16歳の少女が恋がかなうことを夢見る日々を描く、監督、脚本ジョン・ヒューズ、主演モリー・リングウォルド、 アソニー・マイケル・ホール、ジョン・キューザック、ジョーン・キューザック他共演の青春ラブ・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ヒューズ
製作総指揮:ネッド・タネン
製作:ヒルトン・A・グリーン
脚本:ジョン・ヒューズ
撮影:ボビー・バーン
編集:エドワード・A・ウォースキルカ
音楽:アイラ・ニューボーン
出演
サマンサ・ベイカー:モリー・リングウォルド
テッド”ジーク”:アンソニー・マイケル・ホール
ジェイク・ライアン:マイケル・シューフリング
ブライス:ジョン・キューザック
キャロライン・マルフォード:ハヴィランド・モリス
ジム・ベイカー:ポール・ドゥーリー
ブレンダ・ベイカー:カーロリン・グリン
ジニー・ベイカー:ブランチ・ベイカー
マイク・ベイカー:ジャスティン・ヘンリー
ハワード・ベイカー:エドワード・アンドリュース
ドロシー・ベイカー:ビリー・バード
フレッド:マックス・ショーウォルター
ヘレン:キャロル・クック
ランディ:リアナ・アレキサンドラ・カーティス
ロン・ダク・ドン:ゲディ・ワタナベ
オルガン奏者:ゼルダ・ルビンスタイン
オタクな少女:ジョーン・キューザック
ロビン:ジェイミー・ガーツ
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1984年製作 92分
公開
北米:1984年5月4日
日本:1985年3月23日
製作費 $6,500,000
北米興行収入 $23,686,030
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
16歳の誕生日を迎えたサマンサ・ベイカー(モリー・リングウォルド)は、姉ジニー(ブランチ・ベイカー)の結婚式を明日に控えていた。
サマンサは、自分の誕生日を、家族の誰も気づいてくれないことに不満を抱く。
そんなサマンサは、上級生でる憧れのジェイク・ライアン(マイケル・シューフリング)に自分の気持ちが知られてしまう。
ジェイクの付き合っているガールフレンドが、キャロライン・マルフォード(ハヴィランド・モリス)だったため、サマンサはセクシーな彼女が張り合える相手だと思えずにいた。
帰宅したサマンサは、結婚式のために来ていた祖父母が連れて来た中国人留学生ロン・ダク・ドン(ゲディ・ワタナベ)を紹介され、うんざりしてしまう。
その夜、友人ランディ(リアナ・アレキサンドラ・カーティス)と、ロンを連れて高校のダンス会に向かったサマンサは、彼女に惹かれているテッド(アンソニー・マイケル・ホール)に付きまとわれる。 テッドを煙たがるサマンサだったが、ジェイクが自分のことを気にしていたと言われ浮かれてしまう。 しかし、サマンサはジェイクの前で話すことも出来ず、実は彼に意識されているとも知らずに帰宅する。 ジェイクは、自宅のパーティーで皆が盛り上がる中、独り部屋に閉じこもりサマンサに電話をかける。 しかし、電話に出たサマンサの祖父母ハワード(エドワード・アンドリュース)とドロシー(ビリー・バード)に、いたずら電話と間違われてしまう。 その後、サマンサは父ジム(ポール・ドゥーリー)に誕生日を祝福され、彼女はジェイクのことで悩んでいる胸の内を父に相談する。 ジムは、愛する娘サマンサに優しい言葉をかけ、彼女を励まして助言をする。 パーティー会場に残っていたテッドを見つけたジェイクは、彼から、サマンサが自分のことを想っていることを知らされる。 テッドは下級生ながら、サマンサを傷つけるようなことがあったら許さないとジェイクにはっきり伝えるが、彼の気持ちは真剣だった。 その後テッドは、ジェイクにとってどうでもよくなった、酔いつぶれているキャロラインを送り届けることになる。 翌朝、母ブレンダ(カーロリン・グリン)に、昨日の誕生日のことを謝罪されたサマンサは、 慌しく仕度をして結婚式のために教会に向かう。 ジェイクはサマンサの家を訪ねるが、家で留守番をしていたロンに、彼女が結婚したと意味不明なことを言われてしまう。 式は始まろうとするが、ジニーは薬を飲んでラリってしまい、大波乱の中で何とか式を済ませ、彼女らはハネムーンに旅立つ。 サマンサは、自分を迎えに来たジェイクに誘われ、式後のパーティーには参加せずに彼の家に向かう。 それに気づいた父ジムは、サマンサを笑顔で見送る。 そしてジェイクは、サマンサのためにウェディングケーキを用意し、16本のロウソクを立て彼女の誕生日を祝い、2人は結ばれる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
自分に自身を持てない少女サマンサ・ベイカーは、16歳の誕生日を迎える。
しかし、姉ジニーの結婚式を控え、家族はサマンサの誕生日どころではなく、彼女はそれを不満に思っていた。
浮かない気持ちのまま、学校に登校したサマンサは、思いを寄せるジェイクに、自分の気持ちを知られてしまう。
セクシーなガールフレンドのキャロラインがいたジェイクには、サマンサはとても張り合えないと諦めてしまう。
そんな時、サマンサに惹かれるテッドがキューピット役になり、彼女の気持ちをジェイクに伝える。
そんなこととは知らず、サマンサは寂しい胸の内を、誕生日を祝福してくれた父ジムに伝える・・・。
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1980年代の青春映画をリードしたアイドルとして人気を誇った、モリー・リングウォルドのキュートな魅力を生かし、監督デビュー作である弱冠30歳のジョン・ヒューズの活きのいい演出も光る作品。
その後に活躍する若手スターも多く出演しベテランを含めた豪華なキャストも見所の一つだ。
ストーリーに深みがあるわけではないが、娘を信頼する父親の正しい人生への導き方やその表情などと共に、それを受け入れる側の娘が、たった一日の体験で成長する姿も実に微笑ましく描かれている。
今も昔も変わらない、アメリカの高校生の自由奔放な生活ぶりなどもリアルに描写されている。
既に映画出演はしていたものの、本作をきっかけにブレイクするモリー・リングウォルドは、どびきり可愛い訳でもなく、どこにでもいそうな女の子、叶わぬ恋に悩む少女を好演している。
ジョン・ヒューズの、秘蔵っ子とも言えるアンソニー・マイケル・ホールは、やんちゃなダメ少年を演じているのだが、要所要所で決めゼリフまで飛び出して、実にいい味を出している。
主人公が憧れる少年マイケル・シューフリング、そのガールフレンドのハヴィランド・モリス、主人公の父親ポール・ドゥーリー、母カーロリン・グリン、姉ブランチ・ベイカー、弟役のジャスティン・ヘンリー、祖父母役のエドワード・アンドリュースとビリー・バード、マックス・ショーウォルターとキャロル・クック、主人公の友人役リアナ・アレキサンドラ・カーティス、留学生役ゲディ・ワタナベ、テッド(A・M・ホール)の友人役のジョン・キューザック、その実姉でオタクな少女役ジョーン・キューザック、オルガン奏者ゼルダ・ルビンスタイン、ジェイミー・ガーツなども共演している。