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ラッシュアワー Rush Hour (1998)

ジャッキー・チェンハリウッドで認められるきっかけとなる大ヒットシリーズの第1作。
監督ブレット・ラトナー、共演 クリス・タッカートム・ウィルキンソンマーク・ロルストンエリザベス・ペーニャ他。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:ブレット・ラトナー

製作総指揮:ジェイ・スターン
製作
ロジャー・バーンバウム

アーサー・M・サルシキアン
ジョナサン・グリックマン
脚本
ジム・コーフ

ロス・ラマンナ(キャラクター)
撮影:アダム・グリーンバーグ

編集:マーク・ヘルフリッチ
音楽:ラロ・シフリン

出演
ジャッキー・チェン:リー
クリス・タッカー:ジェームズ・カーター
トム・ウィルキンソン:トーマス・グリフィン/ジュンタオ
ケン・レオン:サン
マーク・ロルストン:ウォーレン・ラス特別捜査官
ツィ・マー:ハン領事
エリザベス・ペーニャ:タニア・ジョンソン
フィリップ・ベイカー・ホール:ウィリアム・ディール警部
ジュリア・スー:スー・ヤン・ハン
レックス・リン:ダン・ホイットニー捜査官
クリス・ペン:クライヴ・コッド

アメリカ 映画
配給 ニュー・ライン・シネマ
1998年製作 97分
公開
北米:1998年9月18日
日本:1999年1月23日
製作費 $33,000,000
北米興行収入 $141,153,690
世界 $244,386,860


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
香港
警部補リー(ジャッキー・ チェン)は、ジュンタオ率いる国際犯罪組織から、中国の歴史的美術品を回収することに成功するが、ジュンタオの手下サン(ケン・ レオン)を取り逃がしてしまう。

香港警察のトーマス・グリフィン警視長(トム・ ウィルキンソン)は、ロサンゼルス中国領事として現地に赴くハン(ツィ・ マー)の送別会で挨拶する。

そこに、リーがジュンタオの組織壊滅と美術品回収に成功したとの報告が入り、ハンやグリフィンはそれを喜ぶ。

2ヵ月後。
ロサンゼルス市警のジェームズ・カーター(クリス・ タッカー)は、”C4”(爆薬)を売りさばこうとするクライヴ・コッド(クリス・ ペン)を、おとり捜査で逮捕しようとしていた。
...全てを見る(結末あり)

そこに、パトロール警官が現れて、2人に銃を向けたために、クライヴは逃走し、カーターは、車を銃撃して爆発が起きてしまう。

そして、車から飛び降りたクライヴはカーターに逮捕される。

ロサンゼルス中国領事館。
ハンは娘のスー・ヤン(ジュリア・スー)を学校に送り出すが、彼女は警官に扮したサンに誘拐されてしまう。

FBIの特別捜査官ウォーレン・ラス(マーク・ロルストン)と部下のダン・ホイットニー(レックス・リン)は、直ちにその件をハン領事に知らせる。

ハンは、香港時代から気心知れている、リーを呼び寄せることにする。

ラスは外部からの捜査協力を嫌い、市警から刑事を一人派遣させ、リーのお守役をさせようとする。

FBIからの依頼を受けたウィリアム・ディール警部(フィリップ・ベイカー・ホール)は、厄介払いするようにカーターを派遣することにする。

カーターは署内のトラブルメーカーで、同僚や上司ディール警部は頭を悩ませていたのだった。

FBIの捜査に加われたカーターは張り切るが、ラスから、 リーの護衛が仕事だと聞かされショックを受ける。

仕方なくカーターは、香港から到着したリーを出迎えるが、早くもディール警部に電話を入れて弱音を吐く。

それを聞いていた、同僚のタニア・ジョンソン(エリザベス・ペーニャ)らには大受けで、カーターは、彼女にからかわれてしまう。

英語も話せそうもないリーを相手に、周囲からも馬鹿にされて憤慨するカーターは、単独で事件を解決しようとする。

カーターは早速、情報を入手しようとするが、リーが逃亡してしまい、彼を追跡して捕まえる。

リーが英語が話せることを知ったカーターは、ガサ入れの手本を見せようと情報屋の元に向かうが、実は相手はいとこだった。

その後、カーターが買い物をしている間に、リーは領事館に向かい、建物に侵入してしまう。

ハンの前に現れたリーは、ラスらに事情を説明し、戻ってきたカーターを協力者だと言って領事に紹介する。

そこに、サンから身代金5000万ドルの要求が入り、その電話をカーターが受けてしまい、しゃべり過ぎが幸いして、FBIが逆探知して現場に踏み込む。

リーは罠だと主張するが、ラスは建物内を調べさせ、サンが逃亡したことが分かり、その直後に取引現場は爆破されてしまう。

リーは現場から逃げるサンを見つけ、カーターと共に追い詰めるものの逃げられてしまう。

カーターとリーは、爆発物処理班のタニアに、現場で見つけた起爆装置を見せ、それが”C4”に使われるものだと知る。

刑務所のクライヴに会い、起爆装置を売った相手を聞き出そうとするが、彼は答えようとしない。

誘拐された領事の娘スー・ヤンを、我が子のように可愛がっていたリーは、今回の捜索には、ただならぬ思いで挑んでいたのだった。

それをクライヴに伝えたリーは、彼から相手がジュンタオだと知らされ、チャイナタウンの中華レストランに向かう。

その頃、ハンは身代金を用意し、サンから、カーターらが向かった店と同じ場所に現金を運ぶよう指示される。

カーターとリーは別々に店に入るが、それに気づいたサンに命令を下していたジュンタオは、グリフィンだった。

ジュンタオに会おうとしたカーターを呼んだサンは、彼を痛めつけようとする。

そこにリーが押し入ってきて、彼とカーターは乱闘と銃撃戦の末にその場を脱出する。

現金を持ったハンやラスらがその場に到着し、領事館に戻ったカーターとリーは捜査から外されてしまう。

カーターはリーをかばおうとするが、サンからの電話で、身代金は7000万ドルに吊り上げられてしまう。

無念のリーは香港に戻されることになり、カーターは責任を感じ、タニアの協力でハンの行動予定を知る。

グリフィンは領事館に向かい、事件を解決するためジュンタオに身代金を渡すように助言する。

ロサンゼルス国際空港”に向かったカーターは、リーを連れ戻し、タニアと共に中国フェア会場に乗り込む。

カーターはハンに寄り添うグリフィンを見て、チャイナタウンの中華レストランで見かけた男だとリーに伝える。

爆弾テロがあると言って騒ぎを起こし、来場者を会場から避難させたたカーターだったが、ウエイターに扮したサンがグリフィンに起爆装置を渡す。

それを見たリーは、グリフィンがジュンタオだと確信するが、彼は”C4”の起爆装置を手に、スー・ヤンを爆死させると脅しをかける。

スー・ヤンを見つけたカーターは、彼女を連れて会場に向かい、自分達も危険にさらされたグリフィンは、起爆装置を作動することができなくなる。

銃撃戦が始まり、リーはスー・ヤンの爆弾をタニアに外させようとするが、その隙にグリフィンはラスらを銃撃して現金を奪う。

タニアは爆弾を外し、リーは現金を持ってヘリコプターで逃亡しようとするグリフィンを追う。

カーターは、残った現金を奪い逃げようとするサンを追い詰めて射殺し、グリフィンを倒したリーを助ける。

そして、リーはハンとスー・ヤンに感謝される。

カーターは、ラスからFBIに誘われるが、それを断りリーと共に休暇で香港に向かう。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「ラッシュアワー」(1998)
・「ラッシュアワー2」(2001)
・「ラッシュアワー3」(2007)

*(簡略ストー リー)
ロサンゼルス
中国領事となったハンの娘スー・ヤンが、国際犯罪組織を率いるジュンタオの手下サンに誘拐される。
FBI捜査官ラスらは、直ちに捜査を始めるが、ハンは、香港時代から気心の知れているリー警部補呼び寄せる。
外部の協力を嫌うラスは、リーの子守役として、ロサンゼルス市警のカーターを彼につける。
しかし、カーターは独自の捜査を初めてしまい、リーも我が子のように可愛がっていたスー・ヤンを救おうとする。
しかし、2人の行動は空回りして騒動を引き起こしてしまい、捜査から外されてしまう。
責任を感じたカーターは、帰国しようとしていたリーを呼び戻し、事件の解決に挑むのだが・・・。
__________

コメディと派手なアクションを巧みに組み合わせた、ブレット・ラトナー快心の痛快作で、見応えある作品に仕上がっている。
特に特撮や物量というよりも、生身の肉体を使ったアクションが迫力十分。

北米興行収入は約1億4100万ドル、全世界では約2億4400万ドルのヒットとなった。

香港映画「燃えよドラゴン」(1973)を髣髴させる、同作も担当したラロ・シフリンの音楽も印象的。

完全に羽目を外しているクリス・タッカーに対して、生真面目な刑事という雰囲気で登場する
ジャッキー・チェンは、相変わらず軽快な身のこなしと切れのいいアクション、そして時々見せるユーモアで実にいい味を出している。

能天気なクリス・ タッカーの、仕草やジョークも最高に可笑しく、人情味もあり、好感度の高いタフガイを見事に演じている。

領事の知人ながら、犯罪組織の黒幕だったトム・ウィルキンソン、その手下で殺し屋ケン・レオン、カーター(C・タッカー)を煙たがるが、命を救われ彼をFBIに誘う捜査官のマーク・ロルストン、娘(ジュリア・スー)を誘拐される中国領事ツィ・マー、カーター(C・タッカー)の同僚である爆破処理班のエリザベス・ペーニャ、警部のフィリップ・ベイカー・ホール、捜査官レックス・リン、そして爆弾の密売屋クリス・ペンなどが共演している。


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