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エンド・オブ・ザ・ワールド Seeking a Friend for the End of the World (2012)

小惑星衝突で人類滅亡の時が迫る中、妻に去られた男性が隣人の女性に促されかつて心を寄せた女性を捜そうとする旅を描く、主演スティーヴ・カレルキーラ・ナイトレイコニー・ブリットンアダム・ブロディ他共演、監督ローリーン・スカファリアによるコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)

スティーヴ・カレル / Steve Carell / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:ローリーン・スカファリア

製作
スティーヴ・ゴリン

ジョイ・ゴーマン
ステーヴン・M・レイルズ
脚本:ローリーン・スカファリア
撮影:ティム・オアー
編集:ゼン・ベイカー
音楽
ロブ・シモンセン

ジョナサン・サッドフ

出演
ドッジ・ピーターセン:スティーヴ・カレル

ペネロープ”ペニー”ロックハート:キーラ・ナイトレイ
ダイアン:コニー・ブリットン
オーウェン:アダム・ブロディ
ウォーレン:ロブ・コードリー
ケイティ:ジリアン・ジェイコブス
アラン・スペック:デレク・ルーク
カレン・アマルフィ:メラニー・リンスキー
ダーシー:T・J・ミラー
アンカーマン:マーク・モーゼス
ローチ:パットン・オズワルト
グレン:ウィリアム・ピーターセン
フランク・ピーターセン:マーティン・シーン
リンダ・ピーターセン:ナンシー・カレル

アメリカ 映画
配給 フォーカス・フィーチャーズ

2012年製作 101分
公開
北米:2012年6月22日
日本:2013年1月18日
製作費 $10,000,000
北米興行収入 $7,078,740
世界 $9,636,290


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
小惑星マチルダが地球に接近、地球を救う最後の手段も失敗に終わり、3週間後に衝突することになる。

保険のセールスマン、ドッジ・ピーターセン(スティーヴ・カレル)の妻リンダ(ナンシー・カレル)は、何も告げずに彼の元を去る。

残り21日、ニューヨーク
混乱する人々の中で、ドッジは普段と変わらぬ生活を心がけるが、限界も感じ始める。

残り14日。
友人ウォーレン(ロブ・コードリー)と妻ダイアン(コニー・ブリットン)のパーティーに招待されたドッジは、カレン・アマルフィ(メラニー・リンスキー)を紹介される。

世界の終わりを前に道徳観念も失せた招待客は、乱交に近い騒ぎを始める。

それに付き合う気になれないドッジは、帰宅して考え込む。

その時、隣人のペネロープ”ペニー”ロックハート(キーラ・ナイトレイ)が外で泣いていることに気づいたドッジは、彼女に話しかける。
...全てを見る(結末あり)

ペニーは、世界が終るという時に、母国イギリスに向かう飛行機に乗り遅れ、両親に会えないことで悲しんでいた。

ドッジはペニーを家に招き入れ、初めて言葉を交わした彼女に挨拶する。

恋人と別れるというペニーは、その場に居座り眠ってしまい、朝になっても目を覚まさない。

ようやく目覚めたペニーを送ったドッジは、彼女の部屋に誤って届いていた自分宛の手紙を受け取る。

ドッジはショックを受けて、公園で鎮静剤入りのシロップを飲み眠ってしまう。

残り12日。
目覚めたドッジは、ペニーの謝罪のメモに気づき、街で暴動が起きているのを目撃しながら帰宅する。

冷静になったドッジは、受け取った手紙の中に、かつて心を寄せていたオリヴィアからの”最愛の人へ”という便りを見つける。

暴動は激化し、ドッジは愛犬を連れてペニーの部屋に向かうが、出て行ったはずの彼女の恋人オーウェン(アダム・ブロディ)にペニーとの関係を疑われる。

三人はアパートを出て車に向かい、運転したペニーは、知人が自家用機を持っているので家族の元に行けるとドッジに言われ、オーウェンを置き去りにして走り去る。

ガス欠で歩くことになったドッジは、人生を台無しにされたと言って、手紙のことでペニーを責める。

ペニーは、通りがかったグレン(ウィリアム・ピーターセン)の車を止めて、オリヴィアに会いに行くべきだと言ってドッジを誘う。

グレンの様子がおかしいと考えたドッジは、休息で車を止めた際、自分が彼を殺そうとしていると言って疑われてしまう。

誤解だと答えたドッジは、次の瞬間、グレンが何者かに射殺されたため驚く。

グレンを埋葬したドッジとペニーは、先を急ぎ、途中、レストランに立ち寄る。

陽気なウエイトレスのケイティ(ジリアン・ジェイコブス)は、ドッジの誕生日だと言われてはしゃぎ始め、店内は乱交パーティー状態になる、

店を出たドッジとペニーは、車内で愛し合ってしまい、その後パトカーに止められる。

二人は逮捕拘留され、ドッジは、オリヴィアとのことや、彼女が離婚して6歳の息子と暮らしていることなどをペニーに知らせる。

翌日、釈放された二人は車を押収されたため、パトカーで送られ、ペニーが1年余り付き合っていたアラン・スペック(デレク・ルーク)の家に向かう。

二人は、スペックのシェルターに案内され、ペニーは、衛星電話で両親と話すことができる。

ペニーは、ドッジを送らなけらばならないことをスペックに伝えて、車を借りて彼に感謝して出発する。

オリヴィアの家に着いた二人は、彼女が留守であることをしりながら中に入り、食事などをして過ごす。

その後、住所が書いてある手紙を見つけたペニーは、それをドッジに渡し、翌日、二人はその場所に向かう。

ドッジは、手紙を置いてきたと言ってその場を去り、もうどうでもいいことだとペニーに話す。

なぜオリヴィアに会おうとしないのかを問うペニーだったが、君には行く場所があるとドッジは答える。

道路を歩く人々の前で車を止めたドッジとペニーは、海岸にたどり着き、皆で楽しい時を過ごす。

サマセット。
実家を訪ねたドッジは、父親フランク(マーティン・シーン)にペニーを紹介する。

疎遠だった二人はフランクが謝罪し、わだかまりが消えて三人で食事を楽しむ。

夜中に、眠っているペニーを軽飛行機に乗せたドッジは、彼女の胸のポケットに、フランクから贈られたハーモニカを入れて別れを告げる。

ドッジは、飛行機を操縦するフランクにペニー託して二人を見送る。

アパートに戻ったドッジは、カレンのメモに気づきながら、小惑星が予定よりも1週間早く接近して、16時間余りで地球に衝突することを知る。

ペニーの部屋に向かったドッジは、彼女のことを想いながら物思いに耽る。

電気が止まり、ろうそくを灯したドッジは、ペニーが戻ってきたことに気づく。

黙って旅立たせたことを後悔していたドッジはペニーに謝罪し、彼女は目覚めて戻ってもらったことを伝える。

ベッドに入った二人は眠らないことを約束して、ペニーは家族のことなどを話す。

最後が近づき、お互いを救ったことを確認したペニーは、出会えて良かったというドッジを見つめる。

そして、ペニーの背後に閃光が・・・。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
小惑星マチルダの地球衝突まで3週間と迫り、人類滅亡を前に人々は混乱する。
保険のセールスマン、ドッジ・ピーターセンは妻に去られるものの、普段と変わらぬ生活を送ろうとしていた。
そんなドッジは、隣人のペニーが飛行機に乗り遅れ、故郷イギリスに戻れず両親にも会えないことを知り慰める。
翌日ペニーは、誤って届いていたドッジ宛の手紙を彼に渡す。
ドッジはその中に、かつて心を寄せていたオリヴィアからの手紙を見つける。
その後、暴動が激化し、ドッジはペニーを連れてその場を逃れる。
ペニーは、オリヴィアの手紙の件をドッジから聞き、彼女を捜すべきだと言って旅に出る提案をする・・・。
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今やスーパー・スター級となった、本国では非常に人気の高いスティーヴ・カレルと若手の実力派キーラ・ナイトレイの共演作ということで注目の作品。

主演がスティーヴ・カレルということで、大爆笑コメディを期待していると、その雰囲気で始まるのだが、物語が進むに連れて、人類滅亡の地球の危機を切実に描く、シリアス・ドラマに変貌していく。

クライマックスでは、心通い合った主人公が、最後を迎えなければならない悲しい結末で締めくくられる。

そのような訳で、コメディを期待するよりも、主人公二人の、演技者としての実力を再確認する作品と考えた方がよい。

この顔触れにも拘らず、上映は1ヵ月で打ち切られ商業的には成功しなかった作品。

こういう演技ができるのために、人気スターであることが理解できる、淡々と運命の日を待つ男性を好演するスティーヴ・カレル、軽いノリで登場するが、中盤からラストにかけて流石に深い演技を見せる隣人役キーラ・ナイトレイ、主人公の友人夫婦役のコニー・ブリットンロブ・コードリー、ヒロインの恋人アダム・ブロディ、元恋人のデレク・ルーク、レストランのウエイトレス役のジリアン・ジェイコブス同じ店のT・J・ミラー、主人公が紹介される女性メラニー・リンスキー、主人公の知人パットン・オズワルト、アンカーマン、マーク・モーゼス、ヒッチハイクの際のドライバー役のウィリアム・ピーターセン、主人公の父親役マーティン・シーン、そして主人公の妻役は、スティーヴ・カレル夫人のナンシー・カレルが演じている。


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