”公民権運動”の抗議行進の中で起きた”血の日曜日事件”を中心に指導者マーティン・ルーサー・キングJr.の苦闘を描く、製作総指揮ブラッド・ピット、監督エイヴァ・デュヴァーネイ、主演デヴィッド・オイェロウォ、トム・ウィルキンソン、カルメン・イジョゴ、ジョヴァンニ・リビシ、コモン、キューバ・グッディングJr.、ティム・ロス、オプラ・ウィンフリー他共演のドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:エイヴァ・デュヴァーネイ
製作
クリスチャン・コルソン
オプラ・ウィンフリー
デデ・ガードナー
ジェレミー・クライナー
製作総指揮
ブラッド・ピット
キャメロン・マクラッケン
ダーモット・マキヨン
ニック・バウアー
エイヴァ・デュヴァーネイ
ポール・ガーンズ
ナン・モラレス
脚本:ポール・ウェブ
撮影:ブラッドフォード・ヤング
編集:スペンサー・アヴァリック
音楽:ジェイソン・モラン
出演
マーティン・ルーサー・キングJr.:デヴィッド・オイェロウォ
リンドン・ジョンソン:トム・ウィルキンソン
コレッタ・スコット・キング:カルメン・イジョゴ
アンドリュー・ヤング:アンドレ・ホランド
ダイアン・ナッシュ:テッサ・トンプソン
リー・C・ホワイト:ジョヴァンニ・リビシ
アメリア・ボイントン・ロビンソン:ロレイン・トゥーサント
ジョン・ルイス:ステファン・ジェームス
ホゼア・ウィリアムズ:ウェンデル・ピアース
ジェームズ・ベヴェル:コモン
ジョン・ドーア:アレッサンドロ・ニヴォラ
ジミー・リー・ジャクソン:キース・スタンフィールド
フレッド・グレイ:キューバ・グッディングJr.
J・エドガー・フーヴァー:ディラン・ベイカー
ジョージ・ウォレス:ティム・ロス
アニー・リー・クーパー:オプラ・ウィンフリー
ベイヤード・ラスティン:ルーベン・サンチャゴ=ハドソン
リッチー・ジーン・ジャクソン:ニーシー・ナッシュ
ラルフ・アバーナシー:コルマン・ドミンゴ
ジェームズ・オレンジ:オマール・ドーシー
マヘリア・ジャクソン:レディシ・ヤング
ジェームズ・フォアマン:トライ・バイヤーズ
サリヴァン・ジャクソン:ケント・フォールコン
ロイ・リード:ジョン・ラヴェル
ケイガー・リー:ヘンリー・G・サンダース
ジェームズ・リーブ:ジェレミー・ストロング
マルコム・X:ナイジェル・サッチ
ヴィオラ・リッツォ:タラ・オックス
フランク・ミニス・ジョンソン:マーティン・シーン
アーチビショップ・ヤコヴォス・オブ・アメリカ:マイケル・シカニー
ジョン・クラウド少佐:マイケル・パパジョン
アル・J・リンゴ:スティーヴン・ルート
ジム・クラーク保安官:スタン・ヒューストン
フレデリック・D・リース:E・ロジャー・ミッチェル
ヴィオラ・リー・ジャクソン:チャリティ・ジョーダン
アメリカ/イギリス 映画
配給
20世紀FOX
パラマウント・ピクチャーズ
2014年製作 128分
公開
イギリス:2015年2月6日
北米:2014年12月25日
日本:2015年6月19日
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $52,076,910
世界 $66,787,910
■ アカデミー賞 ■
第87回アカデミー賞
・受賞
歌曲賞
“Glory”
ジョン・レジェンド
コモン
・ノミネート
作品賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1964年、ノルウェー、オスロ。
南部キリスト教指導者会議/SCLCのマーティン・ルーサー・キングJr.牧師(デヴィッド・オイェロウォ)は、アメリカ合衆国における人種偏見を終わらせるための非暴力抵抗運動により”ノーベル平和賞”を受賞する。
妻コレッタ(カルメン・イジョゴ)と共に壇上に上がったキングは、スピーチをする。
__________
1963年9月15日、アラバマ州、バーミングハム。
16番街バプテスト教会の階段を降りる4人の黒人の少女は、KKKが仕掛けた爆弾の爆破により死亡する。
__________
アラバマ州、セルマ。
有権者登録用紙に記入したアニー・リー・クーパー(オプラ・ウィンフリー)は、白人の担当官に申請を却下される。
ホワイトハウス。 黒人の選挙権を認める連邦法制定を要求するキングだったが、大統領は、その前に南部の隔離政策などを解決する必要がることを伝える。 それに意見したキングだったが、大統領から、今は動くことができないので待ってほしいと言われ、納得するしかなかった。 午前10時12分、セルマ。 白人専用のホテルにチェックインしようとしたキングは、挨拶したいと言って近づく白人男性に殴られる。 FBI長官J・エドガー・フーヴァー(ディラン・ベイカー)は大統領に呼ばれ、キングを軽蔑する彼は、どうにでも対処できると言って、夫婦間の問題でキングの結婚生活を乱す考えを伝える。 午後1時24分、アトランタ。 度々、脅迫電話を受けるコレッタは、夫が行うつもりの今後の活動に対する考えを理解できない。 午後9時7分。 セルマに戻ったキングらは、拠点にするリッチー・ジーン・ジャクソン(ニーシー・ナッシュ)の家に向かい、彼女に歓迎される。 その後スピーチの原稿をチェックするキングは、”学生非暴力調整委員会/SNCC”の動きを心配するホゼア・ウィリアムズ(ウェンデル・ピアース)と話をする。 午後6時22分。 会場にいた”ニューヨーク・タイムズ”の記者ロイ・リード(ジョン・ラヴェル)から、演説が挑発的内容であり、非暴力を貫けるのか訊かれたキングは、二度と痛めつけられることはないと言いに来たと答える。 SNCCの代表のジョン・ルイス(ステファン・ジェームス)とジェームズ・フォアマン(トライ・バイヤーズ)と話したキングは、町での活動は評価するものの、目的は白人の意識を変えることであり、そのためにドラマが必要だと伝える。 その後、SCLCのメンバーや住人と共に郡庁舎まで行進したキングは、待ち構えるジム・クラーク保安官(スタン・ヒューストン)に有権者登録窓口に向かうことを伝える。 クラークは、しゃがみ込む人々の中の膝が悪い老人ケイガー・リー(ヘンリー・G・サンダース)を突き倒し、祖父に乱暴されたジミー・リー・ジャクソン(キース・スタンフィールド)が抵抗しよとするため、痛めつけようとする。 それを制しようとしたクーパーはクラークを殴り倒し、彼女や行動を扇動したキングらは逮捕される。 アラバマ州知事のジョージ・ウォレス(ティム・ロス)は、キングらの行動と黒人を非難し、人種隔離政策の必要性を説く。 その演説を聴きながら、セルマの事件を伝える新聞を確認した大統領は、今後の状況を見守るしかなかった。 午後3時46分。 留置場に向かいその件をキングに話したコレッタは、納得しない彼から疲れたと言われたため、休むようにと伝える。 州公安局のアル・J・リンゴ(スティーヴン・ルート)と話したウォレスは、マリオンで行われる黒人の夜の行進で、州兵を動員することを決める。 行進に参加したジミーは、襲い掛かってきた州兵から逃れ、母と祖父ケイガーと共にダイナーに入る。 押し入って来た州兵たちはジミーらに襲い掛かり、容赦なく痛めつける。 ジミーは射殺され、母は取り乱して泣き崩れる。 ベヴェルと共に遺体安置所に向かったキングは、悲しむジミーの祖父ケイガーを慰める。 ジミーの追悼集会が開かれ、キングは、ジミーの死を無駄にせず諦めないことを誓う。 メンバーの間で話し合いが行われ、ホワイトハウスに向かったキングは、セルマからモンゴメリーまでの抗議行進をすることを大統領に伝える。 80キロの距離を考え、危険過ぎると意見する大統領は、新法の提出を求めるキングに対し、今年は無理だと言ったはずだと伝る。 大統領から、選挙権を指示した場合には見返りを求めると言われたキングは、その内容を尋ねる。 ヤングとベイヤード・ラスティン(ルーベン・サンチャゴ=ハドソン)から脅迫などについて相談されたホワイトは、キングを表に出さない方がいいと助言する。 キングは、これ以上は待てないことを大統領に伝える。 ホワイトから、キングとの会談の内容を訊かれた大統領は、フーヴァーを呼ぶよう指示する。 性行為の証拠まで録音された脅迫電話を受けたキングは、その内容をコレッタと共に聴き、自分ではないことを伝える。 声で分かると言うコレッタはキングの言葉を信じるが、こんな生活に慣れても、子供も殺すと脅される、いつも死と隣り合わせの日々には耐えられないことを伝える。 自分を愛しているかと言う問いにはもちろんだと答えたキングが、他に女性はいるかと言う問いに、いないと即答しなかったために、コレッタはそれ以上話す気になれずその場を去る。 午前0時18分。 キングは、会話が盗聴されていることも知らずに、眠っているコレッタや子供たちの様子を見る。 その後、ウォレスは行進を阻止する声明を発表する。 ウィリアムズは、抵抗があることを警戒しつつ、非暴力を貫くよう行進の参加者に伝える。 キングに利用されていると考えるSNCCのフォアマンは、行進に参加しないつもりだった。 フォアマンは、納得しないルイスに、個人として参加するよう指示する。 1965年3月7日。 待ち構えていた州警察は、不法な集会を中止するよう警告し、話し合いを求めるウィリアムズの言葉を無視して黒人たちに襲い掛かる。 その様子は全国ネットでテレビ中継され、ニューヨーク・タイムズのリードは、現場から状況を伝える。 連れ戻された負傷者を気遣うヤングは、銃で反撃することを考える者に、軍や警察の武器にはかなわないと言って説得する。 橋に戻ることを決めたキングは、人の平等を訴え、非人道的な行為に抗議して行進する声明を出す。 それには白人を含めた多くの賛同者があり、弁護士のフレッド・グレイ(キューバ・グッディングJr.)は、連邦判事のフランク・ミニス・ジョンソン(マーティン・シーン)に、州の禁止命令の無効を連邦裁判所に求めていることを伝える。 簡単には州知事の決定を変えられないと言うジョンソンは、行進は行われないと考え、手続きを待つようグレイに指示する。 ホワイトから、モンゴメリーに行かせればセルマは落ち着くと言われた大統領は、キングの目的は行進ではなく法律改正だと伝える。 ウォレスの馬鹿げた行為を止めさせて、キングの行進も中止させるよう、大統領はホワイトに指示する。 大統領の考えを法律顧問ジョン・ドーア(アレッサンドロ・ニヴォラ)から知らされたキングは、今回の行進を中止すれば、次回は行えることを保証すると言われるものの、数千人が集まってくると伝える。 対立は望んでいないと言うキングは、大統領の判断次第で物事は解決するとドーアに伝える。 一主婦のヴィオラ・リッツォ(タラ・オックス)や”ユニテリアン・ユニヴァーサリズム”の牧師ジェームズ・リーブ(ジェレミー・ストロング)の他、多くの白人聖職者などがキングの呼びかけに応じて集まる。 エドモンド・ペタス橋。 跪いて祈りを捧げたキングは、振り向いて町に戻る。 話し合いが行われ、SNCCの批判を受けたキングは、人々が傷ついて死ぬより、自分は憎まれても構わないと伝える。 コレッタに手紙を書いたキングは、信頼を失ったことを謝罪し、必要としていることを彼女に伝える。 その夜、ダイナーでリードと食事をしたリーブは、店を出たところで白人の暴漢に襲われる。 翌朝、ベヴェルから、襲撃されたリードが死亡したことを知らされたキングは、大統領に電話をする。 行進を強行したことを非難されたキングは、法案を提出しなければ行動を続け、憲法を守らない大統領として訴えることを伝える。 脅しには乗らないと言う大統領に対しキングは、セルマを見捨てた大統領のことを人々は忘れないと伝えて、決断を迫る。 ルイスと話したキングは、委員会内部で揉めた原因を作ったことを謝罪し、大統領は動かないので、死者が出る可能性がある行進は中止するしかないと伝える。 大事なのは法律改正であり、新たな展開が必要だと伝えたキングは、ルイスから、かつて”フリーダム・ライド”に参加した際に、後戻りできないことを悟った話を聞く。 その後、クーパーとボイントンらが証言する裁判にまで持ち込んだキングは、裁判所に来てくれたコレッタに感謝する。 SCLCとアラバマ州の裁判は始まり、ジョンソン判事は、キングらの行進を認める判決を下す。 午前8時24分。 リンゴから指示書を受け取ったウォレスは大統領に会い、州内の不満分子を黙らせることを要求する。 大統領は、ウォレスが黒人に投票権を与える気がないことを確認する。 合同会議の前に発言した大統領は、投票制限を撤廃する”投票権法”の迅速な法案通過を求め、必ず達成できると語る。 行進の制限などについてドーアと話し合ったキングは、知事が会うなら従うと伝える。 それが無理だと確認したキングは、予定通り全員で行進することをドーアに伝える。 自分の身を案じてくれるドーアに対し、神の意思に従うと伝えたキングは、彼の気遣いに感謝する。 行進は始まり、エドモンド・ペタス橋を渡ったキングらは、モンゴメリーに到着する。 州議会議事堂。 ケイガー・リー(ジミー・リー・ジャクソンの祖父)は、84歳で初の選挙権を得る。 アンドリュー・ヤングは、カーター大統領の下で国連大使を歴任し、アトランタ市長を二期務めた。 ジョン・ルイスは、28年間、ジョージア州選出の下院議員を務める。 ジョージ・ウォレスは、大統領選で4回落選し、1972年に銃撃されて下半身不随になった。 ジム・クラークは、黒人票に圧倒されて選挙に敗北し、郡保安官を退官した。 ヴィオラ・リッツォは、5時間後に車でセルマに戻り、KKKに銃撃されて死亡した。 コレッタ・スコット・キングは、”キング・センター”を設立して”キング牧師記念日”制定に尽力し、独身を貫いた。 5か月後、リンドン・ジョンソン大統領は、マーティン・ルーサー・キングJr.の横で、”投票権法”に署名した。 マーティン・ルーサー・キングJr.は、13年間、非暴力を貫き公民権運動を主導し、1968年に暗殺された。享年39歳。
リンドン・ジョンソン大統領(トム・ウィルキンソン)は、特別顧問のリー・C・ホワイト(ジョヴァンニ・リビシ)と共にキングを迎える。
...全てを見る(結末あり)
ラルフ・アバーナシー(コルマン・ドミンゴ)、アンドリュー・ヤング(アンドレ・ホランド)、ジェームズ・オレンジ(オマール・ドーシー)、ダイアン・ナッシュ(テッサ・トンプソン)と共に到着したキングは、ジェームズ・ベヴェル(コモン)に迎えられる。
キングは、妻コレッタと子供たちが待つ自宅に戻る。
ゴスペル歌手マヘリア・ジャクソン(レディシ・ヤング)に電話をしたキングは、神の声を聞きたいと伝えて彼女に歌ってもらう。
教会で演説したキングは、約700人のセルマの黒人たちを扇動する。
マルコム・X(ナイジェル・サッチ)に会ったコレッタは、かつて対立したキングとの協力関係が必要だという彼の考えを聞く。
ヤングに電話をしたキングは、行進の参加には1日遅れることを伝える。
525人の黒人が、アラバマ川に架かるエドモンド・ペタス橋に向かって行進を始める。
参加者のうち3割が白人であるキングらの行進は行われ、彼らは警察の抵抗がないことを確認する。
行進の準備が進められる中、ハリー・ベラフォンテら著名人の参加が決まる。
キングは、階段に設置された壇上で演説する。
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*(簡略ストー リー)
1965年。
”ノーベル平和賞”を受賞した南部キリスト教指導者会議/SCLCのマーティン・ルーサー・キングJr.牧師は、リンドン・ジョンソン大統領に対し、黒人の投票権を認める”投票権法”の提出を迫る。
それを先延ばしにされたキングは、アラバマ州のセルマを拠点として、黒人の投票権を認めない州に抗議するため、州都のモンゴメリーまでの行進を計画するのだが・・・。
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アラバマ州のセルマから州都モンゴメリーに向かう抗議行進で起きた”血の日曜日事件”を中心に、”公民権運動”の指導者であるマーティン・ルーサー・キングJr.の苦闘を描く実録ドラマ。
”公民権運動”が活発化する中、主人公のキング牧師が、その転機と成ると確信する”投票権法”の提出を大統領に迫り、アラバマ州との戦いや夫婦関係などの様々な問題を抱えながら信念を貫こうとする姿が、リアルな映像と共に力強く描かれている。
誰もが尊敬する指導者としてのイメージがあるキング牧師の、様々な一面が興味深く描かれた内容は新鮮であり、揺れ動く激動の時代を映し出す、実際の舞台となった場所で撮影された、当時を再現した映像も素晴らしい。
第87回アカデミー賞では作品賞にノミネートされ、歌曲賞を受賞した。
主題歌”Glory”:ジョン・レジェンド/コモン
様々な問題を抱えながら、”公民権運動”を主導するマーティン・ルーサー・キングJr.を熱演するデヴィッド・オイェロウォ、リンドン・ジョンソン大統領のトム・ウィルキンソン、主人公の妻コレッタ・スコット・キングのカルメン・イジョゴ、大統領特別顧問リー・C・ホワイトのジョヴァンニ・リビシ、主人公と共に活動するアンドリュー・ヤングのアンドレ・ホランド、ダイアン・ナッシュのテッサ・トンプソン、アメリア・ボイントン・ロビンソンのロレイン・トゥーサント、ホゼア・ウィリアムズのウェンデル・ピアース、ジェームズ・ベヴェルのコモン、アニー・リー・クーパーのオプラ・ウィンフリー、ベイヤード・ラスティンのルーベン・サンチャゴ=ハドソン、リッチー・ジーン・ジャクソンのニーシー・ナッシュ、ラルフ・アバーナシーのコルマン・ドミンゴ、ジェームズ・オレンジのオマール・ドーシー、フレデリック・D・リースのE・ロジャー・ミッチェル、ケント・フォールコン、主人公の友人であるゴスペル歌手マヘリア・ジャクソンのレディシ・ヤング、”学生非暴力調整委員会/SNCC”の代表ジョン・ルイスのステファン・ジェームスとジェームズ・フォアマンのトライ・バイヤーズ、大統領から主人公との交渉を任される法律顧問ジョン・ドーアのアレッサンドロ・ニヴォラ、デモに参加して州兵に射殺される青年ジミー・リー・ジャクソンのキース・スタンフィールド、その祖父ケイガー・リーのヘンリー・G・サンダース、主人公の運動を擁護する弁護士フレッド・グレイ:キューバ・グッディングJr.、FBI長官J・エドガー・フーヴァーのディラン・ベイカー、黒人と主人公を敵視するアラバマ州知事ジョージ・ウォレスのティム・ロス、主人公らの行動を取材する”ニューヨーク・タイムズ”の記者ロイ・リードのジョン・ラヴェル、行進に参加し暴漢に襲われて殺される白人の牧師ジェームズ・リーブのジェレミー・ストロング、マルコム・Xのナイジェル・サッチ、行進に参加してKKKに射殺される白人女性ヴィオラ・リッツォのタラ・オックス、主人公らの行進を認める判決を下す連邦裁判所判事フランク・ミニス・ジョンソンのマーティン・シーン、行進に参加するアーチビショップ・ヤコヴォス・オブ・アメリカのマイケル・シカニー、デモに抵抗する州兵のマイケル・パパジョン、アラバマ州公安局長アル・J・リンゴのスティーヴン・ルート、主人公らと敵対する郡保安官ジム・クラークのスタン・ヒューストンなどが共演している。