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懲罰大陸★USA Punishment Park (1971)

ベトナム戦争が激化する中、逮捕された反戦運動家など主に若者が人間狩りの標的にされる姿を描く、監督、脚本、編集ピーターワトキンス、出演カーメン・アルジェンツィアノ他共演の疑似ドキュメンタリー・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ピーターワトキンス
製作:スーザンマーティン
脚本:ピーターワトキンス
撮影
ジョアン・チャーチル
ピーター・スモークラー
編集
テリー・ホーデル
ピーターワトキンス
音楽:ポール・モチアン

出演
ホーガー:マーク・キーツ
ジャーゲンス夫人:グラディス・ゴールデン
ハリス上院議員:サンフォード・ゴールデン
ハズレット教授:ジークムント・リッチ
キーガン:ジョージ・グレゴリー
ナンシー・スミス:キャサリン・クイトナー
ジェイ・カウフマン:カーメン・アルジェンツィアノ
メアリー・エレン・ミッチナー:メアリー・エレン・クラインホール
チャールズ・ロビンズ:スタンフォード・アームステッド
被告:パトリック・ボーランド
被告:ケント・フォアマン
被告:ルーク・ジョンソン
被告:スコット・ターナー
法廷のメンバー:ノーマン・シンクレア
法廷のメンバー:ポール・ローゼンスタイン

アメリカ 映画
配給 Project X Distribution
1971年製作 88分
公開
北米:1971年6月20日
日本:2015年8月29日
製作費 $95,000


ストーリー
1970年。
ベトナム戦争が激化し、ニクソン大統領はカンボジアへの極秘爆撃を決定した。
反戦運動が高まり、大統領は、1950年に制定された”マッカラン国内治安法”に基づき非常事態を宣言する。
これにより連邦当局は、国内の治安を乱すと判断された人物を拘束することが認めらる。
反戦及び公民権運動家、フェミニスト、兵役拒否者、共産党員など主に若者が逮捕され、地域住民により構成された臨時法廷で裁かれることになる。
連邦、州共に刑務所の収容人数は限界に達し、有罪判決を受けた者は、刑期か”懲罰公園”で3日間過ごすかの選択を迫られる・・・。


解説 評価 感想

1966年に公開された疑似ドキュメンタリー「The War Game」でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したピーターワトキンスが、脚本と編集を兼ねて監督した作品。

ピーターワトキンスは、アマチュア俳優の起用やアドリブなどでドキュメンタリーとしてのリアリズムを追及し、その点では非情に評価が高い作品。

また、役者同士の会話を制限したために、撮影現場では演出と真実の見分けがつかなくなり大混乱になったケースもあった。

アメリカ国家及び社会に対する問題提起であり、共産主義的とも言われた本作は批判され、ハリウッドが配給を拒んだ問題作でもある。

上記のように、殆どアマチュア役者が演じる中で、カーメン・アルジェンツィアノが被告の若者の1人を演じている。


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