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バッド・ウェイヴ Once Upon a Time in Venice (2017)

ギャングとのトラブルや様々な問題を抱える私立探偵の奮闘を描く、製作、監督、脚本マーク・カレン、主演ブルース・ウィリスジョン・グッドマンジェイソン・モモアトーマス・ミドルディッチ他共演の犯罪コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

ブルース・ウィリス / Bruce Willis 作品一覧


スタッフ キャスト
監督:マーク・カレン

製作
ニコラス・シャルティエ
ゼヴ・フォアマン
ローラ・フォード
マーク・カレン
ロブ・カレン
製作総指揮
パトリック・ニュウォール
スティーヴン・イーズ
脚本
マーク・カレン
ロブ・カレン
撮影:アミール・モクリ
編集:マット・ディーゼル
音楽:ジェフ・カルドーニ

出演
スティーヴ・フォード:ブルース・ウィリス
デイヴ・ジョーンズ:ジョン・グッドマン
カルロス”スパイダー”:ジェイソン・モモア
ジョン:トーマス・ミドルディッチ
ノラ:ジェシカ・ゴメス
ユダヤのルー:アダム・ゴールドバーグ
ルーペ:ステファニー・シグマン
オスカー:モーリス・コンプト
プリンス:ウッド・ハリス
ケイティ・フォード:ファムケ・ヤンセン
ユーリ:ケン・デイヴィシャン
チューイ:ヴィクター・オルティス
アン・フィリップス:エリザベス・ローム
ティーノ:エイドリアン・マルティネス
カーター:クリストファー・マクドナルド
ラジーシュ:カル・ペン
テイラー・フォード:エミリー・ロビンソン
サルヴァトール:タイガ
ディーゼル・ストーン:デヴィッド・アークエット

アメリカ 映画
配給 RLJ Entertainment
2017年製作 94分
公開
北米:2017年6月16日
日本:2017年10月7日
北米興行収入 $735,350


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
カリフォルニア州、ヴェニス
私立探偵のスティーヴ・フォード(ブルース・ウィリス)の下で働くジョン(トーマス・ミドルディッチ)は、家出したノラ(ジェシカ・ゴメス)を監視していた。

ノラに話しかけたジョンは、家族が心配していることを伝えて、彼女をスティーヴのアパートに案内する。

そんなノラと愛し合ったスティーヴは、押し入ってきた彼女の兄マヌーとトゥイに叩きのめされる。

隙を見て逃げたスティーヴは全裸でスケボーを走らせ、警官のビルに止められる。
...全てを見る(結末あり)

ビルに許してもらったスティーヴは、マヌーとトゥイに見つかり、追われながらピザ店の経営者ティーノ(エイドリアン・マルティネス)に助けを求める。

ティーノの車を取り戻すことを約束したスティーヴは、麻薬組織のカルロス”スパイダー”(ジェイソン・モモア)の元に向かい、ピザの配達を装いトイレを借りる。

窓から出たスティーヴはガレージに向かい、スパイダーに気づかれながらも車を奪って逃げる。

車は戻ったものの壊されたティーノは、ショックを受ける。

親友であるデイヴ・ジョーンズ(ジョン・グッドマン)のサーフ・ショップに向かったスティーヴは、ボードが完成したことを知り、二人で海に向かう。

スティーヴは、預金を持ち逃げして自分探しの旅に出た弟の妻ケイティ(ファムケ・ヤンセン)の面倒を見ていた。

ケイティの娘テイラー(エミリー・ロビンソン)に預けていた愛犬バディを連れてビーチで楽しんだスティーヴは、コーヒーショップに向かう。

不動産業者であるユダヤのルー(アダム・ゴールドバーグ)に話しかけられたスティーヴは、物件に落書きする者がいると言われる。

犯人を見つければ両親の家を売ると言われたスティーヴは、建物に書かれた卑猥な絵を確認する。

離婚するために店を手放すことを考えるデイヴの様子を見に行ったスティーヴは、その後オフィスに向かう。

デスクの上にあった家族と写る両親の家の写真を確認したスティーヴは、落書きアーティストを探してくることをジョンに指示する。

現れたデイヴから、妻のアン・フィリップス(エリザベス・ローム)に会うために付き合ってほしいと言われたスティーヴは、彼に無線機をつけさせてカフェに向かい車から監視する。

アンから離婚届にサインを求められたデイヴは、スティーヴからサインはするなと言われる。

しかしデイヴは、店も含めてすべてくれてやると言ってサインしてしまう。

その夜、バディをテイラーの元に連れて行き、車の中で落書きの見張りをしていたスティーヴは、眠ってしまう。

目覚めたスティーヴは、新しい落書きがされていることに気づき、オフィスに向かう。

落書きをしているのが誰か見つけてほしいとジョンに頼んだスティーヴは、アーティストを調べたがダメだったと言われ、熟練の芸術家かもしれないと考える。

アパートに戻ったスティーヴは、ノラがいたために驚くが、迫られて愛し合おうとする。

ケイティからの電話を受けたスティーヴは、家に泥棒が入ったことを知り彼女の家に向かう。

バディも連れて行かれたことをテイラーから知らされたスティーヴは、近所のラジーシュ(カル・ペン)の店に向かい、監視カメラの映像を確認させてもらおうとする。

金を払って監視映像のテープを借りたスティーヴは、犯人の若者二人をビーチで締め上げ、バディがスパイダーの手に渡ったことを知る。

スパイダーの元に向かったスティーヴは捕らえられ、事情を話し、バディは自分の愛犬で、父がいなくなった姪の唯一の慰めなので返してほしいと伝える。

犬はもらったものだと言うスパイダーの女ルーペ(ステファニー・シグマン)は、それを手放す気はなかった。

スパイダーは、ガレージなどの弁償で4000ドル払えば犬を返すとスティーヴに伝える。

24時間以内だと言われたスティーヴは、その場を去る。

高利貸しのユーリ(ケン・デイヴィシャン)に会ったスティーヴは、5000ドルを借りれることになる。

ルーに会ったスティーヴは、2日以内に犯人を捜して物件が売れれば、元の値段で両親の家を渡すと言われる。

自分が犯人を見つけなければ大損することになるとルーに伝えたスティーヴは、タダで家を譲ると言われて満足する。

落書きを確認したジョンは、画廊を回って情報収集することを、スティーヴの携帯電話にメッセージで残す。

ある画廊に向かったジョンは、絵がサルヴァトール(タイガ)のものであることを知り、彼に会おうとする。

スパイダーに金を渡したスティーヴだったが、バディはルーペが連れて行ったことを知り、金は賠償金で犬はおまけのつもりだったと言われる。

憤慨したスティーヴは、その場にあったテレビをバットで殴って壊すものの、テイラーのテレビだということを知る。

ルーペが大量のヤクと共にバディを連れ去ったことを知ったスティーヴは、スパイダーから、彼女を捜せば金は返すと言われる。

スティーヴから3倍の金を要求されたスパイダーは納得し、妹のコンスエラがルーペをかくまっていることをスティーヴに伝える。

スティーヴの指示で姉妹がよく行くバーに向かったジョンは、彼女らがあるモーテルにいることを知る。

ジョンから情報を得たスティーヴはモーテルに向かい、ルーペの部屋を突き止める。

ノラに出くわしたジョンは、サルバトールのファンだと言う彼女から、街一番の落書きアーティストだということを知らされる。

見張りに付き合うと言われたジョンは、ノラと話が弾み、いい雰囲気になってしまい、現れた犯人に気づかない。

ルーペの部屋に侵入してバディを見つけたスティーヴだったが、現れたゲイのジジに殴り倒される。

ジジに拘束され、メイクアップアーティストを目指していた彼に女装でメイクされたスティーヴは、危険を感じて逃亡する。

アパートに戻ったスティーヴは、その場にいたユーリから、返済期限は1日だと言われて金を返せるはずもなく、男に殴られる。

再び落書きされたことを知ったスティーヴは、どうにかしないと物件が売れないために焦るルーに、5000ドル借りようとするものの相手にさえない。

見張りを任せたジョンを責めるスティーヴは、犯人を見つけるようにと指示する。

デイヴに会ったスティーヴは、ユーリに5000ドルと利子を払わなければ殺されると伝える。

閉店セールの売上金を貸してもらったスティーヴはデイヴに感謝し、家を追い出された彼にアパートの鍵を渡す。

ユーリに金を返したスティーヴは、ジョンからの連絡でサルバトールを見つけたことを知る。

ラテン系ではない黒人だったサルバトールに会ったスティーヴは、彼を脅す。

スパイダーと手下のオスカー(モーリス・コンプト)から、捜しているルーペとヤクのことを訊かれたスティーヴは、24時間以内に見つけるようにと言われる。

アパートに戻ったスティーヴは、バディを取り戻してヤクを奪い不動産業者を脅すことをデイヴに伝える。

デイヴと共に不動産業者カーター(クリストファー・マクドナルド)の元に向かったスティーヴは、ルーの建物を買いたたこうとして、サルバトールに落書きをさせた証拠の供述書を見せて納得させる。

スパイダーを裏切っていたオスカーはルーペと愛し合い、彼女がプリンス(ウッド・ハリス)に売ったヤクの現金が少ないことを気にしながら、バディを連れて帰る。

ジジに連絡したルーペは逃げようとするが、デイヴと共に武装したスティーヴに見つかり、バディの居場所を訊かれる。

スパイダーの所だと答えたルーペは、デイヴがジジを電気ショックで気絶させたことを知る。

ヤクを確認したスティーヴは量が少ないことに気づき、残りはプリンスという黒人に売ったと言われる。

デイヴと共にプリンスがいるバーに向かったスティーヴは、彼を脅してヤクを奪って逃げる。

オスカーに電話をしたスティーヴは、ヤクが手に入ったので、犬と金が欲しいとスパイダーに伝えるようにと指示する。

そこにジョンと共にノラの兄マヌーとトゥイが現れ、殴ったことを謝罪される。

ジョンがノラの恋人となり気に入られたことを知ったスティーヴは、兄弟から借りがあるので返したいとまで言われる。

マヌーとトゥイと共にスパイダーの家に向かいバディを連れ戻そうとしたスティーヴとデイヴは、オスカーに見つかり発砲される。

ルーペとのことを知ったスパイダーはオスカーを射殺し、スティーヴからヤクを受け取り、約束の現金を渡しバディを返す。

スティーヴは、スパイダーに感謝してその場を去る。

テイラーの元にバディを連れて行ったスティーヴは、ルーから両親の家の鍵を受け取る。

そこに住むことになったテイラーとケイティは、スティーヴに感謝する。

スティーヴに電話をして新居のお祝いに行けないことを伝えたジョンは、プリンスに拘束されて脅される。

ジョンの携帯でスティーヴの家を知ったプリンスは、ジョンを殺さずにその場に向かう。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
カリフォルニア州、ヴェニス
私立探偵のスティーヴ・フォードは、あるトラブルに巻き込まれて麻薬組織のボス、スパイダーに脅される。
自分探しの旅に出てしまった弟の妻ケイティの面倒を見ていたスティーヴは、姪のテイラーに可愛がってもらっていた愛犬バディをスパイダーに奪われ、現金を要求される。
助手のジョンと共に、不動産業者のルーから依頼された落書き犯を捜すスティーヴは、友人のデイヴの手を借りながら奔走するのだが・・・。
__________

コップ・アウト」(2010)の脚本を担当したマーク・カレンが、同作の主演ブルース・ウィリスと組んだ、製作と脚本を兼ねた監督デビュー作。

老年を迎えた私立探偵が、ギャングとのトラブルに巻き込まれながら様々な問題に対処するために奔走する姿を描く犯罪コメディ。

やや外れた人生を送る私立探偵のいい加減な私生活と共に、友情や家族愛などをユーモアをまじえて描く内容はまずまず楽しめるのだが、魅力的なキャストにも拘らず評価は低く、拡大公開もされなかった作品。

主演のブルース・ウィリスは、いい加減な初老の男ではあるが、弟の家族の面倒や友情を大切にする人間味のある私立探偵を熱演している。

主人公の友人でサーフ・ショップのオーナーだったジョン・グッドマン、主人公を脅す麻薬組織のボス、ジェイソン・モモア、主人公の助手トーマス・ミドルディッチ、彼と深い関係になる家出女性ジェシカ・ゴメス、主人公に落書き犯人捜しを依頼する不動産業者のアダム・ゴールドバーグ、スパイダー(ジェイソン・モモア)の女ステファニー・シグマン、彼女と関係してスパイダーを裏切るウッド・ハリス、主人公の義妹ファムケ・ヤンセン、その娘エミリー・ロビンソン、高利貸しのケン・デイヴィシャン、スパイダーの手下ヴィクター・オルティス、デイヴ(ジョン・グッドマン)の妻エリザベス・ローム、ピザ・ショップのオーナー、エイドリアン・マルティネス、落書きアーティスト(タイガ)を雇っていた不動産業者のクリストファー・マクドナルド、雑貨店の店主カル・ペン、通行人役でデヴィッド・アークエットなどが共演している。


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