サイトアイコン That's Movie Talk!

セックス・アンド・ザ・シティ2 Sex and the City 2 (2010)

人気TVドラマの映画化「セックス・アンド・ザ・シティ」(2008)の続編。
製作、主演サラ・ジェシカ・パーカーキム・キャトラルクリスティン・デイヴィスシンシア・ニクソンクリス・ノース他共演、監督マイケル・パトリック・キングによるラブ・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:マイケル・パトリック・キング

製作総指揮
トビー・エメリッヒ

リチャード・ブレナー
製作
マイケル・パトリック・キング

サラ・ジェシカ・パーカー
ジョン・P・メルフィ
ダーレン・スター
脚本:マイケル・パトリック・キング
撮影:ジョン・トーマス
編集:マイケル・ベレンバウム
音楽:アーロン・ジグマン

出演
サラ・ジェシカ・パーカー:キャリー・ブラッドショー
キム・キャトラル:サマンサ・ジョーンズ
クリスティン・デイヴィス:シャーロット・ヨーク・ゴールデンブラット
シンシア・ニクソン:ミランダ・ホップス
クリス・ノース:ジョン・ジェームズ”Mr.ビッグ”プレストン
ジョン・コーベット:エイダン・ショウ
デヴィッド・エイゲンバーグ:スティーヴ・ブレディ
エヴァン・ハンドラー:ハリー・ゴールデンブラット
ジェイソン・ルイス:ジェリー”スミス”ジェロッド
リン・コーエン:マグダ
アリス・イヴ:エリン
ペネロペ・クルス:カルメン・カリオン
ダファー・ラビディン:マフムード
オミッド・ジャリリ:サフィア
ウィリー・ガーソン:スタンフォード・ブラッチ
マリオ・カントーネ:アンソニー・マレンティノ
アート・マリック:シーク・カリード
レイザ・ジェフリー:ガウラウ
マックス・ライアン:リカルド・スパルト
ライザ・ミネリ:本人
マイリー・サイラス:本人
ハイディ・クルム:本人
チューズデイ・ナイト:本人

アメリカ 映画
配給
ワーナー・ブラザーズ
ニュー・ライン・シ ネマ
2010年製作 146分
公開
北米:2010年5月27日
日本:2010年6月4日
製作費 $100,000,000
北米興行収入 $95,328,940
世界 $288,347,690


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
人気フリー・ライターのキャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー)は、1986年にニューヨークに来て、親友であるシャーロット・ヨーク・ゴールデンブラット(クリスティン・デイヴィス)、ミランダ・ホップス(シンシア・ニクソン)、そしてサマンサ・ジョーンズ(キム・キャトラル)に出会った時のことを、昨日のことのように思い出す。

4人は、友人であるゲイのカップル、スタンフォード・ブラッチ(ウィリー・ガーソン)とアンソニー・マレンティノ(マリオ・カントーネ)の結婚式に出席する。

式の進行をライザ・ミネリが務め、彼女はパフォーマンスまで披露してくれる。

キャリーは、ジョン・ジェームズ”Mr.ビッグ”プレストン(クリス・ノース)と結婚2年目を迎え幸せな日々を送り、シャーロットは子育てに追われ、弁護士のミランダは仕事と家庭の両立でパニック状態、そして、52歳になったサマンサは、更年期を乗り越え若返りに必死だった。

その後、ミランダは上司とうまくいかなくなり、夫スティーヴ(デヴィッド・エイゲンバーグ)や子供と過ごすことを考えて、仕事を辞めてしまう。
...全てを見る(結末あり)

その頃、シャーロットは、夫ハリー(エヴァン・ハンドラー)が、ベビーシッターのエリン(アリス・イヴ)と浮気しないかと心配するのだが、彼女のお陰で子供から解放され感謝もする。

結婚2年目の記念日を祝ったキャリーとビッグは、ふとしたことで価値観の違いを感じ始める。

サマンサは、自分が俳優として成功させたジェリー”スミス”ジェロッド(ジェイソン・ルイス)からの連絡を受けて、新作のプレミアに招待される。

ジークフェルド・シアター
キャリーは無理矢理ビッグを誘い会場に向かい、ジェリーにエスコートされたサマンサは、現れたマイリー・サイラスと若さを比較されてしまう。

そんなサマンサは、ジェリーを一流にしたことを評価されて、アブダビの富豪シーク・カリード(アート・マリック)に、自分のホテルも”スター”にして欲しいとPRを頼まれる。

試写会の後、バーでスタンフォードにビッグの愚痴をこぼしていたキャリーは、彼がマドリードの銀行の副頭取カルメン・カリオン(ペネロペ・クルス)と意気投合しているのに気づく。

それが気に障ったキャリーは、帰宅後にビッグと言い争ってしまう。

翌日、気分を変えようと、売らずに所有していた以前住んでいたアパートに向かったキャリーは、締め切りの迫る原稿を仕上げるため、数日そこに滞在することをビッグに伝える。

久し振りに集まった”4人”は、サマンサのアブダビ行きで盛り上がり、ハリーが心配なシャーロットは躊躇するものの、結局は4人で旅立つことになる。

原稿を書き終えたキャリーは、ビッグの迎えで楽しい時を過ごし、今回の生活が気に入った彼は、今後も週に2日間だけ別居してみることを提案する。

戸惑うキャリーは一応その案を受け入れ、ビッグに自分のアパートを使わせることにする。

そして4人は、シーク所有の航空会社の、超豪華なジェットで中東に向かう。

アブダビに着いた4人だったが、サマンサのサプリが薬物とみなされ没収されてしまう。

政府関係者マフムード(ダファー・ラビディン)の手配で、一人一台の専用車”マイバッハ”を与えられた4人は、ホテルに案内される。

支配人サフィア(オミッド・ジャリリ)に歓迎された4人は、執事のガウラウ(レイザ・ジェフリー)に、王宮の様なゴージャスな部屋に案内される。

翌日、市場に向かったキャリーは、元恋人のエイダン・ショウ(ジョン・コーベット)と偶然出くわし、夕食の約束をして別れる。

その後、砂漠でラクダに乗った4人は、夜はクラブでカラオケを楽しむ。

サマンサは、砂漠でも会ったデンマークの建築家リカルド・スパルト(マックス・ライアン)に誘われるが、その日は断り3人との時を過ごす。

翌朝、愛読誌”ザ・ニューヨーカー”の記事で、風刺漫画入りで批判されたキャリーは気分を害してしまう。

その夜、シャーロットが育児のことなどを、バーでミランダと語り合っていた頃、キャリーはエイダンとの食事を楽しむ。

お互い結婚した身でありながら、かつてを懐かしむ二人は、思わずキスしてしまう。

動揺したキャリーはその場を立ち去り、シャーロットとミランダにそのことを告げてサマンサを捜す。

3人に相談したキャリーは、隠し事はしたくないと言ってそれをビッグに伝えようとする。

エイダンとのことを、正直にビッグに伝えたキャリーだったが、彼はショックを受け、仕事中だと言って電話を切ってしまう。

サマンサは、リカルドとビーチでデートしていたところを、いかがわしい行為をしたと通報され逮捕されてしまう。

マフムードの力で解放されたサマンサだったが、彼がシークとの面会をキャンセルし、ホテル代金を請求されてしまう。

1泊2万2000ドルと聞いたサマンサらは、即チェックアウトしてアブダビを脱出しようとする。

キャリーは、妻の元に帰ることが少ないと言っていた、世話になった執事ガウラウに航空チケット代を置いていく。

ホテルを出ようとしたキャリーは、パスポートがないことに気づき、エイダンと会った時に市場の靴屋に置き忘れたことを思い出す。

市場に向かった4人は、キャリーのパスポートは取り戻すもののトラブルに巻き込まれ、サマンサが街中で肌を露にしてしまう。

それが問題になった4人だったが、ファッションに興味を持つ現地の女性の協力で、何とか空港に向かうことができて、彼女らは無事に帰国する。

帰宅したキャリーはビッグがいないことに気づき、シャーロットは家族に歓迎される。

ようやく戻ってきたビッグは、キャリーにショックだったことを告げ、彼女が”結婚”を理解するように、今回のことを教訓とさせるため、”罰”として彼女に指輪をプレゼントする。

そして、ビッグはキャリーに自分の考えていた誓いを立てさせ、新たな愛を確かめ合う。

ミランダは新しい法律事務所を見つけ、サマンサは自由の国でリカルドと愛し合う。

シャーロットは、ベビーシーッターのエリンがゲイだと分かり不安がなくなる。

その後、ビッグがキャリーのアパートに行く回数も減り、彼女は、アブダビでの体験で結婚の意味を知ったようにも感じる。

そしてキャリーは、ビッグと共にテレビで放映されている、白黒映画の名作”The Talk of the Town”(希望の降る街)を楽しむ。

男女の関係は、色々あった方がいいとも考えながら・・・。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「セックス・アンド・ザ・シティ」(2008)
・「セックス・アンド・ザ・シティ2」(2010)

*(簡略ストー リー)
ビッグと2度目の結婚記念日を迎えるキャリー、子育てに追われるシャーロット、仕事と家庭の両立に奮闘する毎日を送るミランダ、更年期と戦うサマンサは、それぞれが、相変わらず気忙しい毎日を送っていた。
キャリーとビッグは、順調に愛を育てていたのだが、次第に価値観の違いに気づき始める。
そんな時、サマンサが俳優として成功させたジェリーのプレミアの席で、彼女はアブダビの大富豪から彼の所有するホテルのPRの依頼を受ける。
サマンサは、友人3人を誘いアブダビに旅立ち、4人は超VIP扱いでゴージャスな時間を過ごすのだが・・・。
__________

世の中から求められたのも事実だが、1作目の勢いでただ単に製作されたという感じしか受けない作品。
しかし、ここまで徹底すれば・・・と、納得できるかで価値が決まる??

前作で、苦労した末に結婚した主人公に早くも危機が迫り、苦悩しながらの旅の体験で最悪の状態となるが、結局はそれが、愛を深めることへの成長の過程として描かれるロマンスとしてのテーマはまずまず楽しめる。

製作費1億ドルをかけた、主人公達のアブダビでの派手な豪遊ぶりが、正に”豪快”に描かれている。

興行収入は前作をかなり下回ったものの、北米で約9500万ドル、全世界では約2億8800万ドルのヒットとなった。
*前作
北米興行収入 $152,637,270
世界 $415,252,790

批評家、観客からは酷評されてしまい、ラジー賞では、主人公4人が女優賞を受賞、また、作品賞以下、主要部門にノミネートされるという、不名誉な結果になった。

価値観の違いから危機に直面するものの、妻として成長を実感し新たな愛を手に入れることになる主人公サラ・ジェシカ・パーカー、冷静な目で彼女を見守る夫役クリス・ノース、相変わらず能天気な、若返りと”愛”に命を懸ける女性キム・キャトラル、彼女に見出された俳優ジェイソン・ルイス、彼女と愛し合うマックス・ライアン、子育てに追われつつ夫の浮気を心配するクリスティン・デイヴィス、その夫エヴァン・ハンドラー、子守のアリス・イヴ、仕事を辞め家族や友人との生活を選ぶシンシア・ニクソン、その夫役のデヴィッド・エイゲンバーグ、義母のリン・コーエン、主人公の元恋人のジョン・コーベットマドリードの銀行の副頭取ペネロペ・クルスアブダビの政府関係者役のダファー・ラビディン、大富豪のアート・マリック、執事レイザ・ジェフリー、ホテル支配人オミッド・ジャリリ、結婚する4人の友人ウィリー・ガーソンマリオ・カントーネ、そして、本人役で見事なパフォーマンスを見せれるライザ・ミネリ、また、マイリー・サイラスチューズデイ・ナイトハイディ・クルム他豪華競演も見ものだ。


モバイルバージョンを終了