同僚に殺された刑事が悪霊を捕える組織”R.I.P.D.”のエージェントとして相棒と共に戦う姿を描く、監督ロベルト・シュヴェンケ、主演ジェフ・ブリッジス、ライアン・レイノルズ、メアリー=ルイーズ・パーカー、ケビン・ベーコン、ステファニー・ショスタク他共演のSFアクション・コメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロベルト・シュヴェンケ
製作
ニール・H・モリッツ
マイク・リチャードソン
マイケル・フォトレル
製作総指揮
オリ・マーマー
ライアン・レイノルズ
ジョナサン・コマック・マーティン
デヴィッド・ドブキン
キース・ゴールドバーグ
ピーター・M・レンコフ
原作
”Rest in Peace Department”
ピーター・M・レンコフ
ルーカス・マランゴン
原案
デヴィッド・ドブキン
フィル・ヘイ
マット・マンフレディ
脚本
フィル・ヘイ
マット・マンフレディ
撮影:アルヴィン・H・クーフラー
編集:マーク・ヘルフリッチ
音楽:クリストフ・ベック
出演
ロイシーファス”ロイ “パルシファー:ジェフ・ブリッジス
ニック・ウォーカー:ライアン・レイノルズ
ミルドレッド・プロクター:メアリー=ルイーズ・パーカー
ボビー・ヘイズ:ケビン・ベーコン
ジュリア・ウォーカー:ステファニー・ショスタク
オパール・パヴレンコ/ロイスファス”ロイ “パルシファーのアバター:マリサ・ミラー
ジェリー・チェン/ニック・ウォーカーのアバター1:ジェームズ・ホン
プラスキー:デヴィン・ラトレイ
スタンリー・ノーウィッキー:ロバート・ネッパー
エリオット:マイク・オマリー
マーフィー巡査:ラリー・ジョー・キャンベル
ガールスカウト/ニック・ウォーカーのアバター2:パイパー・マッケンジー・ハリス
悪霊の声:トビー・ハス/マイク・ジャッジ/ジョン・オルソン
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2013年製作 96分
公開
北米:2013年7月19日
日本:2013年10月18日
製作費 $130,000,000
北米興行収入 $33,618,860
世界 $78,324,200
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ボストン市警のニック・ウォーカー巡査部長(ライアン・レイノルズ)は数日前に”R.I.P.D.”となり、相棒のロイシーファス”ロイ “パルシファー(ジェフ・ブリッジス)と共に悪霊プラスキー(デヴィン・ラトレイ)を追う。
3~4日前。
勤務中に相棒のボビー・ヘイズ警部補(ケビン・ベーコン)と金塊を発見したニックは、それを分けて隠していた。
ニックは、自分の取り分を庭のオレンジの木の苗木の下に埋める。
翌朝ニックは、妻のジュリア(ステファニー・ショスタク)と、突然、裏庭に生えた木について話をする。
豊かな生活をすることも話したニックは、夫婦二人で暮らせるだけで幸せだと言う彼女の言葉を嬉しく思う。
その後、仕事の前にボビーから金塊のことを訊かれたニックは、埋めたと答える。 押収した証拠品として金塊を届け出るつもりだと言うニックは、納得しないボビーに、ジュリアの顔を見て気が変わったことを伝えて、考えを変えない。 その通りだと言って、貧乏生活を選ぶとニックに伝えたボビーは、彼と共にヤクの売人ガルザの取引現場に向かう。 ある建物に突入したニックは銃撃戦になり、金塊が必要だと言うボビーに撃たれ、落下して死亡する。 意識が戻ったニックは、時間が止まっていることに気づき、上空の雲の渦の中に向かって上昇する。 ある部屋に着いたニックは、責任者のミルドレッド・プロクター(メアリー=ルイーズ・パーカー)から説明を受ける。 殉職したと言われたニックは、神の審判を受けるか、”R.I.P.D.”エージェントになるか問われる。 ミルドレッドから、神判を逃れてこの世に隠れている悪霊たちを、あの世に連れ戻すのが仕事だと言われたニックは、任期は100年で任地はボストンであることを知らされて納得する。 左胸に焼き印をされたニックは、分署に案内される。 ミルドレッドから相棒のロイを紹介されたニックは、彼と共に街に向かう。 ロイと墓地に向かい、自分の葬儀を見せられたニックは、ボビーがジュリアを気遣い抱きしめる姿を見つめる。 ジュリアに駆け寄ったニックは、自分に気づかない彼女に追い払われ、ボビーに襲い掛かろうとするものの、同僚たちに制止される。 ロイから、他人からは別人に見えると言われたニックは、自分が中国人の老人ジェリー・チェン(ジェームズ・ホン)であることを知らされる。 ロイが美女のオパール・パヴレンコ(マリサ・ミラー)だったために、ニックは不公平だと思う。 南北戦争当時の連邦保安官である元北軍兵のロイは、それをニックに話し、ある悪霊を捕えに行く。 ロイとニックは、悪霊の疑いがあるスタンリー・ノーウィッキー(ロバート・ネッパー)の部屋に向かい尋問する。 正体を現したスタンリーに抵抗されたロイとニックは、窓を突き破り逃げた彼を追い飛び降りる。 ニックに殴られたスタンリーは金塊を吐き出し、ロイに始末されて姿を消す。 自分を評価するロイが、会った時からしゃべり通しであることに腹を立てたニックは、彼を通過するバスに投げ飛ばす。 バスに衝突して轢かれたロイは、自慢のテンガロンハットが吹き飛んでしまったために嘆く。 署に戻ったロイとニックは、ミルドレッドから悪霊の大群が現れたことを知らされる。 金塊を証拠品として提出したニックは、その件を詳しく調べることを考え、ロイに情報屋を紹介してもらうことになる。 ”フェンウェイ・パーク” エリオットが金塊を持って誰かに接触すると考えたニックは、ロイと共に彼を監視する。 現われたボビーに、エリオットが金塊を渡す様子を確認したニックとロイは、彼を尾行する。 自分の家に着いたニックは、ロイから、ボビーとジュリアが関係していると言われたために、様子を見に行く。 ジュリアにニックが何かを埋めたか確認したボビーは、裏庭のオレンジの木の下の金塊を見つける。 ニックが盗んだことを知ったジュリアは驚き、その様子を見ていたロイは、この件を話さなかったニックを責める。 ボビーは、ショックを受けるジュリアに、自分に任せてほしいと伝える。 ロイから説明を求められたニックは、押収した証拠品を盗んだが、被害者は誰もいないと伝える。 悪霊が金塊を持っていた理由は分からないと言うニックは、ロイと共に金塊を運ぶボビーを追う。 ある場所に向かったボビーは、現れた悪霊のプラスキーに金塊の入ったケースを渡す。 プラスキーを尾行して捕らえ、金塊を何に使うか問い詰めたロイとニックは、悪霊に姿を変え巨大化した彼に逃げられる。 その場を混乱させながら金塊を奪ったロイとニックは、プラスキーには逃げられる。 署に戻ったロイとニックは、悪霊を逃がし騒ぎを起こしたことで、ミルドレッドに非難される。 金塊が”ジェリコの塔”の一部だと分かったことをロイとニックに伝えたミルドレッドは、塔を使い人間界に戻れるため、悪霊がそれを復活させようとしていると二人に説明する。 残りの金塊を探すよう指示したミルドレッドは、二人に停職処分を言い渡し、明日までに解決できなければ消去されることをニックに伝える。 ロイと別れてジュリアに会ったニックは、自分だと伝えるものの信じてもらえなかった。 話し合ったロイとニックは、捜査を続けることで意見が一致する。 翌日、ボビーに電話をしたジュリアは、葬儀で話しかけた来た中国人に再び会い、ニックのような気がしたことを伝える。 ジュリアをランチに誘い電話を切ったボビーは、ロイとニックが現れたことに気づく。 オパール(ロイ)を招き入れたボビーは、裏口から侵入したチェン(ニック)に銃を向けられ、その場を破壊しようとする。 ジェリコの塔の一部と思われる金塊を奪ったロイとニックは、悪霊だったボビーを逮捕して署に向かう。 金塊を保管させたロイは、一緒に没収した装置がガラクタ扱いされ、先に没収されたものと合体して作動したことに気づかない。 異変に気づいたニックはロイにそれを伝えるが、装置がその場をフリーズさせる。 わざと捕まったボビーは、悪霊の仲間たちと共に金塊を奪いその場から逃げる。 フリーズが解除されたロイとニックは彼らを追う。 ボビーからの連絡を受けたプラスキーは、塔を組み立て始める。 ロイとニックは悪霊を次々と倒すものの、渦巻きが発生して街を破壊し始める。 ボビーは、同僚が連れて来たジュリアの前で悪霊に姿を変える。 車で走行するロイとニックは、襲いかかってきたプラスキーを倒す。 塔を完成させたボビーは、ジュリアを生贄にしようとするが、そこにロイとニックが現れる。 ジュリアを傷つけたボビーは、襲いかかってきたニックと戦う。 ロイが塔を破壊し、上空から降りようとした悪霊の大群は元に戻り渦巻きは消滅し、ニックはボビーを倒す。 ニックは、瀕死のジュリアが死を望み、自分といることを選ぼうとしていることを知り、彼女を励まし元に戻るようにと伝える。 病院で目覚めたジュリアの無事を確認したミルドレッドは、それをニックに伝える。 ミルドレッドは、ニックの注意処分、ロイは懲罰で53年の任期延長を言い渡す。 納得いかないロイだったが、ミルドレッドからテンガロンハットを渡されて満足する。 ロイから新しい外観を知らされたニックは驚く。 ガールスカウトの少女(パイパー・マッケンジー・ハリス)に姿を変えたニックは、オパールと共に任務に戻る。
...全てを見る(結末あり)
ロイの情報屋である、スコアボード係の悪霊エリオット(マイク・オマリー)の元に連れて行かれたニックは、金塊を見せるもののガラクタだと言われ、それを渡してその場を去る。
*(簡略ストー リー)
ボストン市警のニック・ウォーカー巡査部長は、相棒のボビーと共に押収した証拠品の金塊を盗むものの、届け出ることにする。
納得できないボビーは、事件現場でニックを殺し、金塊を手に入れようとする。
意識が戻ったニックは、上空の渦の中に吸い込まれる。
悪霊を捕える組織”R.I.P.D.”の責任者ミルドレッドから説明を受けてエージェントとなったニックは、南北戦争時代の連邦保安官ロイシーファス”ロイ “パルシファーの相棒となり任務に就くのだが・・・。
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ピーター・M・レンコフとルーカス・マランゴンによる、”ダークホースコミックス”が出版するコミック”R.I.P.D./Rest in Peace Department”を基に製作された作品。
同僚に殺された刑事が、悪霊を捕える組織”R.I.P.D.”のエージェントとなり、古風な相棒と共に戦う姿を描くSFアクション・コメディ。
死後の世界で、悪霊捕獲を任務とする組織のエージェントが、地上では混乱を避けるために別人に見えるというアイデアなどはなかなか面白い。
登場人物や内容などが「メン・イン・ブラック」(1997)に似ていることが気になり、それを良しとするか否かで賛否が分かれるかも・・・。
悪霊捕獲エージェント・コンビを演ずる、ジェフ・ブリッジスとライアン・レイノルズの熱演と掛け合いが愉快に描かれ、1億3000万ドルをかけた迫力あるアクション映像と特撮などは楽しめるが、批評家からは酷評され、北米興行収入は約3400万ドル、全世界でも約7800万ドルに留まる結果に終わった。
死後の世界の悪霊捕獲組織”R.I.P.D.”の責任者メアリー=ルイーズ・パーカー、仲間である悪霊を地上に呼ぶための計画を実行する刑事に扮するケビン・ベーコン、ニック(ライアン・レイノルズ)の妻ステファニー・ショスタク、ロイ(ジェフ・ブリッジス)のアバターであるセクシー美女マリサ・ミラー、ニックのアバターである中国人の老人ジェームズ・ホン、巨体の悪霊デヴィン・ラトレイ、金塊を飲み込んでいた悪霊ロバート・ネッパー、悪霊であるロイの情報屋マイク・オマリー、巡査のラリー・ジョー・キャンベル、ニックの二度目のアバターでガールスカウトの少女パイパー・マッケンジー・ハリス、悪霊の声トビー・ハス、マイク・ジャッジなどが共演している。