大学を卒業し就職に失敗した女性が奮闘して自分を見つめ直す姿を描く、製作アイヴァン・ライトマン、主演アレクシス・ブレデル、ザック・グリフォード、マイケル・キートン、ロドリゴ・サントロ、キャロル・バーネット、J・K・シモンズ他共演、監督ヴィッキー・ジェンソンによるロマンチック・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ヴィッキー・ジェンソン
製作総指揮:トム・ポロック
製作
アイヴァン・ライトマン
ジョー・メジャック
ジェフリー・クリフォード
脚本:ケリー・フレモン
撮影:チャールズ・ミンスキー
編集:デイナ・コンドン
音楽:クリストフ・ベック
出演
ライデン・マルビー:アレクシス・ブレデル
アダム・デイヴィス:ザック・グリフォード
ウォルター・マルビー:マイケル・キートン
デヴィッド・サンチャゴ:ロドリゴ・サントロ
カーメラ・マルビー:ジェーン・リンチ
モリーン・マルビー:キャロル・バーネット
ハンター・マルビー:ボビー・コールマン
ロイ・デイヴィス:J・K・シモンズ
ジェシカ・バード:キャサリン・ライトマン
アメリカ 映画
配給フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
2009年製作 88分
公開
北米:2009年8月21日
日本:未公開
製作費 $15,000,000
北米興行収入 $6,380,020
世界 $6,414,730
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
大学を優秀な成績で卒業したライデン・マルビー(アレクシス・ブレデル)は、大手出版社に採用がほぼ決まり希望に燃える。
幼馴染のアダム・デイヴィス(ザック・グリフォード)や陽気で風変わりな父ウォルター(マイケル・キートン)、母(カーメラジェーン・リンチ)、祖母モリーン(キャロル・バーネット)らの前でそれを発表して、ライデンは早々と住居まで決めてしまう。
アダムの運転で出版社に向かう途中、事故に遭ってしまったライデンは、何とか面接に間に合うが、学生時代のライバル、ジェシカ・バード(キャサリン・ライトマン)に採用枠を奪われてしまう。
ライデンは、結局、新居への移転もなくなり、仕方なく実家に戻ることになるものの、家族はそれを歓迎する。 その後、ライデンは就職先を探すがどこも採用に至らず、挙句の果てに父ウォルターの始める、怪しいバックル販売事業に誘われる。 その頃、スーパーマーケットを経営する父親ロイ(J・K・シモンズ)と暮らすアダムは、コロンビア大学の法科に合格するが、好きな音楽に未練があり進路を決めかねていた。 希望が高すぎるとウォルターに助言されたライデンは、彼の勤める鞄店で働いてみるが、すぐにそれを辞めてしまう。 そんな時ウォルターが、直したライデンの車で、隣人デヴィッド・サンチャゴ(ロドリゴ・サントロ)の飼い猫を轢き殺してしまう。 デヴィッドに謝罪したウォルターは、彼と家族とで猫を埋葬する。 ライデンもデヴィッドに謝罪するが、彼女は朝食に誘われる。 CMディレクターだという、デヴィッドの家に招かれたライデンは、彼の仕事を手伝うことになる。 心が通った二人は、その場で愛し合おうとするが、現れたウォルターら家族にそれを見られてしまう。 それを許せるわけもないウォルターは、ライデンにデヴィッドと会うことを禁ずる。 ライデンの仕事の初日、デヴィッドは自分の考えが通らず仕事を辞めてしまう。 デヴィッドとライデンは、気分転換にドライブや浜辺でのひと時を楽しむ。 しかし、ライデンはアダムのライブの約束を忘れてしまい、親友以上の関係になることを願っていた彼に見限られてしまう。 その直後、ウォルターがバックルの故買で逮捕されてしまい、母親モリーンが仕方なく保釈金の1万5000ドルを払い彼は釈放される。 そんな時ライデンは、ジェシカがクビになったために、出版社に就職できることになる。 しかしライデンは、アダムに許してもらえず、手放しで喜ぶ気にはなれなかった。 何とかアダムに許してもらったライデンだったが、彼は素っ気無い言葉で、コロンビア大学に進むことだけを伝える。 出版社で働き始めたライデンは、精力的に仕事をこなす。 ある日ライデンは、デヴィッドが故郷のブラジルに帰ることを知らされ、仕事だけが人生ではないとも言われる。 翌日ライデンは、弟ハンター(ボビー・コールマン)が出場するボックス・カーレースの応援に家族と共に向かう。 ハンターは見事に優勝し、家族は共にそれを喜び合う。 そんな、奔放な家族の姿を見たライデンは、アダムが恋しくなり、仕事を辞めニューヨークに行く決心をする。 父ウォルターに励まされた、家族に別れを告げたライデンは旅立つ。 ニューヨーク。 しかし、その女性が寮の係だと分かり、二人は互いの愛を確かめ合う。 そして、家族はライデンに会いにニューヨークに向かうことになる。
...全てを見る(結末あり)
アダムの部屋を訪ねたライデンは、苦しい胸の内を伝えるが、そこに女性がいたために、その場を立ち去る。
*(簡略ストー リー)
ライデン・マルビーは、優秀な成績で大学を卒業したものの、採用確実と思っていた大手出版社の採用枠を、学生時代のライバルに奪われてしまう。
仕方なくライデンは実家に帰り、幼馴染のアダムや家族に励まされながら、就職活動に明け暮れる。
陽気で風変わりな父ウォルターは、娘の行動を温かく見守るのだが、インチキ事業に誘ったりもする。
そんなライデンは、隣人のCMディレクターで、魅力的なデヴィッドに出会う。
そして、ライデンはデヴィッドのアシスタントに誘われて、二人は急速に惹かれ合うのだが・・・。
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20代後半には見えない、あどけなさも残るヒロインのアレクシス・ブレデルのキュートな魅力が注目の作品。
内容は、学業は優秀だが、世間を知らない未熟な女性の成長奮闘記という単純なもので、特に新鮮味もない平凡な作品でもある。
魅力的なキャストということもあり、拡大公開にステップアップしたのだが評判は上がらず、結局、興行収入は、全世界でわずか600万ドル強に終わってしまった作品。
*製作費1500万ドル
脇役に徹しているものの、意外にもマイケル・キートンやベテランのキャロル・バーネットが、全編に渡り活躍するのが、ファンとしては非常に嬉しい。
結局は、キャリアよりも友人や家族に支えられることを選ぶヒロインのアレクシス・ブレデル、彼女の心の支えとなる幼馴染のザック・グリフォード、主人公の父を彼らしく怪演するマイケル・キートン、魅力的な隣人のロドリゴ・サントロ、主人公の母ジェーン・リンチ、祖母のキャロル・バーネット、弟のボビー・コールマン、アダム(Z・グリフォード)の父親J・K・シモンズ、製作にも参加するアイヴァン・ライトマンの娘キャサリン・ライトマンが、主人公のライバルで共演している。