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スカイライン Skyline (2010)

地球を侵略するエイリアンの襲撃を受ける人類の運命を描く、製作、監督グレッグ・ストラウスコリン・ストラウス、主演エリック・バルフォースコッティ・トンプソンブリタニー・ダニエルデイヴィッド・ザヤス他共演のSFアクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


SF


スタッフ キャスト
監督

グレッグ・ストラウス
コリン・ストラウス
製作
クリスチャン・ジェームズ・アンダーソン
グレッグ・ストラウス
コリン・ストラウス
製作総指揮
ブライアン・キャバノー=ジョーンズ
ブレット・ラトナー
脚本
リアム・オドネル
ジョシュア・コーデス
撮影:マイケル・ワトソン
編集:ニコラス・ウェイマン=ハリス
音楽:マシュー・マージソン

出演
ジャロッド:エリック・バルフォー
エレイン:スコッティ・トンプソン
キャンディス:ブリタニー・ダニエル
デニス:クリスタル・リード
レイ:ニール・ホプキンス
オリヴァー:デイヴィッド・ザヤス
テリー:ドナルド・フェイソン
ウォルト:ロビン・ガンメル
ジェン:ターニャ・ニューボウルド
コリン:J・ポール・ボーマー

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2010年製作 94分
公開
北米:2010年11月12日
日本:2011年6月18日
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $21,393,600
世界 $66,821,040


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ロサンゼルス
ある夜、いくつもの飛行物体が市街に飛来する。

夜中に目覚めたジャロッド(エリック・バルフォー)と恋人のエレイン(スコッティ・トンプソン)は、窓から差し込む青白い光を見て驚く。

消え去ったレイ(ニール・ホプキンス)の名を呼ぶデニス(クリスタル・リード)の部屋に向かったジャロッドは、光を浴びて体が変化する。

15時間前。
ジャロッドとエレインは、映画スターである友人テリー(ドナルド・フェイソン)の誕生パーティーのためにロサンゼルスに向かう。

空港に着いたジャロッドとエレインは迎えの高級車に乗り、高層マンションに到着してペントハウスに向かい、テリーに歓迎される。

テリーの妻キャンディス(ブリタニー・ダニエル)は、夫のアシスタントのデニスの存在を鬱陶しく思う。
...全てを見る(結末あり)

その夜、パーティーは始まり、テリーから仕事仲間のレイを紹介されたジャロッドは、一緒に働けて光栄だと言われる。

ジャロッドとエレインは戸惑い、テリーは無神経なレイに呆れる。

テリーから仕事に協力してほしいと言われたジャロッドは、突然の提案だったために答えに困る。

部屋に戻ったジャロッドは、気分を害したエレインに、レイが話したことは今日、初めて聞かされたと伝える。

エレインから妊娠したことを知らされたジャロッドは困惑し、こんな暮らしに憧れているのかと言う彼女はその場を去る。

現れた管理人のオリヴァー(デイヴィッド・ザヤス)から、騒いでいることで住人から苦情が出ていると言われたキャンディスは、それを無視する。

テリーは、レイとデニスを部屋に残して寝室に向かう。

● 第1日 午前4時27分。

市街に無数の飛行物体が飛来し、青白い光に気づいて目覚めたレイは、それを浴びて体が変化して姿を消し、デニスが彼の名を呼び叫ぶ。

それに気づいたジャロッドは、デニスからレイが消えたと言われ、光を浴びて体が変化する。

デニスとテリーが、出て行こうとするジャロッドを引き留め、体が変化しながら意識を失った彼を見て驚く。

心配するエレインの前でジャロッドは意識を取り戻し、デニスは、外に光が見えてレイが姿を消したことをテリーに伝える。

街の様子を見たテリーは、飛行物体が空中に飛び去るのを確認する。

夜が明けて、屋上に人がいることに気づいたテリーは、ジャロッドと共に見に行くことにする。

警察に電話をしたキャンディスだったが、つながらなかった。

銃を持ったテリーはジャロッドと共に部屋を出て、廊下で住人のウォルト(ロビン・ガンメル)に出くわし、部屋に戻っているようにと指示する。

ネット上に新しいニュースが出ていないことを確認したキャンディスは、デニスにテレビをつけさせるが、放送が中断していた。

屋上に出たジャロッドとテリーはドアが閉まってしまい、その場を調べる。

母親に電話をしたエレインは、話をすることができずメッセージを残す。

再び無数の飛行物体が飛来して光を放つ様子をジャロッドは写真を撮り、宇宙船のようなものが現れて人々を吸い上げる。

閉まっているドアを銃撃して中に入ろうとしたジャロッドとテリーは、現れたエレインが光を浴びて意識を失ったために、彼女を抱きかかえて部屋に戻る。

エレインは意識を取り戻し、ジャロッドが撮った写真を見たキャンディスらは驚く。

光を見ると動けなくなり魅入ってしまい、目が離せなくなると言うジャロッドとエレインは、それほど美しかったと話す。

ウォルトが心配になったテリーは、彼の様子を見に行く。

脇腹に異変が残っているジャロッドはそれが気になるが、エレインには何も話さない。

返事がないために警戒しながら部屋に入ったテリーは、その場にあったウォルトの車のキーを手にする。

隠れていたウォルトから、天国に向かうように人々が上空に飛んで行ったと言われたテリーは、車で逃げることを提案する。

そこに、触手のあるエイリアンが現れたために隠れたテリーだったが、愛犬が騒ぎ出したウォルトは捕らえられてしまう。

エイリアンを銃撃したテリーは、その場から逃げる。

カメラの写真をチェックしていたキャンディスは、テリーとデニスがキスしている写真を見つけてしまう。

部屋に戻ったテリーは、クルーザーで逃げることをジャロッドらに伝えて、ウォルトが違うタイプのエイリアンに捕えられたことを伝える。

エレインは危険だと言って反対し、それしか方法がないと考えるテリーは彼女を説得しようとする。

タイマーで作動したブラインドが開き、窓の外のエイリアンから身を隠すジャロッドらは外の様子を見る。

ブラインドを下ろしたテリーは、デニスとのことがキャンディスにバレたことを知り、後で話し合おうと伝える。

この場で隠れているという考えを変えないエレインは、ジャロッドから、海は安全だと言われて仕方なくそれに従う。

駐車場に向かったジャロッドらはウォルトの車に乗り、テリーからキーを受け取ったキャンディスは、彼にデニスと自分の車で向かうよう指示する。

同じように車で逃げようとするジェン(ターニャ・ニューボウルド)とコリン(J・ポール・ボーマー)に声をかけたジャロッドは、彼らを手伝おうとするものの、大丈夫だと言われる。

テリーの車は、ビルから出た瞬間に4本足の巨大なエイリアンに襲われ、デニスは殺される。

車から脱出できたテリーは銃を発砲して抵抗するものの、触手に捕まり飲み込まれてしまう。

テリーを助けようとしたジャロッドは車に乗り駐車場に戻るが、エイリアンが現れる。

エイリアンが放った光を浴びたコリンは吸い込まれてしまい、車を降りたジャロッドらは部屋に戻ろうとする。

光を浴びてしまったジャロッドはエイリアンに近づくが、現れたオリヴァーが、車でエイリアンに衝突して倒す。

エイリアンの体内で生きていたコリンを助けようとしたジェンとオリヴァーだったが、息を吹き返したエイリアンがコリンの息の根を止める。

ジャロッドらはその場から逃れれて裏口に向かうものの、ジェンがエイリアンに捕えられて飲み込まれる。

建物に入ったジャロッドらは部屋に戻り、助けが来るのを祈るしかないと言うオリヴァーは、エレインとキャンディスを休ませて、二人で見張ることをジャロッドに伝える。

ジャロッドは、一人では光に吸い込まれると考えるオリヴァーの考えに従う。

その後、オリヴァーとジャロッドは、ほぼ全滅状態の街の様子を監視していることしかできなかった。

● 第2日

翌朝、目覚めたエレインは、かなりの衝撃を受けた自分達の体に変化が起きているはずだとジャロッドに伝える。

ジャロッドは、その時のパワーが残っている感じがするとエレインに話す。

時間だけが経過し、体のアザが気になるジャロッドは、オリヴァーから意見を求められ、直ぐ近くの海に行くべきだという考えを伝えるものの、皆に反対される。

エレインから、自分の制止を聞かなかったために犠牲者が出たと言われたジャロッドは、テリーを助けようとしたと反論する。

オリヴァーから、海に行っても逃げ場はないと言われたジャロッドは、ここにいるよりはましだと伝える。

その時、軍による無人機”MQ-9 リーパー”と”X-47B”の攻撃が始まり、核ミサイルがエイリアンの宇宙船に撃ち込まれる。

宇宙船は墜落するものの、それを確認したジャロッドは、無数のエイリアンが生きていることに気づく。

逃げようとするジャロッドはエレインに反対され、兵士がヘリコプターで屋上に降りたために、彼女を説得してその場から離れようとする。

窓を覆って待機しようとするオリヴァーと対立したジャロッドは、体が変化してオリヴァーを脅し、エレインと共に屋上に向かう。

ジャロッドが兵士に呼びかける様子を望遠鏡で見ていたキャンディスは、体に異変が起きる。

キャンディスは、窓の外に現れたエイリアンに吸い込まれてしまう。

到着したヘリに合図するジャロッドだったが、ヘリはエイリアンに襲われて墜落する。

激しい戦闘は始り、ジャロッドとエレインは、現れたエイリアンに襲われる。

覚悟を決めたオリヴァーは、ガスコンロの栓を開けてタバコに火をつけようとするが、ライターが使えない。

ジャロッドはエイリアンに頭部を触手で掴まれるが、エレインが斧でエイリアンを倒す。

エイリアンに襲われたオリヴァーは、ライターを点火してその場を爆発させる。

生き返ったエイリアンはエレインを捕え、ジャロッドが襲い掛かりエイリアンを倒す。

その場から離れたジャロッドとエレインだったが、力尽きてエイリアンの宇宙船に吸い込まれる。

● 第3日

エイリアンは、世界中を制圧する。

宇宙船内の死体の山で目覚めたエレインは、ジャロッドの脳が吸い取られるのを確認する。

捕えられたエレインは、妊娠しているために放置される。

脳を移植されエイリアンとなったジャロッドは、エレインの叫び声に気づく。

ジャロッドはエレインを助け、彼女の腹部と顔に触れる。

エレインは、目の前のエイリアンがジャロッドだと気づく。

ジャロッドは、他のエイリアンからエレインと子供を守ろうとする。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス
映画スターである友人テリーの誕生パーティーに出席するために、恋人のエレインと共に高層マンションのペントハウスに向かったジャロッドは、その夜、青白い光で目が覚める。
いくつもの飛行物体が市街に飛来し、それが放つ光を見たジャロッドは、体が変化して光の方向に向かう。
隣の部屋にいたレイが光に吸い込まれ、ジャロッドはテリーに引き留められて元の体に戻る。
夜が明けて、屋上の人に気づいたジャロッドとテリーはその場に向かい、街がエイリアンに襲われ、人々が宇宙船に吸い込まれていくことを確認する。
エイリアンに襲われながらも部屋に戻ったジャロッドとテリーは、直ぐ近くにある海に逃げるために、駐車場に向かい車で脱出しようとするのだが・・・。
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世界侵略を考えるエイリアンの襲撃を受ける人類の運命を描くSFアクションであり、ストラウス兄弟が設立したVFX製作会社”ハイドラックス”が製作した作品。

大都市ロサンゼルスで展開される、人類とエイリアンの大規模な戦闘などが見せ場の作品なのだが、ほとんどが、高層マンションの密室内の描写で恐怖感を伝える内容となっている。

翌年公開される「世界侵略:ロサンゼルス決戦」(2011)の内容に酷似しているため、そのVFXを依頼されたストラウス兄弟の”ハイドラックス”に資金提供をしていた”ソニー・ピクチャーズ”が提訴する可能性が伝えられた。
しかし、ストラウス兄弟側からの抗議を受け、ソニー・ピクチャーズが法的措置を取り下げたという経緯がある。

そんなゴタゴタはさて置き、新鮮味もなく緊迫感や迫力にも欠ける内容は酷評されるものの、1000万ドルで製作された本作は、北米興行収入約2100万ドル、全世界では約6700万ドルという結果を残し、まずまず健闘した。

2017年に、フランク・グリロ主演で続編「ビヨンド・スカイライン」が公開された。

エイリアン化したのかよく分からないうちに、脳を摘出されて新種のエイリアンに移植される主人公のエリック・バルフォー、その恋人スコッティ・トンプソン、主人公の友人である映画スターのドナルド・フェイソン、その妻ブリタニー・ダニエル、テリー(ドナルド・フェイソン)のアシスタントである浮気相手のクリスタル・リード、テリーの仕事仲間ニール・ホプキンス、マンションの管理人のデイヴィッド・ザヤス、マンションの住人ロビン・ガンメル、ターニャ・ニューボウルド、J・ポール・ボーマーなどが共演している。


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