閉鎖寸前の支社を救おうとする支社長とCTO(最高技術責任者)の奮闘を描く、主演ジェイソン・ベイトマン、オリヴィア・マン、T・J・ミラー、ジェニファー・アニストン他共演、監督ジョシュ・ゴードン、ウィル・スペックによる爆笑コメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督
ジョシュ・ゴードン
ウィル・スペック
製作
スコット・ステューバー
ガイモン・キャサディ
ダニエル・ラパポート
原案
ジョン・ルーカス
スコット・ムーア
ティモシー・ダウリング
脚本
ジャスティン・マレン
ローラ・ソロン
ダン・メイザー
撮影:ジェフ・カッター
編集:ジェフ・グロス
音楽:セオドア・シャピロ
出演
ジョシュ・パーカー:ジェイソン・ベイトマン
トレイシー・ヒューズ:オリヴィア・マン
クレイ・ヴァンストーン:T・J・ミラー
キャロル・ヴァンストーン:ジェニファー・アニストン
トリーナ:ジリアン・ベル
ウォルター・デイヴィス:コートニー・B・ヴァンス
メアリー・ウィントス:ケイト・マッキノン
ジェレミー:ロブ・コードリー
ジョエル:サム・リチャードソン
ネイト:カラン・ソニ
フレッド:ランドール・パーク
アリソン:ヴァネッサ・ベイヤー
メーガン:ジェイミー・チャン
サヴァンナ:アビー・リー・カーショウ
ドリュー:オリヴァー・クーパー
ティム:アンドリュー・リーズ
カーラ:ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
ラリー:アドリアン・マルティネス
医師:ベン・ファルコーン
ロニー:フォーチュン・ファイムスター
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2016年製作 105分
公開
北米:2016年12月9日
日本:未公開
製作費 $45,000,000
北米興行収入 $54,767,490
世界 $114,501,300
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
シカゴ、クリスマス・シーズン。
法律事務所で離婚協議を済ませたジョシュ・パーカー(ジェイソン・ベイトマン)は、全ての財産を奪われる。
クライアント・サーバー型サービスを提供する”ゼノテック”シカゴ支社のCTO(最高技術責任者)のジョシュは、出社して、人事部のメアリー・ウィントス(ケイト・マッキノン)やカスタマーサービスのジェレミー(ロブ・コードリー)と簡単な会話を交わす。
部下のドリュー(オリヴァー・クーパー)とティム(アンドリュー・リーズ)から、恋人は架空の人物だと言われてからかわれたネイト(カラン・ソニ)は、それを見ていたジョシュから、二人が嫉妬しているだけだと言われる。
ジョエル(サム・リチャードソン)は、自動販売機が値上げしたことを不満に思う。 部下のトレイシー・ヒューズ(オリヴィア・マン)の様子を見に行ったジョシュは、離婚した話になり、お互いにプレゼントを用意したことを確認する。 支社長のクレイ・ヴァンストーン(T・J・ミラー)のオフィスに向かったジョシュは、社員へのプレゼントの買い出しに付き合わされる。 デパートに向かったジョシュとクレイは、悪ふざけをして巨大なツリーを倒してしまい、その場から逃げ去る。 支社に現れた暫定CEOのキャロル・ヴァンストーン(ジェニファー・アニストン)は、クレイの秘書アリソン(ヴァネッサ・ベイヤー)に弟の居場所を尋ねる。 クレイが買い物に行ったことを知ったキャロルは、5分後に会議を開くために管理職を集めるようアリソンに指示する。 ジョシュと買い物から戻ったクレイは、キャロルが会議を開いていることに気づき、最終四半期の収益の確認に来たと言う彼女に、自分の支社なので好きなようにやると伝える。 自分の考える目標を達成できない支社は業績不振だと決めつけるキャロルは、まともな企画もないことを批判する。 電力網を利用してネット接続する、トレイシーのアイデア”anywair/エニーウェア”の内容を聞いたキャロルは、プログラム上では可能だと言われる。 今夜パーティーが開催されることを知ったキャロルは、経費の無駄だと言って、社内でのパーティーを禁止する。 キャロルに何を言っても通じないため、クレイは、パーティーは中止すると言ってオフィスに戻る。 あれでも手加減したと言うキャロルは、ボーナスのカットと40%の人員削減することを伝える。 解雇リストも作ってあると言うキャロルに憤慨したクレイは、彼女に襲い掛かり格闘になる。 ”クラヴ・マガ”歴9年のキャロルは、絞め技でクレイを黙らせ、リストラしか方法がないことを伝えるが、ジョシュから、ウォルター・デイヴィス(コートニー・B・ヴァンス)の”データ・シティ”を顧客にすれば大丈夫だと言われる。 午後プレゼンだあと言うジョシュとクレイに、今夜ロンドンに発つため、戻って来るまでに1400万ドルの契約がとれれば解雇はしないと伝えたキャロルは、その場を去る。 しかし、ボーナスカットとリストラの噂が広まった社員は、クレイに不安を訴える。 その後、クレイとトレイシーと共にデイヴィスに会ったジョシュは資料を渡すが、検討するとだけ言われる。 支社を閉鎖してリストラする噂があると指摘するデイヴィスは、ジョシュとクレイ、そしてトレイシーから、社内の雰囲気を見てくれれば納得できると言えわれるものの、それを断る。 盛大なパーティーを開き招待することを考えたクレイは、ジョシュとトレイシーを納得させて、席を立ったデイヴィスをパーティーに誘う。 社員にパーティー開催の情報を流したジョシュらは、パーティーの準備を始める。 一旦アパートに戻ったジョシュは、空港に向かう前に寄ったという訪ねてきたキャロルから、給料を倍にするのでニューヨーク本社に来てほしいと言われる。 クレイを裏切れない様子のジョシュに、検討するよう伝えたキャロルは、支社が閉鎖してもクレイは信託財産があるので困らないと言って、その場を去る。 会社に戻ったジョシュは、警備員のカーラ(ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ)にデイヴィスのことを知らせて、着いたら知らせるよう指示する。 パーティーは始まり、サンタクロース姿のクレイが現れ、衣裳の中の大金をジョシュに見せた彼は、ボーナスとしてばらまくと伝える。 ジョエルがDJを務め、メアリーは羽目を外し過ぎないようにと社員に忠告する。 シングルマザーのアリソンは、経理部のフレッド(ランドール・パーク)と意気投合する。 トレイシーが、”シカゴ・ブルズ”のジミー・バトラーと共に現れたために、社員達は驚く。 バトラーに声をかけたクレイは、アプリ開発への進出を考えていると言う彼を歓迎する。 友人が”ブルズ”にいるトレイシーは、有名人を連れて来るようにと言われたからだとジョシュに伝える。 ドリューとティムに恋人が来ると言っていしまったネイトは、エスコートサービスのサヴァンナ(アビー・リー・カーショウ)を呼び、マネージャーのトリーナ(ジリアン・ベル)に金を渡し楽しむようにと言われる。 現れたデイヴィスを歓迎した助ジョシュとトレイシーは、気乗りしないために帰ろうとする彼を引き止める。 デイヴィスの元気がないことに気づいたクレイは、盛り上げなければいけないとジョシュに伝える。 ドリューとティムにサヴァンナを紹介しようとしたネイトは、1時間200ドルだが1晩なら2000ドルだと彼女から言われて焦る。 ATMに行こうとしたネイトは、サヴァンナから時計を預かると言われ彼女とキスして、近づいてきたドリューとティムを驚かせる。 クレイが作った託児ルームで話していたフレッドとアリスは、いいムードになる。 しかし、フレッドがマザコンの変態だと知ったアリソンは、気分を害してその場を去る。 ATMに向かったネイトは、引き出し限度額が200ドルだったために焦り、別のATMに向かおうとして、車に接触してしまうものの無事だった。 スノーマンに扮したジョシュとトレイシーは、ダンスを始めてその場を盛り上げ、デイヴィスが帰ると言うためにクレイは引き止めようとする。 サヴァンナが置いたコカインに気づかないメアリーは、それをスノーマシンに入れてしまう。 デイヴィスは、噴射されたコカインを浴びてしまう。 口うるさいメアリーに嫌がらせをしようとしたメーガン(ジェイミー・チャン)は、ドリンク無料のパーティーに集まれという情報をシカゴ中に送信してしまう。 トレイシーと共に、外の空気を吸いに屋上に向かったジョシュは、寒いために戻ろうとするが、ドアの鍵がロックされてしまう。 ハイになったデイヴィスは、クレイと共にパーティーを楽しみ始める。 悪天候のために全便欠航になったキャロルは、支社に戻ろうとする。 大いに楽しむクレイは、堅物のメアリーまで騒ぎに巻き込みダンスをさせる。 惹かれ合っていることを確認したジョシュとトレイシーは、ジェレミーが用を足しに来たため、中に戻ることができる。 ジョシュとトレイシーは、この会社が気に入ったと叫ぶデイヴィスとクレイが契約を成立させてために驚き、社内は大騒ぎになる。 ハイヤーで支社に向かう渋滞中のキャロルは、ドライバーのロニー(フォーチュン・ファイムスター)から、ゼノテックのパーティーに行く客を乗せたと言われる。 現金を下ろして戻ったネイトは、落ち込むアリソンを励ます。 アリソンと踊っていたネイトは、出荷部のラリー(アドリアン・マルティネス)から、サヴァンナからサービスされたことを知らされる。 歩いて支社に戻ったキャロルは、バカ騒ぎ状態に驚いて憤慨するが、クレイとジョシュから、デイヴィスと契約したことを知らされる。 ところが、興奮したデイヴィスは、飾り付けのライトのコードにしがみついて飛んでしまい、落下して病院に運ばれる。 メアリーから、デイヴィスが解雇されたと聞いたジョシュとクレイ、そしてトレイシーは、彼が落ち込んでいた理由を理解する。 デイヴィスに契約の権限がなかったことを知ったキャロルは、支社を閉鎖するとクレイに伝える。 ジョシュは自分の下で働くとキャロルから知らされたクレイは驚く。 承諾していないと言うジョシュに、断ってもいないと伝えたキャロルはその場を去る。 ショックを受けたクレイは、ジョシュの話を聞こうとしない。 サヴァンナを責めるネイトは返金を求めるが、トリーナに脅される。 そこに現れた酔ったクレイが金持ちだとサヴァンナから知らされたトリーナは、彼をカモにしようとする。 トレイシーと話したジョシュは、彼女も給料3倍の高級アパート付きでキャロルから誘われていたことを知る。 ハッキリと断ったと言うトレイシーから、承諾はしていないが断らなかったことを臆病だと非難されたジョシュは、言葉を返せない。 支社を潰したとクレイを非難する声に対しアリソンは、思いやりのある彼が、私財でボーナスを払おうとして破産状態になったと話す。 ネイトから、クレイがサヴァンナらに連れて行かれたと言われたジョシュは、キャロルに助けを求める。 サンタクロースの衣装の下に30万ドルを隠しているクレイが、ポン引きにつかまったと伝えるものの、父親の遺灰を手にしたキャロルは、自分には関係ないと言ってその場を去る。 電話が通じないクレイを追跡しようとしたネイトは、ドリューとティムに協力させる。 社員ではない男が、ビルごと燃やせと騒ぎ始めたため、フレッドは焦る。 カーラに上の騒ぎを鎮めるよう指示したジョシュとトレイシーは、メアリーの車に乗りこむ。 戻って来たキャロルは、問題を起こされては困ると言ってジョシュらに同行する。 あるクラブに向かい、トリーナに愚痴をこぼすクレイは、財産を失い残りはキャッシュの30万ドルだけで、安全な場所にあると話す。 ネイトの追跡で指示された場所に向かったジョシュらは、客に扮してクラブに入り、キャロルがクラヴ・マガで男達を倒す。 トリーナの車を運転するクレイを目撃したジョシュは、彼が話した言葉で行き先が分かったために車を追う。 クレイは、現金のある金庫ではなく、ジャンプするために跳ね橋に向かう。 追いついたジョシュとキャロルは、止まるようにと言ってクレイを説得する。 クレイが止まろうとしないために、自分もジャンプすると言うジョシュはスピードを上げる。 キャロルがハンドルを切り、衝突されたクレイの車はジャンプしてビルに突っ込む。 ジョシュの運転する車は、橋の手前でスピンして止まる。 市内は事故によりネット通信がダウンしてしまう。 混乱する中、クレイ、トリーナ、サバンナは病院に運ばれる。 ジョシュとトレイシーは、キャロルから、支社の閉鎖どころか、事故のことが役員会に知られれば、自分もクビだろうと言われる。 ”anywair/エニーウェア”のアイデアが閃いたトレイシーは、ネットがダウン中の今がチャンスだと考えて、ジョシュとメアリーと共に会社に戻る。 荒れ果てた社内の様子が想像よりはましだと言いながら、ジョシュとトレイシーはプログラムを修正する。 ダイヤルアップでネットに接続するしかないトレイシーは、それを実行して成功させる。 ジョシュとトレイシーは、喜びながら愛を確認し、一晩共に過ごし惹かれ合うようになったネイトとアリソンもキスする。 意識が戻ったクレイは、寄り添うキャロルに謝罪し、anywairによりネットが回復したことを知る。 喜ぶキャロルは支社の閉鎖を撤回し、クレイは、無事だったデイヴィスから、最高のパーティーだったと言われる。 月曜に会おうと言われたクレイは、デイヴィスが支社で働いてくれることを知り喜ぶ。 その後、退院したクレイは、迎えに来たくれたジョシュ達から朝食に誘われる。 医師(ベン・ファルコーン)から現金と遺灰を渡されたクレイとキャロルは、羽目を外さないことを約束する。 キャロルを迎えに来たハイヤーのドライバーのロニーは、キャンセルするというメールを受ける。 そしてジョシュらは、メアリーの運転する車で会社に向かう。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
シカゴ、クリスマス・シーズン。
クライアント・サーバー型サービスを提供する”ゼノテック”シカゴ支社長のクレイは、暫定CEOの姉キャロルから、ボーナスカットとリストラをすると言われる。
クレイと共にそれを阻止しようとするCTO(最高技術責任者)のジョシュ・パーカーは、”データ・シティ”のデイヴィスとの契約を成立させることを条件にキャロルを何んとか説得する。
部下のトレイシーを伴いクレイと共にデイヴィスに会ったジョシュだったが、契約を断れられてしまう。
デイヴィスを引き止め、社風などを知ってもらおうとしたジョシュらは、盛大なクリスマス・パーティーを開催することを考えて、準備を始めるのだが・・・。
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盛大なパーティーを開いて大きな契約を成立させようとするという大胆な発想と、そのハチャメチャ振りが楽しい爆笑コメディ。
多人種入り混じる個性的なキャラクターの絡み合いが実に愉快な作品でもある。
ユダヤ教の象徴的存在の”メノーラー”がやたらに目立ち、主演ではないが、ジェニファー・アニストンが、イスラエルの近接格闘術”クラヴ・マガ”の達人という設定なども興味深い。
魅力的なキャスティングも話題になった本作は、北米興行収入約5500万ドル、全世界では約1億1500万ドルのヒットとなった。
離婚協議を終えた直後に支社の危機に直面し、それを阻止するために奮闘するCTO(最高技術責任者)のジェイソン・ベイトマン、彼の部下であり惹かれ合うオリヴィア・マン、父から譲られた支社を何とか運営する、有能ではないが人間味溢れる支社長を好演するT・J・ミラー、彼の姉である非情な暫定CEOのジェニファー・アニストン、エスコートサービスのマネージャー、ジリアン・ベル、主人公らが契約しようとする会社の重役コートニー・B・ヴァンス、堅物の人事部主任ケイト・マッキノン、カスタマーサービス担当のロブ・コードリー、社員のサム・リチャードソン、カラン・ソニ、ランドール・パーク、支社長の秘書ヴァネッサ・ベイヤー、社員のジェイミー・チャン、エスコートサービスのアビー・リー・カーショウ、社員のオリヴァー・クーパー、アンドリュー・リーズ、アドリアン・マルティネス、警備員のダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、医師のベン・ファルコーン、ハイヤーのドライバー、フォーチュン・ファイムスターなどが共演している。