 |
殺し屋に追われる女性に惹かれ救おうとするボクサーの命懸けの行動を描く、監督ルドルフ・マテ、主演ロバート・ミッチャム、リンダ・ダーネル、ジャック・パランス他共演の犯罪ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：ルドルフ・マテ
製作：サム・ワイゼンタール
原作：Ｄ・Ｍ・マーシュマンJr.
脚本
オスカー・ミラード
シドニー・ボーム
ロバート・プレスネルSr.
撮影：ウィリアム・E・スナイダー
編集者
ロバート・フォード
アルブレヒト・ジョセフ
音楽：ロイ・ウェッブ
出演
ラス・ランバート：ロバート・ミッチャム
クレア・シェパード/クレア・シンクレア：リンダ・ダーネル
キャピー・ゴードン/ウォルターズ：ジャック・パランス
チャーリー・マロイ：ロイ・ロバーツ
フェリペ：ダン・シーモア
マンディ：フォルトゥニオ・ボナノヴァ
ロープーウェイの車掌：サンドロ・ジリオ
ウォーバーン：レジナルド・シェフィールド
ウォーバーン夫人：マーガレット・ブリュースター
ヴァスコ：ロドルフォ・オヨスJr.
パブロ：リチャード・ヴェラ
フェルナンド：モーリス・ハラ
マリア：ジュディ・ウォルシュ
警官エルナンデス：サルバドール・バゲス
エドワード・ドーソン：ミルバーン・ストーン
リヴェラ：アベル・フェルナンデス
アメリカ 映画
配給 RKO
1953年製作 82分
公開
北米：1953年7月18日
日本：1953年12月22日
製作費 $2,000,000
■ ストーリー ■
アメリカ上院犯罪委員会の調査を受けているギャング、ヴィック・スピラトの帳簿係エドワード・ドーソン（ミルバーン・ストーン）が、スピラトの手下である殺し屋キャピー・ゴードン（ジャック・パランス）に襲われる。
キャピーは、スピラトに対し不利な証言をする可能性がある彼の元恋人のクレア・シェパード（リンダ・ダーネル）が、”クレア・シンクレア”と名を変えていることをドーソンから聞きだし、彼を射殺する。
ラテンアメリカ、サン・クリストバル。
クレアは、ドーソンが殺害されたことを新聞記事で知り、リマに向かおうとする。
クレアと付き合っていたアメリカ人のボクサー、ラス・ランバート（ロバート・ミッチャム）も、試合中に相手を殺してしまったことを忘れるために、この地を訪れていた。
キャピーが現れたことに気づいたクレアは、バーのオーナーであるフェリペ（ダン・シーモア）の元に向かい、宝石を売り逃亡資金にしようとする。
クレアは、ラスの試合がある会場にフェリペがいることを知り、その場に向かう。
会場でクレアは、フェリペに宝石を500ドルで売り、何倍にもして渡すと言うフェリペは、500ドルをラスの対戦相手リヴェラ（アベル・フェルナンデス）に賭ける。
ラスが勝ったためにクレアは焦り、キャピーが現れたことに気づき、その場から逃れる。
電報局で犯罪委員会に電報を打とうとしていたクレアを見つけたキャピーは、彼女に愛を告白し、自分を頼るべきだったと伝える。
隙を見てキャピーから逃れたクレアは、フェリペに電話をかけて、ラスに助けを求めるために協力させようとする。
かつて世話になったものの、スピラトに関わりたくないフェリペは、仕方なくクレアの頼みを聞き、その場に居たラスに彼女のことを伝えるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
「海外特派員」（1940）などで撮影監督としても知られるルドルフ・マテが監督し、主演はロバート・ミッチャム、リンダ・ダーネル、ジャック・パランスなどが共演した作品。
殺し屋に追われる女性に惹かれ救おうとするボクサーの命懸けの行動を描く犯罪ドラマ。
RKOにとって初めての3D映画としても知られる作品。
ギャングの元恋人と彼に惹かれる殺し屋との関係が興味深く描かれ、さらには、彼女と恋仲になる過去があるボクサーが絡んだ展開、そして、クライマックスのロープーウェイで起きる事件など、アクションをまじえた見どころ満載の作品に仕上がっている。
主演のロバート・ミッチャムは、ギャングから逃れる女性に協力を求められて惹かれ合うボクサーを熱演している。
元恋人のギャングに不利な証言をしようとしたために殺し屋に追われ、主人公に助けを求める女性を魅力的に演ずるリンダ・ダーネル、彼女に惹かれる殺し屋を印象的に演ずるジャック・パランス、主人公のマネージャー、ロイ・ロバーツ、バーのオーナー、ダン・シーモア、ホテルのオーナー、フォルトゥニオ・ボナノヴァ、ロープーウェイの車掌サンドロ・ジリオ、イギリス人観光客レジナルド・シェフィールド、その妻マーガレット・ブリュースター、妻を殺した犯罪者ロドルフォ・オヨスJr.、その息子リチャード・ヴェラ、花婿のモーリス・ハラ、花嫁のジュディ・ウォルシュ、警官のサルバドール・バゲス、ギャングの帳簿係ミルバーン・ストーン、主人公の対戦相手のボクサー、アベル・フェルナンデスなどが共演している。