ニューヨークのクラブシーンでカリスマ的存在となったマイケル・アリグとそのグループ”クラブ・キッズ”の行動と狂騒の時代を描く、製作、監督、脚本フェントン・ベイリーとランディ・バルバート、主演マコーレー・カルキン、セス・グリーン、クロエ・セヴィニー、ディラン・マクダーモット他共演の実録ドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督
フェントン・ベイリー
ランディ・バルバート
製作
ジョン・マーカス
ブラッドフォード・シンプソン
クリスティン・ヴァション
フェントン・ベイリー
ランディ・バルバート
製作総指揮
バウター・バレンドレクト
マイケル・J・ワーナー
エドワード・R・プレスマン
ジョン・シュミット
ソフィア・ソンダヴァン
ジョン・ウェルズ
原作:ジェイムズ・セント・ジェイムズ”Disco Bloodbath”
脚本
フェントン・ベイリー
ランディ・バルバート
撮影:テオドロ・マニアチ
編集:ジェレミー・シモンズ
音楽:ジミー・ハリー
出演
マイケル・アリグ:マコーレー・カルキン
ジェイムズ・クラーク/ジェイムズ・セント・ジェイムズ:セス・グリーン
ギッツィ:クロエ・セヴィニー
クリスティーナ・スーパースター:マリリン・マンソン
エルク:ダイアナ・スカーウィッド
ピーター・ガティエン:ディラン・マクダーモット
ナターシャ:ミア・カーシュナー
キオキ:ウィルマー・バルデラマ
アンドレ”エンジェル”メレンデス:ウィルソン・クルーズ
ロバート”フリーズ”リッグス:ジャスティン・ヘイゲン
ブルック:ナターシャ・リオン
トークショーのホスト:ジョン・ステイモス
アメリカ 映画
配給 Strand Releasing
2003年製作 99分
公開
北米:2003年9月5日
日本:2004年3月27日
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $742,900
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
インディアナ州出身のマイケル・アリグ(マコーレー・カルキン)は、ジェイムズ・クラーク/ジェイムズ・セント・ジェイムズ(セス・グリーン)と出会い、クラブの企画で頭角を現し、ドラッグに溺れる日々を送っていた。
いじめられっ子だったマイケルは、商売の才能はあった。
日曜学校の先生に性的虐待を受けたマイケルは、その後ニューヨークに向かうものの、普通の生活を送る気はなく、派手なパーティーを企画することを考えた。
ミシガン州出身のジェイムズは、マイケルより先にニューヨークに来て、1980年代のクラブのルールを一変させた。
ジェイムズと知り合ったマイケルは、彼からリッチになる方法を教わる。
ナイトクラブ”ザ・ライムライト”でパーティーを企画したマイケルは、ジェイムズの目の前でスプリンクラーを作動させてしまう。 クラブのオーナー、ピーター・ガティエン(ディラン・マクダーモット)に呼ばれたマイケルは、水浸しにしたことを責められるものの、店をおしゃれにして宣伝して弁償すると伝える。 ピーターから請求書を渡されえたマイケルはやる気になり、クリスティーナ(マリリン・マンソン)と共に”第1回、王&女王コンテスト”を企画して宣伝を始める。 空港の荷物係のキオキ(ウィルマー・バルデラマ)と知り合ったマイケルは、彼が気に入り、仕事を辞めさせてDJにして愛し合うようになる。 パーティーは開催されるものの、利益が出ないことをピーターから追及されたマイケルは、それを気にせずに新企画を実行して大成功させる。 マイケルは”クラブ・キッズ”のキングになり、母エルク(ダイアナ・スカーウィッド)も呼び寄せる。 その後もマイケルの企画は受けて、それを知ったドラッグ・ディーラーのアンドレ”エンジェル”メレンデス(ウィルソン・クルーズ)が仲間に入る。 キオキと仲たがいしてしまったマイケルは悲しみ、ドラッグに溺れる。 寂しい日々が続いたためジェイムズに越してきてもらったマイケルは、自分達の雑誌ができたことを伝える。 自分を中傷する記事を書いたことをジェイムズから批判されたマイケルは、話題作りのためだと伝えて、協力し合うことを約束する。 警察からクリスティーナが死んだという連絡が入り、パーティーを企画したマイケルは、チキンショップに集まり彼女を偲ぶ。 クラブ・キッズはテレビ出演するまでになり、それを見たギッツィ(クロエ・セヴィニー)はマイケルらに興味を持つ。 妻ナターシャ(ミア・カーシュナー)がクラブ・キッズを嫌っても擁護するピーターは、クラブは連日満員だったために彼らを切れないと伝えるものの、FBIに捜査されれば終わりだと言われる。 納得してFBIを警戒するピーターだったが、それを気にしないマイケルは、メンバーのスカウトを始める。 ダラスで自分のファンであるギッツィに出会ったマイケルは、彼女をニューヨークに連れて行く。 誕生日の”流血パーティー”をナターシャに反対されたマイケルは、ドラッグの更生プログラムを受ける条件でピーターに許可してもらえる。 そんな時マイケルは、ドラッグの過剰摂取で意識を失い病院に運ばれる。 入院の体験を生かしてパーティーを企画したマイケルだったが、ナターシャに呼ばれて解雇される。 ドラッグが切れたマイケルは、渡しても金を払わないことでエンジェルと言い合いになり、ジェイムズもマイケルを見限り彼の元を去る。 その後、ドラッグの温床としてザ・ライムライトは摘発されてしまう。 エンジェルから再び金を要求されたマイケルは、ルームメイトのロバート”フリーズ”リッグス(ジャスティン・ヘイゲン)と共に彼を殺害してしまう。 マイケルから、それは弾みで正当防衛だったと言われたジェイムズは、ドラッグの過剰摂取で意識を失う。 病室で目覚めたジェイムズは、見舞いに来たマイケルに、エンジェルを殺す演出のパーティーは最高だったと話すが、殺したのは本当で死体は隠したと言われる。 マイケルは、エンジェルの死体をフリーズと解体して川に捨てたことをジェイムズに話す。 ジェイムズから自首するようにと言われたマイケルは、ギッツィと共に更生施設に入ることを伝える。 その後、逮捕されたマイケルは、情報提供すれば罪が軽くなると言われる。 同じ頃ジェイムズは、自分の体験を本にしようと考えて執筆を始め、”Disco Bloodbath”を書きあげる。 ところが原稿を確認したジェイムズは、それが白紙だったために驚く。 現れたマイケルから、捜査に協力するという取引をしたと言われたジェイムズは、正当防衛だと聞いていたために自首するべきだと伝える。 ドラッグを吸ったジェイムズは意識を失い、マイケルとフリーズがエンジェルを殺害した夢を見る。 小説”Disco Bloodbath”が出版されるジェイムズは、受刑中のマイケルからの電話を受け、仕方なく自分が警察に話したことを伝える。 刑務所生活は悪くないと言うマイケルは、ギッツィと結婚することを考えていると伝える。
...全てを見る(結末あり)
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■ 解説 評価 感想 ■
*(簡略ストー リー)
ニューヨーク。
インディアナ州出身のマイケル・アリグは、ジェイムズ・セント・ジェイムズと出会い、クラブの企画で頭角を現す。
ナイトクラブ”ザ・ライムライト”のオーナー、ピーター・ガティエンは、FBIを警戒する妻のナターシャから、ドラッグを乱用するマイケルが仕切るグループ”クラブ・キッズ”を解雇するようにと言われる。
ピーターは、クラブが連日満員だったためにマイケルの企画に頼るしかなかった。
その後、様々な場所でパーティーを開き若者の心を捉えたクラブ・キッズだったが、マイケルらはドラッグに溺れて生活は乱れて行く・・・。
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1999年に発表された、ジェイムズ・セント・ジェイムズの小説”Disco Bloodbath”を基に製作された作品。
ニューヨークでカリスマ的な存在として支持されたマイケル・アリグと彼が率いる若者グループ”クラブ・キッズ”の行動と狂騒の時代を、製作、監督、脚本を兼ねるフェントン・ベイリーとランディ・バルバートが生々しく描く実録ドラマ。
子供時代にいじめられて性的虐待も受けた田舎者が、大都会ニューヨークの若者の心を捉える存在となり、暴走していく姿とその狂乱の生きざまを描きつつ、殺人事件にまで発展してしまうという衝撃的内容となっている。
主演のマコーレー・カルキンは、子役を引退して17歳で結婚し、マリファナやコカイン中毒の噂などでトラブルが続いた復帰後の最初の作品で、実生活を反映しているようなマイケル・アリグ役を熱演している。
主人公と出会う、原作者であるジェイムズ・セント・ジェイムズを好演するセス・グリーン、主人公のファンから恋人となるクロエ・セヴィニー、主人公の最初の企画に参加するマリリン・マンソン、主人公の母親ダイアナ・スカーウィッド、ナイトクラブ”ザ・ライムライト”のオーナー、ピーター・ガティエンのディラン・マクダーモット、その妻で”クラブ・キッズ”を嫌うミア・カーシュナー、主人公と出会いDJとなるキオキのウィルマー・バルデラマ、ドラッグ・ディーラーで主人公に殺されるアンドレ”エンジェル”メレンデスのウィルソン・クルーズ、主人公と共に彼を殺害するロバート”フリーズ”リッグスのジャスティン・ヘイゲン、主人公の仲間ナターシャ・リオン、トークショーのホスト、ジョン・ステイモスなどが共演している。