警官になることを夢見るショッピングモールの警備員が巻き起こす騒動を描く、 主演セス・ローゲン、レイ・リオッタ、マイケル・ペーニャ、アンナ・ファリス、コレット・ウォルフ他共演、監督、脚本ジョディ・ヒルによるブラック・コメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョディ・ヒル
製作:ドナルド・デ・ライン
製作総指揮
アンドリュー・ハース
マーティ・ユーイング
トーマス・タル
ジョン・ジャシュニ
ウィリアム・フェイ
脚本:ジョディ・ヒル
撮影:ティム・オアー
編集:ゼン・ベイカー
音楽:ジョゼフ・スティーヴンス
出演
ロニー・バーンハート:セス・ローゲン
ハリソン刑事:レイ・リオッタ
デニス・シャバンテ:マイケル・ペーニャ
ブランディ:アンナ・ファリス
ネル:コレット・ウォルフ
チャールズ:ジェシー・プレモンス
サダム:アジズ・アンサリ
マーク:ダン・バッケンダール
ロニーの母:セリア・ウェストン
ジョン・ユエン:ジョン・ユアン
マット・ユエン:マシュー・ユアン
ロジャー:パットン・オズワルド
麻薬の売人:ダニー・マクブライド
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2009年製作 86分
公開
北米:2009年4月10日
日本:未公開
製作費 $18,000,000
北米興行収入 $23,930,790
世界 $26,973,550
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
”フォレスト・リッジ・モール”の警備主任ロニー・バーンハート(セス・ローゲン)は、駐車場に現れた露出魔を野放しにした同僚で双子の兄弟ジョン・ユエン(ジョン・ユアン)とマット(マシュー・ユアン)の責任を、デニス・シャバンテ(マイケル・ペーニャ)と共に追及する。
そんなロニーは、化粧品売り場で働くブランディ(アンナ・ファリス)に惹かれていた。
ロニーは露出魔のことをブランディに話し、警戒するよう伝える。
帰宅したロニーは、テレビのインタビューを受ける自分を見ながら、露出魔騒動が人生最大のチャンスになる可能性を母(セリア・ウェストン)に語る。
翌日、ブランディは、駐車場で露出魔の被害に遭いショックを受ける。
ブランディをオフィスに連れて行ったロニーは、現れたハリソン刑事(レイ・リオッタ)が捜査を担当することが気に入らないため、支配人マーク(ダン・バッケンダール)に猛抗議する。 ロニーは、自分の事件だと言い張りデニスやユエン兄弟、今一気乗りしない店員チャールズ(ジェシー・プレモンス)の協力を得て露出魔を捕えようとする。 その夜、靴売り場に強盗が入り、ロニーは捜査を始めたハリソンに口出しして、通路で実演販売をするサダム(アジズ・アンサリ)を犯人だと決めつける。 ハリソンは、無能なロニーのために無駄な一日を過ごしたと言って、支配人マークの前で彼を罵倒してその場を去る。 その後、警官に憧れていたロニーは採用試験を受けることを考え、警察署に向い願書を受け取る。 ハリソンの車に忍び込んだロニーは、許可は得てあると言って警察業務の体験ツアーを希望する。 それを断ったハリソンだったが、仕方なくロニーを連れて危険地帯に向い、パトロールを任せて置き去りにしてしまう。 コカインを売りに来た子供を注意したロニーは、その父親(ダニー・マクブライド)に因縁をつけられて銃を向けられる。 怯える振りをしたロニーは、護身用に隠し持っていた警棒で男達を叩きのめしてしまう。 署ではハリソンが、ロニーを危険地帯に置き去りにしてきたことを同僚達に話し盛り上がって行った。 そこにコカインを売ろうとした子供を連れたロニーが現れ、警官としての資質を試されたと言って、麻薬の売人を叩きのめしたことをハリソンに伝えて感謝する。 その後ロニーは、ポリス・アカデミー入覚のための実習を受けながら、露出魔の捜査を続ける。 ブランディと食事をする約束をしたロニーは、それを誰にも言わないようにと彼女に言われる。 しかしロニーは、毎日立ち寄るファーストフード店の店員で足の怪我のために歩けないネル(コレット・ウォルフ)に話してしまう。 その夜、約束を忘れていたブランディとデートしたロニーは、自分の処方薬を欲しがる彼女にそれを渡してしまう。 変人とのデートに付き合いたくなかったと言うブランディは薬とテキーラを飲み、気分が悪くなり意識が朦朧する状態でロニーと愛し合う。 ポリス・アカデミーの入学を判断するため心理テストを受けたロニーは、過激な発言をしてしまうものの、警官になれることを確認する。 母も加わり警備員達から壮行会を開いてもらったロニーは、意気揚々とハリソンのオフィスに向かう。 入学が認められないことをロニー知らせたハリソンは、心理テストが不合格だと伝える。 警官になる道を閉ざされたロニーはショックを受け、仕方なく警備員の仕事を続ける。 モール内で唯一人ロニーのことをを気にかけているネルは、その件を聞き、いつも渡しているコーヒーも飲みたくないと言われて悲しくなる。 店長ロジャー(パットン・オズワルド)や同僚に歩けないことでバカにされているネルは、保険や治療のため辛いのを我慢して働いていると泣きながらロニーに話す。 ネルを傷つけてしまったロニーは後悔し、ロジャーと店員を脅してその場を去る。 デニスからワルになる素質があると言われたロニーは、ドラッグや酒、他の悪事を体験して気分を晴らす。 モール内の宝石店強盗までしようとするデニスが、靴売り場の犯人だったことを知ったロニーは驚く。 ロニーは強盗を止めさせるものの、デニスに椅子で殴られてしまう。 店内の商品だった車を盗んだデニスは逃走し、ロニーはその件で支配人のマークから非難される。 露出魔の話題に替えたロニーは、自分が客に扮して潜入捜査を行い必ず捕えることを約束する。 ところが、ハリソンとブランディが駐車場の車内で愛し合っているのを目撃してしまったロニーは、彼女の売り場で騒ぎを起こしてしまう。 支配人が激怒しているため逃げるべきだと言うチャールズの忠告を無視したロニーは、ハリソンと対決しようとする。 警官達を従えモールに現れたハリソンを迎え撃ったロニーは、警告を聞き入れずに立ち向かう。 警官達と格闘になり取り押さえられたロニーを見て、チャールズが彼を助ける。 ハリソンと一騎打ちとなったロニーは叩きのめされてしまう。 逮捕されたロニーは釈放され、母と励まし合いながら日々を過ごす。 ロニーは、メキシコに逃亡したデニスから、親友だと言って謝罪する内容のハガキを受け取る。 モールに出かけてみたロニーは、足が治ったネルから優しく声をかけられキスされる。 その時、露出魔が現れ、それを追ったロニーは、ブランディに襲いかかろうとする男を銃撃する。 駆けつけた支配人は射殺してしまったことでロニーを責めるが、露出魔が生きていることを確認する。 ユエン兄弟は男を取り押さえ、支配人は片を付けると言うロニーを復帰させる。 ブランディに感謝されたロニーだったが、誰とでも寝る彼女を痛烈に非難する。 ロニーは、露出魔を警察署に連行してハリソンに引き渡す。 警察バッジや銃は人生に必要ないとハリソンに伝えたロニーは、自分の勝ちだと言ってその場を去る。 警備主任に復帰したロニーは、同僚達と共にテレビのインタビューを受けて、恋人ネルも紹介する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
”フォレスト・リッジ・モール”の警備主任ロニー・バーンハートは、駐車場で発生した露出魔事件の犯人を捕らえようとする。
警官に憧れそれを気どり捜査を続けるロニーは、化粧品売り場で働くブランディに惹かれていた。
そのブランディも露出魔の被害に遭ったため支配人は警察を呼び、ハリソン刑事が事件を担当するが、ロニーが口出しして捜査は難航する。
モール内では強盗事件も起き、ロニーは警官になることを決意してそのテストを受けるのだが・・・。
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ドタバタ・コメディとして始まるドラマは、主人公の挫折と共にややシリアスな展開になり、人情物語的な話も盛り込まれている。
舞台となっているショッピングモールには、ドラッグ、酒、セックス、人間関係、人種差別、強盗や犯罪など、アメリカの抱える様々な問題が集約されたているという、ブラック・ユーモア満載の作品。
若くして豊かな才能を発揮するセス・ローゲンの奮闘が見所の作品で、脇を固めるベテラン中堅、若手スターの個性も生かされまずまず楽しめる作品には仕上がっている。
主人公を無能と決めつける刑事レイ・リオッタ、主人公の同僚マイケル・ペーニャ、主人公が憧れるアンナ・ファリス、主人公の理解者である女性コレット・ウォルフ、主人公の同僚ジェシー・プレモンス、ジョン・ユアン、マシュー・ユアン、実演販売の店主アジズ・アンサリ、支配人ダン・バッケンダール、主人公の母親セリア・ウェストン、ファーストフード店の店長パットン・オズワルド、麻薬の売人ダニー・マクブライドなどが共演している。