妨害に遭いながら西への郵便ルート”ポニー・エクスプレス”を通そうとするバッファロー・ビルの戦いを描く、監督ジェリー・ホッパー、主演チャールトン・ヘストン、ロンダ・フレミング、フォレスト・タッカー、ジャン・スターリング他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジェリー・ホッパー
製作:ナット・ホルト
原作:フランク・グルーバー
脚本:チャールズ・マーキス・ウォーレン
撮影:レイ・レナハン
編集:エダ・ウォーレン
音楽:ポール・ソーテル
出演
”バッファロー・ビル”ウィリアム・フレデリック・コーディ:チャールトン・ヘストン
エヴリン・ヘイスティングス:ロンダ・フレミング
ワイルド・ビル・ヒコック:フォレスト・タッカー
デニー・ラッセル:ジャン・スターリング
ランス・ヘイスティングス:マイケル・ムーア
ジム・ブリッジャー:ポーター・ホール
レッド・バレット:リチャード・シャノン
ジョー・クーパー:ヘンリー・ブランドン
ペンバートン:スチュアート・ランドール
ラッセル軍曹:ルイス・マーティン
酋長イエローハンド:パット・ホーガン
ミラー:エリック・アルデン
ハーヴェイ:ハワード・ジョスリン
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1953年製作 101分
公開
北米:1953年6月15日
日本:1954年4月23日
北米興行収入 $1,400,000
■ ストーリー ■
1860年、南北戦争前夜。
先住民の襲撃を逃れた”バッファロー・ビル”ウィリアム・フレデリック・コーディ(チャールトン・ヘストン)は、馬を殺されるものの、通りがかった駅馬車に乗せてもらう。
コーディは、乗客が、カリフォルニア独立派の名家の令嬢エヴリン・ヘイスティングス(ロンダ・フレミング)と弟ランス(マイケル・ムーア)だと気づく。
駅馬車は中継所に着くが、エヴリンとランスは、その場にいた兵士レッド・バレット(リチャード・シャノン)に、反逆者として捕らえられそうになる。
コーディは、バレットが兵士ではないことに気づき銃撃戦になる。
バレットに逃げられたコーディは、感謝するエヴリンに、礼としてキスを要求する。
それを拒んだエヴリンだったが、ある考えを実行するために、仕方なくコーディにキスする。
3ヶ月振りに町に戻ったコーディは、自分に惹かれるデニー・ラッセル(ジャン・スターリング)に、エヴリンが妻だと言って紹介する。
憤慨したデニーは、エヴリンの顔に泥を投げつける。
エヴリンは、野蛮人の妻などご免だと言いながら、デニーの顔に泥を投げつける。
安心したデニーは、エヴリンを共同風呂に連れて行く。
コーディは、現れた友人ワイルド・ビル・ヒコック(フォレスト・タッカー)と、銃を撃ち合い挨拶する。
その後エヴリンは、独立派の仲間ジョー・クーパー(ヘンリー・ブランドン)と会う。
エヴリンは、コーディが、ミズーリ州のセントジョセフからカリフォルニアのサクラメントまでの郵便ルート”ポニー・エクスプレス”の準備をしているため、独立派の行動のすべてを台無しにする存在だとクーパーに伝える。
そしてエヴリンらは、ルートに中継所を建てようとする、コーディとヒコックの任務を妨害しようとするのだが・・・。
後にテレビ界でも活躍するジェリー・ホッパーが監督し、主演はチャールトン・ヘストン、ロンダ・フレミング、フォレスト・タッカー、ジャン・スターリングなどが共演した作品。
1860年から1861年にかけて開通事業が行われた、大陸間高速郵便配達サービス”ポニー・エクスプレス”を歴史的に描いた作品。
郵便ルートが開通すると都合が悪いカリフォルニア独立派の妨害工作や、事業に携わったバッファロー・ビルと先住民との関係などが描かれた西部劇。
主演のチャールトン・ヘストンは、撮影当時28歳とは思えない貫禄の演技で、主人公の”バッファロー・ビル”ウィリアム・フレデリック・コーディを、ユーモアをまじえながら熱演している。
主人公と敵対関係にありながら惹かれ合う、カリフォルニア独立派のロンダ・フレミング、主人公と行動を共にするワイルド・ビル・ヒコックのフォレスト・タッカー、主人公に惹かれるジャン・スターリング、ヒロインの弟マイケル・ムーア、主人公に協力する罠猟師ジム・ブリッジャーのポーター・ホール、主人公と対立する独立派のヘンリー・ブランドン、スチュアート・ランドール、リチャード・シャノン、主人公らに開通事業を任せるデニー(ジャン・スターリング)の父親ルイス・マーティン、先住民の酋長パット・ホーガン、御者のエリック・アルデンとハワード・ジョスリンなどが共演している。