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シングルス Singles (1992)

グランジ・ロックの中心地であるシアトルを舞台に恋愛に迷う若者達描く、製作、監督、脚本キャメロン・クロウ、出演ブリジット・フォンダキーラ・セジウィックキャンベル・スコットマット・ディロンシーラ・ケリービル・プルマン他共演のロマンチック・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ

ティム・バートン / Tim Burton 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:キャメロン・クロウ

製作
キャメロン・クロウ
リチャード・ハシモト
製作総指揮:アート・リンソン
脚本:キャメロン・クロウ
撮影
タク・フジモト
ウエリ・スタイガー
編集:リチャード・チュウ
音楽:ポール・ウェスターバーグ

出演
ジャネット・リヴァーモア:ブリジット・フォンダ
リンダ・パウエル:キーラ・セジウィック
スティーヴ・ダン:キャンベル・スコット
クリフ・ポンシアー:マット・ディロン
デビー・ハント:シーラ・ケリー
デヴィッド・ベイリー:ジム・トゥルー=フロスト
ジェフリー・ジェーミソン:ビル・プルマン
ルース:デヴォン・レイモンド
アンディ:ジェームズ・レグロス
パメラ”パム”:アリー・ウォーカー
ジェイミー:ピーター・ホートン
ウェーバー市長:トム・スケリット
ダグ:ジェレミー・ピヴェン
少年の父親:ヴィクター・ガーバー
パントマイム芸人:エリック・ストルツ
カフェでキスする男:ポール・ジアマッティ
ブライアン:ティム・バートン
クラブのインタビュアー:キャメロン・クロウ

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1992年製作 99分
公開
北米:1992年9月18日
日本:1993年4月17日
製作費 $9,000,000
北米興行収入 $18,472,900


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
シアトル
環境保護委員会で働くリンダ・パウエル(キーラ・セジウィック)は、スペイン人の留学生ルイスと付き合い始める。

失恋ばかりして恋を諦めていたリンダは、ビザが切れるために帰国しなければならないルイスから指輪を渡され、必ず戻って来るので、その時に返してほしいと言われる。

宝物だと言ってルイスにガレージのリモコンを渡したリンダは、空港から電話をかけてきた彼に別れを告げる。

結婚する気になったことを同僚で友人のルース(デヴォン・レイモンド)に伝えたリンダだったが、彼女と踊りに行ったクラブで、女性といたルイスに気づく。

またもや裏切られたリンダはショックを受け、ルースは彼女を慰める。
...全てを見る(結末あり)

Have Fun Stay Single

隣人で同じカフェで働くミュージシャンのクリフ・ポンシアー(マット・ディロン)と運命で結ばれていると考えるジャネット・リヴァーモア(ブリジット・フォンダ)は、彼から何人も女がいると言われても気にしない。

友人で隣人でもあるデヴィッド・ベイリー(ジム・トゥルー=フロスト)と共にライブ会場に向かったスティーヴ・ダン(キャンベル・スコット)は、その場にいたリンダに惹かれる。

リンダに声をかけたスティーヴは、彼女と意気投合する。

数日後、カフェで会った二人は、デヴィッドやデビー・ハント(シーラ・ケリー)、クリフやジャネットが暮らすアパートの一角で話し、スティーヴの部屋に向かう。

”スーパートレイン”の設計を夢見るスティーヴは、恋を恐れるリンダの話を聞く。

週末のデートの約束をしたリンダは、スティーヴからガレージのリモコンを見せられ、嫌なことを思い出しながらその場を去る。

帰宅したリンダは、近くに来たので寄ってみたと言う、現れたスティーヴを招き入れる。

元恋人のアンディ(ジェームズ・レグロス)から、スティーヴなら大丈夫だという電話のメッセージを聴きながら、リンダはスティーヴと愛し合う。

The hourglass Syndrome

自分に関心のない態度のクリフとの関係に不安を感じるジャネットは、いい奴だが、ボディコン好きの彼は付き合う相手ではないとスティーヴから助言される。

クリフから胸が小さいとハッキリ言われたジャネットは、豊胸手術をする決心をしてクリニックに向かい、ジェフリー・ジェーミソン医師(ビル・プルマン)に相談する。

Blues For A T-Shirt

その後、連絡を寄こさなくなったスティーヴが、突然、職場に現れたため、リンダは冷たく接する。

ビデオ・デート用の撮影をするデビーは、カメラマンのブライアン(ティム・バートン)に全てを任せる。

グランジ・ロック・バンド”シティオズン・ディック”のライブを控え、クリフは張り切る。

スティーヴに付き添ってもらい手術するためにクリニックに向かったジャネットは、手術する必要はないので、今のままでいるようにとジェーミソンから言われる。

ジェーミソンの説得を聞いたジャネットは、手術を止める。

その後もクリスは変わらないために、ジャネットは彼を諦める。

Blue Seattle

スティーヴに連絡したリンダは、彼とデートを重ねて楽しい数週間を過ごす。

その後、リンダが妊娠した可能性を知ったスティーヴは、彼女と共にそれを確認する。

Expect The Best

相手候補からのビデオが届き、スティーヴら友人達の意見を聞いたデビーは、サイクリングが趣味のジェイミー(ピーター・ホートン)を選ぶ。

待ち合わせの場所を間違えたデビーは、アパートに向かったジェイミーが、ルームメイトのパメラ”パム”(アリー・ウォーカー)と意気投合していたので驚く。

パムを非難して口論になったデビーは、条件付きでジェイミーを譲ってしまう。

The Theory Of Eternal Dating

結婚を決意したスティーヴはそれをリンダに伝え、やや躊躇するものの、彼女はそれを受け入れる。

その直後、リンダは運転中に事故を起こして病院に運ばれる。

意識が戻ったリンダは、子供が助からなかったことをスティーヴから知らされてショックを受ける。

その後、休養していたリンダは、仕事に復帰し、気分転換を兼ねてアラスカに向かう。

ジャネットの車にステレオを付けてあげたクリフだったが、結局は車を壊してしまう。

仕事は好調のスティーヴはリンダが恋しいのたが、彼女に何を話せばいいのか思いつかない。

戻って来たリンダを迎えたスティーヴは、友達関係になることで意見が一致する。

しかし、リンダなしでは生きられないことに気づいたスティーヴは、彼女に電話して留守電に気持ちを伝えるメーッセージを入れる。

帰宅したリンダは、メッセージを聴こうとするものの、テープが絡まってしまう。

ウェーバー市長(トム・スケリット)にスーパー・トレインの件を話したスティーヴだったが、仕事振りは認められるものの、計画は却下される。

失意のデビーはメキシコに旅立ち、飛行機で隣に座った少年に手古摺るものの、その父親(ヴィクター・ガーバー)と恋に落ちる。

花屋でバイトもするクリフは、その父親から毎日贈られるデビーへの花束を届ける。

What Took You So Long?

アンディの元に戻ったリンダは、会話はないが煩わしくもない生活に満足する。

仕事を辞めて家に閉じこもっていたスティーヴは、心配で様子を見に来たジャネットから、クリフのことは完全に忘れて今は充実し、大学に戻る決心をしたことを知らされ、二人はよき友であることを確認する。

恋しいとクリフから言われたジャネットだったが、寄りを戻す気はなかった。

その後、諦めきれないクリフは、ジャネットにメッセージを送り続ける。

40通もの履歴書を出しても返事が来ないことで気落ちしていたスティーヴは、リンダが訪ねてきたために驚く。

もう一度知り合いたいというリンダを迎え入れたスティーヴは、彼女と愛し合う。

リンダと暮らすことにしたスティーヴは引っ越すことになり、クリフは、孤独でも音楽があれば満足できると考える。

エレベーターで出くわしたジャネットとクリフは、愛を確かめる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
シアトル
男運の悪い環境保護委員会で働くリンダは、スペイン人の留学生に騙されてショックを受ける。
スーパー・トレインの計画を夢見るスティーヴは、ライブハウスで見かけたリンダに惹かれて話しかけ、二人は意気投合する。
スティーヴの隣人ジャネットは、同じカフェでバイトするミュージシャンのクリフとの関係に運命を感じているのだが、彼は特定の恋人を持つ気はなかった。
同じ隣人のデビーは、ビデオ・デートで理想の相手を探そうとする。
順調な交際を続けたリンダとスティーヴは、彼女の妊娠をきっかけに結婚を決意するのだが・・・。
__________

グランジ・ロックの中心地であるシアトルを舞台に、キャメロン・クロウらしいその音楽感覚を取り入れた演出で描くロマンチック・コメディ。

二組のカップルと、隣人などが関係する恋愛の紆余曲折を描く群像劇で、それぞれの恋愛が思い描くようには進まない、現実的な進行がコミカルに描かれている。

当時の若手スターの新鮮な演技が注目で、”ジェネレーションX”の世代の生き様を象徴しているような描写は懐かしくもあり、実にいい雰囲気だ。

隣人でバイト先も同じミュージシャン(マット・ディロン)に惹かれるものの、自分を見つめ直し生活感を変えるカフェのウェイトレスをキュートに演ずるブリジット・フォンダ、男運に恵まれず恋に消極的な女性を好演するキーラ・セジウィック、紆余曲折ありながら彼女との愛を育む、スーパー・トレイン計画を夢見るキャンベル・スコット、理想の男性を必至に探すシーラ・ケリー、彼女らの隣人ジム・トゥルー=フロスト、整形外科医のビル・プルマン、リンダ(キーラ・セジウィック)の同僚で友人のデヴォン・レイモンド、リンダの元恋人ジェームズ・レグロス、デビー(シーラ・ケリー)のルームメイト、アリー・ウォーカー、デビーのデートの相手ピーター・ホートン、市長のトム・スケリット、薬局の店員ジェレミー・ピヴェン、デビーが恋に落ちる少年の父親ヴィクター・ガーバー、パントマイム芸人のエリック・ストルツ、ビデオ・デートのカメラマン、ティム・バートン、そして、キャメロン・クロウがクラブのインタビュアーで出演もしている。


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