オーシャンズ11 Ocean’s Eleven (2001)

それに乗る気がないルーベンだったが、ターゲットがベネディクトの3つのカジノであることを知る。

ベネディクトにカジノをつぶされたルーベンは、それなりの覚悟で仲間を集めるようにと、オーシャンとラスティに助言する。

オーシャンとラスティは各地を回り、フランク、運転手にヴァージル・モロイ（ケイシー・アフレック）とターク（スコット・カーン）兄弟、エレクトロニクスの専門家リヴィングストン・デル（エディ・ジェイミソン）、爆薬関係の専門家バシャー・ター（ドン・チードル）、軽業師のイエン（シャオボー・チン）、ベテラン詐欺師ソール・ブルーム（カール・ライナー）、そして、スリの達人ライナス・コールドウェル（マット・デイモン）らを仲間に引き入れてラスベガスに向かう。

仲間達にベラージオの金庫を狙う計画と、ミサイル基地並みの警備システムなどについて話したオーシャンは、実行当日は約1億5000万ドルの現金が集まるだろうと伝える。

それを奪い11人で均等に分けると言うオーシャンは、ソールから、全てがうまくいってもその場から出られるかと訊かれ、可能だと答える。

3つのカジノの観察を始めたオーシャンらは、停電させる電力を調査し、リヴィングストンが監視システムに装置を仕掛ける。

ベラージオの金庫の完璧なレプリカを作り、諜報活動をして運送手段も考える。

ソールは、ヨーロッパの実業家兼武器商人に扮して、モロイ兄弟を引き連れてカジノに乗り込む。

カジノの全てを熟知する、ベネディクトの行動パターンを徹底的にチェックしたラスティは、彼が一日の最後に受け取る黒いファイルに、随時変更される金庫の暗証番号が書かれていると考える。

頭がキレるだけではないベネディクトが、敵はその周囲まで全て破滅させる恐ろしい男だと話すライナスは、彼の愛人が美術館館長だとラスティに伝える。

それが、オーシャンの元妻であるテス（ジュリア・ロバーツ）だと知ったラスティは驚く。

オーシャンがテスを奪い返そうともしていることを知り、ラスティは不安を感じる。

しかしオーシャンは、両方を手に入れる自信があることをラスティ伝える。

現れたオーシャンに驚き動揺するテスは、やり直したいと言われるものの、ベネディクトは嘘つきの泥棒とは違うと伝える。

ソールと話したベネディクトは、重要な私物を最も安全な場所に預けたいと言われる。

貴重な日々を台無しにされたとテスに批判されたオーシャンは、口出しする権利はないが、ベネディクトだけはやめておくようにと忠告する。

聞く耳を持たないテスは、そこに現れたベネディクトに元夫のオーシャンを紹介する。

ベネディクトはオーシャンを牽制してテーブルに着き、彼が去った後、テスと食事をする。

巨大ホテルの取り壊し爆破で、細工をする予定だった送電線が破壊されてしまう。

それを仲間に話したバシャーは、他の方法で街を約30秒間、停電させる方法を考える。

カリフォルニア科学研究所に侵入たオーシャンらは、停電を引き起こすための装置を盗む。

自分の身元がバレて常に監視がつくことになってしまったオーシャンは、テスに会ったのが理由だと分かり、ラスティから計画から抜けるようにと言われる。

そして計画実行の日、”MGMグランド・ガーデン・アリーナ”では、ボクシング世界ヘビー級タイトルマッチが行われようとしていた。

ソールから私物が到着したことを知らされたベネディクトは、カジノにオーシャンがいることを確認して部下にそれを伝える。

ケースの中身が危険物でないことをを確認したベネディクトは、地下の金庫に24時間保管することをソールに伝える。

金庫への同行は断られたソールは、ケースを支配人に渡す。

賭博委員会の職員に扮装したライナスはベネディクトと話し、ディーラーのフランクに問題があることを伝える。

再びテスに近づいたオーシャンは、別れを言いに来たと伝えてその場を去るが、ベネディクトがつけた監視の二人に呼び止められる。

別室に連れて行かれたフランクは、ライナスから前歴があることを指摘され、人種偏見だと言って不満を訴える。

委員会に人種偏見はないとベネディクトに伝えたライナスは、フランクに言い寄られる。

イエンが入っているカートを運んだモロイ兄弟は、ベネディクトの金だと言ってスタッフに渡す。

ベネディクトはフランクをカジノから追い出し、ポケベルを忘れたと言うライナスは部屋に戻る。

監禁室に連れて行かれたオーシャンは、仲間だったブルーザーに痛めつけられると見せ掛けて、その場から脱出する。

ベネディクトは、リングサイドで待つテスの元に向かう。

イエンのカートとケースが金庫に入ったことを映像で確認したソールは、発作を起こす。

エレベーターに乗ったライナスは、抜けたと思ったオーシャンが現れたために驚き、ラスティとの口論は芝居だと気づく。

医師に扮したラスティは、意識を失ったソールが息を引き取ったことをスタッフに伝える。

タイトルマッチは始り、装置を作動させたバシャーは街を停電させる。

センサーが消えた隙に、オーシャンとライナスは金庫に近づき、30秒後に電力は復旧して、タイトルマッチのリング上は混乱する。

カジノでもトラブルが起き、ベネディクトはリングサイドを離れる。

カートから出たイエンは、ソールのケースに入っていた爆弾をセットして、扉の向こうにいるオーシャンらに合図する。

怪我をした手の包帯が引っ掛かり動けなくなったイエンは、カウントダウンが始まったために焦る。

スイッチを入れても爆発しない間にイエンはその場を離れ、オーシャンは、ようやく爆発したドアを破って内部に入る。

イエンの無事を確認したオーシャンは、ライナスと共に現金を運び出そうとする。

ベネディクトとカジノに戻るテスは、ポケットに入っていた自分のものではない携帯電話が鳴ったために相手と話す。

テスから電話を渡されたベネディクトは、ラスティから金庫破りだと言われ、監視センターに向かい異常がないことを確認する。

映像が変わり、モニターにはオーシャンらが現金を奪う姿が映し出され、テスは、別れ際にオーシャンが携帯電話をポケットに入れたことに気づく。

ここにはいない方がいいとテスに伝えたベネディクトは、命がないと言ってラスティを脅し、現金は運び出せないと伝える。

入金額は1億6000万ドル余りで、半分持ち出し残りには爆薬を仕掛けると言うラスティは、邪魔すれば爆破するとベネディクトに伝える。

現れたテスを前にしながら、今回の件を秘密にして8000万ドル失うか、抵抗して1億6000万ドル失うか、ラスティはベネディクトに選択を迫る。

テスからオーシャンのことを訊かれたテスは、部屋でテレビを見ているようにと言っていたと伝える。

ベネディクトは、警察に電話をするよう支配人に指示する。

8000万ドルを渡すことをラスティに伝えたベネディクトは、現金を運び出す方法を指示される。

カジノ内にラスティがいることに気づいたベネディクトだったが、その通りだと言う彼の指示に従う。

小細工すると爆破すると言われたベネディクトは、警備員に現金をバンまで運ばせる。

SWATが到着したことを知ったベネディクトは、急いで逃げて身を隠すよう指示し、必ず捕えるとラスティに伝えて脅す。

ラスティは、既に携帯電話を捨てて姿を消していた。

バンが”マッカラン国際空港”に向かっていることを知ったベネディクトは、それが到着する前に金庫を取り戻すよう支配人に指示する。

SWATが金庫に到着し、一旦、電源を切った後に爆発が起きる。

それを知ったベネディクトは、バンを逃がすなと言って、侵入方法を調べるよう支配人に指示して金庫に向かう。

マッカラン国際空港。
バンを追ったベネディクトの部下は、タイヤを銃撃する。

侵入経路も脱出方法も分からないベネディクトは、バンの様子を聞く。

ヴァージルが遠隔操作していたバンの荷台は爆破し、バッグの中身はチラシだということが分かる。

支配人に映像をチェックさせたベネディクトは、床のホテルのマークがないことを知り、別の場所に金庫を模造して撮影した録画だと気づく。

SWATに扮したラスティらは、現金をホテルから運び出す。

警察を装うリヴィングストンは、ベネディクトからの通報を受ける。

監禁室に向かったベネディクトは、痛めつけられているオーシャンにお前の仕業かと尋ね、何も知らない様子の彼を解放する。

部屋で電話を受けたテスは、テレビを見るよう指示される、オーシャンとベネディクトが映る映像を確認する。

ベネディクトから再び金のことを訊かれたオーシャンは、取り戻したらテスを忘れるかと問う。

忘れると言うベネディクトの言葉を聞いたテスは、その場を去る。

テスを忘れることを約束したベネディクトに、西海岸で起きることは全て知っている男がいるので、72時間以内に犯人を見つけると伝えたオーシャンだったが、仮釈放中に州を離れたので警察に通報すると言われる。

自分を見捨てる代わりに、オーシャンから情報を聞き出したベネディクトの行為を見せられたテスは、彼の元を去る。

現金は、SWATの車両である場所に運び込まれる。

警官に連行されるオーシャンに話しかけたテスは謝罪し、3か月から半年、刑務所に入れられることを知る。

ベラージオの噴水の前で満足げに顔を見合わせるラスティらは、何も話さずに別れる。

3か月から半年後。
出所したオーシャンは、ラスティとテスに迎えられる。

自分が贈った指輪をテスがはめていることを知ったオーシャンは、彼女にキスする。

ベネディクトの部下は、オーシャンらの行動を追う。