたマシューは、彼女を求めて、その場で愛し合う。 親友のカラ(ナターシャ・リオン)にマシューのことを話したレイニーは、依存症の会で再会した初体験の相手ジェイクと付き合うべきだと言われる。 ジェイクを誘ったレイニーは、バーで彼の同僚ザンダー(ジェイソン・マンツォーカス)と妻のナオミ(アンドレア・サヴェージ)を紹介される。 店を出たレイニーは、友達と会えたのは嬉しいが、デートしたかったことをジェイクに伝えて出かける。 中華料理店で食事をしたジェイクとレイニーは、マシューのことや浮気癖のことなどを話す。 二人は店を出て別れようとするが、ジェイクが愛し合いたいと言い出す。 戸惑うレイニーは友達関係でいることを提案し、その気になった場合に気持ちを抑える合言葉を考え、”ネズミ捕り”に決めてジェイクを納得させて二人は別れる。 幼稚園の保育士をするレイニーは、ジェイクとは、デートやメールをしながら一線を越えなかった。 そんなレイニーは、ある日マシューを見かける。 マシューに近づこうとしたレイニーだったが、ランニング中だった彼が走り去ったために追いつけなかった。 レイニーからその話を聞いたジェイクは、相変わらず手当たり次第に女性を替えていたため、誰とも愛し合わずにいる彼女の行動が理解できない。 感じ方を指南していたジェイクは、レイニーがミシガン大学の医学部に合格して、入学するかは夏の間に考えると言われる。 レイニーは、カラからジェイクと付き合えばいいと再び言われ、ジェイクも、レイニーと共に息子の誕生パーティーに来るようにとザンダーから誘われる。 付き合っている仲ではないと答えるジェイクは、ただ友達同士として来てくれとザンダーから言われる。 会議の準備のことで顔を出したポーラを誘えないジェイクを見たザンダーは、とにかくレイニーと付き合えと言ってパーティーに来ることを約束させる。 セントラルパーク。 マシューのことは忘れると言ったことをレイニーに確認したジェイクは、完全に”ネズミ捕り”状態になる。 レイニーの家で過ごし、失いたくない人とは寝ないと言うジェイクは、ザンダーの家のパーティーに彼女を誘う。 ザンダーの家のパーティーに出席したジェイクとレイニーは、ナオミに歓迎される。 レイニーは、保育士の特技を生かして、子供達にダンスを教えてジェイクもそれに加わる。 子供の父親である弁護士のクリス(マーク・ブルカス)は、レイニーが気になる存在になり、彼女に声をかけて名刺を渡す。 レイニーとデートしたクリスは、離婚したことなどを話し、彼女と愛し合う。 その後、レイニーからクリスとのことを聞いたジェイクは、心穏やかでない。 ポーラとデートするために会社を辞めようとしたジェイクだったが、それを許可してもらえず、週末、息子が元夫の家に行くと彼女から言われる。 ジェイクを誘おうとしたポーラだったが、彼の厚かましい態度が気になったために追い払う。 クリスと共にあるパーティーに出席したレイニーは、その場にいたマシューから声をかけられ、妻のエマを紹介される。 エマが妊娠していたために祝福するものの、動揺したレイニーはトイレで吐いてしまう。 ポーラとデートしたジェイクは、女たらしだと思われながら、レイニーからの電話を受信するものの出ようとしない。 エマとトイレで話したレイニーは帰ることをクリスに伝え、マシューが、運転手に送らせると彼女に伝える。 なぜ電話に出ないとマシューから言われたレイニーは、彼を相手にせずにその場を去る。 ポーラの家に向かったジェイクは、彼女と激しく愛し合い、思わずレイニーと口にしてしまう。 レイニーのことをポーラから訊かれたジェイクは、彼女を愛していると伝える。 アパートに戻ったジェイクは、その場にいたレイニーと部屋に向かう。 二人はベッドに入り、互いに相手のことを話し、愛し合いっていることを確認するものの、何もせずに過ごす。 その後、ミシガン大学への入学を決めたレイニーは、アナーバーに引っ越すことになる。 付添いはできないと言うジェイクは、ポーラ達と約束があることを伝える。 愛することを教えてくれたと言ってジェイクに感謝したレイニーは、彼に見送られて旅立つ。 2か月後。 ポーラとカフェにいたジェイクは、エマとその場にいたマシューに気づき、彼に近づく。 マシューに声をかけたジェイクは、彼を殴って騒ぎになり、駆けつけた警官に取り押さえられる。 エマが破水してしまい、自分は産婦人科医だと言うマシューは、興奮しながらジェイクを罵る。 パトカーに乗せられたジェイクは、友達に酷いことをしたためにマシューを殴ったことをポーラに伝える。 それを気にするポーラは、息子まで巻き込んで遊ばれたと言ってジェイクを非難して見限る。 警察に連行されたジェイクは、レイニーに電話をしてマシューを殴ったことを伝える。 理由を訊かれたジェイクは分からないと答え、忘れられないので戻ってほしいとレイニーに伝えて、彼女から愛を告げられる。 騒ぎになったその場で、ジェイクも興奮しながらレイニーに愛を伝える。 呆然とするマシューは、ジェイクの様子を見ながら今回のことを考える。 弁護士と協議したジェイクは、マシューに対して慰謝料を提示するものの話し合いにならなかった。 マシューに会ったレイニーは、今回の件が計画的ではなかったことを伝え、多額の慰謝料を受けとるべきだと伝える。 付き合っていた頃の話をしたレイニーは、運命の人になれたとマシューから言われるものの、エマに何か話すことを気にする彼に、その必要はないと伝えてその場を去る。 外で待っていたジェイクは、マシューが示談に応じてくれそうだとレイニーに言われる。 ザンダーとナオミが待つ市庁舎で結婚式を挙げる予定の二人は、初体験の相手が結婚まで関係しなかったことに驚きながら、今後は”ネズミ捕り”を愛し合う時の合図にする。 ”プラザホテル”のスイートを予約してあるジェイクは、ザンダーとナオミを待たせて愛し合うことでレイニーと意見が一致する。 その場でキスをしたジェイクとレイニーは、ホテルに向かう。 ジェイクからの連絡を受けたザンダーは、ナオミにそれを伝えて、愛を確かめ合う。
...全てを見る(結末あり)
レイニーと散歩をしていたジェイクは、マシューから電話がかかって来たことで動揺する彼女を落ち着かせる。
ポーラの息子も可愛がるようになったジェイクは、ザンダーからレイニーのことを訊かれ、連絡していないと答える。
■ 解説 評価 感想 ■
*(簡略ストー リー)
ニューヨーク。
女たらしのジェイクと浮気癖のあるレイニーは、学生時代に関係した初体験の相手で、あるセミナーで偶然に出くわす。
デートをした二人は、友人関係を保つのがベストと考えて一線を越えない約束をする。
学生時代から医学生マシューに惹かれていたレイニーは、結婚する予定の産婦人科医になっていた彼とも関係していた。
ジェイクとレイニーは、その後も互いに意識しながら、”友人”として付き合うのだが・・・。
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愛し合わないことを決めて”友人”として付き合う男女が巻き起こす騒動と、結局は結ばれる恋を描くロマンチック・コメディ。
初体験で関係して再会した二人が、一線を越えない約束をして付き合うという何とも理解しがたい内容ではあるものの、嫌みのない主人公二人の個性を生かした、脚本を兼ねるレスリー・ヘッドランドの女性らしい感性をが光る実に楽しい作品。
互いに他の人物と関係しながら、次第に意識し合っていく主人公の二人が、周囲に翻弄されながらも結ばれる爽やかな雰囲気で終わラストもいい。
女たらしではあるが、清潔感がありどこか憎めない男性を好演するジェイソン・サダイキスと、キュートな魅力で浮気癖のある女性を熱演するアリソン・ブリーの共演なども注目の作品なのだが、拡大公開もされずに、商業的には成功しなかった。
主人公と付き合う上司のアマンダ・ピート、ヒロインが惹かれる産婦人科医アダム・スコット、その妻キャサリン・ウォーターストン、主人公の友人で同僚のジェイソン・マンツォーカス、その妻アンドレア・サヴェージ、ヒロインと付き合う弁護士のマーク・ブルカス、ヒロインの元恋人アダム・ブロディ、ヒロインの友人ナターシャ・リオン、主人公の元恋人マルガリータ・レヴィエヴァなどが共演している。