牧場主となった女性に雇われた牧童が町を支配する権力者に対抗する姿を描く、監督アンドレ・ド・トス、主演ジョエル・マクリー、ヴェロニカ・レイク、ドン・デフォー、ドナルド・クリスプ、プレストン・フォスター他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:アンドレ・ド・トス
製作:ハリー・シャーマン
原作:ルーク・ショート
脚本
ジャック・モフィット
C・グレアム・ベイカー
セシル・クレイマー
撮影:ラッセル・ハーラン
編集:シャーマン・A・ローズ
音楽:アドルフ・ドイッチ
出演
デイヴ・ナッシュ:ジョエル・マクリー
コニー・ディッカソン:ヴェロニカ・レイク
ビル・シェル:ドン・デフォー
ジム・クルー保安官:ドナルド・クリスプ
フランク・アイヴィー:プレストン・フォスター
ローズ・リーラン:アーリーン・ウェラン
ベン・ディッカソン:チャールズ・ラグルズ
レッド・ケイツ:ロイド・ブリッジス
カーリー:ネスター・パイヴァ
エド・バーマ:レイ・ティール
ジョージ・スメドレー:ハウスリー・スティーヴンソン
リンク・トーマス:ロバート・ウッド
ウォルト・シップリー:イアン・マクドナルド
ヴァージ・リー:ウォーリー・カッセル
パークス夫人:サラ・パデン
ベイリー:トレバー・バーデット(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1947年製作 95分
公開
北米:1947年5月2日
日本:1953年2月4日
製作費 $2,000,000
■ ストーリー ■
牧童のデイヴ・ナッシュ(ジョエル・マクリー)は、雇い主である牧場主ベン・ディッカソン(チャールズ・ラグルズ)の娘コニー(ヴェロニカ・レイク)を町に送る。
保安官のジム・クルー(ドナルド・クリスプ)と話したデイヴは、今回の件に関わらない方がいいと忠告される。
町の権力者フランク・アイヴィー(プレストン・フォスター)は、協力者のベンの娘コニーと結婚する予定だった。
しかし、父の考えに背いたコニーは、羊飼いのウォルト・シップリー(イアン・マクドナルド)と婚約した。
デイヴは、コニーから協力を求められるものの、それを断る。
アイヴィーがウォルトを町から追い出したために憤慨したコニーは、自分にアイヴィーを押し付けようとした父ベンを批判して罵倒する。
裁縫師のローズ・リーラン(アーリーン・ウェラン)を訪ねたデイヴは、行方をくらました友人ビル・シェル(ドン・デフォー)のことを気にする。
妻子を亡くしたデイヴは、ローズに恋心を抱いていた。
翌日デイヴは、迎えに行ったコニーから、牧場は譲るというメモを残しウォルトが町を去ったことを知らされる。
アイヴィーと父に仕返しすることを考えるコニーは、牧場の運営をデイヴに任せようとするものの断られる。
父と共に牧場に戻ることを拒んだコニーは、放浪の旅に出ると言うデイヴに、いつでも雇うと伝えてその場を去る。
酒場でアイヴィーの手下レッド・ケイツ(ロイド・ブリッジス)に侮辱されたデイヴは、彼を叩きのめす。
アイヴィーに脅されたデイヴは、考えを変えてコニーの牧場に向かい、彼女に協力しようとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
ハンガリー出身のアンドレ・ド・トスが監督し、主演はジョエル・マクリー、ヴェロニカ・レイク、ドン・デフォー、ドナルド・クリスプ、プレストン・フォスターなどが共演した作品。
牧場主となった女性に雇われた牧童が、彼女と共に町を支配する権力者に対抗する姿を描く西部劇。
妻子を亡くした主人公を演ずるジョエル・マクリーは、心の傷を背負いどこか影のある牧童を物静かに演じ、彼と共演作もあるヴェロニカ・レイクが、いつもと違う雰囲気で、自立する気の強い牧場主の娘を演じている西部劇ということが興味深い作品。
*ヴェロニカ・レイクとアンドレ・ド・トスは当時、夫婦だった。
主人公とヒロインに協力する友人で、強引な方法で事態に対処するドン・デフォー、保安官のドナルド・クリスプ、主人公らに対抗する町の権力者プレストン・フォスター、主人公が惹かれる裁縫師のアーリーン・ウェラン、コニー(ヴェロニカ・レイク)の父親で、権力者側につく牧場主チャールズ・ラグルズ、アイヴィー(プレストン・フォスター)の手下ロイド・ブリッジス、レイ・ティール、彼を射殺したビル(ドン・デフォー)の正当防衛を主張する町民ハウスリー・スティーヴンソン、ヒロインの部下ネスター・パイヴァ、ロバート・ウッド、トレバー・バーデット、ヒロインと婚約するものの町から追い出されるイアン・マクドナルド、アイヴィーの手下ウォーリー・カッセル、主人公らに協力する婦人サラ・パデンなどが共演している。