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天使にラブ・ソングを… Sister Act (1992)

マフィアの殺人現場を目撃してしまった歌手が修道院にかくまわれながら起こす騒動を描く、主演ウーピー・ゴールドバーグマギー・スミスキャシー・ナジミーハーヴェイ・カイテル他共演、監督エミール・アルドリーノによるコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:エミール・アルドリーノ

製作総指揮:スコット・ルーディン
製作:テリー・シュワルツ
脚本:ジョセフ・ハワード
撮影:アダム・グリーンベルグ
編集
コリーン・ハルシー

リチャード・ハルシー
音楽:マーク・シャイマン

出演
デロリス・ヴァン・カルティエ/シスター・メアリー・クラレンス:ウーピー・ゴールドバーグ

修道院長:マギー・スミス
シスター・メアリー・パトリック:キャシー・ナジミー
シスター・メアリー・ロバート:ウェンディ・マッケナ
シスター・ラザラス:メアリー・ウィックス
ヴィンス・ラ・ロッカ:ハーヴェイ・カイテル
エディー・サウザー警部補:ビル・ナン
ジョーイ:ロバート・ミランダ
ウィリー:リチャード・ポートナウ
オハラ司教:ジョゼフ・メイハー

アメリカ 映画
配給 タッチストーン・ピクチャーズ

1992年製作 100分
公開
北米:1992年5月29日
日本:1993年4月17日
北米興行収入 $139,605,150
世界 $231,605,150


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1968年、カリフォルニア、セント・アン学院。
カトリック系のスクールに通うデロリスは、シスターの質問にまともに答えず、将来を心配される。

現在、ネバダ州、リノ
カジノ”ムーンライト”の歌手になっていたデロリス・ヴァン・カルティエ(ウーピー・ゴールドバーグ)は、愛人でマフィアのボス、ヴィンス・ラ・ロッカ(ハーヴェイ・カイテル)が、妻と離婚しないことに不満を抱き仕事を辞める決意をする。

ヴィンスは、ミンクのコートをデロリスに贈り機嫌を取るが、それが、彼の妻の物だと分かったデロリスは憤慨する。

それを突き返そうとしたデロリスは、ヴィンスが、裏切り者を部下ジョーイ(ロバート・ミランダ)に殺させる現場を目撃してしまう。

動揺したデロリスは何も言えなくなり、その場を立ち去るのだが、ヴィンスに始末されることを知り逃亡する。
...全てを見る(結末あり)

何とか逃げ延びたデロリスは、警察に向かい保護を求めるのだが、ヴィンスを有罪にできそうだと考えたエディー・サウザー警部補(ビル・ナン)に、証人として証言することを要請される。

裁判は2カ月後だったため、デロリスは身を隠すことになり、サウザーに、サンフランシスコの修道院に連れて行かれる。

サウザーに説得されたデロリスは、仕方なくそれに従うが、派手な彼女を見た修道院長(マギー・スミス)は困惑する。

院長もオハラ司教(ジョゼフ・メイハー)に説得され、二人は顔を合わせる。

デロリスは、院長からルールを教えられ、全く似合わない僧衣に着替え、シスター・メアリー・クラレンスという名前を付けられる。

デロリスは、シスター・メアリー・パトリック(キャシー・ナジミー)やシスター・メアリー・ロバート(ウェンディ・マッケナ)らに歓迎される。

しかし、食事に文句をつけたデロリスは、いきなり断食させられ、畑のトマトを盗む。

ヴィンスは、街角で声をかけてきたサウザーが、裁判のことで自信を見せたことを不審に思い、ジョーとウィリー(リチャード・ポートナウ)に、デロリスを捕ええるよう命じ賞金25万ドルを出すことを伝える。

何もない狭い部屋、9時の就寝、デロリスは不満ばかり訴えるが、院長は相手にしない。

翌朝は5時に起こさ、日用のミサでオハラ司教の説教を聞かされ、聴くに堪えない聖歌隊の讃美歌を聴かされる。

我慢の限界に達したデロリスは、サウザーに電話をして泣き言を言うが聞き入れられない。

シスター・ロバートに励まされるものの、外の様子が気になるデロリスはバーに向かってしまう。

シスター・パトリックとシスター・ロバートがついて来てしまい、それが院長に知られて、デロリスは責められる。

修道院を追い払われそうになったデロリスはさすがに焦り、自分にも何か役立てることがあると院長に伝えて聖歌隊に入ることを強要される。

デロリスは、当初は参加を渋るものの、歌の心得があるということで、シスター・ラザラス(メアリー・ウィックス)に指揮者を任せられ、意外にも皆をまとめて、聖歌隊は見違えるような上達を見せる。

日曜日のミサで、”サルヴェ・レジーナ”をブギウギ風にアレンジした聖歌隊の歌声に、周辺の人々は注目して教会に足を運び、見事な歌声に拍手を贈る。

ところが、院長は神への冒涜だと言って、デロリスを痛烈に非難する。

しかし、オハラ司教は、教会に人を呼べるデロリスと聖歌隊を擁護する。

デロリスは、院長と言争っていたものの、今回のことが、理解のある院長の功績だと称え、彼女が、外の人々との交流も望んでいると司教に伝えてしまう。

その後、デロリスらは積極的に地域の人々と触れ合い、寄付金も集まり、財政難だった修道院は聖歌隊に救われてマスコミにも取り上げられる。

デロリスが、テレビに顔が映ったことを知ったサウザーは、彼女の身を案じて派手な行動を慎むよう忠告する。

その後、教会には溢れんばかりの人々が集まり、聖歌隊の噂はローマ法王にまで伝わり、法王が教会を訪れることになる。

院長は、その時ばかりは通常の讃美歌だけを歌うことを提案するが、多数決で普段通りの歌を披露することが決まる。

サウザーからの連絡を受けたデロリスは、裁判が早まったことを知り、自由の身になる日が近づく。

デロリスはそれを院長に伝えるが、自分の役割がないことを感じた院長は、修道院を去ることを伝える。

その必要がないことを伝えるデロリスだったが、院長は、あくまで彼女の考えに同調できないことを伝えるだけだった。

その頃、ヴィンスと通じていたサウザーの同僚が、デロリスの居場所に気づきヴィンスに連絡を入れる。

サウザーは同僚の裏切りを知り、彼を逮捕して修道院に向かい、デロリスに逃げるように伝えるが、翌日の法王訪問を控え、彼女はそれを拒もうとする。

サウザーから逃れようとしたデロリスだったが、シスター・ロバートと共に、現れたジョーイとウィリーに捕えられてしまう。

デロリスはシスター・ロバートを逃がし、サウザーは彼女らの行き先を知りリノに急行する。

修道院に戻ったシスター・ロバートは、そのことを皆に伝え、院長は、デロリスが実は歌手で、殺人を目撃したために匿っていたことを知らせる。

シスター達はデロリスを救うための協力を院長に求め、彼女もそれに同意し、ヘリコプターでリノに向かう。

デロリスを始末するよう命令を受けたジョーイとウィリーだったが、シスターは殺せないと躊躇している隙に、彼女に逃げられてしまう。

院長率いるシスターらもカジノに到着して、デロリスを見つけるが、彼女らはヴィンスに追い詰められて銃を向けられる。

撃つことができないヴィンスは、ジョーイにデロリスを射殺するよう命ずるが、彼はそれを拒む。

ヴィンスはデロリスがただの女だと言うが、院長は彼女は紛れもない尼僧だと断言する。

そこにサウザーが現れ、ヴィンスを銃撃して、彼らは逮捕される。

デロリスは院長に感謝され、お互い修道院に残ることを確認する。

日曜のミサ。
法王を迎えた聖歌隊の歌声は絶賛され、その後、デロリスは時の人となる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
リノ
カジノのクラブ歌手デロリス・ヴァン・カルティエは、愛人であるマフィアのボス、ヴィンスが、部下に裏切り者を殺させる現場を目撃してしまう。
ヴィンスはデロリスを始末することを命じ、彼女は逃亡して警察のサウザー警部補に保護を求める。
ヴィンスを2カ月後の裁判で有罪にできると考えたサウザーは、デロリスをサンフランシスコの修道院に連れて行き、身を隠すようにと指示を出す。
派手で不躾な、デロリスの受入れを拒む院長だったが、オハラ司教の説得で仕方なくそれを承知する。
シスター・メアリー・クラレンスと名前を付けられたデロリスは、修道院の生活になじめず院長との確執は続く。
そんなデロリスだったが、シスター・パトリックやシスター・ロバートとの親交を深める。
その後もトラブルを起こすデロリスは、院長から、聖歌隊に参加することを強要される。
そしてデロリスは、聴くに堪えなかった聖歌隊の指揮者に抜擢される。
そこで、意外な才能を発揮したデロリスは、見事な歌声の聖歌隊に変貌させるのだが、それが話題になり過ぎてしまい・・・。
__________

翌年、続編の「天使にラブ・ソングを2」(1993)が公開された。

2年前の「ゴースト」(1990)でオスカーを獲得し、本作の大ヒットで、演技派としての実力はもとより、コメディアンとしても超一流であることを証明したウーピー・ゴールドバーグの、トップ・スターとしての地位を確固たるものにした作品。

純然たるコメディだが、マフィアのボスを貫禄で演ずる実力派スターのハーヴェイ・カイテルや、クライマックスまで主人公の行動に理解を示さないものの、結局は友情すら芽生えるラストが爽やかな修道院長、ベテランのマギー・スミスの好演が、ドラマを引き締めている。

実は、批評家の評価はそれほど高い作品ではなく、単純明快、リズミカルでパワフルでもある内容と、何んといっても、主人公を演ずるウーピー・ゴールドバーグのキャラクター、痛快な演技は観客には大いに受けた。

北米興行収入は約1億4000万ドル、全世界では約2億3200万ドルの大ヒットとなった。

主人公と親交を深めるシスター、キャシー・ナジミーウェンディ・マッケナ、撮影当時80歳を過ぎていた、聖歌隊の指揮者メアリー・ウィックス、警部補ビル・ナン、マフィアのロバート・ミランダリチャード・ポートナウ、主人公の行動に理解を示す司教ジョゼフ・メイハーなどが共演している。


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