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魔女として捕らえられた女を護送することになった十字軍の元騎士の戦いの旅を描く、監督ドミニク・セナ、ニコラス・ケイジ、ロン・パールマン、スティーヴン・キャンベル・ムーア、クリストファー・リー他共演のアクション・アドベンチャー。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督：ドミニク・セナ
製作
チャールズ・ローヴェン
アレックス・ガートナー
脚本：ブラギ・F・シャット
撮影：アミール・モクリ
編集
マーク・ヘルフリッチ
ダン・ジマーマン
音楽：アトリ・オーヴァーソン
出演
ベイメン・フォン・ブレイブルク：ニコラス・ケイジ
フェルソン：ロン・パールマン
デベルザック：スティーヴン・キャンベル・ムーア
アンナ/女：クレア・フォイ
ハガマー：スティーヴン・グレアム
ヨハン・エッカート：ウルリク・トムセン
カイ・フォン・ワレンバース：ロバート・シーハン
ダンブロワーズ枢機卿：クリストファー・リー
アメリカ映画
配給 Rogue
2011年製作 95分
公開
北米：2011年1月7日
日本：2011年7月30日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $24,827,230
世界 $91,627,230
＊詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1235年、オーストリア、フィラッハ。
悪魔と契約を交わした女達が処刑されるが、その後、蘇る。
14世紀。
十字軍のドイツ騎士団ベイメン・フォン・ブレイブルク(ニコラス・ケイジ)とフェルソン(ロン・パールマン)は、戦いと殺戮を繰り返すことに疑問を抱き旅立つ。
1ヵ月後。
世の中でペストが蔓延していることを知った二人だったが、脱走兵だということが知られ捕らえられる。
二人は、そのペストで苦しむダンブロワーズ枢機卿(クリストファー・リー)の元に連れて行かれる。
枢機卿は、ペストの蔓延が、黒い魔女の仕業だと考えていた。
魔女をセブラックの修道院に連れて行き、古書にその魔力を失わせる祈祷が書かれているため、それでペストを撲滅できるということだった。
ベイメンは枢機卿から、騎士ヨハン・エッカート(ウルリク・トムセン)と神父のデベルザック(スティーヴン・キャンベル・ムーア)と共に、捕らえた女を護送するよう依頼される。
教会の考えに、再び従う気のないベイメンはそれを断り、牢獄に入れられてしまう。 ベイメンは、魔女には思えないアンナ(クレア・フォイ)に、公正な裁判を受けさせ、武器を返すということを条件に護送を引き受ける。 護送の計画を立てたベイメンらは、険しい道のりを旅したことのある、捕らえられていた詐欺師ハガマー(スティーヴン・グレアム)を案内役に同行させることにする。 出発した一行だったが、後を付けて来た枢機卿の従者カイ・フォン・ワレンバース(ロバート・シーハン)が、修道院行きを希望する。 しかし、フェルソンが若いカイを侮辱したため、二人は剣を交えることになる。 相手になるはずのない、フェルソンに立ち向かうカイを見たベイメンは、彼を同行させることにする。 その夜、油断したエッカートがアンナに護送用の檻の鍵を奪われ彼女は逃亡する。 ある村に逃げたアンナを追うベイメンらだったが、エッカートが、亡くなった娘の幻覚を見て動揺しカイの剣を受けてしまう。 その後、現れたアンナは、拷問されたデベルザックから逃げたかっただけだと言って泣き崩れる。 一行はエッカートを葬り、デベルザックは彼を殺した魔女の言葉に惑わされるなとベイメンに忠告する。 山岳地帯に入り、腐りかけたつり橋で檻の馬車を渡らせようとした一行だったが、カイが転落しそうになる。 それを、檻の中からアンナが助け、馬車は橋が崩れ落ちる寸寸前で渡りきることに成功する。 一行は”苦難の森”に入り、ベイメンは片手でカイを引き上げたアンナの行動を不審に思い始める。 修道院までたどり着けるか、不安になったハガマーはアンナを殺そうとするが、それをベイメンとフェルソンが制止する。 その直後に、一行は狼に襲われ、ハガマーが食い殺されてしまう。 ベイメンは、アンナを殺そうとするものの、フェルソンにセブラックが間近だと知らされ目的地に向かう。 一行は修道院に着くが、ペストで修道士達は死亡した後で、デベルザックは絶望する。 そこで、枢機卿が語っていた古書”クラヴィス・サロモニス・レジス”を見つけたデベルザックは、アンナの前で祈祷を始める。 アンナが魔女ではないことに気づいたデベルザックは、悪魔祓いに切り替える。 恐ろしい悪魔に姿を変えたアンナは檻を破壊し、ベイメンらを叩きのめす。 その後ベイメンは、カイを帰そうと説得するが、それを拒む彼を騎士として認める。 悪魔が魔女に姿を変え、最初から修道院に来るのが目的だったことに気づいたベイメンは、古書を狙っていたと考える。 デベルザックは、書が悪魔に渡れば、世界が闇に包まれることを知る。 悪魔は、死んだ修道士にのり移り、ベイメンらに襲い掛かり、フェルソンは傷を負ってしまう。 デベルザックは殺され、ベイメンを助けようとしたフェルソンも焼き殺されてしまう。 カイが書を読み悪魔祓いを続け、ベイメンらは痛めつけられながらも悪魔を葬り去ることに成功する。 瀕死のベイメンは、正気に戻ったアンナを守るようカイに伝えて息を引き取る。 アンナとカイは、ベイメンらを埋葬し、古書を持参してその場を去る。 その後ペストは去り、アンナはベイメンらのことについてをカイから聞き人々に語り継ぐ。
...全てを見る（結末あり）
＊(簡略ストー リー)
十字軍の騎士ベイメン・フォン・ブレイブルクとフェルソンは、戦いと殺戮の日々に疑問を抱き戦場を去るが、世の中でペストが蔓延していることを知る。
その後、脱走兵だと知られた二人は捕らえられ、ペストで苦しむダンブロワーズ枢機卿の元に連れて行かれる。
ペストが、捕らえた魔女の呪いだと考える枢機卿は、その女アンナを、セブラックの修道院に護送する役目をベイメンに依頼する。
修道院にある古書の祈祷で、魔女の魔力を失わせ、ペストを撲滅できるということだった。
教会の考えに、再び従う気のないベイメンはそれを断る。
しかしベイメンは、魔女とは思えないアンナに、正当な裁判を受けさせることを条件に、それを引き受ける。
ベイメンは、フェルソンの他、騎士エッカートと神父のデベルザック、そして難所を旅したことのある詐欺師ハガマーを加え、途中、枢機卿の従者で無謀な青年カイを仲間に加え、アンナを護送する危険な旅に出発するのだが・・・。
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話は単純で、魔女と疑われた女の護送の旅を描く物語なのだが、それが魔女ではなく・・・
というのが期待の内容だったのだが、何を思ったか、ご丁寧な邦題で、ネタをバラしてしまったということが、世間で話題にもなった作品。
そのようなことで、恐ろしい姿の悪魔もそれほどの迫力もなく、物静かに勇敢な騎士を無難に演じたニコラス・ケイジの熱演もやや空振り的な、物足りなさが残る作品でもある。
ニヒルなニコラス・ケイジと、いかにも豪傑タイプの厳ついロン・パールマンの組み合わせは悪くはない。
＊ニコラス・ケイジは、ラジー賞2部門にノミネートされてしまった。
「60セカンズ」（2000）以来11年ぶりとなる、ドミニク・セナとニコラス・ケイジのコンビに期待がかかったが、北米興行収入は約2500万ドルに留まり、全世界でも約9200万ドルという結果に終わってしまった。
魔女、そしてそれに扮していた悪魔の存在を恐れる神父スティーヴン・キャンベル・ムーア、悪魔に憑かれていた若い娘のクレア・フォイ、詐欺師スティーヴン・グレアム、騎士ウルリク・トムセン、枢機卿の従者ロバート・シーハン、そして、90歳間近のクリストファー・リーが枢機卿役で共演している。