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俺たちダンクシューター Semi-Pro (2008)

プロ・バスケットボール・チームを買収した歌手がベテランを補強してNBA入りを目指す奮闘を描く、主演ウィル・フェレルウディ・ハレルソンクリステン・ウィグ他共演、製作総指揮、監督ケント・オルターマンによる爆笑コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ケント・オルターマン

製作:ジミー・ミラー
製作総指揮
ローレン・シュラー・ドナー

トビー・エメリッヒ
ケイル・ボイター
マイケル・アグィラー
デヴィッド・ハウスホルター
ケント・オルターマン

脚本:スコット・アームストロング
撮影:シェーン・ハールバット
編集
デブラ・ニール=フィッシャー

ピーター・テッシュナー
音楽:セオドア・シャピロ

出演
ウィル・フェレル:ジャッキー・ムーン
ウディ・ハレルソン:エド・モニックス
アンドレ・ベンジャミン:クラレンス・ウィザーズ
モーラ・ティアニー:リン
デヴィッド・ケックナー:アラン・オウルト/コミッショナー
ウィル・アーネット:ルー・レッドウッド
アンディ・リクター:ボビー・ディー
ロブ・コードリー:カイル
デレイ・デイヴィス:ビー・ビー・エリス
ジョシュ・ブラーテン:ツィーギー・マンソン
ジャッキー・アール・ヘイリー:デュークス
ピーター・コーネル:ヴァカイデス
クリステン・ウィグ:トレイナー
パット・キルベイン:ペトレッリ
エリア・イングリッシュ:クインシー夫人
パティ・ラベル:ジャッキーの母

アメリカ 映画
配給 ニュー・ライン・シネマ
2008年製作 92分
公開
北米:2008年2月29日
日本:2008年8月9日
北米興行収入 $33,472,850
世界 $43,884,900


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
1976年、ミシガン州フリント
”Love Me Sexy”を大ヒットさせた歌手のジャッキー・ムーン(ウィル・フェレル)は、その勢いで地元のABAのバスケットボール・チーム”フリント・トロピックス”を買収していた。

オーナー、コーチ、選手を兼任するジャッキーは、やりたい放題のワンマン経営で観客は激減し、チーム存続が危ぶまれていた。

ジャッキーは、ABAの存続自体を心配するチームメイトを励まし、オーナー会議に向かう。

NBAに吸収されることが決まったことで、ジャッキーは昇格できると高をくくるが、その資格が4チームにしか与えられないことを知る。

トロピックスは、解散することをコミッショナー(デヴィッド・ケックナー)から通達されてしまう。
...全てを見る(結末あり)

ジャッキーは、平等な判断をコミッショナーに要求し、上位4チームがNBAに入れることになる。

弱小チーム、トロピックスのメンバーはそれを勝ち取る自信が全くないが、ジャッキーは、新しい戦力で新風を巻き起こす戦略に出る。

そしてジャッキーは、ベテランで小柄ながらNBAで優勝経験もある、ポイントガードのエド・モニックス(ウディ・ハレルソン)をチームに招き入れる。

その後も、低迷を続けるトロピックスは、毎試合2000人以上の観客動員を義務付けられ、ジャッキーは秘策を考える。

次の試合で、選手はアイライナーのメイクで相手を翻弄するのだが、汗をかき次々と激痛で倒れてしまい、相手に挑発され、CM中に乱闘になってしまう。

戦略もなくはしゃぎ回るチームメイトに対し、エドは怒りを露にして、ハーフタイム中に、パトカーの窓を蹴破り逮捕されてしまう。

保釈金を、元恋人リン(モーラ・ティアニー)に払ってもらい釈放されたエドは、彼女と寄りを戻そうとするが、それをかわされてしまう。

エドの経歴を批判し続けていたチームメイトのクラレンス・ウィザーズ(アンドレ・ベンジャミン)は、彼のバスケットへの情熱を知りコーチ就任を依頼する。

着ぐるみの余興で集客を狙うジャッキーは、チームの全員がエドをコーチにするのを望んでいることを知り、すねてしまう。

しかしエドは、自分が攻撃と防御を担当し”コーチ”はそのままジャッキーが続けることを提案し、チームメイトは最高の宣伝マンとして、ジャッキーをおだてて彼の顔を立てる。

エドの指導は始まり、彼はボールを使わない基礎練習に終始する。

体が自然に動くほどのプレーが身についたトロピックスは、最下位を脱し観客動員も順調に伸び始める。

トロピックスは連勝を続け、4位以内まであと一歩となり、いよいよシーズンも終盤を迎える。

好調なプレーを続けるエドはリンと寄りを戻し、ジャッキーの考案したド派手な余興も好評だったが、コミッショナーが視察に来ることになる。

観客をさらに増やさなければならず、ジャッキーは余興で人食いグマと対戦するとテレビで豪語してしまう。

大観衆を前に、何とかクマとの対戦を乗り切ったジャッキーだったが、現れたコミッショナーから、次の試合に勝って4位以内になっても、NBAには入れなくなったことをチームは知らされる。

気落ちしたジャッキーは、大ヒット曲”Love Me Sexy”が、母親の曲を盗んだ盗作だということまで告白してしまう。

そして、トロピックスのNBA入りはなくなり、次のスパーズ戦が最終戦となる。

ジャッキーは、才能あるクラレンスを、NBAに入るスパーズにトレードに出し、自分は抜け殻のようになってしまう。

エドはそんなジャッキーを励まし、彼にチームを召集させ、意味がなくなってしまったが、目標にしていた4位のために、全力で最終戦を戦うことをチームメイトと誓う。

そして試合当日、チーム発足以来の大観衆となった会場は、町に貢献したジャッキーを称え、大歓声で選手達を迎える。

苦戦するトロピックスは前半終了直前、ジャッキーが激しいディフェンスに遭い気を失ってしまう。

相手ベンチにいたクラレンスは、それを見てスパーズのジャージを捨て、トロピックスに戻ってしまう。

意識を取り戻せないジャッキーは、天国で母親(パティ・ラベル)に曲を盗作したことを謝り、彼女に地上に戻るように励まされる。

そして、意識を取り戻したジャッキーは、天国で母親に言われた、新プレー”アリウープ”を使えば勝てるということをチームのメンバーに伝える。

試合が再開され、クラレンスが見事にアリウープを成功させ、その技を見た観客は呆然としてしまう。

初めて見るプレーに審判は反則を取るが、エドの説明で得点が認められ、トロピックスは次々とアリウープを決めていく。

残り12秒で2点差に追いついたトロピックスは、最後のプレーでジャッキーが反則を受け、フリースローが与えられる。

最初のスローを成功させたジャッキーは、2投目をはずしてしまうが、エドがリバウンドをねじ込み、ついにトロピックスは勝利する。

会場、そして町中は大興奮となり、クラレンスはアリウープNBAでも披露するよう、再びスパーズに誘われる。

エドはリンの祝福を受け、コミッショナーは、弱小チームを見事なチームにしたジャッキーも、NBAに招く約束をする。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
1976年。
大ヒット曲を世に出した歌手のジャッキー・ムーンは、その勢いで地元ABAのバスケットボール・チーム”フリント・トロピックス”を買収する。
オーナーにして選手兼コーチのジャッキーは、自意識過剰、やりたい放題のワンマン経営で、チームを窮地に追い込んでしまう。
その後、ABANBAに吸収されることがオーナー会議で決まり、ジャッキーは、その資格が与えられる4チームに入ろうと意気込む。
そしてジャッキーは、元NBAプレイヤーのエド・モニックスをチームに招き、戦いを挑むのだが・・・。
__________

大味に見えて、日本ではそれほど受けないウィル・フェレルなのだが、彼の得意なハチャメチャなスポコン・コメディで、長身を生かした迫力ある演技は見応えがある。
相変わらずの、下品な言動やお決まりの歌声も披露してくれる、良くも悪くも彼らしい作品に仕上がっている。

ウィル・フェレルの作品にしては、興行的に成功した作品とは言えないが、舞台設定の1970年代を知っている者にはたまらない雰囲気や音楽、そしてファッションなども大いに楽しめる。

北米興行収入 $33,472,850
世界 $43,884,900

実際に存在したABAと、それを吸収したNBAの裏話なども面白味があり、アメリカ・スポーツの層の厚さや、住民と密着しているチームの描き方なども興味深い。

アウトロー的な存在ではあるが、直球勝負に近い演技でドラマを引き締めるウディ・ハレルソン、彼に才能を認められて実力を発揮するアンドレ・ベンジャミン、エド(W・ハレルソン)と寄りを戻す元恋人のモーラ・ティアニー、コミッショナー、デヴィッド・ケックナー、主人公の亡くなった母親役パティ・ラベル、そして、ジャッキー・アール・ヘイリーが余興で賞金を獲得する市民で登場し、ラストも締めくくり、トレイナー、クリステン・ウィグロブ・コードリー、主人公の母親パティ・ラベルなどが共演している。


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